2017年上半期に観た映画!あとベストヴィランも
またしても間が開いてしまいました!
土下座しているようで実は説教している怪物さん。
いやまた諸事情でブログ更新できない事態が起きて、6月下旬ぐらいには大丈夫になったんですが、ブログ更新の気力がすっかり失せてしまっていました。その間にも劇場で観て感想書いてない映画は増えていき、「キン肉マン」も最高潮の中で物語が終了して、今は新しい物語に突入!6月はまるまる一ヶ月更新できず、すっかり放置状態になっていました。
とは言えその間にも時間は進み、映画に関しても素晴らしい作品も幾つか出会えてたのでとりあえず2017年上半期の劇場で観た映画のリストと簡単な感想、上半期ベスト5ぐらいを挙げてリハビリしたいと思います。
まずはリスト。月は鑑賞日ではなく日本公開月です。以前の2016年の映画鑑賞リスト製作時に参考にしたこちらを今回も参考しました。
- 1月
劇場版 動物戦隊ジュウレンジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊
沈黙−サイレンス−
ザ・コンサルタント
マグニフィセント・セブン
ドクター・ストレンジ
- 2月
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断
トリプルX:再起動
ラ・ラ・ランド
- 3月
アサシン・クリード
アシュラ
モアナと伝説の海
哭声/コクソン
SING/シング
キングコング:髑髏頭の巨神
- 4月
レゴバットマン ザ・ムービー
バーフバリ/伝説誕生
美女と野獣
ワイルド・スピードICE BREAK
- 5月
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:リミックス
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
- 6月
LOGAN/ローガン
怪物はささやく
キング・アーサー
ジーサンズ はじめての強盗
ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッドEPISODE ZERO
スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー
- 7月
リヴォルト
もう半分以上感想書いてない状態ですが一応観てないと言いつつ、週一ぐらいのペースで劇場鑑賞してはいるでしょうか。例年にも増して複数回劇場で観る、というのも増えている感じで、「ドクター・ストレンジ」「SING」「キングコング」「美女と野獣」「ワイルド・スピード」「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」あたりを複数回(たいていは字幕と吹替を一回づつ)観ています。6月は「ローガン」を公開初日に観た後一気に間が空いて、他の作品は下旬に観ている感じ。「リヴォルト」は7月1日公開ですが、「ジーサンズ」とはしごしたし、特にこれといって特筆する感想もないのでここでまとめちゃいます。
それでは各作品ごとに簡単な感想を。すでに感想記事を書いているものに関しては詳細はリンクから。
- 1月
劇場版 動物戦隊ジュウレンジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊
恒例スーパー戦隊VSシリーズ。人間ではないジューマンと個性の強い目立ちたがりの忍者に挟まれて常識人大和(ジュウオウイーグル)が苦労する物語。まーた矛盾してるなあと思わせて(かなり強引だけど)ちゃんと整合性を付けてくるところも見事。ニンニンジャーのキャッチコピーは「忍ばずわっしょい!」「忍どころか暴れるぜ!」なのだが、あの世界ニンニンジャーに限らず忍者がきちんと職業として認知されていて、ニンニンジャー以外にも普通に忍者が出てくるのでそもそも忍んでいないのはニンニンジャーだけではないのだ!
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沈黙−サイレンス−
遠藤周作のキリスト教文学をマーティン・スコセッシが約30年越しの思いで映画化した作品。キリスト教が禁教とされた江戸時代初期の日本を舞台に、棄教して転向した師匠を追って二人の宣教師が日本に密入国。そこではキリシタンに恐るべき拷問が行われていて…。棄教を迫る日本側の描写が割りと理詰めで迫ってくるので「宣教師側が悪い」とかいう感想も見受けれたが、そう単純な物語ではない。リーアム・ニーソンのフェレイラやアンドリュー・ガーフィールドの若い神父が苦悩するが、その中でまるで純粋悪のように立ち塞がるイッセー尾形が圧倒的な存在感で迫る。
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ザ・コンサルタント
後述するある作品を観るまでは今年の1位。もちろん今でも上位に来るであろう痛快作。スターベン・アフレックが見た目普通、でも凄腕殺し屋(便宜上)を好演。自分が付けた「死の天使」映画、という呼称が割りとウケたのも良い。「死の天使」映画ではキアヌの「ジョン・ウィックチャプター2」が公開中!(近日鑑賞予定)。
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マグニフィセント・セブン
大好きな映画「荒野の七人」のリメイク。リメイクと言ってもオリジナルの「七人の侍」を西部劇に移しつつも筋立てや登場人物の設定はかなり忠実だった「荒野の七人」に比べると同じ西部劇だけどだいぶ変えてあります。普通に現代製作の西部劇として面白かった。ただ、客観的な作品の評価とは別に僕は「荒野の七人」に対する思い入れが深すぎるのでリメイク作品として比べた場合はやはり「荒野の七人」には及ばない、という評価に落ち着きます。
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ドクター・ストレンジ
今年のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)第1弾にして新ヒーロー。ベネディクト・カンバーバッチ演じるオカルトヒーロードクター・ストレンジの活躍を描きます。現時点ではあまり他のMCU作品との関連性は薄いけれど、特徴的な映像が観るものをトリップさせます。ラストのおまけではソーとの絡みもあり早ければ11月公開の「マイティ・ソー:バトルロイヤル」で共演あるのかな?
