NTTを騙る怪しいやつらと対峙した話

一昨日、「NTTですが」という電話がかかってきました。

4月から値上げするので、その説明に行くと。

その時点でおかしいと思いました。

そもそもNTTがそんなことくらいでわざわざ電話をかけてくるはずがないし、家に説明しに来るならなおさらです。

普通に考えて、とても非効率じゃないですか。

「どういうお話ですか?」と聞いても、同じことを繰り返すだけで埒があきません。

これは詐欺だなと思ったものの、とっさにビシッと断るうまい言葉が思いつかず、昨日来ることを断れませんでした。

しょうがないから直接対峙するしかないと覚悟を決め、準備のためにネットでいろいろ検索しました。

NTTの値上げはフレッツ光に関するものだけで、電話しか使っていないと言ったにも関わらず家に来るのは明らかにおかしい。

ほかにもいくつか検索し、念のため地域の警察署の電話番号も控えました。

自分でも、わりと押され負けしないほうだと思っているので、これは戦うしかないなあと覚悟を決めつつ待っていると、約束の時間にチャイムが鳴りました。

実は時間前に車で着いて、家の横で待機しているのがわかっていたので、それがとても不気味でした。

家に上げてはいけないとネットに書いてあったので、玄関の外で話しました。

きちんとした身なりの若い男性で、名刺をくれ、社員証も見せてくれましたが、こういうものはいくらでも偽造できますからね。

「わが社のことはご存じですか?」と聞かれたので、「ネットで見たことはあります」と答えました。

実際に、NTTと契約している販売や施工を担う会社があることは前日に検索済みです。

それにNTTを騙った詐欺があるということも。

電話してきたのは別人のようでしたが、また同じ説明を繰り返され、電話しか使っていないというと、「昨日川口(電話してきた人物が名乗った名前)が(ネットを使っているか)聞きませんでしたか?」と。

もちろん話しているので、(それでもやって来たのは)「どういうお話なのかと思って」と言ってやりました。

よくある詐欺の内容は、電話代が値上がりするので「こちらのほうが安くなる」と言って契約させるというものらしいですが、なにしろNTTで値上げするのはフレッツ光だけで、電話は関係ないので。

私の態度や言動からリサーチ済みだとわかったのか、あるいは脈がないと感じたのか、「じゃあ特に何もありません」と言ってとっとと帰って行きました。

あまりにあっけなくて拍子抜けですが、トラブルに発展しなくてよかったです。

その後検索して確かめたところ、名刺の会社は実際にありましたけど、家に来た人物がそこの社員かどうかわかりませんし、そこまで調べることもないと思いました。

そして、やはりNTTがわざわざ家まで来ることはないらしいです。

ここだけの話、こちらに調べる時間を与えた時点で失敗ですね。

アホです。