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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【星組】結局、礼真琴の代表作って…?|歌唱力を生かした新作ミュージカルがなかった件

いよいよ今週末に初日を迎える、礼真琴 武道館コンサート『ANTHEM』。

 

柚希礼音さんのREON in BUDOKAN以来、約10年ぶりの武道館コンサート、ということで、

 

2014年に観たREON in BUDOKAN 千秋楽の記事を読み直していました。

 

目次:

 

『ANTHEM』と『REON IN BUDOKAN〜LEGEND〜』の違い

Let's Dance! "Aimer" Finale Ver.

客席参加型で、客席も踊って、一緒に思い出を作ろう、という趣向でした。

 

これはこれで楽しかったのですが…

 

今回は、一曲でも多く、こっちゃんはじめ、出演者の歌を聴きたいから、私達のダンスなんてどうでもいいねん。

 

で、柚希礼音さんの〜LEGEND〜は宝塚メドレー

こっちゃんのメドレーはJ-pop。

 

これは嬉しいですね、『VERDAD!!』でも堪能しましたが、また聴けるのが嬉しいです♪

 

『REON IN BUDOKAN〜LEGEND〜』ではロミジュリ

上述のLet's Dance! "Aimer" Finale Ver.、

『ロミオとジュリエット』1幕ラストの「Aimer(エメ)」での、みんなでダンスや、

名曲「世界の王」を歌ったり、

Synchronaized Virtual REON in "Romeo & Juliette"があったり。

 

『ロミオとジュリエット』は、2010年・梅芸&博多座の別箱公演と、2013年・宝塚大劇場公演の2回上演しているのでちえちゃん(柚希礼音)の代表作と言っていいでしょう。

 

『オーシャンズ11』もハマり役でしたが、やはりロミジュリが代表作だと私は思っています。

 

で、こっちゃん。

 

礼真琴の代表作、これ、と言った作品がないのが惜しまれる

2019年11月トップ就任、2025年8月退団予定。

6年で大劇場公演9作。

 

  1. 2020年2月『眩耀の谷』『Ray-星の光線-』
  2. 2021年2月『ロミオとジュリエット』
  3. 2021年9 - 12月『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』
  4. 2022年4 - 7月『めぐり会いは再び next generation』『Gran Cantante!!』
  5. 2022年11月『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』
  6. 2023年6『1789』
  7. 2024年1月『RRR』『VIOLETOPIA』
  8. 2024年8 月『記憶にございません!』『Tiara Azul-Destino-』
  9. 2025年4月『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』

 

歌上手のこっちゃんには、新作の海外ミュージカルの新作を期待する声も多かったように思いますが、結局実現せず。

 

フレンチミュージカルの『ロミオとジュリエット』と『1789』は再演ですが、やはり期待通りの感動作となりました。

 

ただ、「代表作」は、再演物はあてはまらないのが惜しい。

別箱公演も上演期間が短いのでカウントされないですね。

 

役者を選ぶ作品『ロミオとジュリエット』は、若いロミオにぴったりでしたし、

『1789』は、こっちゃんは主役のロナンにぴったりだから、こっちゃんの『1789』を観てみたいという意見も多かった印象です。

 

新作オリジナルは、原作ありが多かった

原作が小説は 『柳生忍法帖』『ディミトリ』

原作が映画は 『RRR』『記憶にございません!』

原作が劇団☆新感線 『阿修羅城の瞳』

 

えっ? オリジナルって『眩耀の谷』『めぐり会いは再び next generation』2作のみ?

 

『めぐり会いは再び next generation』は、シリーズもので

2011年、2012年に継ぐ再演でした。

 

可愛かったこっちゃんルーチェも大人になって…というのも見どころですが、ちょっと食傷気味でもあり、内容が軽すぎて、もったいない1作だったな、というのが個人的な意見。

 

こうやって見ると、これぞ礼真琴の1作、というのがやはり海外ミュージカルになってしまうし、それは、他のトップさんの代表作だったりするので決め手に欠けます。

 

お役が今ひとつ、トップスター向きでない

『ディミトリ』は王配の役で、原作はタイトルロールがトップ娘役が演じるルスダン。

『RRR』、原作の主人公はこっちゃん演じるビームではなくラーマ。

バディ感が素敵な作品ですがそれだけに、主演感が薄れた感じ。

 

『柳生忍法帖』はこっちゃんが「令和3年度 文化庁芸術祭賞 演劇部門 新人賞」を受賞した作品。

こっちゃんの立ち回りと歌唱が素晴らしい作品でしたが…

ところどころ眠くなって、こっちゃんのお歌で覚醒する、という

個人的には9作の中では、一番印象の薄い作品です。

 

三谷後期作品、劇団☆新感線作品、宝塚らしからぬ作品が続きます

どちらも初宝塚舞台化です。

「初」が付く公演をできるのは光栄なことだと思います。

 

「宝塚の男役」という「型」を観たい方には不評かもしれませんが、こっちゃんが芝居巧者ぶりを発揮した『記憶にございません!』(原作・三谷幸喜)がすごく面白くて、

星組一丸となって取り組んでいて、宝塚らしくないけどいい作品でした for me.

 

外部作品は「宝塚的でない」「番手に合わない配役」、つまるところ、スターシステムに合っていない作品も多いです。

宝塚版にする際に、お役の大きさを変えたり、多少の演出の変更があるかも知れません。

 

生徒さんの魅力を知り尽くした座付き演出家さんの腕の見せ所ですね。

 

 

退団公演となるのが劇団☆新感線の作品と知ってオドロキました

公演タイトルが発表された時、海外ミュージカルじゃなかった…とほんの少し残念でした(小声)

 

そして、宝塚のオリジナル作品ではなく、劇団☆新感線の作品だ、ということも。

 

『阿修羅城の瞳』

先行画像が不敵な笑みをたたえているこっちゃん。

お気に入りです^^

 

大立ち回りがあるらしいですね、こっちゃんの面目躍如!! いいね!!

 

バリバリ歌って踊れるショースターのこっちゃんの最後の公演が和物とは意外ですが、これが代表作になるかも知れず?

楽しみにしています。

 

ショー『エスペラント!』では、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると思います。

最後だと思うと寂しいけれど、公演はとても楽しみです。

 

初日の50日前が集合日として、2月28日(金)あたりに配役など発表されるのでしょうか。

いい作品になりますように!

 

『阿修羅城の瞳』
原作/劇団☆新感線「阿修羅城の瞳」(作・中島 かずき)
原作演出/いのうえ ひでのり
潤色・上演台本・演出/小柳 奈穂子

『エスペラント!』
作・演出/生田 大和

 

宝塚大劇場 (兵庫県)
2025年4月19日(土)〜6月1日(日)

東京宝塚劇場 (東京都)
2025年6月28日(土)〜8月10日(日)