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- 2月
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
ティム・バートン最新作。亡くなった祖父の思いを受けてある島に赴くとそこには特殊な能力を持ったこどもたちが同じ毎日を繰り返していた。彼らを守るのがミス・ペレグリン。
原作付きですがティム・バートンのファンタジー系映画では「アリス・イン〜」や「ダーク・シャドウズ」と比べてもティム・バートンらしさは強く発揮されたかな?と思います。何度か言っているけれど、最近は盟友であるジョニー・デップとのコラボ作品じゃないほうが面白い作品が多い気がしますね。
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相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断
人気TVシリーズ「相棒」の新相棒冠城亘を迎えての劇場版4作目。今回はかなり大規模に都市部でのテロをモチーフにしています。舞台は銀座、となっていますがロケ地は北九州だそうです。映画自体はなかなかおもしろかったのですが、「相棒」と言う作品の特性上致し方ないのか物語のクライマックスの後、右京さんの説教タイムが10分(体感)ほど続くので興奮がすっかり冷めた状態で終わりを迎えるのが難点ですね。上手くこの説教をアクションの中に組み込んでクライマックスを迎えたらその興奮を維持したままエンディングに繋げられると良いのですが。鹿賀丈史、北村一輝などがゲスト出演で好演。予告編観た時は蒼井優だと思った人は山口まゆという新人さんでした。ミッチーも出てるよ!

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トリプルX:再起動
今年何度も出会っている俳優ヴィン・ディーゼルの出世作の最新作。ドニー・イェンやトニー・ジャーなどを迎えてとにかくアクションが先にあって、それをつなぐためにストーリーがあるんじゃないかと思わせる快作。ただそんなんなので物語は単純、登場人物も笑顔が素敵な奴は良い奴だし、冷たそうな奴はやっぱり悪い奴というわかり易さだけれど、観ていて余計な引っ掛かりがほぼ無いのでストレスゼロで観れる作品でもあります。
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ラ・ラ・ランド
今年大ヒットしたエマ・ワトソン、ライアン・ゴズリング主演のミュージカル。ただ個人的には相性が悪い作品でした。今のところ今年のワーストかなあ…。
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- 3月
アサシン・クリード
マイケル・ファスベンダー主演の人気ゲームの映画化作品。僕はゲームの方はプレイしていないのでどんな作品かよく分からず(中世を舞台にしたメタルギアソリッド、というイメージだった)挑んだのだけれど、これが単に中世ヨーロッパが舞台の作品ではなくて、現代人の遺伝子から先祖の記憶を再現、子孫がその先祖の記憶を追体験して先祖が隠したであろうマクガフィンの居場所を探る、というSFだったのですね。話としては「ミッション・8ミニッツ」に近いです。現代に生きる子孫とその先祖で凄腕のアサシンをマイケル・ファスベンダーが演じています。この作品の感想では「わけが分からなかった」というようなものも多く見かけたけれど、個人的には割りと分かりやすい方だと思います。ただ作品は割りと淡々として派手さがなく、物語的にももう一波乱あるかな?と思ったらそこで終わってしまったのでちょっと消化不良ではありました。
ちなみにこの作品を観た後劇場の外でエホバの証人から冊子を渡されそうになりましたが、気分はアサシンだったので受け取りませんでした。
