2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

それがいらない世界を想像してみる

レジデント初期研修用資料より「それ」はたいてい、もちろん必要だからこそ世界にあり続けて、そもそも「それ」を無くすことにどれだけの意味があるのか、無くしてみて、世の中どれだけ便利になるのか、無くしてみないことには、もちろん分からないのだけれ…

内分泌専門医試験翌日

体調イマイチだったな

トヨタの長すぎた栄光

池田信夫ブログより今年の日本経済を振り返ると、最大のサプライズは年末に明らかになったトヨタの赤字だろう。かつてトヨタは、向かうところ敵なしだった。奥田碩氏が経団連の会長だった時代には、財界の政策立案を行う渉外部に70人ものスタッフを擁し、経…

所有という幻想

池田信夫ブログより 松本零士氏がセリフの「盗用」をめぐる裁判で敗訴した。彼がpro-copyright派の愚劣さを世の中に示した功績は大きいが、この事件もいろいろなことを考えさせる。松本氏の脳内では、すべての情報は作者が所有しているのだろうが、これは著…

バブルはまた必ずやってくる

池田信夫ブログより 今のようなとき、政治家も財界もかさにかかって「果敢な金融緩和をしろ」と中央銀行に求めるインフレバイアスはどこの国にもみられるが、異常な金融政策は異常な結果をもたらす。中央銀行の独立性が定められているのは、こうした政治的圧…

金融危機についての入門的まとめ

池田信夫ブログより年末になって、本屋にはぞろぞろ「大恐慌本」が出てきた。現在の不況を「世界恐慌」などと名づける本は、それだけで読まないほうがいい。それは著者が1930年代と現在の違いを理解していないことを示すからだ。しかし官僚やメディアにはそ…

サービスの考えかた

レジデント初期研修用資料より 認知症の厳しい99歳のお年寄りが今入院していて、看護師さんがそのまんま、「認知症が厳しくて大変です」なんてご家族にお話ししたら怒られて、病棟で、「あの家族は厳しいから気をつけて」なんて申し送りしてた。何かが間違っ…

近隣窮乏化の誘惑

欧州通貨が激しく下がっている。今日は1ユーロ=117円と、図のように4ヶ月で30%以上下がった。ポンドに至っては40%以上も下がった。同じ時期にドルは、15%しか下がっていない。それでも外銀のファンドマネジャーによると「ユーロは利下げでもう一段下がる…

中級経済学事典 マネーストック

池田信夫ブログより 欧米の中央銀行が、リスク資産を買う「非正統的な金融政策」に相次いで踏み切った。日本の経験からいうと大した効果は期待できないが、やってみる価値はあろう。いま欧米の置かれている状況は、金融機関の仲介機能が崩壊した非正統的な不…

チェンジへの希望

From : ビル・トッテンアメリカの新しい大統領が決まった。前回のような電子投票のトラブルも起こらず、また噂された暗殺もなく、オバマ上院議員がアメリカ大統領に選出された。ブッシュとは対照的に、頭がよくて人を魅了する演説を行うオバマ氏は、変革を求…

いわゆる『ゾンビ企業』はいかにして健全化したのか?

経済産業研究所コラム 中村純一 日本政策投資銀行設備投資研究所主任研究員「失われた10年」の日本経済をめぐる論議では、経営再建の見込みが乏しい、いわゆる「ゾンビ企業」を存続させたことが、経済の回復を遅らせた主要な原因の1つであると指摘されてきた…

「プロジェクトX」という錯覚

池田信夫ブログよりきょう東京駅で、こんなポスターを見た。きのうから始まった「NHKオンデマンド」の広告だ。ところがきのう、NHKに関する最大のニュースは、その目玉である「プロジェクトX」の元プロデューサーが、万引きで検挙されるというニュースだった…