貧乏主婦の贅沢は、立て替え払いのシャンプー・リンス

今週のお題「買ってよかった2024」

 普段は石けんをシャンプーに使っている私だが、今使っているのは、シャンプートリートメントセットで4000円くらいのもの。

 え? 貧乏主婦の分際で? 何かわけがあるに違いない、とお思いかしら。

 そのとおり。モニターみたいなのがあって、当たると特定の品物をお店に買いに行って、レシートと開封した画像(返品と転売を防ぐ意味もあるみたい)と、レビューを送信すると、商品代がもらえるというものに参加したのだ。つまり、ほとんどタダで手に入れたものなのだ。

 だから正確には「買った」とは言えない。「立て替えた」というのが正しい。

 お店に行き、JANコードを確認した品物(100%正しいものじゃないと支払われない)をかごに入れレジに行く。

「そのまま持って帰られますか? バッグは30円、クリスマス包装は55円です」

「レジを商品と包装別々に打ってもらうことできますか?」

「いいですよ」

 赤と緑のリボンのついたかわいい巾着袋でクリスマス包装された4000円のシャンプーリンス。代金はやがて私に入る。自腹で55円払ったとはいえ、これはスポンサー様からの私へのクリスマスプレゼントだ。

 不要不急の自分のものなんて何年ぶりだろう、こういうのは。

 うれしくて泣けてくるわ。マジで。

 必要なものは買ってるよ。歩きやすい靴とか、シンプルなセーターとか。中古かオクかメルカリが多いけど。不要不急のものを買う余裕などない。無駄遣いできないのが貧乏なのだよ。

 シャンプーは、いつもは一個100円台の石けんで、それも気に入っているにはいるけど、でも、たまには使ってみたい高級シャンプー。不要不急って素敵。贅沢。幸せなテクスチャと天然香料。雑に乾かしてもストンとまとまる。これを使い切ったらまた石けんに戻るけど、当分は幸せをかみしめてシャンプーできる。