2015/02/21

風魔の小次郎　第01話「風の一族！小次郎見参！！」

（C）1990 ムービック・SMEビジュアルワークス

現代まで生き残ってきた忍達の戦いを描いた物語。

今回から「風魔の小次郎」という昔のOVA作品の感想を書きます。
原作者の車田正美先生のデビュー40周年＆聖闘士星矢生誕30周年記念として
春から聖闘士星矢の新作アニメが始まるのを祝して書きたいと思います。
それなら聖闘士星矢の感想を書けばいいのにって突っ込まれそうですがね（苦笑）
さすがに100話以上もある聖闘士星矢を視聴して感想を書くのは疲れますので、
短編の風魔の小次郎の感想を書くのが丁度いいかなぁって思った次第です(＾ω＾)
聖闘士星矢もそうなのですが、この系統のアニメ作品は私よりもお母さんの方が
とてもお気に入りで詳しかったりするんですよ(＾ω＾)

OP曲は、NIGHT HAWKSが歌う「DON'T GO AWAY」です。

「手紙と写真、さっさと返しやがれ！」
「風魔か！？」
物語は中央アルプスの不動岳の山奥の中から始まります。
その山林の中を木刀を持った男の子が素早く駆けまわっていたのですが、
どうやら大切な手紙と写真を盗んだ謎の4人の男達を追いかけている様子。
問答無用で泥棒達を倒していたのでかなり腕が立つ事が伺えます。
この学ランを着た男の子が物語の主人公の小次郎です。

そして泥棒達の中で一番素早い男が逃亡を図っていたのですけど、
その男をも小次郎はあっさりと追いついて倒していました。
小次郎は風のように素早く動ける移動力もあるようですね。
とりあえず、この冒頭シーンでこの作品がどういったものなのか
ある程度は分かるようになっていました。
まぁ聖闘士星矢を好まれる方には見やすい作品になっているかな。
聖闘士星矢と同じキャラクターデザインの人が担当されているのも、
星矢を見慣れている方には嬉しいかもしれませんね。

小次郎は白凰学院から用心棒の依頼を引き受けることになりました。
白凰学院の生徒が誠士館の不良の生徒達に暴力を振るわれているので、
それを助けてあげてほしいというのが主な依頼です。
さっそく白凰学院に到着すると誠士館の不良達を叩きのめしていたから、
彼は木刀を使うだけじゃなく、普通の殴る蹴るのケンカも強そうだ。
ちなみに小次郎に色々と指図していたのが柳生蘭子という女子高生です。
白凰学院の武道指南役というからには彼女も強そうですよね。

小次郎が白凰学院総長の北条姫子と初対面するとデレデレしまくってた（笑）
鼻血まで出しちゃっていたから面白い男だよ。
きっとこの小次郎はか弱い系の美少女にメッチャ弱いのでしょうね。
その反対に蘭子みたいな気の強い女の子は苦手といったところかな(＾ω＾)
とりあえず小次郎が用心棒役を引き受けたのは白凰学院を守るというより、
姫子を守るという意味合いの方が大きいと思われます（笑）
どういう理由であれ、頑張って白凰学院を守ってくれればいいでしょう。

あと小次郎が風魔総帥に冒頭で倒した男達を見せるシーンがありました。
男達の正体が風魔と同じ忍び集団である夜叉一族と聞いて驚きます。
忍び集団は隠密行動によるところが大きいために、お互いに存在自体は
よく知らないといった感じでした。
とにかくその夜叉一族が誠士館に裏から手を貸しているとなると、
白凰学院を守るのはそう簡単にはいかないでしょうね！

それにしては小次郎が楽観視しているから本当に大丈夫かいな？（苦笑）
おそらく蘭子はもっと頼りになる風魔の人間を連れてきたかったはず。
今は他の風魔の人間が全国に出払っているから、しかたなく余り者の
小次郎を連れてこざるを得なかったというわけなのでしょうね(＾ω＾)

「遙かなる時の彼方から恐るべき一族が蘇ったか。風魔一族。」
ここでもう一人、謎に包まれた誠士館の生徒が登場していました。
同校の不良の生徒達が恐れていた様子からもかなり強い立場っぽい。
彼の名前は飛鳥武蔵。この作品の重要なキャラの1人になります。
そして風か何かに非常に怯えている幼い女の子も登場していました。
冒頭でも描かれていましたけど、彼女もこの物語に関わりを持つキャラです。
この時点ではまだ明らかにされていませんけど、彼女の言う「お兄ちゃん」が
いったい誰を指すのかは勘の良い視聴者なら気づかれているかもしれません。

「夜叉一族の1人。壬生攻介だ。」
誠士館でも一番強い壬生攻介という男が部下達の仇討ちにやって来ました。
彼もまた夜叉一族なので、誠士館が夜叉一族と手を組んでいるのは確実ですね。
さっそく小次郎の方から壬生に攻撃を仕掛けていたのですけど、壬生の方は
軽やかな跳躍力で次々と攻撃を避けていたのでなかなかやります。
このシーンを見ていても、壬生もかなり強い戦士という事が分かります。

お互いに素早い動きで攻撃のタイミングを狙っていました。
このように木刀を持った者同士で戦うのって逆に新鮮な感じがします。
そして最後に両者が渾身の一撃を繰り出していました。
ここでこの戦いの結果は次回へと持ち越しになっています。

ED曲は、NIGHT HAWKSが歌う「GOOD-BYE MARRY」です。

車田正美先生の原作の中では聖闘士星矢が最も有名だと思いますけど、
私個人としてはこの作品が結構面白くて印象に残ってます。