最終話「夢の生まれる場所」

 ついに『ファイアボール』も最終話! そんなわけで、ちゃんときっちり感想を。
 以下感想。

悪いニュース、いいニュース

 来てしまった最終話。最終話は、人類の脅威がお屋敷ことテンペストの塔に迫って来たところからスタート。

悪いニュース

 屋敷の周囲五〇キロを完全に占拠した人類。だがその対策を父親が残していた。その名も「ファイアボール作戦。あるいは、新たなる希望」。
 ここでタイトルの意味が明かされる!人類との戦争を止めようとしていた父親だから、その作戦とは人類と機械が共存し暮らせる世界を構築するための作戦であるかも知れない。

サル、語る

 なぜかここで、あの猿ロボットシャーデンフロイデが重々しい言葉で語りだす。
 かつて世界は一つだった。人類と機械は同じ言語を話し暮らしていた。花は歌い、木々は踊り、砂漠は生きていた……。
 語られる人類と機械、蜜月の時。
 でもそれを「アニメで見たわ!」で済ませるのはやめて下さいお嬢様wwwww

いいニュース

 高らかに名乗りを上げ、カポエイラ……じゃなく、空手の構えを取って人類の軍勢を前にするお嬢様。「わくわくするわね」と不敵に言いながら、ゲデヒトニスの語る「いいニュース」を聞くのだった……。
 お嬢様、お美しい……!

今週のツボセリフ

「あなたは口を挟まないで、ゲデヒトニス。私の名前はドロッセル。ウラノス国テンペスト領第一九代頭首(息づきしてから)ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フィルステン・フォン・フリューゲル」

 お名前が長いです、お嬢様! それよりも何よりも、ゲデヒトニスの名前をちゃんと覚えていらっしゃった(笑)。

総評

 約二分間と言うショートアニメながら、ネタの利いてテンポのいい脚本。ドロッセルとゲデヒトニを演じたキャストの妙。言葉では言いあらわす事のできないCGのクオリティの高さ……。などなど、凡百のアニメでは到底及ばない魅力溢れる作品だった。
 スタッフ、キャストの皆様、第一シーズンお疲れ様でした!
 第二シーズンも楽しみに待ってます、お嬢様!