2024年に買ってよかったもの

2025年あけましておめでとうございます。2024年に買ってよかったものについて書きます。

 

調光メガネ(Ray-Ban RB5154+トランジションズレンズ)

近視なので普段からメガネかけてて、サングラスも度入りのやつを使ってて、いちいちかけ替えるの面倒になってきたので度入りの調光メガネを買いました。

調光レンズは紫外線を受けると色が変わってサングラスになるレンズ。ZoffとかJINSとかでも推されてるけど、おれは近所のパリーミキで買った。これまで使ってたメガネもサングラスもレイバンだったし同じフレーム使えるのいいなと思ったので。ついでにレンズもレイバンの純正のにして、これは可視光調光レンズといって紫外線以外の光でも色が変わるやつなので車に乗ってるときもちゃんとサングラスになってくれる。

外回りが多い営業職の人とかは普段使いしにくいだろうからそこだけ注意ですかね。

泡ソープディスペンサー

洗面所に置いてるソープディスペンサー。ここしばらくはUmimile(ユミマイル)という中華メーカーのやつを使ってて、購入から5年経って泡の出が悪くなってきたので今年買い替えました。

そしてなんと新しく買ったやつもUmimile(ユミマイル)の新型だった。正直聞いたことないブランドで特に愛着もないけど、旧型も特に問題なく使えてたし、デザインも悪くないし、ボトルは大容量だし、充電はType-Cだし、実際使ってみたら旧型に比べて泡がすごくきめ細かく進化してたのでけっこう気に入ってます。

SONY VLOGCAM ZV-E10

SONYのZV-E10っていうカメラ買ったけどこれいいかも。α6400とスペックだいたい同じなのにα6400より軽くて小さくて3万円くらい安かった。

Takuya OYAMA (@takuya.bsky.social) 2024-01-20T09:46:22.159Z

これ買ったのが2024年1月で、今は新型のVLOGCAM ZV-E10 II ていうのが出てるから今買うならそっちのほうがいいのかも。これとSONY α6400との最大の違いはこれファインダーがないところなんだけど個人的には液晶モニタあれば十分なので問題ないです。以前はスナップ用にRICOH GR III使ってたこともあって、あれ画質は最高だったけどオートフォーカスが遅すぎて手放した。こちとら犬を撮るからね。SONYオートフォーカスすごいわ。

Garmin Instinct 2 Dual Power

スマートウォッチ、ここ数年はApple Watchを使ってたけどバッテリへたってきたのを機にGarminに乗り換えた。使いたい機能は着信通知とLINEの通知、歩数計、睡眠トラッキング、ワークアウトの記録、心拍数計、あとは時間と日付と曜日の表示くらい。決済はスマホかクレカでやるからいらない。そのあたりの機能が全部揃ってて充電は2週間に一度くらい。あと見た目もちょうどよくチープな感じのデザインが好みでした。使用感レビューはこの記事が詳しい。

ソーラー充電で無限にバッテリ持つって触れ込みだけど冬場は長袖で隠れてしまうからあんまり機能しなかった。にしても充電のこと毎日考えなくていいのは超快適。

スイミングバッグ フットマーク

昭和のスイミングバッグ。これ持って市営プールに通っている。

Sonos Era 100

Sonos Era 100:次世代のブックシェルフスピーカー | Sonos

部屋で音楽流しとく用のスマートスピーカー、今まで使ってたEcho studioが調子悪くなったのでSonos Era 100というやつに買い替えてみた。小さくてかわいいし、なんかパキッとした音で気に入ってる。追加でワイヤレスのサブウーファーSonos Sub Mini)も買ったらさらに音がよくなって、最近はステレオスピーカーの出番ほとんどなくなってしまった。もちろんAlexaやAirPlayにも対応してます。

ゼブラ水性ペン クリッカー

余白多いカレンダーに予定書き込むときに使ってます。水性カラーペンでいい感じの細さでノック式(キャップレス)なの使いやすい。

ゲームボーイアドバンスISP液晶)

一番好きな携帯ゲーム機はゲームボーイアドバンス。SPじゃない初代モデルが特にカッコいい。ただ初代モデルはいかんせん画面が暗すぎるのが弱点でした。

でも考えてることはみんな同じみたいで、巷では液晶取り替える改造が流行ってるっぽい。そんなわけでIPSバックライト液晶とUSB充電(Type-C)仕様に改造したゲームボーイアドバンスの実機を手に入れてからは毎日ずっと「トルネコ2」やっててものすごく楽しい。改造キット買って自分ではんだ付けとかしてもいいけど完成品がメルカリとかで2万円前後で売ってるのでそれ買っちゃうのが手軽かも。おれはそうしました。