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アシュラ
韓国のノワール。「新しき世界」のファン・ジョンミンが悪徳市長。その義理の弟で忠実な部下となっている刑事にチョン・ウソン。市長を捕まえんとする検事との板挟みで苦しむ刑事を描く。とにかく悪人ばかりロクデモナイのに魅力的、特にファン・ジョンミンの極悪人なのに人懐っこくて魅力的、という演技は「新しき世界」ともつながっている。ウソンは「グッド・バッド・ウィアード」のグッド良い奴。あの時はイ・ビョンホンやソン・ガンホに比べるとハンサムだけど人間としての魅力にはまだ欠けるかな、という感じだったけれど、あれから約10年、こういう善悪の間で苦悩する役にピッタリになりました。
映画の中での描写なので、現実の韓国警察がどうなのかはわからないけど、悪徳警官でも容疑者を逮捕する時はきちんとミランダ警告(お前には黙秘権がある、弁護士を呼ぶ権利があるみたいなやつ)を読み上げるんですな。「棒きれ」というネーミングは酷いけどセンスの良さしか感じない。
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モアナと伝説の海
今度のディズニー映画はサモア系の伝説を元にした海洋ミュージカル!ハワイの神話を元に途中は海のマッド・マックスもあり痛快アクション映画にもなっている。モアナの相棒で伝説の暴れん坊マウイをロック様(ドウェイン・ジョンソン)が演じている。ロック様としては元々サモア系であるし自分のルーツともつながる役を演じたこととなる。ただマウイのデザインはロック様より親戚のアノアイ家のリキシ・ファトゥや祖父のピーター・メイビアに近いどっしりした体格。日本語吹替では尾上松也が演じていて、ロック様と対照的にまだ若く声の透明度が高いのでヤンチャな少年という感じ。ロック様のマウイはサモア系でもあるロック様のルーツが背景にありつつロック様特有の善悪を超越した我が道を往くオレサマという感じ。割りと声質は全然違うけれど、どっちのマウイもオススメなので両方見るといいよ。他のキャストも良かったです。
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哭声/コクソン
アシュラと一部キャストが共通するオカルト映画。日本から國村隼が出演。その独特の存在感で韓国の田舎町を混沌とさせる。観た人の数だけ答えがありそのどれもが正解であり間違いでもある、というような不思議な映画。ファン・ジョンミンの祈祷家の悪魔祓いはあれ、韓国の伝統的に正しい描写なんでしょうか。
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SING/シング
イルミネーション・エンターテイメントの新作。同じ擬人化された動物による文明社会の物語として昨年のディズニー映画「ズートピア」と共通するが、こっちはかなりおおらか。歌の映画ではあるがミュージカルではない。とにかく勢いがあるので観てる時は割りと圧倒される作品。エンターテインメントとしては今年最高峰。個人的にはこの作品と「美女と野獣」が「ラ・ラ・ランド」を遠くに追いやりました。
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キングコング:髑髏頭の巨神
2014年の「GODZILLA」につながるモンスターヴァースの中の1編として制作された新しいキングコング。僕はオリジナルの「キング・コング(1933)」が大好きすぎるのでリメイクとして観た場合には「マグニフィセント・セブン」同様辛口評価になっていまうけれど、客観的評価としては素晴らしいと思います。作品はラストでゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラの存在を匂わせて世界観を広げて終わります。ゴジラとも戦うぜ!
