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【自宅で簡単】ネット民大絶賛の名器「スーパー炎たこ」を使った本格たこパのご案内

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推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています


こんにちは、徳谷柿次郎と申します。普段はローカルメディア「ジモコロ」の編集長として日本全国を回って取材しています。

深刻そうな顔をしているのは、目の前に大好物の「たこ焼き」があるからです。



ソースの香りがたまらない。僕は大阪出身なので、たこ焼きには結構うるさいんです。これも自作ですからね。


ちょっと失礼……


ハフハフ……んん、う、う、


うんまーーーーっ!!

外はカリッ、中はフワフワのたこ焼きこそ理想の状態。完全に店で出せるやつだ…。東京は揚げるタイプのたこ焼きが主流だから、むしろ都内では食べられないやつ…。遂にたどり着いてしまった…。たこ焼きのエルドラドに…。


実はこのたこ焼き、イワタニの直火式たこ焼き器を使って焼いたんです。某巨大通販サイトのレビュー上で820件の投稿中「星5つ 658」「星4つ 127」という化物みたいな数字を叩き出しています(2017年3月某日時点)。気になる人は検索してみてください。

さて、改めて…。
僕の持論ですが、極上のたこ焼きを家で焼くコツは、ズバリ「直火」と「だし」です。


この記事を読めばハチャメチャにウマいたこ焼きが家で食べられるようになります。たこパ(たこ焼きパーティー)も一つ上のハイグレードになること間違いなし。


用意するもの


まずはこちら。イワタニの「スーパー炎(えん)たこ」です。市販のたこ焼き器は、電気で鉄板を温めて焼く電気式がほとんど。しかしスーパー炎たこは、強そうな名前の通りカセットガスの「直火」で焼ける数少ないたこ焼き器なんです。

2009年の発売以来多くのたこ焼きストに愛された本機ですが、2016年8月にリニューアル。さらに使いやすく、お求め安い価格に進化しています。


とはいえ、たこがないとたこ焼きはできません。家から徒歩3分のスーパーにやってきました。


たこって今どき1パック660円もするんですね。食材は基本的に、普通のスーパーで売ってるもので大丈夫です。

正直たこ焼きはざっくりで問題ありません。適当にやりましょう。ただ、たこ焼き器ともう一つ、「だし」にこだわるだけで全然違います。


だしに必要なのはこれ。


かつお節です。「ひら削り」や「うす削り」と呼ばれる、大きめに削ってあるタイプをオススメします。



たこ焼き粉とソースは専用のものを買いました。


色々買うのが面倒な人は、こういうセットでもいいと思います。


さて、帰宅したところで基本の材料をまとめます。


たこ焼き 基本の材料(60個分)
・ たこ……1パック
・ 卵……3個
・ たこ焼き粉……300g
・ 花かつお(だし汁用)……水900ccに2~3掴みくらい

(以下具材・トッピング用。各適量)
・ たこ焼きソース
・ 青海苔
・ 青ねぎ
・ 天かす
・ 紅しょうが

※分量はあくまで目安です。たこ焼き粉の袋の裏とかに書いてあるのを参考にしてください。
たこ焼きの個数は1人当たり15個くらいが適量かと。それ以上食べると飽きがちです。

下ごしらえ

次にたこ焼きの生地やだし汁、具材を準備します。


(1)具材


たこは小さめのぶつ切り、青ねぎは小口切り、紅しょうがも小さく切りました。


家でたこパをやるとき、つい具を詰め込みがちなんですが愚の骨頂。
具材は小さめ、入れすぎないが鉄則です。


例えば市販の紅しょうがもそのままだと大きすぎ。小さく切って入れると食感がよくなります。たこも「おまけ」くらいに考えましょう。

たこ焼き=惑星。球体を口全体で味わうため、全体のバランスを一つにまとめなくてはいけません。生態系を崩さないように。何事も循環…。


(2)だし汁


沸騰したお湯に花かつおをざっくり2~3掴み入れます。弱火で2分ほど経ったら火を止めます。


ざるやキッチンペーパーを使い、こします。手ごろな入れ物がなかったのでコーヒーポットで代用しました。いい色ですね。


極論ですが、人間が「ウマい」と感じるのはアミノ酸の作用なので、だしをぶちこんでおけばだいたい美味しくなります。 



(3)生地


先ほどのだし汁をたこ焼き粉に入れます。



さらに卵を加え、ダマがなくなるまで、よく混ぜます。

これで準備が完了。いよいよたこ焼きを焼きましょう!

焼く


さて、準備が整ったのでそれっぽく並べてみました。


たこ焼き器に点火。電気式とそんなに違うのかな……と、このときはまだ疑っています。


油を引いて


生地を鉄板に流し込んで


生地の上に「たこ→紅しょうが→ねぎ→天かす」の順で具材を載せます。ここで気がついたのですが、直火は焼けるの早い!

