内装リフォームの費用相場とタイミングは? 予算500万円以内のリフォーム実例も公開

内装リフォームの費用相場は? どんなリフォームをするといくらくらいかかるのか知っておけば安心して進められます。
この記事では、内装リフォームの費用やタイミング、進め方、注意点など、リフォームを思い立ったら気になることについて、リフォーム会社のナサホームの田伏良太さんに教えていただきました。内装リフォームを検討するタイミングや費用の抑え方も紹介します。予算500万円以内でリフォームした実例も参考にしてください。

リフォームの見積もりイメージ

(写真/PIXTA)

記事の目次

内装リフォームの費用相場

最初に費用や補助金など、お金について確認しておきましょう。

内装リフォームにかかる費用は?

まったく相場を知らずに発注するのは、ちょっと腰がひけてしまいますよね。
見積もりまでは無料相談の範囲ですが、少しインプットしておきましょう。
「壁や床などをキレイにする内装リフォームは、2LDK・70m2のマンションで100万円~200万円が相場です。水まわり設備機器の取替は150万円~250万円、軽微な間取り変更やドアの交換は100万円~200万円くらいが相場となります」

ひとつの設備を交換するだけの数十万円の工事から、レイアウトまでガラリと変える、数百万円以上かかるようなリノベーションまで、リフォーム費用はケースバイケースですが、参考までに、部分ごとのリフォーム費用の目安を紹介しておきます。

●リフォーム費用の目安
施工箇所 費用相場
キッチン 50万~150万円
トイレ 15万~50万円
浴室 50万~150万円
ガス給湯器 15万~25万円
脱衣所・洗面所 15万~50万円
壁紙・天井クロス張り替え 800~1500円/m2
壁・天井ペンキ塗装 1500円/m2
壁タイル張替え 1万円~3万円/m2
フローリング張り替え 2万~6万円/畳
クッションフロア張替え 2.5万~3.5万円/畳
間仕切り・ドア新設 8~25万円/箇所
間仕切り撤去 7~23万円/箇所

見積もりとプランから依頼する会社を決めることが多いと思います。費用は、選ぶ素材や設備のグレードによりだいぶ変わります。そのため、見積もりを確認する際は、グレードまでしっかり確認するようにしてください。
「設備はメーカー定価の記載がある見積書、間取図、プランをご提案する3Dパースといった豊富な資料で提案している会社は安心です。打ち合わせも、口頭だけではなく、記録をしっかりとって書面で残してくれる会社が安心ですね」

会社選びに不安はなくても、見積もりは会社ごとに書式が異なり、パッと見てすぐ比較するのが難しく、不安に感じるかもしれません。 「設備費または素材費+工賃〇万円(工期〇日)」といった費用の根拠になる部分を確認しつつ比較すると良いでしょう。

ひとつ、心掛けるとよいのは、予算は正直に伝えることです。
「初めてのリフォームなどで不安に思い、足元を見られないようにとあえて予算を低めに伝えたくなることもあるかもしれません。そうすると、その金額の範囲で選んだ設備・仕様でのご提案となってしまい、お施主様が本当に求めていたプランに届かない可能性があります。見積もりは、お施主様の要望を最大限かなえようとご提案するものです。正確な予算とやりたいことの優先順位を教えてもらえると、ベストなご提案ができると思います」

好きな物に囲まれたキッチン&ダイニング

予算ややりたいことを誠実に伝えてお気に入り空間をつくりたい(写真/ナサホーム)

内装リフォーム費用を抑えるコツ

限られた予算は、なるべくやりたいことの実現に充てたいですよね。リフォーム費用を構成する要素は、大きく分けて「解体撤去費」「工事費」「設備・材料費」「その他、諸費用」です。リフォーム費用を抑えるコツは、これらに注目して考えると分かりやすいと思います。

(1)既存のレイアウトを変えない
壁を取り去るような大きな間取り変更は費用がかさみます。解体撤去費に加え、周りの壁や床の張替え、電気工事などが必要になります。予算にあわせて、一部既存のレイアウトを活かしたプランにするのも手です。

(2)床や天井は既存のものを活かす
床を張り替える場合、既存の床をはがして張り替えるのが基本です。床下の基礎や配管の状態なども確認できるので、古い物件の場合はこちらの方法が望ましいでしょう。はがす場合は解体撤去費用がかかるので、費用を抑えるなら、既存の床の上に新たなフローリング材を重ね張りする方法があります。撤去しない分ゴミが出ず、工期が短くて済みます。ただし、フローリング材を重ねた分、床に少し段差ができるため、ドアや建具の扉などは調整が必要になることもあります。