Weber チャコールグリル

バーベキューって平べったいグリルで薄っぺらい肉を焼くものだと思ってたんですが、いろいろ調べていくうちに蓋付きのグリルで塊肉を焼くのが最高だということに気づいてしまって、それで買ったのがこいつです。

特にBBQパーティとかじゃないときも、ちゃちゃっと炭を起こして500gくらいの豚肩ロースを1人で焼いて、それで昼メシってことにしたりしている。

冷凍リブアイ 4.5kg(300g×15パック)

おいしい赤身のステーキ15枚セット計4.5kg。28,000円って聞くとちょっと引くかもだけど楽天セールのときに40%オフのクーポン出て、そしたら380円/100gになるので、このクオリティでその値段ならぜんぜん悪くない。上記のバーベキューグリルで炭起こして焼くとカリッとして最高にうまいし、普通にフライパンで焼いてももちろんうまい。

もし嫌なことあっても「家に帰ったらうまいステーキ焼いて食えるしな」と思えばなんとかなる。

青崎有吾「地雷グリコ」

2024年に読んだ本の中で一番面白かった。ハイレベルな頭脳戦を戦う女子高生の話。「カイジ」とか「LIAR GAME」とか「嘘喰い」とか好きな人はめちゃくちゃ楽しいはず。「うわ、そんな勝ち方あるのかよ!」「あれも伏線だったのか!」ってなる。最近Audibleに入ったからそれで聞いてもいいかも。ちなみに2024年の4大ミステリランキングですべて1位を獲得してて、直木賞候補になったり山本周五郎賞獲ったりもしてます。小説は好みが分かれるからここに入れるかどうか迷ったけどこれは間違いないやつ。

ナガノ「ちいかわ」

キャラはよく見かけるけどあんまりわかってなくて、でも原作通して読んだら最高によかった。深いし怖いしかわいいし。久米田康治講談社漫画賞の選評で「誰だよ『ちいかわ』交ぜたの……。どうやって『ちいかわ』と『ダーウィン事変』比べればいいのか教えて欲しい」って言ってて、それもまあそうなんだけど、でも別枠扱いするんじゃなくて正当に評価されるべき作品だと思いました。キャラではくりまんじゅうが好きです。お酒の資格持ってる。

スピンバイク MERACH S13 Pro

運動不足解消のために有酸素運動したくて中華メーカーのこのスピンバイクを買ってみた。定価53,800円で15,000円クーポンが付いてるから実質38,800円。高いか安いかよくわからんと思うけど、この価格帯でZwiftの自動負荷調整に対応してるモデルはあんまりないから個人的にはすごくいい買い物をしたなと思ってます。ランニングや水泳や本物のロードバイクと違って映画とか観ながら漕げるのがいい。夏にこれ買ってから体脂肪率10%くらい減った。なんといってもZwiftというアプリが優秀なので、それについてはまた別の機会に書くかもしれない。

ゆめぴりか

ゆめぴりかおいしすぎませんか。おれが子供の頃は北海道の米はまずいっていうのが定説だったけど、今のゆめぴりかはコシヒカリあきたこまちを完全に超えてると思う。地球温暖化と生産者の努力のおかげ。

土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉JRX-G060

米がうますぎるので炊飯器も買い替えた。10万円クラスの高級機。価格.comの最安値でも73,000円。でも言うだけあってマジでうまい。毎日のことだし、ここに金を突っ込むのは悪くないと思った。炊きたてのごはんって外食だとなかなか食えないわけだし。炊き立てホカホカのご飯マジうめえwwww

AUKEY ポータブル電源 PS-RE03

ポータブル電源ってキャンプとか車中泊で頻繁に使ってる人以外は基本的に災害時の備えとして持っておくものだと思ってて、そう考えるとすごい大容量モデルよりも小さくていいからソーラーパネルとセットで持ってるほうが安心感ある。AUKEYのこれはなんといってもコンパクトだしデザインがいい。型落ちモデルだから今ならたぶん1万円台で買える。おれはこれとJackeryのソーラーパネルで災害時どうにかする。

