【八重洲】ふくべ:いい雰囲気の中、お銚子3本とつまみを堪能する - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭) : ふくべ

公式

お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。

この口コミは、mnogutiさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.6

¥4,000~¥4,9991人
  • 料理・味4.3
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.7
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク4.7
2024/09訪問27回目

4.6

  • 料理・味4.3
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.7
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク4.7
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:いい雰囲気の中、お銚子3本とつまみを堪能する - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

お酒の店だからお酒は美味しい。日本国内の主な日本酒が飲める。今流行りの生酒ではなく、昔ながらの本醸造や純米酒が中心だ。だからではないがぬる燗で飲むと美味しいお酒が多い。前回は初めてお銚子6本飲ませてもらった。美味しいひと時だった。

それから1ヶ月経ってないが、気づいたら縄のれんを潜っていた。時間はまだ夕方。店内はまだ席がある。自分はカウンターの一番奥か手前の右端が好きだが、今回は一番奥に陣取る。

そうするとすぐに目の前にセットされる小盆の小宇宙。ここで今回もお酒とつまみのひとときが展開される。見た目は狭いが無限大の美味しさを提供してくれる世界だ。

この日は、澤乃井から始まり、日置櫻をいただき、最後は菊正宗の樽でしめた。澤乃井と菊正樽は、ぬる燗でいただき、日置櫻は、冷からぬるぬる燗、ぬる燗まで1合で3度味わった。こういう飲み方は初めてだったのでこれはこれでよかった。

つまみは最初は生揚げをいただいた。こういうのがいいんだ。これを一口食べて味わった後、日本酒をグビリといただく。口中に広がる日本酒の味と香り、その香りは鼻から抜けることで日本酒のあの独特の味わいが高まる。

そしてサービスの塩らっきょう。これがまたいい。カリッと齧りながら日本酒をいただく。美味しい世界に浸る。

最後に頼んだつまみは、珍しくエイヒレ。軽く炙ってあって独特の甘塩っぱさがあって美味しい。当然、日本酒に合う。

今回のつまみもそうだが、日本酒のつまみはやはり塩味がキーになっているのかとふと思ったりした。生揚げはそれにかける醤油味、塩らっきょうは文字通り塩の味、そしてエイヒレも甘塩っぱさが日本酒を引き立てる。美味しいつまみで日本酒はさらに美味しくなる。毎度、嬉しいひとときをありがとうって感じ。

あっという間に3本飲んで、前回は6本飲んだけど、今回はそこまでは飲まず、適量で終了。おいしさの余韻の中、お勘定を済ませて夜の八重洲の街を抜けて家路についたのでした。

ごちそうさまでした。

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2024/09訪問26回目

4.8

  • 料理・味4.7
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥8,000~¥9,9991人

【八重洲】ふくべ:飲みも飲んだりお銚子6本!最高のひと時を過ごす - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

最近、飲む時にどこか、誰かに遠慮しながら飲んでいる自分がいた。だからこの日は最初から気持ちよく飲むぞ!と気合を入れてふくべに向かったのだった。気合いが入りすぎて時間が少々早かったので本屋で時間調整して、開店直後に縄のれんを潜った。

前回から少し空いていることもあったが、珍しく1軒目だったので、気分も新鮮で飲む気満々で酒を頼む。

この日飲んだのは、白鷹、桜政宗、五橋、呉春、菊正宗樽、澤乃井の6種類、6本。いつもは3本、飲んでも4本ぐらいなのに、この日は気づいたら6本飲んでいた。それほど混んでいない店内でゆっくり飲めたので美味しかったし、関西からのお客さんとの話が楽しかったのがお酒が進んだ理由だ。

つまみは、まずは冷奴から頼んだ。やはり暑い時に冷奴はいい。刻みネギと鰹節にさっと醤油をひと回し・・・美味しい。

お次は、ふくべの人気メニューの一つ、鯵の開きだ。今回は頭から食べてみた。確かにじっくり焼き上げてあるので、頭から食べられる。そして甘味があって美味しかった。

6本飲むからつまみも頼む。3品目は、海鮮納豆。これも頼むことが多い。納豆と海鮮が絶妙なのだ。これで飲む日本酒はいい。

さらにさらに月見(全卵)を頼んだ。これも自分にとって定番のメニュー。ようくかき混ぜてズルズルっと啜ると山芋の美味しさが口中に広がる。そこに日本酒を流し込むと最高なマリアージュw

久しぶりに思いっきり飲んだ。6本はちょっと飲み過ぎだけど、でも気持ちよく飲めたし、つまみも美味しかったし、お客さんも良かったので大満足の2時間だった。

お勘定にはちょっとびっくりしたが、飲んでいるし、食べているので、悔いはない。店を出た時も気持ちよさはなんとも言えないものがある。

ごちそうさまでした。

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2024/07訪問25回目

4.1

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気3.7
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク4.3
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:昔からの日本酒を飲みたいならここにくればいい - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

たまに寄らせてもらう八重洲にある酒の店・・・ふくべ。最近もたまにお邪魔している。自分としては、今時の日本酒ではなく、昔からある日本酒が飲みたい時はふくべに限る。

この時お邪魔したのは、夕方の早い時間だったと思う。まだ店内はそれほど混み合っていない時間。自分はカウンター右端に陣取り、まず最初は何を飲もうかと思案する。暑かったので、冷たい菊正宗樽をいただこうと思ったが、あいにくまだ冷えていないとのことで、近くにあった呉春をいただくことにした。

ちびりちびりと飲み始め、次はつまみをどうするか・・・こちらも最近定番化している月見をいただく。自分の場合は、全卵を入れてもらっている。全卵が乗った山芋の底に青のりがかけてあるのだが、これをよ〜く混ぜて、混ぜて、混ぜていただく。

冷たくてツルッとした感じの喉越しが好きだ。夏のこの時期に食べたくなる食感。ポイントはわさび・・・かき混ぜても溶けないので、注意深くわさびを狙って箸でかき混ぜる必要がある。そうしないと後でわさびの塊を食べてしまうことになる。

お酒は2本目に進む・・・久しぶりに群馬泉を頼んだ。いい酒だね。日本酒って感じの味がする。そしてそれに合わせたつまみは鮭のはらすだった。今回はそれもカマ寄りの美味しいところが当たった。

この焼き加減もいいじゃないかい。少しずつ身をほぐしながら食べる。そこに群馬泉を注ぎ込む。口の中で広がある美味しい世界。小盆で繰り広げられた視覚での美味しさが味覚での美味しさに変わる瞬間だ。こういうのいいよねえ。

そしてお酒は3本目・・・菊正樽の冷やしたやつを頼む。最初に飲みたかったのだが、最後になったのはご愛嬌。冷たい菊正樽が喉の奥へ落ちていく。そこに程よいはらすの塩気が混じる。いいよねえ。美味しいよ。満足する瞬間だね。

1時間少々だろうか。あっという間に時は経ち、お勘定を済ませて店を後にする。

次回はいつ来るかな・・・ご馳走様でした。

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2024/05訪問24回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.3
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク4.7
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:初夏の日本酒、〆はやはり菊正樽ひやでいきたい - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

前回の記事は今年の3月、85周年の日に伺った時の記事。実はこの時、某TV局の八重洲特集のカメラが入っていて、しっかり映ったのはこの私ですw

スマホの写真を振り返るとその後何回かきているけど、記事にはしていなかったようだ。そして今回、久しぶりに夕方6時ごろ縄のれんを潜った。入れないと困るので、事前に電話して行ったのだが、この日はお客さんの出だしが遅く、余裕を持ってカウンターに座れたのだった。そして最初に頼んだのは・・・そう小瓶。

この季節になると、気温に関係なく、ビールの喉越しは美味しいものだ。そして、日本酒に移る。今回飲んだのは、澤乃井ぬる燗、菊正樽ぬる燗、菊正樽ひやの3本だった。実は菊正樽は翌日から新樽に変わるところだった。つまりこの日飲んだ菊正樽は、樽底の濃いところだったわけ。樽底の濃いところが好きだが、たまには樽上の口開けも飲んでみたいものだ・・・と思ったりもしたのだった。

さて、つまみはどうしようかとメニューを見ながら考える。この日は実は2軒目だったので軽く食べられるのがいいと思いながら辿り着いたのが、月見だ。いつものように全卵を入れてもらう。食べるときは、これでもか!というぐらいよ〜くかき混ぜて食べる。これが美味しいのだ。

月見全卵をつまみに酒を飲む。いいもんだよ・・・日本酒とそれに和のつまみ。日本酒をちびりと飲んで、口の中で味と香りを楽しむ。その余韻が残る中に月見が流し込まれる。いいよねえ。美味い。
そしてもう1品何かを頼もうということで選んだのは、珍しくたらこのちょい焼き。このちょい焼き加減がいい。大根おろしにちょいかけした醤油の風味がいい。塩気のあるたらこになぜ醤油を合わせるか、それは醤油の風味が美味しいからなんだろうなと思いながらつまむ。酒が美味い。

自分が着席した頃はカウンターは空席が目立ったが、3本目を飲み、たらこのちょい焼きを食べるころにはカウンターはほぼ満席になっていた。賑やかなカウンターになっていたのだった。そういえばこの日は女子の比率が高かったような気がする。その女子たちいい飲みっぷりしていたよ。

賑やかになったふくべでこれからもう1本といきたいところだったが、この日は静かに退出したのだった。

美味しいひと時をごちそうさまでした。

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2024/03訪問23回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥6,000~¥7,9991人

【八重洲】ふくべ:85周年のおめでたい日に伺う・・・年1回のもつ煮込みに舌鼓 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

最近はすっかり最低月一回ペースで飲みに行っている八重洲のふくべ。浜町から歩いていく。当然、帰りも歩くので酔い覚ましと共に、それなりの運動になる。

前回は2月に行っておでんなど頂きながら美味しい日本酒(この時は立春朝搾りや菊正樽など)を頂いたのだった。今回は、開店85周年という3月5日にお邪魔した。85周年ということで自分はそのうちの何年ぐらい関わっているのかと過去を振り返ると・・・自分が初めてふくべで飲んだのは2019年の8月だった(自分の食べログの一番古い記事)。85年の歴史から比べれば新参者だが、いつも美味しいお酒につまみをいただいている。

