氷河期世代に関する地獄のような話かと思いきや、「個人の経験に基づいて語られがちな通説をデータで検証」した結果の話に様々な意見

中田:‖ @paddy_joy

とても面白い。氷河期世代に関する地獄のような話かと思いきや、「個人の経験に基づいて語られがちな通説をデータで検証」した結果、 - 他の世代と比べて意外に悪くなかった - 直近の若者の方が厳しい状況 - 通説を裏付けるデータがない などの結果となっています。 amzn.to/3NHaJ0C pic.x.com/9mc7iR3W0P

中田:‖ @paddy_joy

本書の目玉のグラフの一つ。氷河期世代が放置されたから少子化になったのだ、という認識が広く流布していますが、実際には1人の女性が産む子供の数はバブル期に下落していて氷河期には逆に下げ止まって回復していたのだと。女性であり氷河期世代でもある著者自身もこれは大変意外だったとの言。 pic.x.com/7zlh1OcM21

中田:‖ @paddy_joy

「そもそも出生率の低下は就職氷河期のはるか前から始まっており、好景気・バブル期にも下がり続けた。従って氷河期の雇用悪化が結婚・出産に悪影響を与えたのかは自明ではないどころか、女性にとっては雇用機会が減ったことによって結婚と出産が増えてもおかしくはない」

中田:‖ @paddy_joy

「女性の妊孕性は30代後半から40代半ばにかけて急激に低下するため、出産を先送りにしていた世代がタイムリミットを目前にして駆け込み出産をすることは多いにある。実際に上のグラフを見れば、1970年代半ば生まれの女性は35歳時点での子供の数は上の世代より少ないが、40歳時点では追いついている」

中田:‖ @paddy_joy

「1950年から1970年代生まれの女性については、失業率の影響と結婚・出産の関係を追跡できるのだが、その結果は「失業率が上がると短大卒以上の女性の結婚・出産が増え、高卒では減り、全体としては有意差がない」だった。それ以降については十分なサンプルサイズを持つデータ自体が存在しない」

中田:‖ @paddy_joy

「2010年代に出生率が低下した原因ははっきりわからないが、氷河期世代が雇用状況の悪化にもかかわらずむしろ出生率を改善させたのはなぜかというところにヒントがあるのではないか。就職氷河期を結びつける言説は、エビデンスに基づかないだけでなく、こうした発想の邪魔になると危惧している」

中田:‖ @paddy_joy

↑筆者ははっきりとは述べていませんけど、むしろ2010年代以降の手厚い経済的補助が逆に少子化を招いている可能性を示唆しているような。

中田:‖ @paddy_joy

これも本書の目玉のデータ。確かに氷河期世代はバブル期世代に比べて雇用状況は悪化していますが、 -新卒で正社員になれた割合 -新卒で大企業に入れた割合 -新卒後3年以内に離職した割合 のどれを取ってもその後の直近世代の方がもっと悪いというもの。 pic.x.com/CKyEH8xWTj

中田:‖ @paddy_joy

氷河期世代はバブル期世代の親をベンチマークにしているのでその落差が強烈に印象づけられた一方で、実は雇用状況自体は景気回復期である2005-2008年と大差ないという指摘があります。確かに絶対値が同じでも下り坂か上り坂かでその時の心理的影響は異なりそうですね。 pic.x.com/XHUvsOxopp

うなぎサンフランシスコ @U_SanFrancisco

@paddy_joy おもろい。確かに少子化はバブルの頃の「強烈な贅沢と自由な時間」から始まって決定づけられていたのかもな。採用についてはどうなんだろ、やはり下り坂の弾けたてだと、先行き不透明感が強かったんだろうか。

思兼 @y_omoikane

@paddy_joy ほんとに氷河期世代より今の若者の方が厳しいならマジで日本終わりじゃん。

しばいぬーん @txpmE6Pu5l68527

@paddy_joy @lacucaracha 氷河期世代と団塊ジュニア世代を別としている所に「俺解釈」の匂いがする。

癒しの声を探して @0iPglskPlLxB1j1

@paddy_joy 興味深い著書ですね。 少子化はほとんどの場合経済発展と共に始まる女性の社会進出と比例してるので「就職難は少子化対策になる」と言う事もできますね。 1990年代頃からの「社会における女性の捉え方の変化」が少子化の原因のヒントかなと。

Bomb肉 @J30JRdfXQ0i5hwe

@paddy_joy へえ、こりゃ驚いた❗️ 非常に参考になる書籍のご紹介 自分の知見を広げる良い機会を得ました 丁寧に教えて頂きとても嬉しいです どうもありがとう 早速買って読んでみます 🤘😎

田中 @since1970_12345

@paddy_joy 身も蓋もなく言うと女性の雇用を絞ったら出生率は改善するって事なんでは？ あと、下り坂の時は手早く雇用を絞るけど上向きの時は確信を得られるまで雇用を増やさないって事なんではないかなと。 なんとなく消費税5%が効いてそうな気もします。

otyazuke @otyazuke2

@paddy_joy え、マジか。読んで見たい。

erin @erinakayjp

@paddy_joy 面白かったです。 氷河期世代は直近の世代と比べた格差が生み出したものであり、今の若者世代の方が更に苦しい状況というのも納得しました。2010年代は第3次ベビーブームが期待されましたが、ありませんでした。 今後、出生率が回復する事はないでしょうが、個人的には年少扶養控除の再開を望みます。

スカイラインV35 @skyline_V35

@paddy_joy 就職氷河期あったのは知っているけど、熱心に募集をかけてた会社もあったという。 x.com/japan80to00/st…

ちょっと昔の日本の景色bot @japan80to00

1998年、新潟県・敬和学園大学の合同企業説明会 pic.x.com/fhMgSAbceG

2024-08-03 09:48:14

zaczac_pop @zaczac_pop

本当に氷河期世代より今の方が厳しいのであれば、この30年、日本は何をしてきたのでしょうか。 後退国日本ですか。 ちなみに、個人的な感覚ですが、うちの子どもたちの就職は、私たちよりはるかに楽勝でしたよ。 説明会もWEBだし、圧迫面接もないし。 ＃氷河期世代 x.com/paddy_joy/stat…

らみ(またまた固定📮変えました！！(2024/10/21)) @rami20461113

「意外に悪くなかった」という説が 世間に、そして私にw受け入れられるかどうかは別として この就職戦線を幼い頃から当たり前の事として内面化している今の若い人の人生は 子供の頃に好景気を知っている世代 にはない過酷さがあるだろうな、とはずっと思ってる x.com/paddy_joy/stat…

Makotoからあげ紅生姜💜🐥☀️ @makoto1221

@paddy_joy 割合が出たら実数を見る 18歳人口 1994年　186万人 2019年　117万人 1.2〜1.5倍の人口差が、有効求人倍率にも出る 収入の伸びは直近の方が悪いとは思う mext.go.jp/content/202012…