しょうが湯

しょうが湯 250g

しょうが湯 250g

  • やます(諏訪商店)
Amazon

高城剛が最新刊で薦めてたので購入。高城剛のことはこの30年くらいずっと基本的に信頼してる。実際飲んでみたらおいしかったし体もあったまる気がした。もちろんノンカフェイン。

マサラカトリ

稲田俊輔さんがどこかで薦めてたので購入。以後食卓でめちゃくちゃに活躍してます。ちょっとした付け合せ入れるのにちょうどいいし、料理中に調味料混ぜたりもできるし、プッチンプリンレディボーデンもこれでいける。

ヘインズ BEEFY Tシャツ

気の利いたメッセージとかグラフィックとか入ったTシャツを着続けてきた人生だったんだが、なんか突然そういうのもういいかなってなってしまって、ここ何年かは白無地のTシャツだけ毎日着てます。いろんなメーカーのやつ試してみたけどヘインズのBEEFYっていうド定番のやつが一番しっくりきたので同じの8枚買ってローテーションしてる。厚さとか形とかちょうどよくて、ぜんぜんこれで十分だった。

電動ふわふわ とろ雪かき氷機 プライム

季節外れで申し訳ないけど夏まで覚えててほしい。2024年の夏は家でめちゃくちゃかき氷作って食べてました。知らなかったんだけど今はスーパーで売ってるかき氷シロップも果実感ある本格派ぽいやつもけっこうあって、そういうの使うとよりおいしい。抹茶シロップとゆであずきもいける。

MOK Radioの思い出

MOK Radioについておれが一番に思い出すのは毎回ラジオの本番が終わったあとそのまま反省会と称してたくさんお酒を飲んで、そんなんやってるうちに朝が来て、配信スタジオとして使ってた神保町の津田大介の事務所を出て、みんなばらばらに駅に向かうときの朝の空気です。

濃ゆい感じでやってたのはたぶん2003年から2006年までの3年間くらい。隔週金曜24:00から3時間の生配信でリスナーは毎回300人くらいだったと思う。今のインターネットの感じからすると300人って少ないけど20年前はそういう規模感だったしそれで十分楽しかったのよ。2006年に定期配信が終了したあとは数年ごとに不定期で何回かやったくらい。最後は2013年の10周年イベントだっけな。そのあともやったかな。記憶っていうものがもうほとんどないからわからないけど。

そもそもMOK Radioがどんなふうに始まって、どういう内容だったかみたいな話は実験と津田っちが昔書いた記事がありました。どこかにもっとなんか書いてた気がするけど音楽配信メモもう見れないからわからんな。

実験4号が思い返すMOK Radio
〈MOK Radio〉管理人が語る、ネットラジオの作り方(前編)
〈MOK Radio〉管理人が語る、ネットラジオの作り方(後編)


MOKの成り立ちについてかいつまんで言うと当時おれが音楽について書いてた個人サイトがあって、その読者が集まるオフ会があって、そこに来ていた津田大介とおれが仲良くなって、津田っちの発案でオフ会に来てた実験さんにも声かけてネットラジオやろうぜってことになった、はず。津田っちの事務所とおれの職場が徒歩5分くらいのとこだったっていうのもデカい。

2003年にMOKを始めたときのメンバーは津田実験おれとsuさんっていう4人でやってて、そのうちsuさんが来れなくなって3人固定になって、たぶんそこからゲスト呼んだりしてちゃんと番組っぽくやろうぜって感じになったはず。レギュラーコーナーとか作ったりしてね。「津田大介音楽配信講座」「アナタにそっとラブレター」「論破ルーム」「タクヤの天体観測」「MOKストリート」「誰んずウォーカー」みたいなコーナーがあって、リスナーからメールもらったりしながら毎回手探りで配信してた。今思うと素人が集まってラジオごっこをしてるだけなんだけど、でもいつもわいわい楽しくやってた気がする。

あとパーソナリティ3人に加えて、初期からディレクターとしてキョウオカくんも参加していて、とはいえ行き当たりばったりの生放送でそんなきっちりディレクションできるわけもないので、我々みんなラジオにかこつけて集まりたかっただけかもしれない。でも当時キョウオカくんが放送中ホワイトボードに小ネタ書いてくるのがいちいち面白かったの覚えてる。深夜ならではの謎のグルーヴがあった。