85周年のこの日、やはりカウンターは常連さんばかりと言ったところ。自分よりもはるかに先輩の方々がいい感じで酔っている。自分も確実に飲みたいということでこの日は予約でカウンターをゲットw入って右端の席で85周年の歴史を味合わせてもらった。

この日も当然飲むのは日本酒。いつもは3本、多くて4本というところだが、この日はいろいろあって、5本いただいた。飲んだのは、呉春、菊正宗樽酒、桜政宗を飲んだあと、〆のつもりで菊正宗樽酒を再度注文。ここで終わるはずが、とあるTV番組の取材が入り、おまけで白鷹をいただいての計5本だった。

お酒のお供は、まずは開店記念のこの日だけの特別メニューであるもつ煮込み。この日しか食べられない伝説の味。大根とこんにゃくが美味しかった。普段作ってないメニューなのでこの日のために作るのは大変だったらしい。それだけ気持ちがこもっているもつ煮込みだ。

特別メニューのもつ煮込みを食べたあとは平常のつまみへ・・・最初は月見(全卵)をお願いした。よく混ぜて食べるのだが、やはりこれは美味しいね。白いご飯にかけてそれをつまみに酒を飲みたいと思ってしまう。

そしてふくべに来たらこれを食べてお酒を飲まないと・・・ということで鯵の干物を頼む。ちょっと時間かかるが、じっくり焼かれた鯵の香りはたまらないものがある。熱々のうちに背骨を外すのだが、その時の身離れがいいので美味しい鯵とすぐに分かる。そして骨についている身を食べ、その背骨を外した片身から順番に箸を入れていく。最後は頭と骨だけになる・・・それほど美味しい鯵の干物だ。

そしてこの日、たまたまだったらしいが、TVの取材が入った。某番組で紹介するお店のうちの一つになるらしい。その取材中に燗をつけるところ撮りたいということで、それならもう一本と白鷹をいただいた。白鷹もよく飲む一本だ。菊正もいいが、白鷹も美味い。灘の酒を代表する酒蔵だろう。

その白鷹を飲みながら、取材の様子を眺め、取材スタッフにちょっと質問なんかして、85周年のふくべのひとときは過ぎていくのでした。珍しく6時に入って店を出たのは8時を回っていた。いつもは1時間ぐらいのところを倍の時間いたことになる。美味しく楽しいひとときだったということだろう。

満足して店を後にしたのでした。次回はいつになりますか。

ごちそうさまでした。

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2024/02訪問22回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥6,000~¥7,9991人

【八重洲】ふくべ:ふらりと行きたい店なんだが、一応予約している今日この頃 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

年が明けてもう2月も中盤だ。ふくべには相変わらずお世話になっている。この食べログにも記事を結構書いているが、振り返ると最近はご無沙汰で昨年の年末にまで遡る。

さて、この日は珍しく浜町から八重洲まで歩いた。2キロ弱の距離をてくてく歩いていくのだが、流石に歩いて行って満員で入れないと悲しいのでこういう時はあらかじめ電話で予約をすることにしている。店に着いた時案の定、カウンターは自分が予約した1席しか残っていなかった。やはり6時ぐらいに行く時は予約は必須だと肝に銘じた。

無事に着席し、小盆の宇宙がセッティングされて、最初の1本となる。この日は澤乃井のぬる燗から始まった。その後、立春朝絞りをいただき、白鷹、菊正宗樽をそれぞれぬる燗でいただき、計4本を小一時間でいただいた。

ワイワイ賑やかな店内で1人飲みの自分のところだけは落ち着いている。猪口でグイッと酒を飲みながら食べるつまみは以下の通り。

季節がらやはり最初は温かいものを食べたくなり、おでんは冬の定番だろう。コンニャク、焼き豆腐、さつま揚げの3品盛りだ。カラシを塗って熱々をいただく。これが美味しいのだ。特に、焼き豆腐とこんにゃくはこの時期必須のおでんダネだろう。熱々ふうふうしながら食べるのが美味しい。

ちょっと引いて小盆の世界を俯瞰してみるとこんな感じだ。小さいお盆(これがふくべの宇宙)におでん皿とお銚子とお猪口、そしてお通しが揃う。いい眺めだ。

酒は佳境となってくる。2本、3本と飲み進めるのだが、おでんを食べている途中で次を考えないといけない。最近は大概は今回頼んだ鯵か月見になるのだが、この日は鯵を2品目に持ってきた。熱々で美味しいのだ。新鮮だから骨の身ばなれがいい。美味しくいただいた。

そして箸休めの塩ラッキョウ。酒のつまみにこれがいい。自分は甘ラッキョウ派だったのだが、このラッキョウをいただくようになり、しっかり塩ラッキョウが好きになってしまった。日本酒に合うんだな。

酒は最後の4本目、翌々日には新樽に変わるということだった・・・ということは、この日の樽酒は、樽香が香る一杯のはずだということで〆の1本はこれでいこうとなった。それに合わせるつまみは、月見(全卵)だ。ようく混ぜた食べるのがいい。普段はなかなか食べない長いものつまみは貴重で、美味しい。

この日の小宇宙でのひと時も終わってしまえばあっという間だった。美味しい日本酒に美味しいつまみいろいろでゆっくり楽しむ1時間少々の時間・・・今年もこれから何回ここにお邪魔するだろうか。

いつもと変わらず美味しいひと時に感謝しながら店を後にするのだった。

ごちそうさまでした。

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2023/12訪問21回目

4.7

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.7
  • CP4.7
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:今年もおせわになりました!再開後も昔と変わらない雰囲気と酒とつまみと - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

年末だから入れないかな?と思いつつ、引き戸を開ける。案の定、カウンターは一杯みたいだ。これはダメだな・・・と半ば諦めてたが、奥のテーブルを案内してもらえた。こういう時は嬉しいものだ。

着席すると、小盆が運ばれてくる。ふくべでの小一時間共にする小宇宙だ。今年、何回この小宇宙にお世話になっただろうか。この小盆の上に運ばれてくるお銚子とつまみの数々・・・今日もこの上で繰り広げられる小宴、いいねえ。それでは楽しみましょう。

晩秋から今の時期は、最初からぬる燗をいただく。最近2回で飲んだ日本酒は、土佐鶴、群馬泉、白鷹、開運、菊正樽の5種類。菊正樽は〆の1本で必ずいただく。今年残念だったのは、新樽が入った時、前の樽の濃いところがあるのだけど、それを飲み損ねたこと。入れ替えの日を教えてもらったのだけど行けなかった。来年は是非。

つまみは、最近は月見(全卵)を頼むことが多い。これがいいんだ。わさびをちょっときかせて食べるというよりはズルズルって飲み込む。これね、冷たい山芋が美味しい。

最近はさっぱり系のつまみを頼むことが多い。この時はしめ鯖を頼んだ。これもいいんだ。酢で〆てあるけど、甘味がある。ゆっくり味わいながらそこに酒を流し込む。

そして塩辛。言うことはないでしょう。

好きなのが、納豆をベースにしたつまみ。この日はマグロ納豆か・・・いや、マグロとイカだな。納豆とあえて食べる。これがまたいいんだよね。

そして鯵の干物。自分はこれが一番。焼きたて熱々で出てくるので、それをひっくり返して背骨を取って食べる。美味しいんだよ。食べたことない人は食べてみて!

塩ラッキョウもいい。こう言うちょっとしたメニューが美味しいのだ。

カウンターや奥のテーブルの賑やかな中で小一時間を過ごす・・・周りでは地元の先輩たち、まだ現役の人たちが賑やかに話す。自分は周りの話を聞きながらゆっくりと杯を傾ける。先輩たちの話がやはりいいかな。ふくべの呑み人たちの話を聞きながら飲む酒がうまい。

何回も行った人には分かると思う・・・ふくべにはなぜか足が向く。いい店だと思う。今年も美味しいお酒につまみをありがとう。

来年もよろしくお願いします。

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2023/11訪問20回目

4.6

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:空いていてゆっくり飲めたひと時 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

前回は混んでいて最初奥のテーブル席に陣取り、その後、カウンターに移動したのだった。実は今回の前に一度お邪魔しようとしたのだが、席がなくあえなく回れ右をしたのだった。

そして今回・・・この日も18時30分ごろという混んでいる時間に伺うことになり、また席がないかと一抹の不安を抱えながら引き戸を開けると・・・あれ?って感じだった。カウンターに座っているお客さんは3名ほどで、かつ、一人はお勘定しているところだった。この時間にカウンターがこれだけ空いているのは、新型コロナの頃もそうはなかっただろう。

お店には悪いが、カウンターに腰を下ろし、いつ混み出すか分からないのだが、今日はゆっくり飲めるなと空いていることを半ば喜びつつ、まずは呉春をぬる燗でお願いした。久しぶりの呉春だった。燗のつけ具合もよくて美味しくいただいた。この時は、次に、こちらも久しぶりの白鷹をいただき、最後に菊正宗の樽をぬる燗でいただいたのだった。どれも美味しかった。

お客は相変わらず増えなかったので、ゆっくり落ち着いて飲めるのはよかったのだが、やはりあの賑わいがないというのはどことなく寂しいものがある。飲兵衛たちがワイワイやっている中で個を味わいながら飲む日本酒が美味しいと思うのだった。

さて、この日のつまみの一品目は、定番の料理、月見の全卵入りだ。これを醤油、山芋、卵が一体になるようによく掻き回して、わさびは食べるときに少しずつ添えて食べる(飲むと言った方がいいかもしれない)。これが美味しいのだ。以前は自宅での晩飯でも作っていたなと思い出しながらいただく。

2品目はふくべの名物の一つ、鯵の干物だ。大きくふっくらしていて美味しそうな鯵の干物。まず、背骨を外し、その背骨をしゃぶって美味しいところを残さないようにするのがポイント。それから身を箸で崩しつつ食べる。どうだいこの美味しそうなふっくらとして鯵の身。美味しそうではなく、間違いなく美味しいのだが、これをつまみに飲む酒は美味さ倍増だ。

