鈴木です。別館

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パクリメディア 違った、キュレーションメディアでお金儲け?著作権違反の責任はライター(キュレーター)だよ。

はてなブログの「鈴木です。」は更新を(おそらく)停止しました。

ブログはWordPressにて継続しているので、よければ是非訪れてください。

>鈴木です。~鈴木利典 公式ブログ~

なお、ちょっと黒い鈴木はnoteをご覧ください。

>鈴木です。(note)

~ここから本文です~

先日書いたエントリー

この後にNAVER等のそれなりの大手のキュレーションサイトに自分の画像が使われていないか確認をしてみました。

すると、NAVERで使われているのを発見したので、すぐにNAVERに削除要請をしたところ、応じてもらえましたが、NAVERもやはり責任はユーザー(ライター・キュレーター)という主張をしてます。

今回パクられていた画像はこちら

地獄谷温泉 後楽館の露天風ととお猿の写真

NAVERも著作権違反は書いた人と主張

NAVERもRETRIP同様、著作権違反の責任はその記事(まとめ)を書いた人の責任だと主張してきました。下記はNAVERからの返答に書かれてたものです。

このたびは、弊社ユーザーがご迷惑をお掛けすることとなり、

誠に申し訳ございません。

そこで、前回こんなはてなブックマークコメントがついていたのを思い出しました。

RETRIPはある日当然、画像をパクる。いい加減すぎるRETRIPのまとめ - 鈴木です。

だったらキュレーターの個人情報を開示請求したら教えてくれるのかねぇ。

2015/02/18 20:38

という事で下記の返信をNAVER側にしてみました。

貴社の責任は一切ないのですか?

貴社の責任ではなく、ユーザーの責任という事でしょうか?

ならば、そのユーザーを著作権法違反(民事)で訴えますので開示請求をいたし

ます。開示請求の方法をご連絡下さい。

するとNAVER側から来た回答が下記の通りとなっています。

なお、訴えるつもりはありません。これ以上裁判の準備をしても面倒なので(^_^;)

弊社では利用規約にて第三者の権利を侵害する行為は禁止しており、規約に同意していただける方のみアカウントを作成していただいております。

弊社ユーザーの情報開示をご希望の場合につきまして、以下にご案内させていただきます。

発信者情報開示請求により開示される情報には個人情報が含まれるため、

開示に当たっては「プロバイダ責任制限法発信者情報開示関係ガイドライン」に従って慎重な手続きを取らせていただいております。

とくに「権利が侵害されたことが明らかであるとき」(プロバイダ責任制限法4条1項1号)の要件につきましては、多くのプロバイダと同様に、仮処分等、裁判所の判断を経た上で慎重に判断する取り扱いとさせていただいております。

つまり、手続き等は面倒ですが、著作権法違反が明白な場合は開示請求に応じるという事です。

よってNAVER側はNAVERまとめで著作権違反があったとしても責任はNAVER自体にはなく、あくまでもユーザー(ライター・キュレーター)側にあると主張をしています。

確かに考え方からすれば、はてなブログでブログを書いている人が、ブログで著作権違反を行った場合、はてな側の責任になるという事はありません。

でも、NAVERの場合そこに金銭の授受があり記事を書くという委託行為をしているのだから、ブログサイトとは責任の重みがまったく違うと言えるのでは無いでしょうか?

しかし責任はすべてライター・キュレーター側となっており、その記事のお金でマネタイズをしているNAVER側は何も責任を負わないというのは何とも納得の行かないところです。

こういうマネタイズの方法をしているから、キュレーションサイトやバイラルメディアはクソとか言われるのかな?とも思いました。

まとめ記事作成のマネタイズはどれくらい?

この記事を読みました。

上記ブログで見た金額からすると僕なら儲かってないな~という感想を持ちました。アドセンスなら1PVあたり0.1円~1円くらいは儲けられるのだから、それと比べたら、あまりにも低いと。