MOK始めたとき津田っちはまだギリギリ20代かな。そしてまだ何者でもない無名のライターだった。当時はTwitterもないしtsudaってもいない。そして今からは想像できないけど特にトークスキルがあったわけじゃなかった。だからその後の彼がテレビやラジオで流暢に話してたり今ポリタスTVやってたりするのはMOKの経験がデカいと思うんですよ。津田大介はMOKリスナーが育てたと言っても過言ではないね。

そして実験さんはトークが抜群に面白いだけの一般男性です。音声だけのネットラジオだと今誰がしゃべってるかわかんなくなる瞬間がたまにあって、そういうときに「あ、○○さんはそう思うんですね」「それについてどうですか、○○さん」みたいにいちいち名前を呼んどく気配りがすごかった。「実験メソッド」と呼ばれていました。実験がいなかったら何もかも無理だったと思う。

2003年当時のインターネットのことなんてみんなあんまり覚えてないかもしれないけど、あの頃まだSNSもないしブログもなかった。回線だってISDNとかADSLとかそんなんで動画配信はぜんぜん一般的じゃなくて、音声だけならまあなんとかいけるって時代。ネットラジオみたいなのやってる人も少しはいたけど著作権無視して勝手に音楽流すみたいなのが多くて、そんな中おれたちは合法的に音楽が流せるネットラジオをやりたいと思ってた。そのためにアメリカの有料サービスに登録してJASRACにも申請して、著作権持ってるレーベルや事務所にお願いして、最初にかけた国内メジャーアーティストの楽曲はTHE BOOMの「光」って曲じゃなかったかしら。

なぜこの曲が流せたかというとTHE BOOMの所属事務所であるファイブ・ディーに連絡してMOKでかけていいよと許諾してもらったから。その豪胆な判断をしてくれたのは当時ファイブ・ディー社長の佐藤剛さん。こないだ6月20日に亡くなったんだよ。剛さんはおれがやってた個人サイトも見てくれてて、だから話が早かった。そういうアンテナも鋭い人だった。CCCDが出てきたときにおれが剛さんにインタビューした記事、WebArchiveで読めるからよかったら読んで。

ミュージックマシーン - 佐藤剛インタビュー

その後も剛さんにはすごくお世話になってて、直近だと2019年、津田大介が芸術監督を務めたあいちトリエンナーレで「1969年の前川清藤圭子〜昭和を彩るロックとブルース〜」という企画をプロデュースしてもらった。おれが音楽部門を担当してたから剛さんにお願いしてやってもらった。純烈をはじめとする出演アーティストといっしょにステージにも上がってもらって、あの場で剛さんを知った人も多かったんじゃないかね。

なんか話が逸れてしまったけど、もう時間ないからまとめよう。そんなこんなでひさびさにMOK Radioやりますって告知です。このあとわりとすぐ!

MOK Radio 20周年スペシャ

  • 2023年7月7日(金) 22:00〜24:00
  • 出演:津田大介実験40号大山卓也
    ディレクター:キョウオカ
  • YouTubeライブで配信するけどラジオなので基本音声のみです
  • アーカイブはたぶんないと思います
  • 当時の思い出やあなたの近況報告など、皆さんからのメール(メール!)お待ちしています!→ mokradio@hotmail.com


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MOK Radio 20周年スペシャル やります

あのMOK Radio(モックラジオ)がハタチになって帰ってくる!

TwitterYouTubeはおろか、mixi前略プロフもなかった時代=2003年に突如始まったインターネットラジオ界の星雲児、それがMOK Radio! 当時音楽系個人サイトの管理人だった津田大介・実験40号・大山卓也の3人がパーソナリティを務め、夜な夜なご機嫌なトークとミュージックをお届けしておったが、みんな忙しくなってきたりしてそのうち終了したのじゃった。

しかし気づけばなんと20周年ですねということで、そんなMOK Radioが一夜限りで復活します!

いつやるか? 2023年7月7日(金) でしょ!

