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2024年IoTチーム開発合宿 - 富士山は白かった

この記事は hacomono advent calendar 2024 の11日目の記事です

1. ご挨拶

みなさん、こんにちは。
hacomonoのIoTチームのBackendDevグループに所属しているshiguです。
IoTチームはhacomonoの予約システムと連携したデバイスの開発や運用を行っています。
Web開発が中心の会社かと思われがちですが、hacomonoのIoTチームも20名程度の体制になってまいりました。
スタートアップあるあるですが、最初はお互いがどんな仕事をしているかを大体把握しているが人数が増えてお互いが何をやっているかがわからない状況が日常になってきております。
hacomonoでは全社員が基本フルリモートワークのため、会話のきっかけを作ることも難しいことからコミュニケーションに課題を感じることもあります。

2. この記事のテーマ

そんなIoTチームですが先日開発合宿を実施しましたので、その合宿の一部を紹介させていただければと思います。
元々半年に1回程度はチームでオフラインで集まるというのがhacomonoなのですが、時期も年末のため、今回は「豪華な忘年会」を意識して合宿を計画しました。
半年ほど前にも合宿は行ったのですが、その際の幹事も私「shigu」が計画いたしました。
そして今回の合宿もこの私「shigu」が幹事をさせていただきました。
合宿推進部の部長(自称)として前回の反省を踏まえてパワーアップした合宿の様子をお届けできればと思います。

2.1. 前回の反省

半年ほど前に行った合宿は熱海にて行いました。
海が綺麗で気持ちの良い天気でした。


しかしながら、そんな素晴らしい環境でしたが反省点が沢山あがってきました。
良かった点も沢山いただけましたが、今回は反省を活かすといったところなので反省点のみ記載します。

  • 事前の準備期間があまりなく散漫な議論のまま合宿が終わってしまった
  • もっと各個人の内側にフォーカスしたようなコンテンツが良い
  • 施設が少し古く環境音とかで起きてしまい寝不足になってしまった
  • 相部屋でもいいやと思ってたけど、やはりプライベートは分けたいと思った
  • 寝相が悪く、寝てる間にいつの間にか隣に寝てる人に潰されてた

合宿のコンテンツに関しては自分だけの問題ではないのですが、施設や部屋割りなどには私に責任があります。
隣の人に潰されないような合宿施設を選ぶ必要があると強い責任を感じながら合宿推進部の名誉挽回のために頑張りました。

2.2. 合宿の概要

期間: 1泊2日
開催場所: 静岡県、新幹線では三島駅が最寄り駅の「時之栖
各メンバーの在住地: 九州・東北・離島と様々

3. 合宿開催

3.1. day 0

遠方からの出張組は前日から行動が必要になります。
目的地から一番遠い私は前日移動しなければ当日の集合時間に間に合わないため、東京に前乗りをします。
自分以外にも1名前乗りをしなければ間に合わないメンバーがいます。

飛行機の最前列に乗ったはいいがテーブルなくて思ったより不便だった

全員基本的にフルリモートの会社ではありますが、オフィスの方が集中できる人や、オフィスでしかできない業務がある日は出社しているため、せっかくなのでオフィスに私も向かいます。
何か写真でも撮っておけばよかったのですが、この日は普通に業務したり久々なので談笑したり、明日の合宿の事前準備をしたりと慌ただしかったです。

IoTチームはどこに合宿行くの?え?三島?ウナギ食べるの?IoTチームは遊びに行くの?
うーん、、、あながち間違いとは言い切れない。

3.2. day 1

全国各地から三島駅に集まります。
この日は朝から首都圏の電車のダイヤが乱れていたらしく、バタバタしていました。
新幹線予約システムのスマートEXにアクセスをしようと思ったら「システムへのアクセス待ち時間5分」と出てしまい、仮想待合室のシステムがスマートEXにも入ってるんだーとちょっとした発見がありました。