美味しい日本酒とつまみ2品で満足のひと時を過ごしたわけだが、この日は本当に珍しく、自分がいる間、その後もお客さんは増えずにカウンターも空席が目立つままだった。こういうこともあるから、混んでる時間だとしても引き戸を開けるわけだけどね。

次回行くのはいつになるだろうか。

ごちそうさまでした。

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2023/10訪問19回目

4.3

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.1
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:ふらりと立ち寄る - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

引き戸から店内を覗く・・・満席か?6時30分過ぎと言えば、飲み屋が佳境に入る頃だ。どうだろうと思って中に入ると、少し待って奥のテーブル席に通される。先週来たばかりだというのに・・・これは習慣化するかもしれないと思いながら、土田の冷たいお銚子を頼む。つまみは冷奴だ。

奥のテーブル席はちょっと狭いが横一列に並ぶ形なので、一人の世界でゆっくり飲める。この時は、ゆっくり本を読みながらお猪口を傾けた。飲んだお酒は、土田(冷)、澤乃井(ぬる燗)、菊正宗樽(ぬる燗)の3本。この日はしっかり3本いただいた。

途中、カウンターが空いたのでそちらに移動する。小盆がそのままカウンターに移動していくので、自分は身一つ(鞄付き)で移るだけだ。

混んでいたこともあり、つまみはシンプルに冷奴と生揚げだ。まずは冷奴をつまむ。今年はまだ晩秋とは思えない陽気なので、湯豆腐ではなく、冷奴。

お酒はゆっくり進む・・・そしてつまみの2品目は久しぶりに生揚げをお願いした。いつものように月見でもよかったが、前回食べているので、この時は生揚げ。豆腐を揚げたもので奴と同系統のつまみだが、こういう時もある。

頼んでからそれに気づくという気持ちもくつろいだひと時となった。そしてお酒は2本目の澤乃井、3本目の菊正宗樽と続く。2本ともぬる燗でいただく。冷奴や生揚げをつまみながら、ゆっくりと飲む。

周りはサラリーマンで賑わっている。ふと考える・・・この人たちの多くは僕とほぼ同年代か若い人たち・・・その中に自分がいるのかどことなく場違いなような気がしないでもない。左のお客人は高校生ごろからの友人だろうか、昔話に花が咲く。右のお客人は古くからの常連さんだ。ゆっくりと飲んでいるのだが、その姿から醸し出される雰囲気がいい。帰りに次の予約をして帰って行った。

自分はといえば、もう一品頼みたいと思いつつ、この日は2品にしておいて、3本目の菊正樽を飲み干してお勘定となったのだった。とことん飲むよりはこのくらいにしておいて、小一時間で帰るのがいい。これは習慣化することへの布石なのかもしれない。

ごちそうさまでした。

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2023/10訪問18回目

4.6

  • 料理・味4.6
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:一仕事終えた後にふらりと立ち寄る・・・気持ち休まる空間での一杯 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

最近はタイミングが合わず、近くの丸善にはそれなりにお邪魔しているものの、こちらにはなかなか寄れなかった・・・ということで久々に寄らせてもらった。カウンターの一番奥に案内され、着席。横のお客さんもお一人様みたいだ。静かに淡々とゆっくり飲むタイプの模様。自分が飲み終わった後も何か注文していた。こういうお客さんの横で飲めるといい。こちらもくつろいでゆっくり飲める。

小盆がセットされ、最初の飲み物は、今回は小瓶を頼んだ。夕方結構歩き回ったので体からだいぶ水分が抜けていたので、まずはそこの補給となった。グビグビッと飲むと喉の奥に落ちて、胃に染み渡っていくのが分かる。これで生き返った。

ゆっくりため息をつきながら、ビールを継ぎ足す。頭の中は肴を何にするかでいろいろな肴がぐるぐる回る。ちょっと考えたが、結局はこのところ来ると必ず頼んでいる月見(全卵入り)にした。黄身だけの人もいるみたいだが、自分は全卵。これを時間をかけて十分に混ぜる。自分はワサビも一緒に混ぜてしまう。十分混ざり合ったところをズルズルっと啜る・・・これがいいんだな。山芋の柔らかな味が玉子の味でさらにまろやかになる。そこに青のりの香りとワサビの風味がほんのり感じられる。美味しくいただく。こうなると日本酒に早く行きたくなる。今回は2本ぐらいにしておこうということで、菊正宗の樽酒をぬる燗で2本いただいた。

ほんのりいい加減に燗つけられた菊正の樽・・・口に含み、舌の上で転がす。樽の香りが広がる。そして菊正のあの淡麗辛口のすっきりした味わい。美味しいねえ。

月見を食べ終わり、次のつまみを考える・・・そろそろ季節なのでおでんをお願いした。出てきたのがこちら。焼き豆腐、蒟蒻、さつま揚げの3点盛りだ。いいじゃないかこの3点盛り。熱々の豆腐から早速いただく。一口大の大きさに箸で刻み、カラシをちょいとつけてちょっとふうふうしてパクりといただく。いい感じで味が沁みていて美味しい。

蒟蒻は厚めで噛んだ時の歯触りがなんとも言えない。そしてさつま揚げの柔らかい美味しいさ。おでんだねを食べて、おでん汁を味わう。そして合間合間に菊正樽を飲み、お酒とおでんの美味しさを堪能する。

店の中は席も埋まり賑やかだ。珍しく女性客が多く、かつ、彼女らの元気のいい声がこちらまでよく聞こえる。男子諸君も久しぶりなのだろうか、コロナ前あたりの頃の話に花が咲く。店内みんなよく食べ、よく飲み、よく喋る・・・なかなかだ。こういう中で飲むのはふくべらしくていいものだ。

そんな賑やかな店内にあって、カウンター奥の隣のおじさんと僕のところは静かにゆっくり酒を飲み、肴を味わうのでした。

久しぶりのふくべ・・・よかったねえ。

ごちそうさまでした。

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2023/08訪問17回目

4.6

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:ちょいとご無沙汰だったので、顔出しましたw - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

美味しい肴で美味しいお酒を飲みたい時、どこにいく?って自問自答して出る答えは大概決まっている。自分の場合、いくつかあるが、その一つが、八重洲のふくべだ。

気づいてみれば、前回の訪問から2ヶ月以上経過しているということで、久しぶりに縄のれんをくぐりたくなった。いつもは比較的早い時間に行くが、この日は8時近かったので、混んでいるかなと思ったが、逆だった。カウンターがいい感じで空いていて、すんなり入ったところの角の席に座ることができた。

カウンターに座ったら、その後は急いではいけない。万事、店のご主人に任せ、注文を聞かれるまでじっと待つ。これがふくべの流儀だ。飲み終わった客人の会計などが済むと自分の番だ。まずは飲み物ということで、この日は暑かったので小瓶から。酒(ここでは酒と言ったら日本酒だ)に行く前にちょっと喉を潤したいということでグラスに一杯二杯飲む。

さて、肴は何にするって、やはり暑い時だからさっぱり行きたいねえということで、冷奴のお出ましだ。薬味のネギや生姜がいいアクセントになって、ひゃっこい豆腐を引き立てる。日本の夏には冷奴だろう。

さて、酒だ。この日は3本いただいた。最初が、五橋で渋く始め、次が開運ときたもんだ。何を開運したかったんだかよく分かんねえが、めでたい!ってこともなかったが、開運を飲んでおいた。そして最後は、決まってらあな、菊正宗の樽だ。やはりこれは美味い。そう言えば、なぜこの日、ふくべだったかと言えば、SNSでこの日が樽の口開けになるというようなことが書き込まれていたのを見たからだった。

口開けの若いやつはいいよなあ、もしかしたら前の樽も少し残っているかも・・・なんてことを考えていたら無性にふくべに行きたくなったのだった。

酒を飲みながら肴も次を頼む。最近、定番になりつつある月見だ。全卵でお願いする。これも夏の暑い時にいただくことが多いんじゃねえかい。山芋で精つけて暑い夏を乗り切ろうってことだ。よぉく混ぜて食べるのがいい。この月見の喉ごしが好きでね。最近はよく頼むんだよ。ああ、うめえ。

さて、酒は進むよ。この頃には2本目の開運を飲ってたんじゃあねえかなと思う。どんな酒でもそうだが、その土地土地、蔵によってみんなそれぞれの味があってそれを楽しみに呑むんだな。単に美味いだけじゃないんだよ。土地の特色(水や寒暖差)とか、杜氏さんの思いとか、蔵の伝統とかそういうのが渾然一体となって一つの酒ができるってわけだ。それをちびちびやる時、一つの作品としての酒を飲めて幸せを感じるじゃねえかい。

箸休めに塩らっきょを出してくれた。これがまた美味しいんだよ。コリって齧って、口の中でらっきょが細かくなっていく、その時、らっきょの味が口の中に広がっていくんだ。さっぱりすらあ。

酒は、2本目の開運から、最後の菊正宗樽酒に移る頃かな・・・三の肴は鯵の干物。ふくべのおすすめの肴の一つだ。自分も大概は頼む。この鯵、熱々のうちに骨を外すのが美味しく食べるコツだ(と自分は思っている)。そして皮や小骨も一緒に食べ切るのが美味しい。ふくべの鯵は美味しい味なんだ。小さい時に食べた鯵のあの味、香り、歯触り、すべてが再現されているのさ。俺にとっては思い出の味(鯵)だ。

そんなこんなで小一時間はすぐ経っちまう。周りの席もお客が入れ替わり、ワイワイ飲っているってところで自分はお勘定を済ませて、外に出た。

この日も美味しい酒に肴だったなあと思いながら歩いていてふと思い出した。さて、あの菊正宗の樽酒は口開けだったのだろうかと。目の前の樽から注いでいたから口開けだよなあと思いながら後にしたのでした。

