
インド哲学研究者。博士(文学)。でも食えずにいろんな所で教えています。主にラグビー、ドラマ、映画、本などについてつぶやきます。「幕が上がる」きっかけでマクノフ。 A Researcher of Indian philosophy&Buddhism. PhD.

10年以上前、半ば無理やりに友人に池袋のキャバクラに連れて行かれたことがある。その時私の横についた女性は母子家庭の長女で弟が高校生という身の上だった。私が予備校講師だと聴いてその弟を大学に行かせたいけどどうしたらいいかというガチ相談になった。私もガチで弟さんの話を聴いてしまった。
2024-05-11 23:51:07
結局私は自分の事はほぼ話さず、彼女の弟さんのこと、お母さんについての思い、将来自分は池袋等で終わらず銀座でトップをとりたいという将来の夢について語る彼女の話をじっくり聴き、それを肯定したり励ましたりすることに徹してしまった。これは職業病なのだろうか。
2024-05-11 23:56:26
そのお店は時間ごとにぐるぐる女性がローテションするシステムで、次に来た子は大学になじめず体験入店で来ているということだった。また私はほとんど自分の事はしゃべらず地方から来たその子の東京になじめない話をじっくり聴くことに集中してしまった。自分も地方出身者だったからすぐ共感できた。
2024-05-12 00:01:04
その二人の持ち時間が終わった時点で私の入店時間が終わり友人を置いて先に店を出た。二人の悩みや人生を真剣に聴いてしまって心理的に疲弊してしまったからだ。もうこれ以上はきつかった。面白かったのは二人ともローテションで移動する時「え?もう終わり?延長できない?」と言ってたこと。
2024-05-12 00:05:43
延長はお客である私が求める事であって、接客者である彼女たちが要求する事は出来なかった。それでピンと来た。ああ、そうか。彼女たちはこの店で稼いで別の店で私ではないイケメン君達に話を聴いてもらってるんだ、と。だからつい「延長できない?」などという客の立場の言葉が出たのだ。
2024-05-12 00:09:04
性的な欲求ももちろんだけど、むしろそれ以上に男女ともみんな「話を聴いて欲しい」「真剣に自分を見て欲しい」という切実な思いがあるのではないか。そういう風に思うようになった。そういう体験をして、キャバクラ等のお店がより一層苦手になった。行けばつい真剣に聴いてしまい疲弊してしまうから。
2024-05-12 00:14:44
「私の話を聴いて分かって欲しい」という承認欲求と、単純な性的な欲求を、区別できる人と出来ない人が恐らくいる。それが出来ない人が男女ともおり、その発現の仕方で暴力的なストーカーや路上売春などの犯罪に走って推しに貢ぐ人になったりするのかもしれない。
2024-05-12 00:26:33
@HirMiura 彼女たちはこの店で稼いで別の店で私ではないイケメン君達に話を聴いてもらってるんだ ↑妄想かと…。単に客側の立場のセリフを言っただけ。もしくは延長してくれるかな?と言う期待。池袋のキャバクラでアルバイトしてるレベルの子はプライベートで遊ぶ余裕あるほど稼いで無い。
2024-05-12 13:12:50
@HirMiura キャバ嬢たちは自分の不幸や身内の不幸を商品にして売り捌いてる場合もあるので、店内では相手の話は間に受けず、享楽的に接するのが良いようです。 風俗などはテーマパークと同じファンタジーの場所。そのファンタジーを現実生活に取り込もうとすると生活は破綻します
2024-05-12 13:59:03
@HirMiura FF外から失礼いたします。 黒服経験者ですが、真剣に聞かず程々にスルーされた方が良いかと。固定客が付かない、売れないキャストは自分の苦労話(でっち上げ含む)で客の好奇心や同情心を煽ります。最悪、自分がこの子を何とかしなければと固定客になります。プロなら話が本当でも公私混同しません。
2024-05-12 14:11:10
@HirMiura 相談に乗ってくれそうな人(言い方を変えれば自分からはあまり話さず、キャストの話を聞いた方が店内の過ごしやすそうな人)には嘘の相談をして、時間を過ごしてもらうというテクニックだと思います。
2024-05-12 14:07:27
@HirMiura すいませんが、 苦労話は客寄せのネタで 延長できない? = 場内指名して私にバックが入るようにして! です!
2024-05-12 15:56:42