
ボーカロイドの歴史をまとめようと思います。#ボカ歴 でツイートしてください。まずは言い出しっぺからって事で少し語りました。 VOCALOIDの歴史 #ボカ歴 - Togetterまとめ togetter.com/li/818459 @togetter_jpさんから
2015-05-08 21:52:04
まとめました~ "おわり"を手に入れたボーカロイドル、「兎眠りおん」の話 #ボカ歴 - Togetterまとめ togetter.com/li/818723 @togetter_jpさんから
2015-05-09 07:41:38
読んでる "おわり"を手に入れたボーカロイドル、「兎眠りおん」の話 #ボカ歴 - Togetterまとめ togetter.com/li/818723 @togetter_jpさんから
2015-05-09 10:38:04
しろばなさんが酒の魔力に身を任せ兎眠りおんについて色々書いているのを読んで非常に心に来るものがあるのでちょっと話そうか
2015-05-09 10:39:12
【ここから兎眠りおんが出た頃のVOCALOIDについての大福さんの小学生並みの感想が並ぶ連続ツイーヨ】
2015-05-09 10:41:34
2011年末に一般流通が開始されたVOCALOID3、その幕開けはVOCALOID2のそれに比べてあまりにもきらびやかすぎるものだった。
2015-05-09 10:42:17
2011年10月21日のV3発売から2012年1月27日のIA発売に至るまで、本家ヤマハから「VY1V3」「Mew」「兎眠りおん」インターネットからは「CUL」と「Megpoid」のアペンド音源4種、AHSから「結月ゆかり」
2015-05-09 10:46:41
更には海外勢としてSBSから日本語と韓国語のバイリンガルたる「SeeU」、Voctro Labsからスペイン語音源の「Bruno」「Clara」そして最後、2012年初頭に発売された「IA」。ここまでが第一次V3リリース群と見てもいいだろう(人によってはIAは後発だと扱う事も)
2015-05-09 10:48:13
パッケージ数としては13もの音源が、V3開始直後に揃ったのである。これは外から見れば華々しい船出に見えることだろう。……しかし、実際VOCALOIDを取り巻いていた人々の目は果たしてそうであったかというと、私個人としては「むしろ波乱の予感しかなかった」と言えよう
2015-05-09 10:50:54
さて、りおんが発売後どうなったについてはしろばなさんの発言の通りなのだが、では発売が発表された時はどうだったか。ここで時は少しさかのぼり、2011年6月8日のことだ。この日のことは私も未だに覚えている
2015-05-09 10:55:08
その日、VOCALOID3についての正式発表が、ニコ生による中継付きで行われた。その時の記録がこれである。 VOCALOID 3正式発表 - Togetterまとめ togetter.com/li/145890
2015-05-09 10:57:01
このとき、V2まででVOCALOIDに携わっていた企業よりもV3からの新規参入企業の方が多いという顔ぶれに中々ビックリしたものなのだが、そのなかでSeeU、ラピス(の雛形)、兎眠りおん、そして知ってる人は知っている「ヒビキ・ルイ&リング・スズネ」が発表された
2015-05-09 11:00:55
この生放送は私も見ていたのだが、実はこのとき、新規参入企業の発表あたりから、ニコ生のコメントの空気が変わり始めていた。少なくとも、全力で歓迎というわけではなくなっていた。
2015-05-09 11:01:43
まず最初に出てきたSeeUは、韓国という言葉に過剰反応する人々のおかげでコメントが荒れた。その中でも、「韓国からわざわざ日本に来て、日本語で紹介・宣伝をしてくれるなんてやる気があるじゃないか」と評価する声も多く、事実その後のニコニコ超会議などでSBSのスタッフは来日し
2015-05-09 11:04:48
精力的な宣伝活動(売上が伴ったとは言っていない)を行うことになったのである。ニコニコ超会議でSeeUの物販でCD買って「実はSeeU持ってるんですよ」って言ったらスタッフさんが大喜びでいろんなグッズやらポスターやらをおまけでくれたことを覚えている。
2015-05-09 11:06:14
なお、そんなSeeUであるが兎眠りおんとはまた違い、「中の人が犯罪行為で逮捕される」というどうしようもない末路によって未来が閉ざされた悲劇のボカロであることも記しておくが、それについてはまた別の機会に話そう
2015-05-09 11:07:26
SeeUに限っては当時のニコ生のユーザー傾向などの問題もあるのでどうしようもない話かもしれないが、それまでの新規参入音源の登壇順は以下のとおりだ。CUL→IA→ラピス→りおん→ヒビキ・ルイ、リング・スズネ
2015-05-09 11:11:13
まず、CULの発表。CVが有名声優であることに加え、それまでV2で確固たる信頼を築いていたインターネット社からのリリースということもあり、概ね良好な反応で受け止められた。この頃から既に、音源でなくベンダーの信頼というものに依存する部分があったことがわかる。
2015-05-09 11:13:19
次に出てきたのがIA。ここでは「中の人がLia」というインパクトの大きさが話題をさらった。広報の人が炎上したり一部クリエイターへの囲い込みが話題になったりと黒い話が尽きないIAであるが、この頃は真っ白な期待の新人だったのである。
2015-05-09 11:14:58
その次がラピス。この時はスタジオディーンがまさかの参戦!?という感じで、音源そのものへの期待度は前述の2つと比べるとそこまで高くなかった。無難な内容だったとも言える……が。問題はこの次である。兎眠りおん、いや、「ボーカロイドル」構想において、登壇したモエジャパンは核地雷を踏んだ。
2015-05-09 11:17:50
ボーカロイドル構想、それは現実で活躍しているアイドルがVOCALOIDの中の人をつとめ、相乗効果で展開を広げようと言う感じのものであり、兎眠りおんは第一弾として発売されるという構想だった。つまり、第二弾第三弾とアイドルが中の人なVOCALOIDが出る予定があったのである
2015-05-09 11:19:57
さて、そこまでの歴史においてVOCALOIDは「ヴァーチャルであることがステータス」である側面があったように思える。実態がない、触れることの出来ない存在。大多数の人は出力した歌を聴くことしか出来ず、双方向のおしゃべりどころか応援のメッセージも届かないであろう存在。
2015-05-09 11:22:25
そしてVOCALOIDの特徴としてもうひとつあったのは、中の人との距離がある程度離れていることだった。事実、VOCALOIDの中の人と音源は別種として扱われ、同一視されることは滅多になかった。(最近は中の人が積極的にVOCALOID文化に関わっているケースが出てきたが)
2015-05-09 11:25:07
この2つに、兎眠りおんは真向から喧嘩を売ることになる。むしろボーカロイドル構想が宣戦布告をしてりおんは鉄砲玉だったという考え方もできなくもないが、とにかく当時の風潮に対して一つ異端な位置に居た、というのは事実だろう。無論、コメントは荒れた。
2015-05-09 11:27:04