ああ、美味しかった。

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2023/05訪問16回目

4.5

  • 料理・味4.7
  • サービス3.9
  • 雰囲気4.3
  • CP3.9
  • 酒・ドリンク4.7
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:近くに行くと呼ばれるんだよねえ・・・ということで美味しいお酒を楽しむ - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

気づくと足が向いている八重洲方面。書籍の丸善があるのだが、最近はもっぱらこちら、ふくべに行くことになる(とは言っても帰りに丸善にもよるのだが)。この日もそうだった。開店時間は、4時30分、4時過ぎに水道橋にいたのだが、時計を見て、早いなと思いながら足は八重洲に向けて動き出していた。

新しくなったふくべの外観・・・すっきりしたデザインで縄のれんが映える。ほぼ4時半に到着・・・そっと引き戸を開ける。誰もいなかった。一番乗りは初めてということでカウンター一番奥の席に案内される。

一番乗りだからいろいろと早い。お盆が配され、昆布の佃煮、そしてお酒・・・最初は千福をぬる燗でいただく。この日は、この後、五橋、北島、菊正宗樽をそれぞれ温燗でいただいた。

ゆっくり飲んでいると、次のお客人が現れる。順番に奥から座っていく感じ。6時過ぎから本格的に混み始めるのと、予約が入っているということで、6時目安で飲むことになる。普通に飲んでも、1時間少々なので6時には必ず席を立つことにはなるので心配せずに悠然と飲むw

千福を飲みながら、最初のつまみ、冷奴をいただく。こういう季節になると冷んやりした豆腐の口触りがいい。ならば酒は冷たいの飲まないのか・・・よほど暑い日でないと冷やした酒は飲まない。冷やした樽酒も美味いけどね。

まだ本格的に混む時間ではないので、つまみも比較的早く出てくる。この日の2品目は最近マイブームの月見だ。これがまた冷たくていい。全卵の入ったとろろをずずーっと啜りながら、ぬる燗(2本目の五橋だ)を飲む。これが美味しいだよ。

だいぶ店内が賑やかになってくる。仕事帰りの人がほとんどだろう。結構多いのが、数年ぶりに来たという人。おそらく店舗の建替えを聞いてやってきたのではないかと思う。お店の構造がどうなったのかを確認してる。

つまみは3品目、この日の最後だ。鯵の干物を頼む。これが美味しい。もちろん焼きたてを出してくれるが、骨からの身離れがよく、ふっくらしていて、程よい塩味・・・この程よい塩味が口中では甘味、旨味に変わる。大概はこの鯵の干物が最後のつまみになるので、ゆっくり酒(3本目の北島)と一緒に味わう。

最後の酒は、これもお決まり、菊正宗の樽酒をぬる燗でいただく。すっきりしていて美味しい、樽香がたまらない。これをほぼほぼ最後にいただくのがここでの形。

店内はほぼカウンターは一杯。この後、2階も埋まっていくのだろう。自分はいい感じで酔いが回り、美味しくいただいた余韻に浸りながら、お勘定を済ませて、店を後にする。

今回もごちそうさまでした。

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2023/04訪問15回目

4.6

  • 料理・味4.7
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:リニューアルオープンしてからもちょいちょい行ってます - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

昨年の暮れにリニューアルオープンしてからちょっと時間が経ちましたが、最近、またしばしば訪れるようになってきました。八重洲にあるふくべ。店舗が建て替えになり、1階のカウンターは以前と同じような感じ。奥が狭くなった模様。旧店舗の時の奥のテーブル席が2階に上がり、2階が3階に上がったイメージ。

自分はやはりカウンターで飲む。たまたまだけど、行ったタイミングがよく、いつもカウンターだ。席に着くといつもの小宇宙がセットされる。お盆の上に昆布とお猪口に割り箸。しばらくするとお酒が配されて、ゆっくりしたくつろぎのひとときが始まる。

大概は、日本酒を3本から4本飲むが、暑い時、喉が渇いている時はごく稀に最初小瓶を頼む時がある。これをグーっと空けて、それから日本酒へと進む。

最近飲んだ銘柄は、菊正宗樽(ぬる燗、冷酒)、桜政宗、白鷹、五橋、開運、澤乃井、土田(冷酒)をいただく。どれも美味しく飲ませてもらう。

いただいた料理は、まずは鯵の干物は外せない。今回の鯵は少し塩味が強かった。ふくべの鯵はふっくらしていて身離れがよく、美味しく食べられる。外せない一品。

自分が好きな厚揚げもよく頼む。厚揚げに薬味と醤油で食べるのだが、これがお酒によく合う。

そして板わさ。これも外せない。プリッとした歯応えがなんとも言えない。そして味がいい。

おでんは冬にいただくことが多いが、春先の寒い時にいただいた。これもよく味が染み込んでいて美味しい。

今年、これから暑い季節にかけてマイブームになりそうなのが、この月見と海鮮納豆だ。月見は山芋に全卵か黄身を入れて食べる。自分は全卵派。

海鮮納豆は納豆にマグロ、イカ、タコが入る。醤油とわさびが入り、それをよ〜くかき混ぜると、納豆と海鮮が渾然一体となり、日本酒に欠かせないつまみとなる。これからは定番のつまみになりそうな予感がした。

美味しい料理と店内のいい雰囲気で酒が進む店の雰囲気がいい、お客さんの色々な話が聞こえてくる。それもつまみになる。時にはたまたま隣になった酔人と話し込むこともある。そういう雰囲気と美味しい料理は、美味しいお酒をさらに美味しくしてくれる。

これからも通いそうである。

ごちそうさまでした。

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2022/01訪問14回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP5.0
  • 酒・ドリンク5.0
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:2022年初ゆっくり日本酒を嗜む・・・嗚呼うまし - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

まったくびっくりだった。今日は久しぶりの東京のまとまった雪で、これなら空いてるかなと思って、しかも夜の7時ごろお邪魔したら・・・なんと!カウンター一杯で通されたのはテーブルだった。まあ、問題はないのだが。

ビックリしたのはそのだいぶ後。まずはいつものセットが運ばれてきて、注文を聞かれる。今日は、今年初めてなので、白鷹のぬる燗から。そしてつまみは寒いこともあり、おでん。

しばらく待って、はい、この通り。白鷹のぬる燗におでんが揃った。久しぶりのふくべさん、今晩はゆっくりいただきますよってことで、まずはお猪口に白鷹を注ぎ、グビッと一口・・・冷えた身体に燗酒の温もりが染みる。

そしておでん・・・熱々の豆腐をハフハフいいながら食べる。至福のひととき。たまらねえってことで酒は進む。焼き豆腐がいいんだよ。ちくわもこんにゃくも昆布もおいしいよ。でも、今日の雪の日に限っては豆腐だよ。

酒は2本目だ。2本目は、群馬泉。これがまたいい。当然、ぬる燗でいただく。この頃になると体は温まっているんだけど、それでもぬる燗の暖かさが身体に染みる。もう日本酒万歳!

つまみは板わさと鯵の干物。まずは板わさ・・・これもいつも変わらない味と歯応えなんだけどね、美味しいんだよ。美味いぜ、板わさ!そして鯵の干物ね。鯵の干物は小さい時から食べてきているので別格なんだな。その別格なところに、ふくべさんの鯵の干物はまた美味しいときたもんだ。ここにきたら頼まないではいられない。

そんな感じで美味しく食べて、お酒は3本目の北島になっていたであろうか。女将さんがきて、「28日で閉店しますから」って・・・「えっ!!」ってなるよね。せっかくいい店に巡り合ったと思ってたのに・・・絶句!・・・短かったけど、過去の思い出が走馬灯のように・・・と、そしたら、「12月に再開店しますから」って・・・ホッとしたのは言うまでもない。

その後、カウンターが空いて、奥にテーブル席で一人で座っていた僕ともう一人の客人はそろって移った。そこからはそれはそれで楽しかったのだが・・・スマホがないと騒ぎになりかけたら、ご一緒した人が持っていて、しかもその人がそれでそのスマホがないないと一緒にさがしてるってどういうことよってw

それでその時、ふと思ったんだ・・・ふくべにくる酔客はもちろんお酒が好きなんだけど、それにも増してみんなで楽しく話ししたくてきてるんだってことを・・・そしてその場は2月から約10ヶ月ほどなくなる。今月28日までやっているけど、予約しないと入れないだろうって。こりゃ今日が最後になる可能性高しと思いながら店を後にしたのでした。

雪が降ったら、その日は狙い目・・・1月中にもう1回ぐらい雪が降らないかな・・・ごちそうさまでした。

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2021/10訪問13回目

4.8

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気5.0
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:久しぶりにゆっくり日本酒を嗜む・・・嗚呼うまし - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

外でお酒を飲めないということがこれほど苦痛に感じるとは思わなかった。何とも言えない緊急事態宣言下での日々の生活だった。その解禁された初日、当然、飲みに行った。足は自然と八重洲方面へ、そして引き戸を開けて入ったお店がふくべさん。
 
カウンター中程に座らせてもらった。右隣は地元のおじさん、僕より一回りぐらい上だろうか。左隣は僕と同い年ぐらいのサラリーマンのお兄さん。最初は寡黙に飲んでいたが、徐々におじさんと話すようになる。お店のことを色々心配していて、どうなんだろうねえなんて言いながら飲んでいた。八重洲の扇子屋さんで落語扇を買ってきたんだよなんて話もしていたっけ。

おじさんが帰った後、酔った勢いもあって左隣のお兄さんと話し始めた。これがびっくりだった。同い年、正確には早生まれだったので1学年上なのだが、文字通り、お兄さん。そして住んでいるところが板橋、大山の方と言っていた。自分の生まれは板橋だし、就職した時最初に東京で住んだのも板橋だ。そしてこのコロナ禍のご時世でシクロスポリンという免疫抑制剤を飲んでいるのも同じだった。何とも共通点が多過ぎで二人でびっくりしながら酒を飲んだ。