フローリングの張替え作業

(写真/PIXTA)

(3)近い将来リフォームが必要になるものは、まとめて直す
工事費は日数×人件費が根拠となりますから、リフォームはなるべくまとめたほうが効率はあがります。バラバラにリフォームするよりも、合計のリフォーム費用は抑えられます。また、リフォーム会社が「水まわり4点パック」など、まとめてお得なプランをもっていることもあるので、検討してみるのも手です。

(4)設備や建材のグレードを抑える
設備はグレードにより価格に差があります。全てを抑える必要はありませんが、優先順位を付けて選ぶとよいでしょう。また、部位によりプランにメリハリを付けることも有効です。例えば、壁は珪藻土で仕上げたい、という希望がある場合、あまり気にならない天井については、同じような色味のクロスで仕上げて費用を抑えるといった方法です。小さなことに感じるかもしれませんが、こういった積み重ねも大切です。

(5)荷物を片付けておく
工期が延びるほど人件費はかさむものです。スムーズに工事に入れるよう、家の中の片付けなど、自分たちでできることはあらかじめやっておきましょう。

リフォームに使える補助金はある?

内装リノベーションと一緒に耐震補強工事や断熱工事などを行う場合、補助金制度を利用できることがあります。また、バリアフリー工事を行う際にも、補助金の対象となることがあります。
「補助金は、年度ごとに設定されていることが多く、予算の上限を超えると期間内でも利用できないこともあります。また、登録したリフォーム会社での工事が必要となりますので、補助金の申請ができるかリフォーム会社に確認してみてください。」

また、国の制度だけでなく、市区町村による補助金がある場合も。詳細はそれぞれなので、事前にしっかり自治体に確認するようにしましょう。

【2024年版】リフォームで使える補助金と減税制度。対象のリフォーム・リノベーション、補助金額や申請方法・期限は? 

DIYはリフォーム費用を抑えるのに効果がある?

リフォームの工事中に職人と一緒にDIYをしてもいいというリフォーム会社は少ないようです。一部だけを自分たちでDIYする場合、自分でサイズと量を確認しつつ材料を調達するのは手間がかかり、コストもそれなりにかかるものです。それでいて、期待したほど費用は下がらないかもしれません。広範囲を担当するか、腕に覚えありでないと、費用の削減はなかなか難しいようです。
リフォーム工事が終わった後に棚が欲しいと思いついた場合や、狭い範囲の壁紙の交換など、新規で依頼したら費用が発生するようなものは自分でDIYすることでコストを抑えられるでしょう。家族の思い出づくりなど、楽しむ分には、相談してみてもいいかもしれません。また、自分たちでDIYした部分は、リフォーム会社の保証対象外となることも知っておきましょう。

施主支給だと費用は安く済む?

施主が自分で用意したパーツや設備、素材をフォーム会社に使ってもらうことを施主支給といいます。こだわりの品を施主自ら用意するという意味合いもありますが、自分で安く調達してリフォーム費用を抑えるという効果もあるのでしょうか。
「実際に、費用を抑える目的で自分で調達される方も多くいらっしゃいます。インターネットでしか調達できないものもあり、そういったものは施主支給になりますね。ただ、いくつか注意点があるので気を付けてください」

【施主支給の注意点】
  • 施主支給をお断りするリフォーム会社もある
  • メーカーとの打ち合わせが必要な水まわり設備などは、打ち合わせ費や現地調査費という名目で別途手数料を設定している会社が多い
  • 工期に合わせて調達するのが難しい場合がある
  • 住まいの地域にあった仕様など、機種選びが難しい商品がある
  • 施主支給品は、リフォーム会社の保証の対象外となる(メーカー保証のみ)

施主支給をする場合は、事前にリフォーム会社によく相談して、確実に使えるものを選ぶ必要があります。施主支給は費用と手間を検討してみましょう。あわせて、リフォーム会社を通じて使いたい素材や設備、パーツを仕入れられるのか、確認しておきましょう。

パーツにこだわって造作した洗面化粧台

(写真/ナサホーム)

内装リフォームのタイミングと始め方

つぎは、リフォーム、リノベーションについて基本的なところを確認していきましょう。

内装リフォームとは?

