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箸休めとしては観れる映画【復讐のセクレタリー】

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テンポがいいのか、展開がサクサクしているのか進行具合が良すぎて怖さがはしょられているのように観えた。あっという間に復讐が始まり、気づいたら順番に殺されている。BGMも合間みあってか平たんにどんどん物語が広がりクライマックスに辿り着く。終わりは終わりで燃焼し切れない状態で流れるがそこは巧く〆ているように映った。

”息子”がキーになっているように捉えた。

被害者には母親がおり、息子と母の2人家族という描写。加害者には妻がおり、子供が生まれようとしている最中で事故を起こす。残された被害者の母親と事故から社会に戻り生活を再開させた加害者の交わる日常。

子供は自分の幼少期もそうだったように大人の不穏に感づく。それが正解か否かは別として空気とか雰囲気で察する。そういったことは大概に的を得ている様に思う。血のつながりもない、母親よりも年が上の女性がある時から自分の生活圏に入り込んでくる。その女性は自分に対し必要に愛を感じる。子供にしてみれば不思議と疑問ととまどいと素直に受け入れるのは難しいだろう。

【復讐のセクレタリー】の魅せ方として、被害者の母:マリーが亡くなった息子を重ねてみるかのように加害者の息子:レオを溺愛する。自分の息子を育てたことを改め愛情を厳しくもレオに向けることでよりレオは違和感を覚え、厳しくされることで不穏は大きく膨らむ。

復讐と愛情が交錯していることをみせているという点では評価は高いのかもしれない。

「復讐のセクレタリー」は、2015年に製作されたフランス、ベルギー、ルクセンブルクの合作サスペンススリラー映画です。

##あらすじ

ある雨の夜、トマは出産間近の妻を病院に連れて行く途中、若者をひき殺してしまいます。9年後、刑期を終えたトマが働く企業に、初老の女性マリー=フランスが秘書として採用されます。実は彼女は、トマがひき殺した若者の母親でした。

##キャストとスタッフ

**主要キャスト**:
-マリー=フランス役: ナタリー・バイ
-トマ役: マリック・ジディ
-エリック役: ヨハン・レイゼン
-オドレイ役: サブリナ・セヴク

**監督**:
-クリストフ・アリ
-ニコラ・ボニラウリ

**音楽**: ジェローム・ルモニエ

##作品の特徴

この映画は、息子を亡くした母親が9年の時を経て復讐に乗り出す姿を描いています。主人公の冷静な行動が、狂気よりも恐ろしさを感じさせる展開となっています。初老の女性が復讐をするかどうか思い悩むシーンが挟まれることで、緊張感が高まり、視聴者を引き込む効果があります。

##評価

観客からは、冷静な復讐劇の独特の緊張感が評価されています。一方で、主人公の思い悩む描写が浅く、感情移入が難しいという意見もあります。ベテラン女優ナタリー・バイの演技が、この複雑な役柄を見事に表現していると言えるでしょう。

 

引用、出典:

「復讐のセクレタリー」作品情報・あらすじ・キャスト・動画配信サービス | ユーウォッチ

復讐のセクレタリー : 作品情報 - 映画.com

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