普段はあまり話さない自分だが、この時は饒舌だった。

さて、この日の肴は、ちょっと豪華なマグロブツから始まった。美味しいところが並んでいて、見た目も美味しそうということでお酒も進む。

二品目は、定番の鯵の干物・・・ふくべさんにきたらこれは外せない。

さらにこの日は、焼きたらこも頼んで、肴も堪能させてもらった。

これだけ肴を頼んだということは、それだけ飲んでいるということで、呉春、開運、群馬泉、菊正宗樽酒、白鷹と5本も飲んだのでした。

美味しくも楽しいひとときでした。
ごちそうさまでした。

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2021/07訪問12回目

4.7

  • 料理・味4.3
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥6,000~¥7,9991人

【八重洲】ふくべ:地元の諸先輩の話を聞きながら酒を飲む、楽しからずや - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

6月後半に一度お邪魔しているが、その時以来のふくべさん。今回は、緊急事態宣言が4度目のとなりそうだという噂を聞き、これは宣言が発せられる前に一度行っておかないとということでお邪魔した。 
 
さっと行ってさっと帰ってこようと思い、早めの時間にお邪魔する。それでも店内には3名ほどの先客があり、自分はカウンターの入り口に近い方に陣取った。着席したらあとは慌てることはない。いつものセッティングができるまで待ち、それができたら最初の酒を頼む。

今回は、北島。当然、ぬる燗でいただく。北島は結構個性のある酒だ。存在感がある。今日はこれから始まった。その後は、呉春、群馬泉、菊正宗樽酒といただき、もう一本ぐらい飲んだかもしれない。美味しいお酒を堪能させてもらった。

まずは北島から今回のつまみは最初少し贅沢させてもらった。刺身の三点盛だ。まぐろぶつ、イカ、タコのオーソドックスな組み合わせだが、やはり日本酒には刺身が合う。タコはタコの、イカはイカの歯応えを楽しみながら、酒を舐める。そしてマグロ、美味しいねえ。

「ふくべから 沸いて出る酒 金の色」・・・徳利から注がれる酒は、どちらかと言えば、無色透明に近いが、呑助にとっては、まさしく金の色に見える。それぞれの個性のある酒をゆっくりと楽しむ。その間にカウンターに座る酔客たちの話に耳を傾ける。

今回は、話を伺っているとどうも八重洲のご老人とふくべの常連さん(今は神奈川に住む)の会話のようだった。大磯という地名が出てきたのにはびっくりしたが、世間は狭いものである。そのご老人、いい感じの方で自分にも話しかけてくれて、昔の話をしてくれる。こういう話は酒を呑みながら聞くのにちょうどいい。
 
そしてつまみは進む。次は最近すっかり定番になった生揚げだ。これが美味しいんだ。お腹にもたまるし、日本酒に合う。美味しくいただいた。

それからサービスで出していただいた塩辛。これもまた酒が進む。家ではまず食べることはないが、居酒屋で呑むときには結構食べることが多い。これも日本酒の味を引き立てる。

そしてやはり最後は、鯵の干物。焼きたて熱々を供してくれるので、身離れもよく、美味しく食べられる。ひょいと裏返し、背骨を外し、まずはその背骨に着いた身をこそぐようにいただく。ここが一番美味しいところだ・・・と思う。そしてほろほろとほぐれる身を一口大に箸でつまみ、口の中に・・・鯵の旨味が口一杯に広がる。そこに注がれる日本酒。いいねえ。

そうこうしているうちにあっという間に1時間以上がすぎる。1時間をすぎると自分にとっては飲み過ぎだ。次回来るのは8月の下旬になるのか・・・と思いながら、店を後にしたのだった。

ごちそうさまでした。

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2021/04訪問11回目

4.7

  • 料理・味4.3
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:初めて土曜日にお邪魔する - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

先日お邪魔したばかりのような気もするが、気づいたらお店の前にいた。ちょうど入る人がいたので、わきから覗くとカンターは一杯のようだったので諦めて一度は離れたが、でもせっかく来たのだからと引き換えし、引き戸を開ける。

聞いたら、奥のテーブル席はあるということだったので、そちらでひと時を過ごさせていただくことに。実は、奥のテーブル席は2度目だが、1度目はしたたか酔っぱらっていたのでほぼ記憶なし・・・ということで実質的に初めてのテーブル席となった。

奥のテーブル席では、お盆がないということを初めて知る。なんとなく勝手が違う。それも直、慣れるのだが、カウンターで飲むのとはちょいと違う。陣取ったのは、右奥のテーブル席。4人まで座れるが、そこを自分一人で使わせてもらった。他にも二組ほど先客がいたが、一組は結構いただいているようでにぎやかだった。もう一組は男女ペアだった。

この日の1本目は久しぶりに桜正宗。ぬる燗で頼む。女将さんが塩らっきょうを出してくれたので、それをコリっと噛みながら、桜正宗をグビッと呑む。この日もいい感じだ。テーブル席も悪くないなと思った。そして最初のつまみは、この日は少々肌寒かったこともあり、おでんをお願いする。熱々のおでんが美味しかった。特にこんにゃくが厚めに切ってあり、歯ごたえがあってよかった。

おでんの次に頼んだのが、毎度の鯵の干物だ。いつ食べても美味しい。ひっくり返して背骨を外し、骨についている身をきれいにいただく。この時に身離れがいいのが美味しい鯵。それからゆっくりと一尾いただく。

お酒の2本目は、澤乃井をいただく。これもぬる燗。小さいぐい呑みでくいっと呑んでつぎ足す・・・その繰り返しだが、徐々に胃袋から体の中に酒が染み渡っていくのが何とも言えない。いい感じの居心地だ。この日は、その他、3本目に菊正宗樽酒、4本目が千福といただいた。最近は4本呑むのが定番になってきている。

ずーっと奥のテーブル席で過ごすつもりでいたが、カウンターが空いたということで、半ばからカウンターに移動した。こういう心遣いもうれしいものだ。そして定番のカウンター席でお酒とつまみをいただきながら、いい感じの酔い加減になったところでお店を後にした。

美味しく温かいひと時を過ごさせてもらった。次回行くのは5月の下旬あたりだろうか。

ごちそうさまでした。

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2021/04訪問10回目

4.6

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.3
  • CP4.7
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:今年初めて、美味しい地酒と肴を堪能する - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

新年早々行きたかったけど、結局行けたのは4月になってから、すでに桜も散っていた時期だった。この日は仕事を早上がりし、午後4時半を過ぎた頃にふくべの入り口に立つ。この時間だからもしかしたらガラガラかなと思ったが、カウンターにはすでに諸先輩方が数名、徳利を傾けていた。

自分もそこに入れてもらい、さて今日は何にしようかと思案する。ふくべではこの瞬間が楽しいし、その日の飲むお酒を決める端緒を作るので大切だ。ちょっと考えて、この日は五橋から入ることにした。ぬる燗で頼む。

しばらくして、ぬる燗の五橋が入った徳利が目の前に供せられる。さて、始まるこの日の宴。一人でゆっくり飲むのが今のスタイルというか、思い出してみれば自分は一人呑みが結構多かったなと・・・そして今は状況が状況だけに、一人で静かに黙呑するようになっている。普通でも無口なのにさらに無口に黙々と飲むひととき。

五橋が胃の腑に落ちて、染み渡る・・・じっくり味わい、染み渡る感触を楽しむ。ふくべの持つ雰囲気がこういう飲み方にあっていると思う。仲間二人できて小声で話ながらもいいが、一人での黙呑がいい。

この日のつまみは、今年初めてということもあり、いつもの定番をお願いする。まずは生揚げ。これは昨年の後半から頼み始めて最近は毎回頼むようになってきているお気に入りのつまみだ。生揚げの周りのカラッとした感じと中のふっくらした感じ、そこに刻みネギと生姜と醤油の味が絡まり、美味しい。お酒が進むよ。

そして塩ラッキョウ。これがまた美味しい。酒に合う。日本酒を扱う店だからそこで出されるつまみは酒に合うのが当たり前だが、このラッキョウ、美味しい。コリコリ、シャキシャキ・・・何と表現していいのだろうか、この食感がなんとも言えない。

この日の日本酒・・・五橋の後は、白鷹、菊正宗樽酒、一の蔵特別純米酒をいただいた。いつもよりというか、以前は3本で止めていたが、ここ数回は4本目まで飲んでいることが多いのではなかろうか。

さて、つまみも最後・・・やはり久しぶりということもあり、鯵の干物をいただいた。これは外せない。美味しいお気に入りのつまみだ。ふくべでも焼魚は他にもあるが、やはり鯵の干物が一番のおすすめらしく、おすすめするだけあって、美味しい。背骨の身離れがいいところがいいし、身の美味しさも文句なし。それだけ美味しい鯵の干物なので行けば必ず頼むようになる。

静かに呑みながら、鯵の干物をつまみ、ふうっとため息をつく。くつろげる時間だ。目の前の棚に並べてある一升瓶や左奥の四斗樽を眺めながら、ゆっくりいただく。たまに他のお客さんの話題に耳を傾けたり・・・この日はご近所の蛎殻町の方がいらしていたみたい。「蛎殻町って漢字、難しくんて書けねえんだよぉ」なんて言っていた。

そんなこんなでいつの間にか時は過ぎ、呑み始めてから2時間経過していた。最後の一滴を飲み
干し、ゆっくり席を立つ。今年は何回来れるだろうか。質素倹約を励行中の身としては、2ヶ月に1度ぐらいは来たいものだが、さてどうなるでしょうか。

いつも美味しいお酒とつまみ、ありがとうございます。

ごちそうさまでした。

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2020/12訪問9回目

4.6

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:年末のひとときを美味しい日本酒で過ごす - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

年末なのでご挨拶・・・というわけでもないが、行ける時に行きましょうって感じだ。お店に到着したのは、5時30分ぐらいだったろうか。人形町からてくてく歩いても2キロないのでいい運動だ。

引き戸を開けると、カウンターには先客がお一人いるのみ。当然、常連さん。静かにゆっくりと飲んでいる。自分は、カウンター中程に陣取り、セッティングが完了するのを待つ。

