2016年某日。
数年ジャンプは立ち読みで暗殺教室などを読むだけだったが、ハイキューでジャンプに出戻りした人間が、バイバイジャンプ中に連載を開始し、出戻った頃おわった黒子のバスケを読んで見ることにした。

ちょうどジャンプから離れていた頃に連載開始してたせいで、ほとんど黒子読んでなかったのですが、読めよと友達にアイアンクローされたので読みます。
2016-02-22 19:43:44
黒子のバスケを五巻くらいまで読んでいる。面白い。ストーリーが想像以上にシンプルで王道なんだけど、W主人公の片割れの姿勢だけがジャンプだと異端だ。
2016-02-23 11:16:32
この話、ウテナと若葉がW主人公として王子とアンシーを殺そうとする物語なんだな。若葉は常に王子様になろうとするウテナを、そうならないように見張って誘導していて、それこそが凡人たる若葉が戦う理由になっている。
2016-02-23 11:19:17イクニチャウダー厨なので世界系の匂いを感じるとすぐにこういうことを言い出す。

きっぱり一話でウテナに若葉が「お前才能無いからバスケやめろよ」って言われるんですけど、この言葉がこの物語の起点なんだよな。若葉は才能が無くてもバスケを楽しみたい。
2016-02-23 11:22:24
能力描写がオーバーで盛り盛りなんだけど、凡人は決して天才に叶わない、勝てないことが既定路線として位置付けられ、全く否定されない世界で、凡人がスポーツを楽しむ意義を血眼で探ってる。なるほど残酷絵巻。
2016-02-23 11:25:50
作中にスカウター能力ある女の子がいて、その子が能力を数値化しちゃうんだけど、成長限界まで最初に見限っちゃうの、すっごいむごさがある。
2016-02-23 11:27:52
他の王子を倒すためにウテナを利用することに、若葉が全く躊躇いや卑屈さを持っていないのがすごい。そこに至るまでの鬱屈は乗り越えてきただろう気迫も感じる。
2016-02-23 11:31:03
チートな超能力バンバンなので人を選ぶなと思いつつも、黒子の抱える懊悩生々しすぎるから、こうじゃないと少年誌ではキツすぎる。友達が、もし日向が黒バスのキャラだったら彼は飛ぶことすら出来ない言ってたのを思い出して慄然とする。
2016-02-23 11:35:06
思ったんだけどハイキューと黒バスはリアリティを置いてるポイントが真逆だな。ハイキューはバレー描写や勝負のシビアさ、努力の位置にリアリティ置いてるけど、黒子は人間の感情のままならなさや悪意、ルサンチマンに全力振って後はファンタジーにしてる。
2016-02-23 11:45:29ハイキューにもネガティブな感情をリアルに描く場面はあるのですが、そこに重心を置いていないので、その感情は「家帰って一人になってからどうしようもない時が来る」と、示唆はされても描写はされないんですよね。
感情と折り合いを付け、コートに戻ってきてからがあの物語の描きたい世界なのだと思う。

黒バスは毎週五冊づつ消費して、30巻まで1カ月半ほどで駆け抜けるつもりでいるので、続きは来週。青峰君と桃井さんから立ち上る「虐殺から帰ってきた」感がなんか既にすげーやな感じで少し興奮する。
2016-02-23 14:47:13
キャラの立て方でも黒バスとハイキューって別ベクトルだなーと思うんだけど、なんでかっていうと黒バスは要素それ自体がダイレクト直球にキャラ化していて、キャラが記号化しているんだけど、ハイキューは要素自体はメタファの域で散りばめられているので、記号化以前のデフォルメで成立してる
2016-02-23 14:53:47
とりあえず登場する奇跡の世代が、及川だったら脳内で百万回くらい殺してそうなキャラしてて、牛島なんか可愛いものじゃねえか……って真顔になる。
2016-02-23 15:13:11
キセキみたいにわかりやすく性格悪い天才達と、牛島みたいに中身が天使みたいな天才、お前がより悔しさを感じるのはDOCCHI!みたいな、そんなアンケート取りたい。
2016-02-23 15:23:40