参考画像: 上記のようなページがスマートEXにも導入されていた

実はhacomonoでも待合室のシステム導入を検討したことがあり、私がいくつか調査をしておりました。
hacomonoでは予約システムを提供しており、予約が公開されたタイミングで一斉にユーザーがアクセスすることで瞬間的なスパイクが発生するため検討しておりました。
イメージとしてはライブのチケットの販売開始時の争奪戦みたいなものだと思っていただければと思います。
最終的に予算であったりユースケースの兼ね合いで導入は見送りましたが、ふとしたところであのシステムだ!という体験がありました。

一方一部のメンバーは修学旅行気分で三島に向かっております。



私は幹事という立場もあり、少し早めに到着して時間に余裕を持って現地入りしましたが、同じぐらいの時間に到着するメンバーがチラホラ
集合時間がお昼だったということもあり一部のメンバーはご飯を食べてからの集合となりました。

ここでも割り箸入れで富士山を作って浮かれているメンバー

団体予約のため三島駅からは送迎バスを出していただきました。


この日のコンテンツは以下のようなものです。

  1. 宿泊施設内の運動スペースにて交流
  2. 個人単位で半年間の成果発表
  3. 懇親会
  4. 二次会

最初はIoTチームの未来を考える時間にしようか?と計画していたところでしたが、今回は相手を知るというところにフォーカスをおいています。
私が新人の頃に居酒屋で酒でベロベロに酔った上司が適当に言ったであろう言葉が自分の中で残っており、「日常の会話がうまくできないのに仕事の会話がうまくできるわけないだろう」という言葉があります。
当の本人は何も覚えてないのですが、仕事というのは高度なことを行うというのに日常の会話さえまともにできないのであれば成果も出ないのではないかと思いました。
もちろん仕事は仕事、私生活は私生活としっかり区切るやり方を否定はしないし、時には感情に揺さぶられない冷徹な意見を言えるメンバーも必要と考えています。
心理的安全性や深層的ダイバーシティなど色々ありますが、信用を形成した上で信頼していくものです。
この信用を形成する方法は、強烈な成果物で出す人もいれば、日常の積み重ねで少しずつ形成していく人もいます。

信用の形成の仕方は業務だけでするものではなく、結果として業務に繋がればいいのではないかという精神でこの記事は書かれています。
決していい大人が遊んでいるだけの合宿ではありませんし、上記の文章は遊んだ言い訳を取り繕ってるわけではありません。

運動スペースにて交流

今回合宿に利用させていただいた時之栖様は様々なアクティビティを行える施設でした。
サッカーやバスケットもあればボルダリングやバトミントンと多様なスポーツを楽しめる場所でした。
普段全く運動しないメンバーもいますが、しっかり健康のために動いてもらいます。


実は学生時代にバトミントン部だったり卓球部だったりするメンバーがいたりして、その人の新しい一面を見ることができたりしました。

成果発表

こちらのコンテンツはだいぶ真面目です。
今回の参加者は16名とそれなりに人数が多かったのですが、チームでの発表といたしました。
いつもはグループのリーダーが発表したりしてしまいますが、今回はお互いを知るところが重要なため個人にフォーカスをしております。
一人あたりの発表時間は5分程度なのですが、個人にスポットライトを当てた時間を設けました。
テーマは「直近の半年間を振り返る・成果を発表する」といったものになります。


辛かった思い出や、半年間で作り上げたものをドヤ顔で発表したりするメンバー達

懇親会

一日の業務と呼ばれる時間は終わり、ようやく食事の時間です。
運動をしたり、みんなの前でLTしたりとみんなお疲れです。
懇親会の会場はとても広々としたスペースを確保していただき、都会ではなかなか難しいゆったりとした空間で美味しい料理をリーズナブルな価格でいただくことができました。