ふくべさんの小宇宙のセット・・・お盆にお猪口と箸と突き出しの昆布が定位置に配置されて準備完了。さて、お酒、今日は何を飲もうかと考え始めようとした時、一声、「今日は樽が新樽ですよ」ときたもんだ。ちょっと考えた末、一杯目ということもあり新樽を飲むのはいいなということで菊正宗樽をお願いした。当然、ぬる燗。

本日は新樽の菊正宗から・・・冬なので熱燗でもいいのだが、やはりぬる燗でゆっくり暖まりたいって感じだ。手酌でゆっくりお猪口に注ぎ、ゆっくり口元へ・・・樽の香りを確かめ、口に含む。ほっとする瞬間・・・そして樽酒の味が口中に広がる。樽の次に日本酒の味と風味が広がってああ今日もこのひとときが始まると実感する。

つまみの最初は漬けマグロ・・・最初のつまみは漬けマグロ・・・これはいつもあるわけではなく、宴会がある時だけだったと思う。宴会のおこぼれに預かるって感じだ。しかし、この日はキャンセルになったとかどうとか言っていたような気がする。う〜ん、時期が時期だけにキャンセルもしょうがないといえばしょうがないがどうにかならなものかと思いながら漬けマグロをいただく。

そして、さっぱりとキャベツもみで口の中をリセットしつつ、お酒をいただく。お酒の2本目は、久しぶりの群馬泉をいただく。じっくり味わっていると次のつまみの登場・・・定番の鯵の干物。ふくべさんにきたらやはり焼き魚は何か頼みたいが、自分は断然、鯵の干物。

定番の鯵の干物・・・鯵の干物というか、焼き魚を食べるときはひっくり返して、まずは背骨を外す。そしてその背骨についている身をきれいに食べる。ここが一番美味しいと言われている。それからゆっくり身を食べていくのだが、新鮮な干物はやはり身離れがいいようだ。ほろっと身がとれて美味しい香りが匂い立つ。美味しい。

お酒の3本目は、澤乃井さんにした。こちらも久しぶにいただく。そしてそれに合わせたおつまみは生揚げ。

密かなマイブーム、生揚げ・・・最近、実はこの生揚げは密かなマイブームで、これがあるお店では大概頼むようにしている。お店によって違うのでそれも楽しみだ。薬味と生揚げのコラボ・・・一口でパクりと行きたい。口の中で薬味と生揚げが美味しく交わる。そしてそこに澤乃井が一口注がれる。美味しいひととき。

今回もお銚子3本を堪能させてもらった。今年は何回お邪魔しただろうか。来年も引き続きよろしくお願いしますというところ。

ご馳走様でした。

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2020/08訪問8回目

4.7

  • 料理・味4.8
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.3
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク4.8
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:今回は夏の夕暮れに楽しむ日本酒ということでお邪魔しました - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

残暑の中、行ってまいりました・・・八重洲にあるふくべさん。今回は6時前・・・以前ならすでに店内は混み、入れない可能性が高い時間帯。しかし、今は余裕・・・嬉しいような悲しいような。今回も自分がカウンターに座ったときは他に2人のお客さんがいたのみ。その後も入れ替わりはあるもののカウンターの椅子がうまることはありませんでした。

さて、自分はといえば、今回は呉春のぬる燗から。いつもの小盆にセッティングして、美味しく飲み始めました。暑いさなかにぬる燗でいただく日本酒・・・美味しいです。今回はことのほか美味しく感じました。

ふくべさんの3点セット:お銚子・ぐい呑、箸、お通しお酒が美味しかったので、肴もちょっと贅沢にマグロの漬けを頂きました。海苔の風味とマグロの旨味、そして醤油の味が何とも言えません。美味しい。

漬けを一口いただく。口の中で味わう、そこに呉春がグビリと加わる・・・う~ん、これがマリアージュというものかと自問自答しながらいただく。

今日は特別に漬けマグロをいただく2本目は北島。これもぬる燗でしただく。自分としては酒の味を感じるのはぬる燗がいいと思っている・・・だからぬる燗。本当のところはどうなのだろう。

さて、漬けが終わったので次の肴は何にしようかと久しぶりにメニューを覗き込む・・・あっ!これ!と目に止まったのが、生揚げ。この生揚げ、以前隣のお客が頼んでいて、とても美味しそうだったのを思い出した。気づいたので2品目は生揚げをいただく。

絶品!生揚げ・・・これはいい!これは美味しい。鯵の干物や板わさは自分の定番の肴だが、おそらくこの生揚げも定番に加わるだろう。お代わりしたいぐらいだった。

今日はピッチが早い。3本目は開運。やはりぬる燗でいただく。1本、1本、味が違うのはもちろんだが、それを表現するのは難しい。

さて、開運を飲みながら頂いたのは、定番の鯵の干物を久しぶりにいただく。やはり鯵の干物は美味しい。自分は、出されるとすぐにひっくり返し、背骨を取って食べるのだが、この時、背骨の身離れがいいと美味しさ倍増。ふくべさんの鯵の干物はいつもこの身離れがいい。だから美味しい。

定番の鯵の干物:ふくべさんと言ったらこれですいつもより肴が一品多い・・・ということは、お酒もいつもの3本にプラス1本となった。最後は当然、儀式のように菊正宗の樽酒だ。

樽酒というと、口開け(樽上?)や樽下で樽の香りが代わりいろいろ楽しめる。以前のふくべさんだと4斗樽が1週間で空くということだったので、口開けと樽下はあまり変わらないかもしれなかったが、今はどうなのだろう。今回の樽が口開け何日後なのかは聞かなかったが、いつもより幾分、樽の香りが強かったような気がした・・・と感じたのは僕だけだろうか。

・・・というとで、8月下旬、残暑の中でのふくべさんの一時はゆっくり過ぎていったのでした。

ごちそうさまでした。

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2020/06訪問7回目

4.3

  • 料理・味4.7
  • サービス4.7
  • 雰囲気3.7
  • CP3.9
  • 酒・ドリンク4.7
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:3月以来のふくべさん、まだ本来の賑やかさではないけれど・・・ - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

前回お邪魔したのは、3月の中旬だったらしい。それ以来になる・・・八重洲にあるふくべさん。これまでは夕方5時過ぎぐらいにお邪魔することが多かったが、今回は仕事が少々長引き、夜8時ぐらいになった。

これまでだとこの時間はほぼ満席の時間帯でちょうど先客が帰るところと重ならないとなかなかすんなり入れない。今日はそこまではないだろうと思っていたが、それ以上にガラガラだった。やはりCOVID-19の影響で毎日が以前のようにとはならないらしい。

ちょっとした雨模様だったこともあり、人通りも少なかったし、通り沿いのお店もお客はちらほらという感じだった。

さて、自分はといえば、ちょうどカウンターの真ん中あたりが空いていたので、そこに座らせてもらう。お久しぶりということで何気ないやりとりがあり、お酒や今日のおすすめの肴を勧められたりしながら、しかし、久しぶりのふくべさんということで、初志貫徹・・・自分の飲みたいもの、食べたいものを頼むことにする。

やはり飲みたかったのは、〆の菊正宗の樽酒だし、食べたかったのはまずは板わさに、鯵の干物だ。当然、この二つをお願いしたが、その前にお酒を注文しないと・・・結構迷った。最初の1本・・・大事にいきたいとそこまでは思わなかったが、3本のうちの1本・・・結局、梅錦を頼むことに。もちろん、ぬる燗だ。

本日はお久しぶりということで、塩らっきょうを付けてもらい、梅錦を飲みながら板わさや、鯵の干物を待つ。お客さんが少ないから、すぐに出てくる。肴を突きながら、酒をぐいと飲む。久しぶりということもありペースも早い。

今回は、結局、梅錦、白鷹、菊正宗樽酒(先週金曜日の口開け)を2本と、いつもより一本多い4本飲ませてもらった。やはり今、流行りの無濾過生酒ではなく、昔ながらの本醸造や純米酒は美味しいと思う。すっと飲めるのがいい。

あっという間に1時間ほどの時間、お久しぶりに堪能させてもらった。またしばらくしたら寄らせてもらおうと思う。
ごちそうさまでした。

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2020/03訪問6回目

4.5

  • 料理・味4.6
  • サービス4.6
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.6
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:時節柄、さっと飲んでサッと帰るってのがいいんです - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

こういうご時世でも飲みに行きたい時は飲みに行きたい。そういう時はサッと飲んでサッと帰りたいもの。そういう時にいいのが、今の自分では八重洲のふくべさん。

この日は8時ぐらいにお邪魔しました。いつもなら混んでいる時間帯だと思うのですが、すんなり座れました・・・カウンター。しかも隣は空いていた。

最初の一本は、樽平です。懐かしい一本。学生の頃、地酒を知って間もない頃、飲んだのがこの樽平ではなかったかと・・・思い出しながらグビリといただきました

そして板わさが出てきます。いつもより早く出てくるのもこのご時世、ふくべさんも空いているということです。

2本目の酒、澤乃井を頼み、一本目の残りをゆっくり飲みながら、板わさをいただきます。

ゆっくりのんびりいただきますが、それでもお酒はあっという間に減っていくし、つまみも2品目が出てきます・・・こちらも定番の鯵の開き。ふくべさんの鯵の開きはいつ食べても美味しいです。

3本目のお酒、菊正宗の樽(この日が口開けだったようです)を頂きながら、鯵の開きを突きます。背骨をまず取ってそこについている身を食べて、お酒をグイッと・・・ああ、美味しい。

この日はお店も混んでいなかったので、菊正宗の樽が口開けで美味しかったこともあり、もう一本お代わりして、つまみもマグロのブツを追加して、いつもより一本、一品多く楽しませてもらいました。

それでもお店にいた時間は1時間ぐらい。このくらいでサッと飲んでサッと帰るってのがいいですね。

美味しいひと時をありがとうございました。

ごちそうさまでした。

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2020/01訪問5回目

4.7

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気5.0
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:今年初めてのふくべさん、美味しいお酒をいただきました。今年もよろしくお願いします。 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