内装リフォームといった場合、どの範囲を指すのでしょうか。

「内装工事とは、表装の更新のことをいいます。具体的には、クロスやタイルなど壁や天井の張替え、フローリングやクッションフロアなどの床の張替え、畳の新調、ふすまの張替えなどです。家の中から眺めたときに、見える表面部分に関わることです。ほかに、水まわり設備の交換などは「設備工事」、ドアなど建具の交換や間取り変更は「大工工事」や「造作工事」と、厳密には細分化されます。とは言え、実際に室内をリフォームするとなると、内装工事をはじめこれらの工事は切っても切れない関係でもあります」(ナサホーム田伏さん、以下同じ)

内装リフォーム単体では、
  • 経年による劣化や蓄積した汚れを解消したい
  • 好きなデザインを追求したい
という場合に有効ですが、
  • 設備の不具合を解消するため入れ替えたい
  • ライフスタイルの変化に伴い使い勝手を良くするため、レイアウト変更をしたい

など、ほかの種類の工事と併せて行うことも多く、規模や目的はさまざまです。

実際にリフォームを検討する際には、壁紙を張り替えたい、LDKを整理したい、水まわりだけきれいにしたい、子ども部屋を2分割したい、といったものから全てを取り払って躯体(くたい)だけにしたところからスタートするスケルトンリフォームまで、どの程度のリフォームをしたいかは要望と予算により検討することになります。この記事では室内全体のリフォームについて、おおまかに「内装リフォーム」ととらえて紹介したいと思います。
ちなみに、純粋な内装リフォームで壁紙を変えるだけでも、グッと明るい印象になりますよ。

家の内装をおしゃれにするリフォームのポイントとは? 人気のテイストを施工事例とともに紹介 

内装リフォームを検討するタイミング

リフォームの検討を始めるタイミングを、不具合や劣化を実感したときとする人は多いのではないでしょうか。不具合は、大体の発生の目安があり、それぞれの部分で時期が異なります。
「築15年~20年くらいのタイミングで、水まわり設備の故障や配管の水漏れなどの実際の不具合を機にリフォームを検討される方が多いですね」

配管の水漏れをチェック

水漏れは被害甚大。カビの発生などで床の張替えに発展することも(写真/PIXTA)

なお、リフォームは不具合のある場所を都度部分リフォームするよりも、まとめられる部分は一度に直したほうが割安になります。例えば、13年目にトイレの調子が悪いタイミングで単体のリフォームをするより、15年~20年の間に不具合が起きやすい洗面台やお風呂もまとめて一新する。近い将来に予想できる不具合発生場所が分かっていれば、効率良くリフォームプランを立てられます。
おおよその不具合が出る時期を紹介するので、もったいないリフォームを繰り返すことにならないよう、リフォーム計画に役立ててください。

●内装をリフォームする時期の目安
5~10年 ・壁や天井のクロス、ペンキなどの表装メンテナンス
・フローリングの補修
・ふすまや障子の交換
10年~15年 ・畳の張替え
・左官壁の塗り替え
・トイレのリフォーム
・ガス給湯器の交換
15年~20年 ・洗面化粧台のリフォーム
・浴室のリフォーム
・キッチンのリフォーム
・室内ドアのメンテナンス

内装リフォームの始め方

思い立ったら、まずは、家中の不具合を確認し、一緒に直したほうがいいものなど、家族で話をしてみましょう。ついでに、“せっかくならやりたいな”というリフォームの要望を出しておくとよいでしょう。
このときに大事なのは、具体的な工事内容をオーダーするために知識を蓄えることよりも、“どういう風に暮らしたいか”という希望をプランナーに伝える準備をすることです。
リフォームの知識は、自分で調べるよりもプロに相談しながらインプットしたほうがはるかに効率が良いですから、まずは自分でできることから進めましょう。

  • 不具合や要望を整理しておく
  • 予算やいつまでの完成を目指すかなど、自分たちのゴールをイメージしておく
  • 依頼する会社を探す。WEBサイトなどの実例を見て、自分たちがやりたいことを多く手掛けている会社をピックアップしておく
  • 打ち合わせ用に竣工時の間取図を用意しておく(できれば)

並行して、依頼先となるリフォーム会社の検討を始めます。
WEBサイトや雑誌などで、施工エリアが対象となる会社の施工実例を見てみましょう。希望するイメージに近い実例が多い会社に相談するのがオススメです。