MOK Radio 20周年スペシャ

  • 2023年7月7日(金) 22:00〜24:00
  • 出演:津田大介実験40号大山卓也
    ディレクター:キョウオカ
  • YouTubeライブで配信するけどラジオなので基本音声のみです
  • アーカイブはたぶんないと思います
  • 当時の思い出やあなたの近況報告など、皆さんからのメール(メール!)お待ちしています!→ mokradio@hotmail.com


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上京物語

おれはずっと地元の公立校に行ってて大学も札幌の実家から通ってて、家を出たのは就職で上京決まったときでそれが初めての一人暮らしだった。東京で必要な生活用品やら買いに母親のクルマに乗せてもらって2人でホームセンター(たぶんホーマック)に行ったの覚えてる。上京の1、2週間前だったと思う。

一人暮らしに何が必要かもあんまりわかってなかったけど、とりあえず安いパイプベッドと安い寝具5点セットみたいなやつを買って、台所用品はフライパンと厚手の雪平鍋とまな板とか包丁とか最低限用意した。冷蔵庫は部屋に備え付けの小さいのがあったからいらなくて洗濯機だけ東京で買うことにした。テレビなんかはそのうち余裕ができたらという感じ。ホームセンターの会計は母親が払ってくれた。

ほかに引っ越しの荷物といえば洋服と少しの本とCDくらいだった。これら全部を高さ1.8mくらいのロッカーみたいな箱に突っ込めば単身引っ越しパック的なやつで東京まで格安で運んでくれるとのことで、果たして荷物は運ばれて、おれも飛行機で東京に着いて、22歳のときに初めての一人暮らしと東京生活が始まった。

最初に借りた部屋は新中野の鍋屋横丁に近い家賃7.3万円の1Kで、17平米だから広くはなかったけど特に不満はなかった。家賃は高めだったけど仕事上早朝深夜の出入りが多いから防音しっかりした鉄筋の建物がいいかなと思ったのと仕事上新宿にチャリで通える距離じゃなきゃなんなくてそこに決めた。

建物の名前覚えてたから検索してみたら今もあったわ。セレーネNA-1というマンション。意味がわからない。A4くらいの小さいシンクと小さい電熱器1つしかないキッチンでがんばってカレー作ったりしてたな。炊飯器は大学時代の友達にもらったやつ。狭いユニットバスは風呂が狭いぶん部屋が広くなってるんだからラッキーくらいに思ってた。鍋屋横丁の丸正っていうスーパーによく行ってた。

東京の生活に慣れてきたのはいつ頃だったかね。結局テレビとビデオデッキは当時の彼女と秋葉原に行って買ったはず。おれは初めて降りた秋葉原の電気街に興奮してせっかく秋葉原だし何店舗も回って価格を比較してから買わねばと意気込んでいたけど、彼女はどこで買ってもたいして変わんないし早く帰ろうよという顔をしてた気がする。

そういえば確か新卒1年目の夏のボーナスがわりとたくさん出て、その金で初めてパソコンを買ったんだった。Performa757とRolandの音源揃えて当時は自作の曲を打ち込みで録音したりしていた。TASCAMの4トラックカセットMTRでミックスして、できた曲は特に誰にも聞かせなかった。

新卒で就職した先は日本マクドナルドという会社で、大卒の社員採用だったからそのうち本社勤務になるはずで。でも最初は全員アルバイトといっしょに店舗勤務から始めて仕事を覚えていくという仕組みでそれはすごく正しいなと納得した。もともとマクドナルドでバイトしてたわけでもないし飲食業界に興味があったわけでもないので入社するまでまったく何も知らなかった。

就職氷河期と呼ばれ始めた時代に何もできない自分を採用してくれたのでありがたいなと思って入社した。生活費が稼げればなんでもいいと思っていたし自分の食い扶持を自分で稼ぐことが一番重要だと思ってた。そんなんだから仕事に対するモチベーションは低いままで職業人としての将来像など描けるはずもなくて当時の上司や会社には迷惑をかけたと思う。意識の低い若者だった。

当時の職場は社員も月ごとにシフトが組まれてて早番の日は朝6時までに出社する。遅番の日は24時すぎに一応定時が終わるという感じだったけど、そのあと残業していろいろやることも多かったし新人がタクシー使えるわけもないので自転車通勤はマストだった。白いママチャリで都庁の前を爆走してた。

遅番の勤務が終わって朝方まで残ってると上司がたまにラーメン食いに行くかと誘ってくれて参宮橋の道楽というラーメン屋に行った。でかい寸銅鍋で豚骨をグツグツ煮ている店。「麺は残してもスープは残さず飲みましょう」という貼り紙があった。札幌では味噌ラーメンしか食べたことなかったおれの初めてのとんこつ体験である。とても美味しかった。

