
『ニャロメのおもしろ数学教室』…長谷先生、一円も貰えないのかな? 漫画業界ってそんなもんかもしれないが、資料読んでネーム切って絵も描いたのに、クレジットが違うと…。「見えないところ」で「挨拶」とか「お礼」とかあるのかもしれないけど。
2011-10-14 11:16:25
「学習漫画」って、「原作」と「作画」が別れてる場合があって。「原作」が「ちゃんとしてれば」特に問題ないんだけど。「ヒドイ原作」というのがあるんだよ。「タイムマシンで男女二人が江戸時代に行き、町民の生活を探る。参考資料(ウィキペディアなどのURLが列記してある)」こんな感じのメモが
2011-10-14 11:23:15
…メールに書かれてて、それで「原作だ!」と居直ってるライターとか編集がいるの。そんな原作で漫画なんか描けないから、「漫画家」が、みんな調べ直して、苦労してネームを作り、漫画に仕上げるワケ。でも、本になると「原作/だれそれ 作画/オイラ」となってて、ギャラはしっかり折半の計算に。
2011-10-14 11:26:51
文句言うと、「あんたが勝手に原作をなおしたんだろ。だから、それはあんたの勝手。自分はちゃんと原作書いた」みたいな態度。版元に話をしても、版元の担当もグルだったりするから、ほとんど意味ない。あんまりモメると、仕事なくなるので泣き寝入り。そんな現場が、わりと普通にあるんです。
2011-10-14 11:30:27
で、「クレジット」で「原作/だれそれ」と書かれていることが、後々、さらに問題を起こしたりする。何年かたって、「絵をリニューアルして、学習漫画を新しくしよう」とか なったとき、オイラの考えたお話とか台詞を、巧みに流用して、まったく別の漫画家さんに絵だけ書かせたりする。
2011-10-14 11:34:48
まあ、だから…とにかく「クレジット」は重要です。ちゃんとしとかないと、事情を知ってる「担当者が退社した」とか、「海外に赴任した」とか、いろんなことが起こって、クレームつけるだけムダということにもなる。事情がわかんなくなれば、本の奥付のデータがすべてなので。
2011-10-14 11:40:41
最近だと「電子書籍にするから」とか言って、契約書が送られてきたとき、妙なことになってんのが多い。オイラの友達が書いたコンビニ本の漫画… 電子書籍の印税が異様に安い。文句言うと「あの漫画は編プロが原作書いたので、原作料と折半になってる」とか言うんだって。
2011-10-14 11:50:23
雑誌に載ったとき「原作誰それ」とか書かれてなくて。担当編集がテキトーなメモをよこしたそうだが、それが「原作」というコトらしい。そんなのデタラメだろ。「担当編集のメモ」とか「アイデアを手伝った」とか「なんの漫画にするか企画たてた」ということが、勝手に「原作だ!」と言う事になってる。
2011-10-14 11:53:12
要するに、「漫画家だけに、電子書籍の印税を渡してたまるか!」っつーことなんだろうけど。気持ちはわかるが、度を超してるというか、無茶苦茶なんじゃないの。友達には「ハンコなんか押すな。ほっとけ、そんなの」とアドバイスしました。変な契約書作ると、後々大変だよね。
2011-10-14 11:56:17
なんで、日本では電子書籍にチェンジするのが遅いのか…というと、こんな具合に「いままでナアナアでやってきたこと」が、いきなり「契約書」という話になり、儲けの取り合いでモメて、「本当の著作権者」が「ちょっとハンコ押せないよね。しばらく様子を見てるしか無いな」とか判断してるからだろう。
2011-10-14 12:02:09