若いアーティストの将来展望と安定

東山紀之(SMILE-UP社の社長)

もしもヒガシが「いつか芸能界以外の業種の社長になる」という野望と好奇心で経営の勉強をしていたら、あれから以降のコンテンツ業界の構造やビジネスモデルは随分違ったものになっていたかもしれない。

小林麻美が田辺エージェンシーの社長夫人になったり、芸能界は永田町(政治)や霞が関(官僚)のような領域展開の結界があるので、専門家寄りの思考回路になりがちなんだけどね。

千葉真一

千葉真一の真の字を貰ってアクションスターとして活躍し、映画のプロデュースも行い米エミー賞を受賞した真田広之

なとり「IN_MY_HEAD」

▶ 昭和歌謡は、1年間に1〜2枚の新曲が出れば、スター性や話題を維持できて芸能界やマスコミ業界が潤沢に回転していたような感じがするのだが、最近のミュージシャンが新曲を出すペースは、僕から見ると異常に速い。

インターネットの散逸構造のせいもあるんだろうけど、あんまり速いと自分で自分のサウンドに予定飽和してしまうリスクに気づいているのだろうか。

なとりはこの曲で発声や歌唱法を変えようとしているみたいだが、ビールのマーケティング4Pの「リーダー/チャレンジャー/フォロワー/ニッチャー」の区分では

「売れてる間は現在の戦術を変えてはいけない」という鉄則があるんだけどね。

西川貴教

▶ 「晴耕雨読」で新曲発表は年2回で、それ以外の時間は矢沢永吉みたいにバスタオルで繊維業界に進出するとか。

米の価格や魚の乱獲を憂慮するのは当然としても、コンテンツ産業は今後益々経済の鍵を握るようになると思うので。

 

 

 

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