イスラエル軍がガザ地区北部の病院を直接攻撃、多数の負傷者
イスラエル軍は、ガザ地区北部にあるカマル・アドワン病院を直接攻撃している。
病院や付近を空爆、20人が負傷
イスラエル軍は、ベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院を直接攻撃し、20人が負傷したという。
また付近の建物を爆破し、空爆も続けており、同病院の院長であるハッサム・アブ・サフィア氏も声明で「爆撃はあらゆる方向から続いており、建物、各病棟、スタッフに影響を与えている。これは深刻かつ極めて恐ろしい状況です」と訴えた。
イスラエル軍はガザ地区北部を包囲し、住民らに退去するよう命令しており、カマル・アドワン病院に対しても閉鎖するよう命じている。
Israeli forces have launched more attacks on the barely functioning Kamal Adwan Hospital in besieged North Gaza, after ordering Palestinians inside and near the facility to forcibly evacuate. pic.twitter.com/pwct8knWCv
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 22, 2024
支援物資を運ぶ車列を攻撃
またイスラエル軍はガザ地区中部のDeir el-Balahでも、支援活動員のグループを爆撃し、4人を殺害した。
イスラエル軍はドローンを使って、アル・アクサ殉教者病院から約1km離れた通りで、支援物資を運んでいる車列を攻撃。殺害された4人は警備員で、他に3人の警備員も負傷したという。
またガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプにある学校も空爆を受け、3人が死亡。北部のガザ市でも、イスラエル軍が住宅を空爆し、その後4人の遺体が回収されたそうだ。
22日の夜から23日にかけて、イスラエル軍は安全地帯に指定した、ガザ地区南部のアル・マワシ地区も攻撃し、子供2人を含む8人が死亡した。また民間車両も攻撃され、1人が死亡したという。
A series of Israeli attacks on displacement camps and designated “safe zones” in Gaza has killed several Palestinians, including children. pic.twitter.com/zdvKTBJNV2
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 23, 2024
レバノンの村が攻撃され2人が死亡
さらにイスラエル軍は、「ヒズボラ」と停戦中にも拘わらず、レバノン南部と東部を攻撃し続けている。
12月23日にはレバノン南部のTaybeh村が攻撃され、2人が死亡、1人が負傷した。
イスラエル軍のレバノンへの攻撃は、各国から「停戦違反」とみなされている。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Netanyahu reports progress on captive deal but offers no timeline(12/23)