はじめに
こんにちは。AI transformation(AX)の荒井(@yusaku_0426)です。
2024/10/09 に行われた『LangChain Meetup Tokyo #3』にて、弊社からAIエンジニアの伊藤と山中(@gura105)の2名が登壇しましたので、本記事では簡単にイベント概要を振り返ります。
LangChain Meetup Tokyo とは?
LangChain Meetup Tokyo は、LangChainに関心のある開発者やエンジニアが集まり、知識を共有し、ネットワーキングを行うコミュニティです。LangChainの普及と日本のAIコミュニティの発展を目指して、定期的にミートアップを開催しています。
本イベントは LangChain Community (JP) が主催し、Algomaticも会場スポンサーとして協力しました。ありがとうございました 🙌
イベント概要
当日は以下のプログラムで進行されました。
時間 | 内容 |
---|---|
18:30-19:00 | 開場 & Social |
19:00-19:15 | オープニング |
19:15-19:30 | LangChain & LangServeでAPIを爆速作成(伊藤光祐 - Algomatic) |
19:30-19:45 | ruff, mypyでラクしてLangChainアプリを開発しません?(山中統吾 - Algomatic) |
19:45-20:00 | 自然言語フィードバックで自己改善するReflection AgentsをLangGraphで試す(熊田 寛 - Relic) |
20:00-20:15 | OpenAIとLangChainを活用してジェンダーバイアス解消ツールを作った話(南風原 香奈 - bgrass) |
20:15-20:30 | LT(5分ずつ 3名) |
20:30-21:30 | Social |
登壇情報まとめ
ここでは、登壇者の皆様に用意して頂いた資料、登壇内容を共有します。
※未掲載の資料につきましては共有頂き次第、随時追加していきます。
伊藤光祐 (株式会社Algomatic) - LangChain & LangServeでAPIを爆速作成
LangChainとLangServeを活用した効率的なAPI開発手法について、実例を交えて解説しました。主に以下の点について説明しました。
- LangChainを使用したAPIの基本構造
- LangServeによるAPI開発の簡素化と高速化
- 実際のユースケースと開発時の注意点
特に LangChainとLangServeの組み合わせによる開発効率の向上 と 実務での活用ポイント に詳しく触れ、参加者から「すぐに業務に活かせそう」との声をいただきました。
山中統吾 (株式会社Algomatic) - 【コード補完】ruff, mypyでラクしてLangChainアプリを開発しません?【型推論】
LangChainアプリケーション開発における生産性向上のためのツール活用について、具体的なテクニックを共有しました。主なトピックは以下の通りです。
- ruffとmypyの基本的な使い方とLangChain開発での活用方法
- 型推論を活用したコード品質の向上と開発効率化
- 実際のプロジェクトでの適用例と効果
型安全性の確保と開発速度の向上を両立させる手法として、多くの参加者の関心を集めました。
熊田 寛 (Relic) - 自然言語フィードバックで自己改善するReflection AgentsをLangGraphで試す
Reflection Agentsの設計と実装のプロセスについて解説され、以下の点が特に印象的でした。
- LangGraphの基本概念と活用方法
- Reflection Agentsの自己改善プロセス
- 実際のフィードバック例と活用結果
最新のAI技術トレンド、手法を反映した内容で、参加者の注目を集めました。
南風原 香奈 (bgrass) - OpenAIとLangChainを活用してジェンダーバイアス解消ツールを作った話
AIの社会的応用例として、ジェンダーバイアス解消ツールの開発プロセスと成果が共有されました。主な内容は以下の通りです。
- OpenAIとLangChainを組み合わせたツール開発の手法
- ジェンダーバイアス検出と修正のアルゴリズム
- 実際の使用例と効果測定の結果
生成AIの技術と社会問題を結びつけた取り組みとして、多くの関心を引きました。
イベントを終えて
LangChain Meetup Tokyo #3は、非常に盛況で、LangChainに対する熱量を間近で感じとることができました。特に登壇者たちの開発効率を上げるTipsや実際のビジネス応用事例に関する話は、実際に手を動かされている方ならではの一次情報が盛りだくさんで、とても興味深いものでした。
改めて、イベントを開催してくださった LangChain Community (JP) の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました 👏
おわりに
Algomaticでは生成AIを活用した様々な業務効率化の支援を行っています。 今回のイベントテーマであるLangChain を活用したプロダクト開発なども行っています。詳しくは、以下のサイトよりお気軽にご連絡・ご相談ください。今後ともAlgomaticをよろしくお願いします。
次回のLangChain Meetupについては、connpassや@LangChainJPでお知らせしていますので、よろしければご覧ください。