内装リフォームの依頼~完了までの流れ

自分たちでできる準備がある程度できたら、いよいよリフォーム会社に相談します。相談を始めてから完了までの流れを確認しておきましょう。

【リフォームの流れ】

① 予算や要望を伝えて相談し、見積もり依頼
② 現地調査
③ リフォーム会社と契約
④ 工事前の準備
⑤ 工事
⑥ 引き渡し

リフォーム会社は、複数の会社に相談し、担当者との相性を確認してみるのも大切です。予算、工期、やりたいことなど、ひととおりリフォームの要望を伝え、おおよその予算を把握します。
その上で、より詳細なプラン作成のため、現地の状態チェックに進みます。

現地調査では、築年数がたっている場合は、全体的にチェックを受けるのがオススメです。自分たちでは気がつかない部分で劣化している箇所が見つかるかもしれません。
また、間取り変更を伴うリフォームを希望の場合は、構造上不可能なプランもありますから、あわせて教えてもらうのがよいでしょう。
詳しく現地調査もしてもらい、より正確な工事費を確認します。金額に納得できたら、いよいよリフォーム会社と契約します。

その後は、内装素材や設備の確認、必要に応じて仮住まいの引越しなど、事前準備を進めていきます(リフォーム内容次第では、居住したまま工事を進めるケースもあります)。もし、施主が自分で用意した素材やパーツを使って工事する施主支給品の対応がOKな会社に依頼する場合は、施主支給品はこのタイミングで工事に間に合うよう手配しておきます。
予定の工期に沿って工事を行い、完了の知らせを受けて引き渡しとなります。

引き渡しの際、工事内容に不備がないか、壁や床に傷がないかもチェックしておきましょう。万が一不備や傷などがあった場合は、リフォーム会社に伝え、直してもらいましょう。

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内装リフォームの注意点は?

マンションと一戸建てで、異なる注意すべきポイントがありますので、気を付けてください。

まず、マンションの場合です。
マンションには、管理規約があります。その中で、
  • 管理組合への申請期限(1カ月前までに申請など期限がある)
  • 工事の範囲や使える素材の制限(例えば、畳からフローリングへの変更は不可など)
  • 工事をしてよい時間帯

などが決まっていることが多いので、チェックしておいてください。

「規約の確認などは、リフォームプランに関わるので、見積もりをつくる前にリフォーム会社の方で代行して確認するケースもあります。マンションによっては、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更ができない、フローリング材の遮音等級の制限がある、などプランと見積もりに関わる制限があるのです」

それから、マンションの規約とは関係なく、専有部のリフォームの注意点としてひとつ。プランを決定する前にちょっとだけ気に留めておいてほしいことがあります。

「部屋数を増やしたときに、十分なサイズの窓がない部屋ができてしまうケースです。例えば、住む分には3LDKのように使っていても、法律上は居室ではなく収納となります。売却時には2LDKSという表記で世に出ますから、売りやすさに影響する可能性があります」

知らなかった、ではなく、納得してプランを選べると安心ですね。

マンションの管理規約

(写真/PIXTA)

一戸建ての場合は、一般的な木造住宅の場合は、あまり制約はありません。建築当時の図面があると判断がしやすいです。
ただし、
「構造に関わるリフォームを希望していて、2×4などハウスメーカーで建てた家の場合、独自の構造計算で成り立っているため、中にはリフォーム会社では請け負えないケースもあります」
ハウスメーカーに問い合わせて確認が取れるケースもあるので、まずは相談してみてください。

500万円以内で実現した内装リフォーム実例

内装リフォームは、数十万円の部分リフォームから、一度全て空にして全部つくり変えるスケルトンリフォームまで、規模や費用はさまざま。リフォームを思い立った人がよく検索する予算帯は500万円です。
選ぶ設備のグレードにもよりますが、500万円の予算では、どのようなリフォームができるのでしょうか。
「キッチン、浴室、トイレ、洗面脱衣所といった水まわり設備の入れ替えと、全体の壁や床などの表装の張替え、ひとつ壁をとる程度の軽い間取り変更くらいまでなら500万円の予算で検討可能です」

