2005年07月24日捕虜を勇気付けた架空の少女
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大戦中にドイツ軍の捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、長引く捕虜生活の苛立ちから来る仲間内の喧嘩や悲嘆を紛らわすために、皆で脳内共同ガールフレンド(?)を作った話を思い出した。
・・・そのグループが収容されてた雑居房のバラック、その隅に置かれた一つの席は、13歳の可愛らしい少女がいつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ)
彼らグループの中で、喧嘩や口論など紳士らしからぬ振る舞いに及んだ者は誰であろうと、その席にいる少女に頭を下げ、皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。
着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、食事の時は、皆の分を分け合って彼女の為に一膳をこしらえ、予め決められた彼女の「誕生日」やクリスマスには、各自がささやかな手作りのプレゼントを用意し、歌でお祝いをする。
・・・最初は慰みのゲームのようなものだったのが、皆があまり熱心になると、監視のドイツ軍までもが、彼らが本当に少女を一人かくまっているものと勘違いして、彼らの雑居房を天井裏まで家捜しするという珍事まで起こった。
だが、厳しい捕虜生活の中で、他の捕虜たちが衰弱して病死したり発狂や自殺したりする中、そのグループは全員が正気を保って生き延び、戦後に揃って故国の土を踏んだという。
http://blog.livedoor.jp/nakeru2ch/archives/28786253.html

特定できてない。古い同人誌を原典と早合点したのがこれ>【フランス】まぁ脳内ロリ娘で戦争乗りきった部隊があるくらいだしな・・・【WWⅡ】:特定しますたm9(`・ω・´) http://t.co/Q972ek9gAt #Zenback via @@tokuteisuta
2013-04-07 02:58:22
http://t.co/bFpeMYwaro 舞村さんが伝説になっている。でも、このお話自体はそれより前からあるんでしょ?
2013-04-07 01:18:33
兵庫医科大学1992年入試の小論文で"「捕虜収容所の兵士が見えない美少女を想定して節度や規律を守ろうとした」という文を読んで「見えない美少女」について見解を述べさせる"という問題が出てるね。http://t.co/sRJQ6otXMp
2013-04-07 01:33:29
RTのこと>前にもあったな。この「捕虜収容所の兵士が見えない美少女を想定して節度や規律を守ろうとした」の元ネタって、仏人作家ロオマン・ギャリイ『自由の大地(原題:天国の根)』の第三部28章にある以前のもの(1956年作品)はあるんだろうか。ちなみに美少女でなく貴婦人だったはず。
2013-04-07 01:41:53
捕虜収容所の美少女、ロマン・ガリーというフランスの作家が書いた『天国の根』という小説の挿話が、コリン・ウィルスンの『至高体験』で引用されて広まったらしい。http://t.co/4bpHBFZf6z
2013-04-07 01:45:16
収容所の戦争捕虜たちが共同で架空の少女を設定して厳しい収容生活を乗り切る話は、一つも固有名詞が出てこない上に異同があるので、絶対に作り話だと確信して必死でオリジナルを探したんだけど、フランス語が読めれば一発だったのか…迂闊だったよ。
2013-04-07 01:53:26
当該のまとめサイトには、誤った記述の訂正か削除を求めるコメントを送りました。善処していただけることを祈るが。
2013-04-07 01:53:34
@radio_rimland 「ドイツ フランス人 捕虜 架空の少女」でぐぐってみたら、こんなQ&Aが… http://t.co/JXSsB7XtBx
2013-04-07 01:56:18
収容所の架空少女物語…コリン・ウィルスンが広めたんなら英語かドイツ語での情報だってありそうなものだが。検索ワード間違ったか…?当時どうやって調べたのか忘れてしまった。しかしこういう感動系の作り話を真に受けて広めることの罪は存外重いと思うので、積極的に調べていきたい。
2013-04-07 01:56:44
私がどこかで聞いた記憶だと、英国兵士ってことになってたような気が。。ほんで「さっすが英国紳士だよねー」みたいなオチがついてたような気が。。で、私は「嘘くせえ」と思いましたww RT @Ksyzr 収容所の戦争捕虜たちが共同で架空の少女を設定して厳しい収容生活を乗り切る話
2013-04-07 01:58:55
@msmizms もとが作り話で、誰かが誰かに聞いた話(どこかで読んだ話)を伝える形なのでいくらでも異同が出るわけですね。その性質として、根本的にデマです。こういう「いい話」が大嫌いです。
2013-04-07 02:02:09
@mkm_ Yahoo!知恵袋は事実である旨、追記があったため、再び電柱を蹴りに出なくて助かったです。2005年のコピペは(うちのとは関係なく)事実にあたったものでしょう。
2013-04-07 02:02:57
@radio_rimland @utatanekoya このエピソードは実話にもとづいてるの? サイコドクターのツイートだと、フランスの作家の創作っぽいって感じだけど、舞村さんの同人誌には立派なアレンジが入ってるわけで、例えば映画の原作として十分に通用するものだと思いますよ。
2013-04-07 02:05:33
@radio_rimland 時期的には、2004年のカバー版を読んだ人が2005年の元記事を書いた可能性が高いかなーっと やふのQ&Aから飛んだ先には、さっきのより古い2005年3月のコピペもあったので…
2013-04-07 02:05:56
『天国の根』で「捕虜収容所の女性」だったのが、いつのまにか美少女に変わったのは、たぶんコリン・ウィルソンの『至高体験』の同じ箇所で引用されているゴーリキー『二十六人の男と一人の少女』とごっちゃになったんじゃないかな。
2013-04-07 02:06:09
@mkm_ 2004年のカバー(巳蔦汐生さんによる)は僕の描いた版を丁寧に踏まえたうえで彼独自の味わいを出したもので、2005年のコピペには、その両者(僕の+巳蔦さんの)にないエピソードや場面があるので、別ルート=原典(実話等)にあたったオリジナルと判断しています。
2013-04-07 02:09:23
@Takaakira 小説はロマン・ガリという作家の『天の根』という話ですね(同人誌を書いたあとで、そういう小説があることを知りました)。しかしそれとはさらに別に「こういう実話があった」と新聞のコラムで読んでいるので、その新聞のコラム著者がウソをついてない限り、実話と思われます。
2013-04-07 02:21:16