Operaが「振り落とす」もの

Operaは「8」から「9」にバージョンアップする際、「キーバインドの変更等、ローカルだけれども操作上重要な変更を（こっそりと）行いながら、互換性を無視した」と言う「前科」があります。この「前科」による障害は確かに在りまして、「8」以前からの利用者で「永遠の初級者（使い熟そう・"より"便利に使おうと思わない人）」逹の中には、「9」にどうしても馴染めず、今だに「8」を使っている人がいるのです。これは使っているのだから未だしも増しな例で、「8」が無料化したから乗替えたけれども「9」で切り捨てられたと感じた人にはOpera自体を使わなくなった人は少なからずいるでしょう。方便として──見た目として「全部入り」でなくとも──「8」以前の操作性が再現できるようになっていれば、「バージョンアップで振り落とす」事態には陥らなかったはずです。
残念なことにOperaはメジャーバージョンアップをする度に「振り落とし」をやります。程度の差こそあれ、Fxと悪い処が似ています。上掲の言がOperaのポリシーであるならば、テッちゃんには是非互換性の重要を認識して頂きたう存じます。
（注：旧仮名遣いが読みにくいので、現代仮名遣いに書き換えた）

漫録

確かにOperaはキーバインドをいきなり変えるよな。もう慣れちゃって忘れたけど、例えば「貼り付けて移動」が[Ctrl+D]→[Ctrl+B]とか。これはキツかったね。
ただ、「初級者」の場合、ショートカットキー自体を使わずに、右クリックから選択するだろうから、実はあんまり被害が無い。むしろショートカットキーを使いこなすような「中級者」の方が痛かったのではないか？ で、上級者は気に入らなければ[keyboard.ini]を書き換えるだけなので、これまた被害が無いわけだ。
ワシの場合も「中級者」なので、何度も[Ctrl+D]を押してブックマークを開いた。メチャクチャむかついた。ただ、「一連のコピペ動作を[ZXCVB]と並べた方がスマート」というOperaの考えが見えたので、それに従った。繼眞が「どうしても馴染めない」キーバインドがどれかわかんないけど、それにもやっぱりOperaなりの考えがあってのことだろうと思う。
思いっきり憶測で「ソース＝脳内」なんだけど、多分Operaも相当悩んだと思うのな。だって「[Ctrl+B]はブックマーク」ってのがあるわけやん。で「Paste&Go」なんだから[Ctrl+G]だろとか。試行錯誤、喧々囂々議論したと思うんよ。でもワシは[Ctrl+B]に思い切って変えて良かったと思う。
つまりOperaが「振り落とし」をやるのは、決して「永遠の中級者」ではなく、古い「しがらみ」に対してだと思うのだ。で、どうしてもなじめない人は[keyboard.ini]書き換えてね、って感じ。
もちろん互換性は大事。こんな重要変更を黙ってやるのはイクナイよな。その辺ちゃんとしつつ、より良い操作性のために古いモノを「振り落とす」ならワシは支持する。

なんかいよいよOpera信者というか盲信者っぽくなってきたわけだがｗ

やっぱメシおごってもらったせいかねぇ（笑）
まぁ、心配しなくてもね、ちゃんとあるから。ほら、「持ち上げといて落とす」っていうでしょ？(藁）