公式なのに企業が存在しない謎の懸賞アカウント一覧

どこかの"公式"らしい懸賞アカウント一覧

※ ここに挙げているのはあくまでも"一部"であり、現時点で検索してみる限りではかなりの数の偽プレゼントアカウントが存在しています。 (2013/2/12現在)

また、これらの懸賞アカウントは一定のイベントが過ぎると他のイベントに合わせた懸賞アカウントに化けたり、いわゆる名言botだったりコピペbotに化ける場合があります。

twitter社の公式アカウント説

仮にこれらが「twitter社の公式アカウント」であればアカウント名の横に認証済みアカウントのマークがついているはずですが、抜粋したアカウントには全てそのようなマークがついていません。

認証済みアカウントに関するFAQ

これらの抽選アカウントの共通点

• 協賛サイトや企業名が一切書いていない
• または企業名は書いているが、該当する企業名が存在しない。(実在している会社名が表記されてても、そのような事はやっていないという報告例もあります)
• その割には懸賞にかけている金額が大きすぎる
• 懸賞の内容がやけに若年層向けに偏っている
• 参加条件にフォロー+公式RT
• 当選者のみアカウント側からフォロー(対応したら解除)と明記している
• アカウント画像も含め、画像が殆ど他サイトの無断転載(googleの画像検索で引っかけると他のサイトの画像が引っかかります)
• PRツイートや他アカウントの公式RT、当選時の手続きに「楽して儲ける方法」やキラキラウォーカーなどのいわゆる「お小遣いサイト」に誘導しようとしている

上記のアカウントにはこれらの共通点が存在しており、特に「企業名が書いていない」「PRツイートがお小遣いサイト」の時点で架空懸賞の可能性がきわめて高いです。

実際に当てた人がいる…が？

一応当たった人はいるにはいるらしいが、なぜこのツイートを"プレゼントアカウント側が"リツイートする必要があったのか。

理由は単純で、この人がいわゆるサクラ（もしくは自演）で、架空の当選者を出すことによりあたかも「実際に当たった人がいる」と思わせる為です。

当選者本人は「当たったからRTを取り消した」と主張していますが、過去のTLを探し出してわざわざ取り消しに行く行為自体が不自然に思えます。

実際に当たった人の対応

上記のサクラではなく実際に当たった人がおり、そのダイレクトメッセージのやりとりを公開していましたが、所々かみ合って無い対応になっています。

まず、抽選を１日繰り上げるという行為。
催事などのくじ引きであれば配る景品が無くなり切り上げるという例はありますが、抽選制度はどれだけ申し込みが来てもその中から一定数を選べばいいだけの話ですので、切り上げる必要性がありません。公式RT数に制限が無いtwitter上でなら尚更です。

そして「住所を求めない」と書いておきながら当たった人には住所を求める矛盾。iTunesカードはカードに記載されているコードを教えるだけで相手にプレゼントできるので、住所を聞いて送る必要性がありません。個人情報を聞いてくるという事は何かしら悪用目的で利用する可能性もあります。

その後住所の提供を拒んだ当選者は結局iTunesカードは貰えなかったようです。

架空懸賞アカウントの目的はなんなのか

これらの架空の懸賞アカウントの手口は、面白いツイートを無断転載して紹介する1000favsと同じで、フォロワー数を増やしてPVを稼ぎ、アフィリエイトやお小遣いサイトで収入を得るのが目的と思われます。

また、一部アカウントは個人情報も収集しており、悪用される危険性もあるので仮に当選のダイレクトメッセージが来ても無闇に個人情報を教えないようにしましょう。

架空懸賞アカウントの手口まとめ

今回のような架空の懸賞アカウントの詳しい手口については別の方がまとめているのでこちらも参考に。