今年初めてふくべさんに寄らせてもらいました。5時すぎぐらいにふらりと内堀どおりからお店へ。店内は程よく混んでいましたが、カウンターはいくつか空きがありました。6時半までならということで着席。

店内にはいつものあの日本酒の香りでいい感じで満たされています。周りの酔人たちもいい感じ。これぞ飲み屋って感じ・・・今年もお世話になりまっせって感じ。

この日はまず白鷹をぬる燗でいただきました。そして2本目は、呉春、最後が菊正宗樽酒のぬる燗のぬる目wという具合。ぬる燗のぬる目で通じますからw

新年初めてということでちょっとリッチに蟹のほぐしみをつまみにしながら白鷹や呉春をいただきます。左隣には多分、地元、八重洲あたりの御隠居さん2名。
右側は、初めての人でしょうか・・・鯵の干物の美味しさに感動してました。さらにその右にはちょいと若い男性2名。いろいろつまみを頼んで楽しんでました。店内、リラックスかんで満たされてお酒が美味しくなります。

お隣さんが鯵の開きを頼みましたが、当然、自分も頼んでました。着席と同時にというと言い過ぎですが、最初に頼むと出てくるのが2本目の途中からぐらいでしょうか。ちょうどいいんですね。

鯵の開きは焼き立てをひっくり返して背骨を素早く外すのが綺麗に食べるコツ。新鮮な開きだと背骨が綺麗に取れます。その背骨の間の身も美味しいので綺麗にいただきます。

そしていよいよ本体をいただきますが、どうでしょうか。この色艶、見るからに美味しそうでしょう。美味しいんです。ふくべさんの鯵の開きはいつも安定の鯵で楽しませてくれます。

焼き物は他にカマスと鮭のハラス焼き、そしてくさややたらこのちょい焼きがありますが、自分はなんと言っても鯵の開きですね。

お酒は進んで、最後の一本・・・〆の一本は決まっています。菊正宗樽酒のぬる燗ですが、今回はぬる燗のぬる目にしてみました。これは昨年の年末に来た時に、ご主人に樽酒の美味いのはちょっと燗したぐらいが美味しいんですよと教えていただいたので、それを飲んで見たくて頼んだ次第です。

今回の燗のつけ具合がそうだったかは分かりませんが、確かにぬる目のぬる燗の方が普通のぬる燗より合っているように自分は感じました。ああ、美味しい。

そして今回は今年お初ということで出していただきましたが、らっきょうがこれまた美味しい。塩らっきょうだと思いますが、いい感じでお酒を進めてくれます。

これで小一時間というところ。3本にしているのは、昔の浅草松風での飲み方の名残ですが、次回は4本にしようかなとか思わないでもないですが、3本をゆっくり飲んでゆっくりするぐらいがちょうどいいみたいです。

次回はいつになりますか。

ごちそうさまでした。

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2019/11訪問4回目

4.5

  • 料理・味4.1
  • サービス4.1
  • 雰囲気5.0
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク5.0
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:日本酒の香りがする、いい雰囲気の店内でくつろぎの3本 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

お久しぶりのふくべさん・・・11月の初めにお邪魔して以来だろうか。
 
いつもは5時前ぐらいにくることが多いが、この日は7時前、まあ一番混んでいる時間帯で入れないかと思ったけど、運よくカウンター席が空いていた。

カウンターはほぼ満席。若い人(といっても30歳は過ぎている)や年配の方がずらっと並んでいろいろ話しながらぐい飲みを傾けている。
 
自分は比較的若い2人組と僕より少々年上と見受けられる紳士の間に座った。そして視線をあげるとこのとおり、一升瓶がずらっと並んでいる。今日は何を飲もうか・・・この瞬間が楽しい。

目の前のお盆にはすぐに昆布の佃煮とぐい飲みが並べられ、お酒が注文されるのを待つ。この日はまず最初は五橋を頼んだ。

しばらくしてぬる燗の五橋が運ばれてくる。束の間のひととき、くつろぎのひとときの始まりだ。
 
まずは五橋・・・美味しいですね。日本酒飲んでるって感じです。

最初のお銚子が出てきたときにこの日のあてを頼む。今日は、板わさと鯵の干物。板わさは頼んですぐに出てきた。ふくべさんの板わさもいい感じの厚さに切ってある。このくらいの厚みがないとかまぼこは美味しくない。横に添えられているわかめも美味しい。醤油に少しつけてワサビを効かせていただく。お酒が進むよ。

かまぼこ、わかめ、昆布で五橋をいただき、あっという間に1本目終了。次は何にしようかと・・・熟慮の末、この日選んだのは、豊の秋。これは辛口だった(・・・多分)。冷(常温)で飲んだ方が良かったかなと思ったぐらい、軽くすいっと入ってくる感じだった。

そしてしばらく豊の秋を味わいながらぼんやりしていると、来ました来ました、鯵の干物。焼き立てで皮がまだチリチリしている感じで出てきた。嬉しいねえ。この鯵の干物の焼いた香り・・・大磯の海を思い出したりw

速攻でひっくり返し、まだ熱いうちに背骨を外す。これ、必須ね。冷めてからだと身と骨が剥がれにくくなるから。そして背骨は綺麗にしゃぶる。ここが一番美味しいところだから。そして豊の秋をグビリ・・・むふ、美味しい。

この日は初めてでもないけど、店内を見回してみた。菊正宗の古い看板・・・開店当初からのお付き合いなのだろうか。それほど古さを感じる看板だった。

豊の秋を飲み終えて、3本目の最後、これはお決まりの菊正宗の樽をぬる燗でいただく。今回の樽は口開けからどのくらいの樽だったのだろうか。程よい樽香で、美味しくいただいた・・・グビリ。

9枚目の写真、左側に写っているのが樽。これから注がれるところを見ているのも乙なものだ。

7時から8時ぐらい、一番混雑している時間帯のふくべさんでゆっくり寛ぐ・・・贅沢なひとときを過ごさせてもらった。

ごちそうさまでした。

今年はあと何回行けるでしょうか。

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2019/10訪問3回目

4.7

  • 料理・味4.6
  • サービス4.6
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥4,000~¥4,9991人

【八重洲】ふくべ:日本酒よりどりみどり、好みの肴で小一時間の別世界 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

ふくべさん、場所は八重洲だけど、自分が行く時は半蔵門線の三越前駅のB3出口に出て外堀通を東京駅方面へ歩いて行く。これが一番近い。呉服橋交差点を渡って最初の路地を左へ入り、しばらく歩くとこじんまりした入り口が現れる。

引き戸を開けて中に入り、1人であることを告げるとカウンター席の適当なところへ通される。小一時間の別世界の始まりだ。

ふくべさん、いろいろな日本酒が飲めるが、お店の看板は菊正宗の樽酒。大きい4斗樽が店の奥に2つ縦に積んである。自分としてはいつも最後の〆に飲むのがこの菊正宗の樽酒。灘の酒を代表するだけあって淡麗辛口に樽の香りが加わって美味しさ倍増。

小さいお盆に広がる別世界。お銚子に小さいぐい呑、そして昆布の佃煮。これだけでもいい感じだ。そこにその日の気分でいろいろな肴をいただく。この時はマグロの漬け、ちょい焼きタラコ、そして鮭のハラス焼き。どれも美味しい・・・当然だ。肴を頂きながらお酒をちびちび飲む。日本酒はこのちびちび呑む感がいい。酒の美味さが口中に広がる。口の中にも別世界が広がって行く。

ふくべさんのオススメのある意味、筆頭か?鯵の開き・・・これが美味しいんだ。焼き立てを出してくれるのはもちろんだが、出てくるとすぐにひっくり返し、背骨を取る。新鮮な干物はきれいに取れる。その骨についている身をしゃぶり取る時がまた美味しい。その後、ゆっくり身を箸で崩しながら食べる。鯵の干物、最高です。

先日行った時は、さんまの塩焼きがあった。今年はさんまが良くないと聞いていたのでどうしようかと悩んだが、周りのお客人たちが皆頼むので、自分の流れに身を任せて頼んでみた。いい感じの形のさんまが焼き上がって出てきた時はうれしかったね。

今年はこれが最初で最後のさんまの塩焼きかもしれない・・・と思いながら美味しいお腹の部分からいただき、あの独特の苦味を味わいながら、日本酒をいただいたよ。

ふくべさんに行くと、日本酒は3本、最後は菊正宗の樽酒、最初の2杯はその日の気分で飲みたいものを飲むという形だ。今まで飲んだ銘柄は、桜政宗、栄川、呉春、澤乃井、白鷹、北島、男山、開運、朝日山、出羽桜、そして菊正宗樽酒と、こんな感じ。11種類の日本酒をいただく。

このお酒たちに合わせる肴もどれも美味しい。そしてもう一つの肴が店内でその日たまたま同席したお客さんたちの会話だ。先日は近所の親父たちなのか日本橋周辺の地元の話題で賑わっていた。

小一時間の別世界・・・美味しく楽しいひと時、ありがとうとざいました。

ごちそうさまでした。

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2019/09訪問2回目

4.6

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.3
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク5.0
¥5,000~¥5,9991人

【八重洲】ふくべ:今回は開店直後にお邪魔する・・・二代目?の燗つけはじっくりだね - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

前回行かせてもらったのは8月の末でまだ暑い時分だった。この時は、9月の半ば、しかも天気が悪く少し寒いぐらいの陽気だった・・・ということは燗酒が美味い時期になってきたってことだ。
 
雨の中、店前につき、傘の水を落として店内をのぞき込むと燗付け器の前にはご主人ではなく、若い方が構えていた。二代目の方かななどと思いながら、前回と同じように引き戸をゆっくりと開ける。

一人であることを告げると、お好きな席へどうぞということで、この前と同じように入口に近い席に座らせてもらった。ほどなく例の小さいお盆の小宇宙がセッティングされる。

そして1本目・・・いつものようにぬる燗でお願いする。ずらっと一升瓶が並んだ棚から指定の1本を取り、漏斗を使ってお銚子にお酒を注ぐ。それを燗付け器に入れてしばし、ゆっくり取り出して、濡れたお銚子をぬぐい、すぐに出してくれるかと思ったら、しばらくそこで寝かせるような感じ。