電気式の場合、火が通るのに時間がかかったり、そのくせ焼きムラがあったりするのですが、直火は気持ちよく焼けます。
逆に早く焼けすぎるので、初心者の場合は「はじめ強火→具材を入れたら中火→あとは弱火に落としてじっくり焼く」でもいいかもしれません。焦りは禁物。


あっという間に焼けたので、たこ焼きをひっくり返します。


ひっくり返す前に、鉄板の各マスを区切る線を引きましょう。上手に返すコツです。



ここで感動。めっちゃ線引きやすい!!
なぜなら「スーパー炎たこ」には溝があるから!


こんな溝が。これ、細かいとこですが作りやすさが断然違います。日本のメーカーの細やかさに感心します。いま、安売り1,000円の電気たこ焼きプレートを使っている大阪の食卓に激震が走ったのではないでしょうか。


線を引いたら各マス、端の生地を折り込んでいきます。


そしてひっくり返す。



完全にベビーベッドの我が子を見守る父親みたいな顔になってますが、なんかたこ焼きって、うまくきれいに焼けると愛おしくなりませんか……?
愛ですぎると焦げるので気をつけましょう。過剰な愛、過干渉は子育てにも、たこ焼きにもよくありません。何かの本に書いてた気がします。


あとは皿に盛ってソース、マヨネーズ、青海苔、かつお節をトッピングして完成。伝わりますか?

この鰹節の1/fゆらぎ(えふぶんのいちのゆらぎ)が……

というわけで…

直火で焼いて食感は「カリフワ」、口に入れるとだしのうま味が広がるたこ焼きの完成です。


このたこ焼きを食べると冒頭の顔に戻ります。


当たり前だけどビールともめちゃくちゃ合います。平日の昼間から家でたこ焼きを焼いてビール! フリーランス最高~~!!!

さらなる高みへ


この極上のたこ焼きを前に、ふと思いました。「こいつのポテンシャルはこんなものではない……まだ高みを目指せる……」

というわけで、たこパにおすすめのアレンジレシピもご紹介します。


(1)おろしポン酢×大葉たこ焼き


はい、もうウマそう。たこ焼きの上に大根おろしとしょうが、ねぎをトッピングし、ポン酢をかけました。
でもね、さらに思いついちゃったんですよね。



こうです。大葉で巻いてみます。焼肉のサンチュみたいな感じ。


パクッ……ハフハフ…………


ハハッ。笑っちゃうレベルでウマい。

口に入ると大葉の香りがブワッときます。そしてさっぱりしてて飽きがこない。ソース味との無限ループ、いけるでこれ。これはもうね、「味のジェンガ」です。意味が分からないと思うので、もう一度言いますね「味のジェンガ」です。

どういうこと??


(2)通の“塩”たこ


もう一つはコレ、塩です。天ぷらも通は塩で食べますよね? 生地にだしの味がきいた今回のたこ焼きなら、塩も絶対合うはず。岩塩みたいに粒が大きいやつがオススメです。一口食べてみた感想は「深い…」。ダシと塩が合わないわけがないのでお試しください。


言わずもがなですがどっちもビールにめちゃ合います。これは、たこパをさらなるグレードに導いてくれるでしょう。塩たこ焼きは日本酒にも合いそう。


その他の便利グッズ


ここで、たこ焼き器以外に買って便利だったグッズを紹介します。


(1)油引き


油引きって、先がハケになっているものが多いじゃないですか。しかし、キッチンペーパーを先にかぶせて使うタイプを見つけました。つまり後片付けが楽!! 使ったあとキッチンペーパーは捨ててチャチャッと洗うだけ! 油で濡れたハケの始末に困らなくていい!!!

(2)粉つぎ
生地を流し込むときに使うやつ。お玉でも代用できますが、あると便利!

(3)ピック
ピックも先が丸いやつを買いました。たこ焼き器の鉄板を傷つけにくい!

(4)皿
雰囲気を出すために屋台とかでよく見るたこ焼き用の皿を買ったのですが、箱を開けると…


多くね……?


注文数間違えた。 100皿も買ってもうた。通販では気をつけましょうね。

hb.afl.rakuten.co.jp



あと、青海苔は袋よりビン入りがおすすめです。なぜなら青海苔って1回じゃ使い切れませんよね? 取っておく際、ビンの方が酸化しづらく、味が落ちません。たこ焼きのロングライフを考えましょう。

まとめ


いかがだったでしょうか。

イワタニの「スーパー炎たこ」を駆使したたこ焼きとオリジナルレシピ。繰り返しますが、コツは「直火」と「だし」、いたってシンプルです。この方程式を使えば自宅でも、キャンプ場でも、日本の裏側になるブラジルでもおいしいたこ焼きが食べることができます。ほんま、おおきに、ありがとう。

さて、僕は嫁が帰ってくる前に台所を片付けます。




著者:柿次郎とだんご

柿次郎とだんご

株式会社Huuuuのライター編集者ユニット。大阪出身の徳谷柿次郎(@kakijiro)、岡山出身の友光だんご(@inutekina)。二人で全国47都道府県を取材している。