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- 4月
レゴバットマン ザ・ムービー
レゴ・ムービーにも出てきたバットマンの単独主演レゴ版。「レゴ・ムービー」ではレゴの世界にバットマンもいるよ、という感じだったけれど、今回はバットマンの世界をレゴで表現したよ、という感じ。実写の人間も出てこない。各実写映画のバットマンをパロディ化しつつ、意外と正統派のバットマン映画になっているとも思います。ジョーカーのバットマンへの愛憎ということではこれまで映像化されたバットマンの中でも一番かも。後半はいろんな映画のパロデイもありつつ、バットマン映画では珍しい明るいハッピーエンドへ。
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バーフバリ/伝説誕生
インドの史劇。話自体はオリジナルだそうだけど、どこかで聞いたこともあるような壮大な神話的な物語。インド映画なので長いのは覚悟の上で鑑賞したのだけれど、これでも前後編の前編。テンション高い英雄活劇があって、体感的にはもうこの時点で2時間は経ってる盛りだくさん具合。それで話的にはまだまだ終わりそうにないので、後編に続くのかな?と思ったらそこから映画もう一本分ぐらいのボリュームのある密度の高い史劇が始まったのでありました。でもトータル上映時間は2時間半もないという、コストパーフォーマンス的にはピカイチかも知れない。後編も楽しみ。
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美女と野獣
ディズニー中興の祖とでも言うべき作品の実写リメイク。僕はアニメ映画「美女と野獣」の方はそれほど好きじゃなかったんだけど、この実写化はドはまりしました。実写化する際に下手な小細工をせず真正面からてらいなく挑む、というのは(もちろんディズニーの資金と技術があってこそだけど)意外とこれまで無かったんじゃないかと思います。
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ワイルド・スピードICE BREAK
ヴィン・ディーゼル主演シリーズ第8作。僕はこのシリーズは前作「SKY MISSION」がシリーズ観賞の最初だったんだけど、今回は全作観賞の上で挑戦。結果としてシリーズ集大成的な部分もあるのでそれが正解。シリーズは続くし、いろいろ不穏な噂も聞こえてくるけれど、続きが楽しみな作品。
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- 5月
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:リミックス
MCUの異端児作品第2弾。前作と比してもギャグは増え(悪ノリも)、逆にMCU他の作品との関連は薄くなったので意外と人を選ぶ作品かも知れない。カート・ラッセルが自分の父親だったらいいな、という世界中の男の子の夢を叶えつつ、でもそこからの脱却を示唆する映画(そうか?)。次こそは地球のヒーローたちと合流する模様。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2(オリジナル・サウンドトラック)
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
イタリア製ヒーロー映画。永井豪原作の「鋼鉄ジーグ」にオマージュを捧げ、ふとしたことでスーパーパワーを手に入れた一人のチンピラが鋼鉄ジーグのようなスーパーヒーローとして覚醒するまでを描く。「鋼鉄ジーグ」は「マジンガー」「ゲッターロボ」両シリーズに続く永井豪原作のロボットアニメ。一連の永井豪アニメがヨーロッパで大人気というのは知っていたけれど、この「鋼鉄ジーグ」は僕はほぼ未見。リアルタイムではないというのもあるけれど、それでもマジンガーやゲッターロボは全話でなくても要所要所の重要エピソードなどは見ているが「鋼鉄ジーグ」はゲームの「スーパーロボット大戦」経由で設定や物語を知っている程度。ただ、主人公がロボットに搭乗するのではなく一旦サイボーグに変身してその後ロボットの頭部に変形、身体や腕のパーツと合体して巨大ロボとなる、というのはかなり斬新(トランスフォーマーのヘッドマスターズのアイデアの源泉とも言われている)。今回この作品の監督がモチーフにマジンガーでもゲッターでもなくジーグを選んだのは、もちろん監督自身の思い入れもあれど、搭乗するのではなく、その直接ロボットの一部分になる、という皮膚感覚が作品にピタリだったからではないかと思う。
主人公は割りと冴えない中年だが、ヴィランとなる若いギャングのボスがルックスもキャラクターも最高で悪役として素敵でした。
ちなみにこの「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」というちょっと機械翻訳っぽいけど強い印象を残す日本語タイトルは、日本側で考えたものではなく、最初からイタリアの制作側で考えられたもので、昨今話題になる邦題論争はもう日本側でなくオリジナル製作国側で最初から用意してもらえば決着でいいんじゃなかな?とか思いました。

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- 6月
LOGAN/ローガン
