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「死体や血、体の一部が至るところに…」イスラエル軍がガザ市の学校を空爆

「死体や血、体の一部が至るところに…」イスラエル軍がガザ市の学校を空爆
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イスラエル軍は12月22日も、ガザ地区全土に激しい攻撃を加え、特に北部では多くの犠牲者が出ている。

 

過去24時間で32人が死亡

 

イスラエル軍は22日、北部のガザ市ダラジ地区にある学校「Musa bin Nusair School」を空爆。これにより8人のパレスチナ人が殺害され、数十人が負傷したという。

 

イスラエル軍は警告もなしに攻撃を加え、戦闘機が3発のミサイルを発射。これにより、かなり大規模な爆発が起きたそうだ。

 

現場を取材した記者によれば、至るところに死体や血、体の一部が転がっているという。

 

またイスラエル軍は、北部のジャバリア難民キャンプを攻撃。建物が倒壊し、母親と4人の子供たちが殺害された。

 

ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院もイスラエル軍のドローンによる攻撃を受け、燃料タンクと発電機が破壊され、現在停電に陥っているという。

 

 

ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプでも、人々が避難している学校の門が、イスラエル軍の砲撃を受け、1人のパレスチナ人が死亡。

 

さらにイスラエル軍の戦闘機とドローンが、「安全地帯」に指定されたガザ地区南部のアル・マワシ地区を攻撃したとの報告もある。

 

ガザ地区の保健当局が22日に発表した内容によれば、過去24時間でイスラエル軍の攻撃により、少なくとも32人のパレスチナ人が死亡し、54人が負傷したという。

 

クリスマスのミサのためバチカンの特使が訪問

 

このような状況の中、バチカンの特使として、Pierbattista Pizzaballa枢機卿が22日、クリスマスのミサを行うためにガザ地区を訪問した。

 

Pizzaballa枢機卿が訪れたガザ市にある聖家族教会には、信者が集まり、教会内はクリスマスツリーが飾られていたという。Pizzaballa枢機卿は信者に対して、次のように励ました。

 

「私が言いたいのは、キリスト教世界だけでなく、全世界があなたたちと共にあるということです。やがて戦争は終わります。そして私たちは再建をするのです」

 

 

先日、ローマ教皇フランシスコは、ガザ地区でのイスラエル軍の行動について「これは戦争ではなく、残虐行為だ」と批判した。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli forces kill 32 in a day, attack Kamal Adwan Hospital(12/22)

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