また、ここ御殿場高原ではクラフトビールが有名らしく、クラフトビールが飲み放題でした。
私自身はお酒が飲めないため、メロンソーダを頼んだのですがメロンソーダーのピッチャーがきてしまい一人でウッ…となっていました。
普段家庭があったり、電車で帰宅しなければいけなかったりするためお酒を目一杯楽しむことができないメンバーも今日は存分に酒を浴びるように飲んでいました。
ここでもメンバーの普段見れない一面を見れたりして、ほっこりしたりしました。

おかしなテンションになっているメンバー

二次会

これはお店などではなく、施設内の大部屋を一つ確保し有志のメンバーが集まってグダグダと飲む場所となります。
前回の合宿の時も設けた時間なのですが、これが結構好評でして今回も設けることにしました。
丸一日コミュニケーションを取ったというのに、まだまだ続きます。
この施設には温泉があったので、温泉にいったりする人もいればマッサージチェアでゆったりしていたりと自由です。
一日の締めはどこか大学生だったり、仲良しの友達ときた旅行のようなものを演出するような環境を用意してみました。




なお、お外はクリスマスシーズンということもあり、とてもキラキラしておりました。


サウナに行くメンバー



なお、深夜2時まで麻雀をやってたとかあとから聞きました。(大学生かよ)

3.3. day 2

前日にあれだけ騒いだというのに、朝からみんな元気です。
朝食会場からは綺麗な富士山を見ることができました。



この日のコンテンツはグループを分けました。

  1. 普段取り扱っているIoT製品を現物見ながら構成の勉強会
  2. 開発中のIoT製品の共有会
  3. 新製品開発のための現地視察

私自身は「新製品開発のための現地視察」に向かったため他のグループはあまり把握しておりませんが写真のような状況だったようです。



現地視察

現地視察組の成果としてはとても良好でした。
机上で色々想定して製品の形状を考えたりしていたのですが、実際に模型を持って設置した際をシュミレーションをしてみたのですが、次々に上がる課題点。
一人で視察に行った時には思い浮かばないような課題点を誰かが言うことで、じゃあこういったこともあるのでは?と次々に意見が上がってきます。
立てていた仮説が間違っていたり、認識の甘さがあったりと各自反省できる場となりました。

これはまさにオフラインでしかできないコミュニケーションであり、こういったこと言い合える関係を作ることができた1日目の効果だと思っております。

機密情報のため、何を視察したか?自体はお伝えできないため雰囲気だけ写真でお楽しみください。


解散

遠方から来ているメンバーもいるため、この日はお昼で解散となります。
たった24時間一緒にいただけなのですが、この2日間で得られたものはリモートワークで一ヶ月かけても形成することができなかったものだと私は感じています。
参加者に感想を聞いたりすると、とても満足しているような反応をいただけているので幹事としてはとても嬉しいところであります。

4. 合宿を終えて

今回は幹事としては思い切った選択をしたところがあります。
当初は未来について考える合宿だったものを、大幅に方向性を転換させました。
元々リモートワークのためコミュニケーションに関して課題が上がっているところではありました。
組織論やフレームワーク、やり方は色々あるのは承知の上でhacomonoのIoTチームで課題に対してアプローチするにはどうすればいいか?を考えた結果が今回の合宿という形に収まりました。

見る人によってはこれが仕事でいいと思っているのか!というご意見があるかもしれませんが、これが私達のチームが考えた課題に対しての最速のアプローチでした。
私の無茶な合宿計画にお付き合いいただいた方々、ありがとうございます。
また、この合宿内容に対して承認いただいたhacomonoマネージャーのSatoshiに感謝しております。

ex.

静岡といえばさわやかハンバーグですよね?
終わった後に有志のメンバーで食べに行きました。
待ち時間は50分ほどでした。

私はさわやかは肉が赤いのがデフォルトということを知らず、これ食べて大丈夫なのかな、、、帰りの飛行機でお腹痛くなったりしないかなとヒヤヒヤしながら食べていました。
もっと予習してからいって、赤いお肉を心置きなく食べたかった。




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