ヒュー・ジャックマンによるウルヴァリン最終作。一応20世紀FOXの「X-MEN」シリーズに連なる作品だけれど、時系列上は過去のどれともつながらず本作のみでひとつの世界観を成す。とはいえ過去の「X-MEN」や「ウルヴァリン」によって築き上げた世界観の上に成り立っていることも間違いなく、本作は厳密にスーパーヒーロー映画とは言いがたいが、それも過去のシリーズで観客が世界観を了承していればこそ。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアとしてパトリック・スチュアートが演じているがこれがもう素なのか演技なのか判断に困るぐらい「お爺ちゃん夕ごはんはさっき食べたばかりでしょ」という感じの本当の痴呆老人なのではないか?と心配するレベルで妙な緊迫感もある。パトリック・スチュアートって「新スタートレック」のピカード艦長で見かけた時から初老のイメージだったけれどあの当時はまだ40代だったのだな。今は76歳。でも当時も今も60歳ぐらいのイメージ。
ラストは涙なしでは観れぬ。こちらも「デッドプール」同様R指定だけれど、全然印象は違いますね(当たり前だ)。

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怪物はささやく
年に一本あるかないかの確率で「これはオレの映画だ!他の誰がなんと言おうとオレだけは全力でこの作品を肯定する!」と言うような作品に出会うのだけれど、今年はそれがこれ。イギリスを舞台に死期が近い母親とその子供の物語。これに関してはあらためて感想書きます(他の作品も書くのもあるかも)。とにかく現時点で今年の1位で、多分2017年全体でも1位だと思う。

- 作者: パトリック・ネス,ジム・ケイ,シヴォーン・ダウド原案,池田真紀子
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キング・アーサー
当初邦題に「聖剣無双」の副題が付いていて、ふざけんな!となったのかどうかその副題は無くなったのだけど、見終わると「あの副題付けたままでよかったんじゃねえか」ってなる作品。アーサー王伝説を元にゲームのような映像が続く。ガイ・リッチー作品で「シャーロック・ホームズ」とかと似た造り。主人公をずっとチャニング・テイタムだと思っていたけれどエンド・クレジットでチャーリー・ハナムだったことに気づきました。「クリムゾン・ピーク」の時も「ヘムズワースの三人目か?」とか思ったし御存知の通り「パシフィック・リム」も個人的にイマイチ(主人公ハナムは全く印象に残らず)だったので僕とチャーリー・ハナムとの相性は良くないようだ。作品自体は面白かったです。

King Arthur: Legend Of The Sword
- アーティスト: O.S.T.
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ジーサンズ はじめての強盗
マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アラン・アーキンの年金暮らしの3人が務めていた工場の合併とそれに伴う年金の廃止に憤り銀行強盗を企む!もう主演三人とその設定の時点でつまらないはずはないと確信していたのだけれど、主演三人以外にもクリストファー・ロイド、ジョーイ・キング、ジョン・オーティスといった大好きなキャストが好演していて端的に最高。
マイケル・ケインとモーガン・フリーマンは「ダークナイト」3部作や「グランド・イリュージョン」などで共演してきたけれど、その二人の共演作の集大成という印象も。プライベートでも仲良かったりするのかしら。

- アーティスト: ロブ・シモンセン
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ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッドEPISODE ZERO
本来はオリジナルビデオ作品(もうすぐ発売)何だけど劇場公開もされた「宇宙刑事ギャバン」と「特捜戦隊デカレンジャー」のクロスオーバー作品。こちらはその前日譚的な作品で各シリーズの女性キャラが大集合。僕はすぅちゃん(森田涼花、シェリー)とジャスミン(木下あゆ美)を目当てに観たのだけれど、新たに新しい「宇宙刑事シャイダー」における女性相棒タミー役の川本まゆさんにしてやられたのでありました。
スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー
で、その本編。元々共通点の多い作品だった「宇宙刑事シリーズ」と「デカレンジャー」のクロスオーバーで本作を基点としてメタルヒーローシリーズと(主に宇宙を主要テーマとした)スーパー戦隊シリーズに作品世界は広がる模様。この2作は客観的にはいろいろ粗い作りの作品だと思うんですが、両シリーズの何でもありな部分も存分に発揮されていて好きです。
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- 7月
リヴォルト
前情報は洋画でSFらしいということぐらいだけで観た作品。主演も始まってスランドゥイル様(リー・ペイス)だったことを知る。映画は「世界侵略LA決戦」と「モンスターズ」2作を合わせた割って水で薄めたような侵略SF作品で決して面白いとは言いがたい感じ。メタルギア月光そっくりな兵器が大量に出てくるところはちょっとおもしろかったかな。
以上2017年上半期に観た作品です。観たかったけど観れなかった作品もいっぱいあるし、現時点でも「ハクソー・リッジ」とかなぜだか足が向かいません。SF大作系はなるべく見逃したくないんだけどなあ。とはいえ夏に入って大作がどんどん公開されるのでなるべく見逃しなく、そして観たら早めに感想書くを心がけて下半期を過ごしたいと思います。今後共よろしくです。
では一応上半期ベスト5(ぐらい)を。
といったところでしょうか。ちなみに悪役ベスト5(順位不動)は