タクティカルロア 第10話 「ボトムライン」
洋衛軍が潜水艦メトセラから奇襲攻撃を受けたシーンの続きから始まります。
旗艦が大破轟沈してしまったために一転して窮地に陥ってしまっていました。
そこで洋衛軍の撤退を援護するために、パスカルメイジが単艦での対潜哨戒
を命じられて戦闘準備に入ろうとするのが今回の話の流れになります。
まぁあの無能そうな司令官だと負けるのが目に見えていたので、本格的に
戦闘する前にいち早く戦線離脱をしてもらって良かったかもしれない(笑)
とにかくパスカルメイジがどのような対潜水艦戦を見せるのか楽しみでした。
ラッシュは作戦が上手く成功しても、どこか不安に感じているところがありました。
というよりもハクビという女性への恋わずらいでイライラしているだけかな?(笑)
てっきりオネエ系なキャラだから恋愛対象が男性だと思ったけど違うみたいだ。
このラッシュはハクビやレーゲンとはちょっと異なる雰囲気の敵に見えますわ(^ω^)
七波は潜水艦との戦いは初めてなので戦闘マニュアルを確認していたけど、
漂介との事が頭から離れられられずにずっとイライラしていましたわ(汗)
それで部下たちにまで八つ当たりしていたから良くないですよね。
こちらはラッシュとまた違った恋わずらいを引き起こしている印象でした(苦笑)
「見苦しいわよ!七波!少し落ち着きなさい!!」
「ターニャ・・・・・・。」
そこでターニャ副長が七波を諌めていたのは素晴らしいかも。
七波も完璧な艦長というわけではないので、このように副長のターニャが
支えようとするのも必要だと思います。
特に2人は士官学校時代からの同期生だから言いやすいところもあるはずだし。
とりあえず、すぐに七波が冷静さを取り戻してくれたのは良かったです。
「パスカルメイジ!最大戦速!攻撃準備に入る!」
七波は哨戒機によって潜水艦の位置を特定できたので攻撃を命じます。
そこで他の乗組員達がテキパキと攻撃態勢を整えていたのは印象的でした。
このパスカルメイジには七波という優秀な艦長が乗っているだけじゃなくて、
他の乗組員達もかなり高い練度を有している事が伺えます。
だからこそ民間の護衛艦でも正規の洋衛軍以上に上手く戦えるのでしょうね。
「や、やってくれる!(汗)」
ラッシュはパスカルメイジから攻撃を受けるものの、すぐに態勢を立て直して
対空機雷で哨戒機を撃墜させていたからなかなかやります。
対潜ソナーから隠れるシステムも搭載しているだけあってかなり手ごわそうだ。
パスカルメイジとしては何も見えない敵と戦うことになるので厄介そうね。
『圧倒的優位は人の思考を単純にする。』
その後、パスカルメイジは潜水艦から攻撃を受けて損傷します。
しかし七波やターニャはこの危機によって敵に油断を生ませると思っていました。
これは大学時代の同期のハクビからの教えらしいのですが、七波とターニャが
そのハクビとどのような関わり方をしていたのかが気になるところ。
とにかくお互いに敵味方と別れて戦っているとは思ってないでしょうね。
ラッシュが優位な状況下でも全く油断も隙も見せないのが凄いところです。
本命の高速魚雷で仕留めるために、色々と布石を打っていたのは流石。
見た目はオネエっぽくても潜水艦を指揮する能力には目を見張るもがある!
「ライトオーバー。総員。離艦用意。洋衛艦に救助を要請・・・・・・。」
パスカルメイジは被害が大きいために戦闘不能状態に陥ります。
さんごがダメコン班の安否が分からなくなってショックを受けていたのが印象的。
周囲の音声を消す演出によって、彼女の心理的動揺を上手く伝えていました。
とにかくパスカルメイジはラッシュが指揮する潜水艦の前に完敗を喫しましたわ。
七波達がこれからどうなるのか心配なところで次回に続きます。
水上艦と潜水艦との戦いを描いた作品は、有名な映画「U・ボート」をはじめとして
名バトルを描いた作品が多いのですけど、このアニメにおいてはまさに今回が
見応えのあるような緊迫した駆け引きのバトルを描いていたと思います。
パッと見た感じは美少女アニメのジャンルに入りますが、バトル面においては
結構シリアスで真剣なやり取りを描いているのが良いところです。
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