それで頃合いを見計らって、小宇宙の世界に供して呉れれる。違うときはわきの下あたりにお銚子を挟み込んで燗の具合を確かめるようにしばし、それからおもむろに供してくれたり、なぜそういう行動をとるのかはいつか聞いてみようと思うが、いろいろこだわりがあるような様子。
 
燗のつけ方にもいろいろあるものだと感心しながら、ゆっくりと小さめの猪口を口に運ぶ。

箸袋の裏にもなにやら粋な文章が書いてあるではないか。
さて本日の1品目のつまみは、おでん。熱々のおでんだ。焼き豆腐、大根、さつま揚げだったか、そして昆布。どれもよく味が染み通っていておいしい。

豆腐が意外とおいしかった。大根は王道の味。熱々で出てくるので、口の中でホコホコしながら食べる。そこへお酒を少し流し込む。これがおいしい。

2品目に頼んだのが、長崎の鯵。ふくべさんのつまみの中ではおそらくもっともおすすめされる一品。それならばと頼んでみたが、身離れがよく、美味しい味だった。

こんな感じね。新鮮な味は焼き立てだと背骨をさっとはがせる。その背骨についている身をしゃぶりながら一口飲んで、さらに身をつまみながら一口飲むって感じ。海に使いところで育った自分にとっては最高のつまみ。相模湾の鯵ならなおよかったけど、それはわがままというもの。

その間もお酒は減っていく。2本目は確か菊正宗のたる酒を常温でいただいた。他のお客さに答えていたのだが、たる酒はぬる燗がおすすめだそうだ。これは次回試してみよう。

そしてつまみは3品目のマグロブツへ。マグロのブツもふくべさんのおすすめのつまみ。これは、想像以上においしかった。酒が進むマグロの美味さっていってどこまで分かってもらえるか疑問だが、そんな感じのおいしさ。

そしてさらにつまみを頼む。当然、酒も頼んでいる。日本酒は全部で4本飲んだが、銘柄を覚えているのは2種類(菊正宗たる、白鷹)のみだ。ちょっと時間がたって忘れてしまった。

そして最後のつまみがしめ鯖。これもふくべさんの定番の人気のつまみみたい。酢でよく締まったしめ鯖だったので、酢が強すぎるのではないかと思ったけど、食べてみてびっくり、酢の酸っぱさより甘味?うま味が口に広がっていった。これもおいしかった。

この小宇宙で繰り広げられたお酒とつまみの共演もあっという間にお開きの時間になった。
今回は早い時間に行くと、二代目の方らしき方が燗付けをしていて、いろいろ進めてくれるのが楽しいということで、これからしばらくも早い時間によらせてもらおうと思うのでした。

ごちそうさまでした。

次回が楽しみ。

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2019/08訪問1回目

4.6

  • 料理・味4.3
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.7
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.7
¥3,000~¥3,9991人

【八重洲】ふくべ:夕方4時30分から美味しい酒と肴でひと時を - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

夕方4時30分からやっているふくべさん。知ったのは、例の本、太田さんの居酒屋百名山だ。以前、根岸の鍵屋さんに行ったが、今回はこの本で紹介されいるお店は2軒目。

開店と同時に入ろうと思ったが、ちょっと遅れて5時過ぎに到着。縄のれんを潜り、引き戸を開けると程よい明るさの店内が目に飛び込んでくる。入るとカウンターが奥まで続き、カウンターの中でご主人が注文をさばき、話の相手をする。小さく、席数も10席あるかな・・・と思ったら、隣の部屋がテーブル席だった。それなりに席数はありそうだったが、この時間でほぼ満席。複数で飲む人たちはほぼ予約している模様。一人ならまだしも、二人以上でぶらっと寄って飲んでいくという感じではないのだなと思う。

席に着くと、小さいお盆の上に小さい利き猪口と箸、そして昆布の佃煮のお通し・・・酒呑みの小宇宙が形成される。落ち着いた中にオヤジたちの雑談が心地よいGBMとなる。さて、何を飲もうか。こちらは日本全国の日本酒が並んでいる。全県とはいかないが、自分の馴染みのある土地の酒を選んで呑める。
この時は、群馬泉をぬる燗でいただく。ぬる燗だが、熱めのぬる燗て感じ。こういうことを考えると、昔の浅草松風を思い出す。一口、グビリと飲み、喉を酒で潤す。フゥと一息つき、日本酒の美味しさを感じる。

最初の当ては冷奴。ずっしり重い絹ごし豆腐。味が濃くて美味しい。これを刻みネギと鰹節の入った醤油につけて食べる。鰹節の味が何とも言えない。豆腐をつまみ、群馬泉をちびりといただく、ああ美味しい、至福の時。

お酒を2本目にいく前に次の当てを注文。次の当ては玉子焼き。大きめに切られた玉子焼きが運ばれてくる。大根おろしに醤油がかかっていて、これをアクセントにお酒を飲みながらいただく。焼きたてだとさらによかったと思うのだが、それは贅沢というものだな。

2本目は、灘の酒、白鷹。昔20年ぐらい前、某地酒屋さんで飲んでいた時、この蔵は灘の酒蔵でも良心的な酒蔵だよと教えられたのがつい最近のように思い出される。そんなことを思い出しながらグビリ・・・淡麗辛口・・・これだよね!って感じだ。

燗つけ器。よく見るのは銅製だけどふくべさんのは違う。でも懐かしい燗つけ器。いいよねえ。居酒屋って感じ。

程よく酔いが回ってくる。周りのオヤジたちの会話が耳に入ってくるようになる。さすが東京下町のオヤジwの話、勉強にもなり、そして面白かった。例えば、三寺文化というのを聞いたことあるだろうか。高円寺、吉祥寺、国分寺の中央線沿線の3つの街の文化を総称して、三寺文化ということだった(サブカルの代表だった模様)。ま、居酒屋での呑みながらの話なので内容はご想像にお任せする。大体、古き良き時代として、戦後高度経済成長期の必死でみんな(破茶滅茶)やっていた時の内容だったと思う。

あるいは鮑と松茸の話とかしたりするのだが、その話に全てちゃんと落ちがあっていちいち笑わせてくれる。しまいにはなぜか、白洲正子の名前まで出てくる。そして乗ってくると、ちょっと遠いお客さんにも話し出し、ご主人に止められるなんて場面もw
まあ、面白いオヤジだった。

頼める日本酒は壁に一升瓶でこんな感じで並んでいる。日本全国の日本酒が呑める。昔ながらのオーソドックスな日本酒がほとんどだろうか。色々頼んでみたいお酒があり、しばらく通うかって感じ。そして3本目、最後は菊正宗のこの日の口開け、樽酒をぬる燗でいただいた。やはり美味い。

そして最後の当ては迷った末、海鮮納豆(蛸と鮪入り)をいただく。わさびを入れて、じっくり混ぜていただくが、これが美味しい。蛸の歯ごたえ、納豆の甘み、マグロの美味しさが何とも言えない。酒が進むよ。

ふくべさんには3本ルールはないみたいなので今度は4種類ぐらいゆっくり飲んでみようかと。ぜひ、4時30分に来たいものだ(次回は開店と同時に入ろう)。
そんなこんなで1時間ぐらいいたであろうか。その間もお客さんがひっきりなしに出たり入ったり、忙しない。でもそれがいい。

雰囲気いいし、ご主人も優しい、そして客のオヤジたちが何とも言えない。僕は話の輪にはあまり入らない方だが、話の輪に入って、会話を当てに美味しい日本酒をいただくのもいいのではないかと思う。

混むお店なのであまり長居はできない。粋にさっと飲んでさっと帰るのがいいところ。

お酒も当ても美味しいお店。絶対再訪間違いなし。

ごちそうさまでした。

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
ふくべ
受賞・選出歴
居酒屋 百名店 2021 選出店

食べログ 居酒屋 百名店 2021 選出店

ジャンル 居酒屋、日本酒バー、海鮮
予約・
お問い合わせ

03-3271-6065

予約可否

予約可

三階宴会コースの当日キャンセルはキャンセル料が発生します

住所

東京都中央区八重洲1-4-5

交通手段

JR東京駅八重洲口より徒歩5分
銀座線;日本橋駅A7出口より徒歩2分

日本橋駅から276m

営業時間
  • 月・火・水・木・金

    • 16:30 - 22:30
  • 土・日・祝日

    • 定休日
  • 3月3日、3月4日
    86周年記念イベント、もつ煮込みデー
予算

¥3,000~¥3,999

予算(口コミ集計)
¥6,000~¥7,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

QRコード決済不可

領収書(適格簡易請求書) 適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能
登録番号:T5010001056449

※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。

席・設備

席数

30席

(一階カウンターは15席、二階はテーブル18席、三階はテーブル12席)

個室

(6人可)

3階に一組限定の宴会場があります。 コース限定 3階は5~12人 12名以上でしたら2階を貸し切ることも出来ます。 ※宴会コースの当日キャンセルはキャンセル料が発生します。

貸切

禁煙・喫煙 全席禁煙

近くに喫煙所あり

駐車場

近くにコイン他多数あり

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、日本酒にこだわる

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 一人で入りやすい 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン、一軒家レストラン

お子様連れ

子供可(小学生可)

ドレスコード

なし

公式アカウント
オープン日

1939年

お店のPR

八重洲に【ふくべ】あり。昭和レトロな居酒場にて旨し酒、旨し肴に旨しとき

創業昭和13年。東京の玄関口の八重洲で、地元の人に愛され、故郷から遠く離れた労働者や学生を、そして観光客を、温かく包み込んできた居酒屋です。二代目を継ぐ北島正雄さんは、「こういうところだからゆっくりというわけにはいかないけれど、気軽に立ち寄って和やかに飲んで、明日への活力にしていただけたら」と話します。酒は全国の銘酒41種類。肴は『くさや』、『しめ鯖』『おでん』といった定番がメイン。戻り鰹な...

初投稿者

徹っちゃん徹っちゃん(184)

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