(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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丼のご飯はかためがうまい

最近がどこの丼ものチェーンも値下げと味の向上に熱心で、安価の割になかなかだと思うのだけども、肉とかタレとかの具材の割に、ご飯に対する配慮が不足していると思うのね。
牛丼とかのタレがある丼とかは特にそうなんだけど、ご飯がかために炊いてあるほうがタレとのマッチングがいいと思うのよ。特に「つゆだく」にする場合は。ご飯が柔らかいとぐちゃぐちゃになっちゃって、ご飯の存在感がなくなって、具に負ける。カレーライスなんかでもそうだと思うんだけど、ああいう食べ物って、米の力が必要。
なので炊き方が重要だと思うんだけど、たまに「この炊き方はねえよ」にぶつかっちゃうのよね。柔らかいのよ。ゆるいのよ。既にべちゃべちゃなのよ。だからタレを吸っちゃうと妙なことになっちゃうのよ。丼を食べている気がしない。
で、このあたりのことって、食材の問題じゃなくて、炊飯の時の水加減の問題だから、現場でどうにかなる話なんだけど、どこもタレとかには注意を払っていても、米はお留守になりがちなのよね。具とタレに比べ、あまりに関心が低いというか。スイッチ一発で炊けるという安心感があるせいか、かえってダメというか。
しかしながら丼の構成物としてご飯の割合は多いわけだから、ここに手をかけないとうまい丼にはならないと思うんだけどね。安い丼なら尚更。タレの味でご飯を食わせるわけだから、タレに負けないご飯を炊かないと。せっかくの味の向上がムダになっちゃう。
ちょっとしたことなんだけどね。水加減って大事なのよね。