珈琲をゴクゴク呑むように

アツアツだよ(´・ω・`)

とある人が語った「宇宙人を見つける意味」と、他人の人生録を読む事のススメ

地球外生命体についての探索に熱心に取り組んでいる人達がいる。ほとんどの人がそうだとおもうのだが、僕もかつては何十億、何兆もの大金を使って宇宙に夢を見る人達の気持ちがさっぱりわからなかった。

 

彼らは何故宇宙に過度に夢をみるのだろうか?地球外生命体探索の第一人者である鳴沢真也さんは、その理由を以下のように述べている。

 

「地球外の知的生命体に出会う事で、初めて私達地球人というものがどういうものなのかを相対的に理解することができるからである」

 

 

僕はそれまでそのような発想はなかったので、この本を読んで「なるほど。確かに自分をキチンと知る手立ての1つとして、他の生態系から来た知的生命体と会話する事は意義があることかもしれない」と随分と感心したのを覚えている。

 

ただまあ残念ながら地球外生命体は今までの歴史上では観察されていない。今日はそんなあなたに、今からできる自分の人生を相対的にみるのに役立つ、人生ウォッチのススメについて書いていこうと思う。

 

他人の人生観察は最高に面白い。それが面白い人ならばなおのことだ。

僕は他人の人生録を読むのが大好きだ。人の人生には夢がある。

 

自分の人生がどういう風になるのかについて考えるのに”比較すべき対象”は絶対に必要だ。成功者が何故成功し、失敗した人が何故失敗したのかを類推するには、事例から学ぶしかない。時代背景、その人のポテンシャル、生育環境などなど。様々なパラメータを推測しながら人の人生を分析する事は大変楽しいし、また自分の人生の指針についての参考にもなる。

 

それに付け加え、他人の人生録を読む事であなたは”他人の人生”を追体験する事もできる。あなたは孫正義にも堀江貴文にもなることは不可能だが、彼らの自伝を通じて彼らの破天荒な人生を疑似体験する事が可能だ。

 

例えば日本にはこんなにとてつもない人生を送っている人がいる。

 

①高知の片田舎で芸術家として名を成そうと一念発起して東京の美大に進学。

 

②周囲の圧倒的な才能を前に挫折。マトモな方法では勝てないと判断し、エロ雑誌に自分の漫画を売り込みに行く。そしてエロコラムの隣に1コマ漫画を書く仕事から職歴をスタート。この活動をきっかけに漫画家になる。

 

③その後、漫画のネタの為に初めた博打にどっぷりハマり込んで身を持ち崩す。そして戦場カメラマンかつアルコール依存症の旦那と出会い結婚。波乱万丈の結婚生活を送り、旦那と死別。

 

④現在は元ファンであり、その事をキッカケに知り合った日本で最も成功した美容外科医と交際中。

 

わかる人はわかるだろう。西原理恵子さんだ。

 

普通の人は絶対にこんな人生をおくれない。だけど創作物を通じて、その人の人生を追体験する事が可能だ。こんなに最高のエンターテイメント、他にはない。

 

人生ウォッチの最大のメリットはエンターテイメント性だけではなく、あなた自身について客観的にみることができる視点の獲得に他ならない。書物や映画を通じて、複数の他人の人生を追体験することで、あなたの中に人生でやるべき事が何かがぼんやりと浮かんでくるようになる。比較対象が多岐にわたればわたるほど、今度はあなた自身の事が客観的にみれるようになってくる。

 

自分自身を知るために、地球外生命体なんていう難しい存在を比較対象に用いる必要などない。私たちは他人の人生を手がかりに自分を類推する事ができる。”他人”は最高の教材である。

 

人生ウォッチのススメと、人生録執筆のススメ

この記事をきっかけに是非あなたも人生ウォッチを趣味に取り入れて欲しい。書物や映像を通じて、沢山の人の生き方に触れる事は、あなたの人生に奥行きをもたらすだろう。

 

そしてある程度読み込んだら、あなたの人生について是非記事にしてみて欲しい。普通の人の人生が読める事こそが、ブログの醍醐味だと思うからだ。

 

どんな「人生」も、味わい深いものである。