都道府県別働く母親の家事参加率

社会生活基本調査から働く母親の家事参加率の都道府県別ランキング。ここでは「子育て期の夫・妻」、「末子が未就学」、「有業(=仕事をしている)」の女性の週全体の家事参加率を比較している。分かりやすく言うと、小学校に上がる前の子供がいる働く母親のことだ。データの対象にシングルマザーは含まれていないで注意願いたい。また、年による変動をさけるため2011年と2016年の平均をとっている。

同調査の手引きによると家事としてこれらのものが例示されている。

炊事　食事の後片付け　掃除　ゴミ捨て　洗濯　アイロン　かけ　つくろいもの　ふとん干し　衣類の整理片付け　家族の身の回りの世話　家計簿の記入　株価のチェック・株式の売買　庭の草とり　銀行・市役所などの用事　車の手入れ　家具の修繕

働く母親の家事参加率の全国平均は88.6%。一方、働く父親の家事参加率は16.2%となっている。

働く母親の家事参加率が最も高いのは神奈川県で94.9%(偏差値70.5)。2位は長野県で94.9%。3位以下は北海道(94.2%)、愛知県(93.4%)、山梨県(92.4%)の順。一方、最も家事参加率が低いのは東京都で81.5%(偏差値27.9)。これに石川県(81.9%)、新潟県(83.1%)、山形県(83.9%)、滋賀県(84.0%)と続いている。

分布地図を見ると東海・中部地方や中国・九州地方で家事参加率が高い。

相関ランキングではあまり相関が高いものがなかった。