「LDKだけなら、キッチンの向きを変えたりオープンキッチンにし、設備を入れ替えてデザインをつくりこんだりと、かなりこだわったことが可能になります」

予算をしっかり決めて、長く過ごす場所を思いきりこだわってリフォームするなど、範囲を絞ってリフォームするのも賢い選択です。

実際に500万円以内でどのようなリフォーム、リノベーションを実現できたか、いくつか実例を紹介します。

※費用は該当部分を単独でリフォーム・リノベーションした場合の、リフォーム当時の概算費用。現在同じ費用で請け負えるものではありません

110万円の施工事例/収納力たっぷりのロフト付き子ども部屋をつくる

ロフトのある子ども部屋

ロフト下の壁にアクセントクロスを採用し、フォーカルポイントに

もともと工場で使われていなかった1階を居住空間として全面改装。3mという天井の高さを活かしてロフトを造作した子ども部屋の事例です。ロフトの下にカウンターを設け、勉強スペースや収納場所として使えるようになっています。収納もたっぷり用意してあります。

物件タイプ(築年数) 一戸建て・築35年
リフォーム費用 110万円 ※概算費用
施工面積 約8.1m2
設計・施工 ナサホーム

145万円の施工実例/北側の居室に断熱工事をして使える和室に

リフォームした和室

断熱工事で快適性を上げ、使える空間が増えると、家が広くなったように感じる

北西に位置する洋室を和室にリフォームした事例です。断熱工事を行い、寒さや結露といった不具合を解消。同時に遮音性もアップして、住環境がグッと改善されました。琉球風畳で趣のある和室になり、客間としても重宝。居心地の良い空間へと生まれ変わりました。

物件タイプ(築年数) マンション・築39年
リフォーム費用 145万円 ※概算費用
施工面積 11.35m2 ※収納含む
設計・施工 JS Reform(日本総合住生活)

389万円の施工事例/インテリアにも配慮して使い勝手の良い水まわりに刷新

対面式キッチン

対面式キッチンのカウンターもデザイン性の高いものに

ユニットバス

浴室は1618を採用。足をゆったり延ばせるサイズに

脱衣洗面室

脱衣洗面室は明るい空間に一新

トイレ

お客様も使うトイレは意匠にもこだわった

全面リフォームのうち、水まわりの費用を概算で算出。動線に配慮し、使いやすくレイアウト変更しています。壁付けだったI型キッチンを対面式のオープンなL型に変更し、開放的に。浴室は1618サイズとゆとりのあるサイズを実現しました。キッチンやトイレにデザイン性の高い機能性タイルを採用するなど、意匠にもこだわっています。

物件タイプ(築年数) 一戸建て・築20年
リフォーム費用 389万円 ※概算費用、2016年施工
施工面積 ー
設計・施工 山商リフォームサービス

392万円の施工事例/キッチンを独立型からオープンにしてLDKを開放的に

リビングからキッチンを眺める

カウンターでの食事は、配膳の動線が短くて済むのも快適

閉塞感があったセミクローズ型キッチンから、オープンタイプに変更しLDKを開放的に。リビングの木目の美しい突板のフローリングに合わせ、木目調のキッチンをセレクトし、カフェのようなキッチン空間を実現しています。カウンターで食事をするため、ダイニングセットが不要になり、リビングにゆとりが生まれました。

物件タイプ(築年数) 一戸建て・築14年
リフォーム費用 392万円 ※概算費用
施工面積 約35.2m2
設計・施工 東京ガスリノベーション

490万円の施工実例/4LDK→1LDKで広々LDKをこだわりのむく素材で実現

小上がりのあるLDK

小上がりがあることで収納量が上がり、おもちゃを広げる範囲が限定的になる効果も

中古リノベでスケルトンリフォームした事例。4LDKというコマ切れの間取りを小さな子どもとのびやかに過ごしやすい1LDKに整理。将来は必要に応じてまた仕切れるよう計画されている。自然素材をふんだんに取り入れた広々としたLDKは、むくの杉材を市松張りにした床が印象的だ。

物件タイプ(築年数) マンション・築33年
リフォーム費用 492万円 
施工面積 約68.8m2
設計・施工 アクアラボ

まとめ

この記事では、いざ内装のリフォームを思い立ったときに不安を感じることなく進めるよう、費用相場やタイミングなど、基本としてインプットしておきたい情報をご紹介してきました。
どう動けばいいのか、費用はどの程度かかるのかを把握し、思い通りの空間づくりを楽しみましょう。

●取材協力
ナサホーム
大阪を中心に関西一円、名古屋までを営業エリアとする、「快適生活提案型」のリフォーム専門の工事会社。

構成・取材・文/竹入はるな