それでいて、稼ごうと考えるあまり著作権法違反をしてしまい訴えられたら、それこそ稼ぎなんて全く無くなるでしょうね、トップクラス以外は。

関係無いけど、今のNAVERまとめのPC版のトップページって、物凄く見辛い色使いしているな・・・・。これはわざとなんだろうか。

自分の画像や文章が使われていないかチェックする方法

もし、自分の画像や文章がキュレーションサイトで勝手に使われていないかチェックをしたい場合、1つ1つ記事を見るなんて方法は非常に面倒ですよね。

そういう場合は、Google先生に頼りましょう。

一応、NAVERもRETRIPも出典は明記していますので、それを利用します。

site:URL キーワード

を使いましょう

Googleの検索で例えば、RETRIPで使われていないか確認する場合、このブログなら

site:https://retrip.jp/ suzukidesu23.hateblo.jp

もしくは

site:https://retrip.jp/ suzukidesu23

と検索をすればヒットします。

NAVERなら

site:http://matome.naver.jp/ suzukidesu23

site:URL この後に半角スペースを入れて検索したキーワードを入れれば、URLのサイト内だけで、検索が出来るようになります。

ただし、下記のように悪質な記事もRETRIPにはありますので、見つけられない可能性はあります。

出典が出典になっていないRETRIPの悪質な記事

RETRIPに良心というものが残っているのなら、近日中に削除されると思う記事

知っているようで知らない!岩手県平泉のなにが世界遺産登録されたのか知っていますか? | RETRIP

念のためにWeb魚拓用のリンク

この記事を見つけて唖然としました。出典が出典になっていません。

出典を見て「GOOGLE.CO.JP」となっていて、あれ?と思ったらリダイレクトされます。つまり出典元にリンクそのものを設定していません。

引用要件も満たしていないという滅茶苦茶悪質な記事です(元々引用要件は満たしていないのですが)。

また、4travelの文章と画像を使っており、4travelは元々ユーザー投稿型のサイトで、画像の転載を禁止しています。それを堂々と使っている訳なのでRETRIPは何もチェックをしていない事がよく解ります。でも、書いた人の責任で、RETRIP側は責任を負わないという規約。凄いですね。

もっとも、責任をすべてユーザー(ライター・キュレーター)に押し付けて甘い汁は吸うっていうのがキュレーションサイトのマネタイズ方法ですからね。

 

RETRIP側もチェックするなり、著作権に関してもっと教育しろよ・・・って本当に思います。

あ、元々著作権なんて無視しているから必要ないのか、RETRIPには。

より悪意を感じる Wondertrip

また、悪意を感じる旅関係のキュレーションサイトとして、Wondertripがあります。

運営元が明確にされていませんが、電通系の会社のように思います。だからdocomoも提携しているのだと思います。ねえ、原田さん(誰か知らんが)

場所にとらわれない生き方を!私がwebメディアで目指すこと。|音楽・旅行を軸としたwebメディア運営 原田 臣さんの人生インタビュー|another life.(アナザーライフ)

なんか格好良い事行っているけど、パクリメディアを悪質に運営しているだけ。

ここも4travelの画像を使用している訳ですが、出典が記事へのリンクではなく、画像へのリンクになっている事があります。にも関わらず

wondertrip[ワンダートリップ]は、著作権の侵害を目的とするものではありません。使用している版権物の知的所有権はそれぞれの著作者・団体に 帰属しております。文章の引用に関しては、引用がわかるよう太字と出典元をいれること、画像に関しても出典元へのトラフィックが最大化するよう、出典元を 明記の上、設計しております。

お問い合わせ | wondertrip [ワンダートリップ]

と書かれている点は呆れてしまいました。

なら何で出典元を画像のURLにしているのか?著作権違反のごまかしのためでしょうね。本当に悪質です。

docomoや楽天も著作権違反を加担しているという意識があるのかどうかが知りたいものです。

Amp.もいい加減な出典明記

上記のWondertripと同じ人が運営しているこのサイト

Amp. | 世界のスタンダードを読み解く、好奇心刺激メディア

キュレーションというよりもバイラルメディアかな。

ここも4travelの画像を使っていますが、4travelのトップページにリンクを貼ってあるため、そもそもどの記事のものかすら解りません。これも著作権違反をごまかすためのテクニックなのかな?と。

調べれば調べるほど、この辺りのキュレーションサイトは本当にパクった者勝ちという姿勢で行っていると思いました。

大手や大手と提携しているサイトですら、こんなもの。

パクリ天国だな、本当に。

パクリメディアのライターは注意を

著作権法違反が親告罪である事を良い事にパクリ放題。でも、ある日突然、メディア側から開示請求があった事を知らされる可能性は0ではありません。

突然、開示請求された後に少額訴訟をされる可能性も今後は出てくるでしょう。その時パクリメディアは何も援護してくれません。

ライターの責任です。勝手に行って下さい、そう言われるだけである事が上記から解ると思います。

それでもまだパクリメディアのライターを続けるのなら、きちんと転載の許可を取ってきちんとした記事を書かれる事をお薦めします。

もっとも、そこまですると割にあわなくなる人が大半だと思いますが。

そうなれば記事数的に価値が無くなるところも増えてくるだろうな・・・・

2月に入ってからバイラルメディアの「BuzzNews」が閉鎖され、「A!@attrip」(アットリップ)も記事削除された事が報じられていますが、パクリメディアはそろそろ真剣に考えた方が良いのかなと思います。

パクリメディアは、バレなければパクってOK!バレても削除すればOK!それでも訴えられたりしたら、ライターの責任でOK!という基本方針で運営をしている事が調べれば調べるほど解ります。

Googleもこういうパクリメディアの評価を本当に下げて欲しいと思います。

以上です。

ご観覧、ありがとうございましたm(__)m

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