今思い出すと母親とホームセンターに行く前はベッドも布団もわざわざ札幌から送らなくても東京に行ってから買えばいいんじゃない?とか考えてたような気がするけど、引っ越し直後の慌ただしい中そんなの絶対無理だったわ。引っ越しの日はガスの開通に立ち会うくらいで、あとは近所の中華屋で晩メシ食べたら終わってしまう。

近所の中華屋というのは新中野の尚チャンラーメンのことで、今もあるみたいだしなんなら今もわざわざ行きたいくらいに好きだった。当時店員の兄ちゃんが鍋振りながら突然「♪オンリーユー 君がー!」とTOKIOの「LOVE YOU ONLY」を歌い出して、すぐにもう1人の店員が「♪君が」ってコーラスしてたの覚えてる。

あの頃は若くてバカだったから自分のことしか考えられず自分のことさえわかってなかったけど、あの日のホームセンターで母親はどんな気持ちだったのかなって、ほぼ30年後の今になってやっと考えたりする。22年育てた息子が巣立っていくのとかそこそこ感慨深いものがあったのかもしれない。そういうのぜんぜんわからなくて自分のことで精一杯だったな当時。

3カ月で15kg痩せた記録

3カ月で15kg痩せたのでその話を書いておこうと思う。

自分の場合はたぶん出社しなくなったのが大きいと思うんだけど近年どんどん太ってしまって、以前は59kgとかだったのが気付くと74kgになっててこの5年で15kg増えていた。さすがに身体が重いなってなったので一念発起してダイエットすることにしました。

ダイエットの方法は単純で食事の量を減らすだけ。みんな知ってる通りダイエットというのは要するにカロリーコントロールなわけで、7,200kcal=1kg相当になってて摂取カロリー>消費カロリーなら太るしその逆なら痩せる。計算式とApple Watchのデータによると当時の自分は安静時消費エネルギーが1,700kcal、日常生活で消費するのが5〜600kcalらしくて、1日の摂取カロリーが2,300kcalを下回ると自動的に痩せていくことがわかりました。

すなわち1日1,600kcal分しか食べなかったら月に3kgずつ痩せて、900kcalだったら月に6kg痩せるということ。で、実際始めてみたら1日900kcalでぜんぜん暮らせたのでそれくらいのペースでいくことにしました(2,300−900=1,400kcal0.2kg×30日=6kg)。計算通り毎日0.2kgずつ減っていくの面白かった。

食事の例を挙げると朝は納豆ごはんと味噌汁で250kcal、昼はパンと牛乳と果物とかで200kcal、夜は焼き魚とかおかずにしてごはんと味噌汁で400kcalみたいな感じ。ただしごはんは毎回重さを量って90gだけ。食パンは半分に切って食べていた。間食は一切しない。でも毎日3食食べてたから特に空腹でつらいとかはなかったし、たまに3食食べてまだ余裕あるなってときはビール飲んだりもしてました。

だから自分の場合ダイエットは特に難しいことなくてどんどん痩せてったのだいぶ楽しかったな。世の中のだいたいのことは努力してもうまく結果が出なかったりするけどダイエットは食べる量を減らせば体重も減るというめちゃくちゃわかりやすい世界だったので。


FAQ

・運動はしたのか
特にしてないけど犬の散歩があるので毎日10,000歩は歩いていた。でもこれはダイエット以前からずっと変わらずだし筋トレとか有酸素運動とかは特にやってないです。だいたい運動によるカロリー消費とかたいした影響ない。

・酒はやめたのか
特にやめてなくて目標カロリー超えない範囲でたまに飲んでました。以前は毎日必ず飲んでたけど飲まなきゃ飲まないで大丈夫ってわかったの収穫だった。おれアル中じゃなかった!

