
尖閣を巡る日本の色々な動きを見ていて、明らかなのは、政府にせよ、メディアにせよ、ネット上の議論にせよ、異常なまでに浮き足だっている事。中国の影響力が大きくなっている事は事実だが、そのことは今現在、中国が日本を好き放題に出来るほど国力差が開いたということではない。
2010-09-26 13:20:28
簡単に言うと、「aとbとの国力が逆転した」ということと、「aとbの国力差が一方が他方を圧倒出来るだけ開いた」ということは全く異なる。にも拘らず、何をあんなに浮き足だつのか全くわからない。
2010-09-26 13:26:13
大体、GDP3位の日本が経済的に中国に屈服せねばならないのだったら、アメリカを除く殆どの国は中国に屈服しなければならないことになる。そんなことはある筈がない。
2010-09-26 13:29:20
というかGDPだけで世界が動かせるのであれば、日本は長らく米ソに次ぐ影響力があったはずだ。 RT @kankimura 大体、GDP3位の日本が経済的に中国に屈服せねばならないのだったら、アメリカを除く殆どの国は中国に屈服しなければならないことになる。そんなことはある筈がない。
2010-09-26 13:31:30
「浮き足だっている」という意味では、「中国には叶わないから、早く妥協しないと」とあたふたしている人と「このままでは中国にやられて仕舞うから強硬策を取れ」と焦っている人は同じ間違いを冒していることになる。
2010-09-26 13:35:41
@jiranjiran @sohbunshu 途上ってのは西欧中心主義的な尺度の話で、中国的には完成形なんじゃないですかね。西欧型の「進歩」を中国が認めてるかどうか・・・
2010-09-26 13:36:15
経済力や軍事力など「ある程度」は数値化が可能なものであっても、それがどのようにある国の政治的な力に反映されるかは一般化が難しい。こんな抽象的なことは考えてみたくもなるが、具体的な話は歴史家の卵として30年経つまでスルー。
2010-09-26 13:36:19
尖閣に限って言うなら、こうして大騒ぎをした挙句の一つの帰結は、「尖閣を巡る紛争が確かに存在する」ということを世界に知らしめること。そして、この問題ではそれ自信が中国にとってのこの問題の大きな得点になる。
2010-09-26 13:39:32
@yukemuriippai @kankimura 尖閣以前から、異常な自信喪失気味で中国韓国に負けてるとかそんな話ばかりですからね。警鐘をならしてるというより不安を煽って行き先不明のバスに乗れと騒いでいるだけで、やっぱり誰かが得するためじゃないのか?と。
2010-09-26 13:40:46
結局、昨今の歴史認識問題や領土問題で日本がやっているのは、一人で勝手にパニックを起こして騒ぎ立て、自らに不利な条件を自分でつくりあげる、というお馬鹿な状況。
2010-09-26 13:42:35
@kamakurara 警鐘を鳴らすのはいいとして、その先に対して無責任なのがダメ。自立するしかないが、その方法論を具体的かつ現実的に論じないから、バカなサヨウヨが横行する。「世論と輿論」で言うところの「輿論」を作らなきゃね
2010-09-26 13:45:13
と、思ったものの引き続きもう少しツイートを続ける。国力と政治的影響力の話は、学問的に議論し出すと結局は「力」の定義次第ということになりかねないのだが、そこはある程度曖昧にしたままで考えてみると面白いことも多い。
2010-09-26 13:47:55
まあこの状況は周囲の国は日本との外交やりやすいだろうなぁ。少しリアクションを起こせば、勝手に失敗してくれるんだから。
2010-09-26 13:47:57
(ノД`)シクシク RT @kankimura: まあこの状況は周囲の国は日本との外交やりやすいだろうなぁ。少しリアクションを起こせば、勝手に失敗してくれるんだから。
2010-09-26 13:48:16
そもそも「負ける」とはどういうことであり、仮に「負けても」何も起こらないのではないか、という発想が大事だと思います。うRT @kamakurara: @yukemuriippai 尖閣以前から、異常な自信喪失気味で中国韓国に負けてるとかそんな話ばかりですからね。
2010-09-26 13:49:28
歴史を研究している自分の場合は、ここで現代というよりは少し前の時代を思い浮かべるのだが、例えば70年代における日本と中国の政治的影響力を考えてみるだけでもいい思考実験になる。あとは、戦後を通じて国力以上に政治的影響力があったように思えるイギリスやフランスの例なども面白い。
2010-09-26 13:50:29
@kamakurara だからさ、いつでも多様さと多元性を確保しなくちゃダメなんだよね。挙党一致だの一致団結だのって言葉の背景に、議論を尽くす姿勢・行動が確保されなきゃならない。所属や思想が同じだからと無条件に一致させるが正しいという考えは危険だしバカそのものなんだよね
2010-09-26 13:50:32
あっ、因みに私は甞て「不安神経症」なるものの診断をいただいたことがあるのですが、その時にお医者さんから同じことを、よく言われました(^^;)。一億総不安神経症。
2010-09-26 13:51:14
そもそもグローバル化の時代に、「国民経済」規模の逆転がどういう意味を持つかは不明。RT @jshiratori: というかGDPだけで世界が動かせるのであれば、日本は長らく米ソに次ぐ影響力があったはずだ。
2010-09-26 13:52:25
と、ここで先ほど読んでいた『日本の思想』で、丸山真男が「多元的なイメージを合成する思考」の必要性を訴えていたことをなぜか思い出した。「日本は~」とか「中国は~」とか「イギリスは~」とかいうのは分かりやすく思える一方で、各人のイメージするものが微妙にずれるので誤解が生まれやすい。
2010-09-26 13:53:18
@yukemuriippai なんか大本営発表と玉砕気分蔓延してる感じですね。科学や技術系だとメジャーとは別のところで誰かが面白いことを考え続けて、一発逆転で塗り替わるチャンスがあるけど、相撲部屋的「全員野球」の政治経済は無条件降伏と焼け跡からの再生のパターンしかないのかもw
2010-09-26 13:56:49
そもそも自国の存立の為だけならその手の「政治的影響力」はそれほどいらないような気もします。RT @jshiratori: 歴史を研究している自分の場合は、ここで現代というよりは少し前の時代を思い浮かべるのだが、例えば70年代における日本と中国の政治的影響力を考えてみる
2010-09-26 13:56:50