・そうは言っても食欲が抑えられない
「食べたい」欲が「痩せたい」欲を上回ってるなら別に食べればいいんじゃないですかね。自分の人生だし食べるか痩せるか好きなほうを選べばいいと思う。

・急激に痩せるとリバウンドが怖い
そんなことなくない? 痩せたあとも食べなきゃ痩せるし食べれば太るってだけでダイエットにかけた期間は特に関係ないと思うけど。

・停滞期はあったか
最初の1カ月で8kg減ったあと4、5日ぜんぜん減らない時期が来て、おおこれが停滞期かと思った。ホメオスタシスってやつですね。試しにチートデイみたいの作ってたくさん食べてみたらなんかリセットされたっぽくてまたどんどん減り始めた。

という感じで最初にどかんと減ったので、後半はそこそこ酒も飲めるくらいの1日1,200kcalペースにして、結果3カ月ちょいでマイナス15kg減りました。長期間かけてじわじわ痩せるより短期で一気に減らすほうが自分には合ってたみたい。目に見える成果がないとなかなか続けられない。

 

体重の記録はWithingsの体重計使って自動でスマホにデータ飛ぶようにしていた。ていうかもともとライフログ付けるの好きだから2015年からずっとこの体重計でデータとってる。摂取カロリー計算はあすけんアプリ、消費カロリー計算はApple Watch使ってました。炭酸水を箱買いしてガブガブ飲んでた。

犬が熱中症になった

たまには犬たち連れてキャンプでも行きたいなと思うけど、こんなに暑いとさすがに無理だった。犬は自分の限界とかわかんないから自然の中で楽しすぎて走り回ってはしゃぎまくって体調崩したりする。実際こないだちょっと田舎の山に連れてったときあったんだけど、そのあと2匹とも熱中症になってしまった。

最初はどこが悪いかわからないまま1週間ほど下痢が続いてたいへんだった。うちの犬は夜はリビングにあるクレート(犬小屋)に入って寝るんだけど、このときは夜中にトイレ行きたくてガマンできなくなってしまってキュインキュインと鳴いて別の部屋で寝ているおれのことを呼んでいた。ひどいときは夜中に3、4回起こされて、そのたびトイレに行く犬を見守って液状のウンチを片付けていた。犬を飼うというのはすなわちウンチを片付けることだよなと思う。一度熟睡しててSOSに気付けなくって、クレートの中でウンチ漏らさせてしまったことがあって、あれは本人もつらかったと思う。あんな思いはもうさせたくない。

とにかく2匹とも下痢がひどくて、たまに吐いたりもして、でも最初は原因がよくわかんなかったので、山でなんかヘンなものでも食べたのかなとか思ってた。なかなか治らないからかかりつけの動物病院に連れてって血液検査してみたらいくつかの数値に異常が見つかって、ああこれは典型的な脱水症状ですねということでその場で皮下点滴入れてもらって、そこから2匹ともみるみる復調していったのだった。

今この季節だと朝と夕方のいつもの散歩も日中は暑すぎて行けないから、朝はちょっと早起きして行くことにして、夕方もちょっと暗くなってくる頃に行ってる。夜真っ暗になるとウンチ拾うのたいへんだから夕暮れどきくらいがちょうどいい。

去年は春先とかに何度かキャンプ行って楽しかった。千葉のほうにだだっ広いキャンプ場があって、車の後部座席に犬2匹乗せてトランクと助手席にキャンプ道具載せて1時間半くらいのドライブ。3人用のテント張って1人と2匹で寝る。のびのび走れるし焼いた肉分けてもらえるから犬たちもキャンプは大好き。

もうちょっと涼しくなったらまた行きたい。

CHUMSのリサイクルキーコインケース

小さい財布探してる人がいたらこれがいいよっていうエントリです。

なんの話かというとCHUMSの「リサイクルキーコインケース」っていうやつで、おれもう5年以上これだけでやっててオススメです。

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リサイクルって付いてるのはリサイクル素材を使ってるからだけど、それは別にどうでもよくてとにかく小さくて収納力があるのがいい。紙幣と小銭とカード4、5枚と家の鍵をこれ1つに突っ込んで使ってて、入れようと思えばカードももっと入るはずで、クリアポケットでコインが見えるのもいい。カラバリもたくさんある。紙幣を入れるときは3つ折りにしなきゃならんけどそんなのはすぐ慣れます。

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外出のときにカギと財布を持って……っていう習慣がこれ1つにまとまるのがなにげにうれしい。2,000円くらいで買えるので小さい財布が好きな人は買ったらいいと思う。定番商品っぽいのでボロくなったら買い直せるのもいい。

「えー、でも私は財布にカード20枚以上入ってるし」という人もいるかもわからんが、そんなパンパンの財布を毎日持ち歩く必要はないんじゃない? 月イチくらいしか使わないカードは名刺入れみたいなカードケースにまとめてカバンに入れとけばいいのよ。