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戦中を経験されてる方のお話を訊いたりとか、戦争の前後を書いたエッセーを見てると、特に大正生まれや昭和ひと桁の前半に産まれた方のそれを見聞きすると、かなりの割合で「エログロナンセンスの取り締まりから始まって、どんどん何でも取り締まるようになって、結局戦争に向かう世論に何も言えなくなって戦争に突入した」と言う趣旨の述懐があるんですよね。
結局、エログロナンセンスのような「『良識あるひと』が眉をしかめる」物の取り締まりのように文句を言い難いものから取り締まり、それが好戦的な言説を諌める言葉を取り締まったり吊るしあげたりするように発展
毎度そういう「日本は云々」みたいな論調になってますけど、民主主義国家においては政治家が自分の集票を最大化しようとするのは、どの国でもそんなもん。
今日のイギリス大衆紙The Sunを開いたら、「障害給付に数千ポンドを受給しながら、英国全土で活動していたパフォーマンス・ストリッパー [thesun.co.uk]」がトップ記事だった。。どの国でも結局のところ、庶民の敵は庶民なんすよ。
>毎度そういう「日本は云々」みたいな論調になってますけど、>民主主義国家においては政治家が自分の集票を最大化しようとするのは、どの国でもそんなもん。
この部分には同意しますけど、それに放送側が報道の形態で加担した。と言うのが結構あるじゃないですか。特に、在阪メディアはそういう傾向が強くて本当の意味での上級国民ではなく一般国民の中の対立を極端に煽る報道が結構あって、そこに乗っかる形で上級国民の利害利権を最大化したい政治家がのし上がる(名指しはしませんが、大半の方がどこの政党かわかるでしょう)。
生活保護バッシングの場合には、在阪・在京両方のマスコミが競ってそれをやって、片山さつきなんかがそこで出てきて彼女のバックにいる(彼女は、元財務省主計官)財務省が、自民党政権になった途端に嬉々として生活保護受給者への締めあげと生活保護受給基準の切り上にでた。叩かれた当事者には自民党政権になる前から実害が色々出てる問題なのに(生活保護を受けられる人が受けられない敷居が上げられた事も含めて)、それをBPOに人権侵害だと訴えたら却下した訳ですよ。
そういうことが他の問題でも結構あったのですが、今回はこういう風にエログロ規制を後押ししてる。ひょっとして、純潔思想に凝り固まってる現政権側の意思を忖度してるのではないかと個人的には思ってますが、そういう事が、次に標的にするのはお上の気に入らない言説の取り締まりとか、一般国民同士でいがみ合うことを諌める言説への取り締まりと、世界史的に相場が決まってる訳で…
イギリスやフランスの大衆紙って、いつもこんな調子ですよ。イスラム教を風刺する新聞もあれば、生活保護を風刺する新聞もあり、そして紙面の第一面は水着バストアップ、これが庶民の日常光景。
人権先進国の欧米でも、こんなもんですから、この程度でBPO入りしてたら欧米の新聞はみなアウトになってしまう。毎度そういう「日本は云々」みたいな論調に帰結させる国のほうが、よっぽど「全体主義」じゃないのかな。
個人的には、欧米のように「誰でも使える無料の公的訴訟支援制度」を整備するのではなく、BPOという密室裁判制度を強化せよという意見のほうが、よほど全体主義になりかねないと思う。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
「エログロナンセンスの取り締まりから戦争が始まった」 (スコア:4, 興味深い)
戦中を経験されてる方のお話を訊いたりとか、戦争の前後を書いたエッセーを見てると、特に大正生まれや昭和ひと桁の前半に産まれた方のそれを見聞きすると、かなりの割合で
「エログロナンセンスの取り締まりから始まって、どんどん何でも取り締まるようになって、結局戦争に向かう世論に何も言えなくなって戦争に突入した」
と言う趣旨の述懐があるんですよね。
結局、エログロナンセンスのような「『良識あるひと』が眉をしかめる」物の取り締まりのように文句を言い難いものから取り締まり、それが好戦的な言説を諌める言葉を取り締まったり吊るしあげたりするように発展
Re: (スコア:0)
毎度そういう「日本は云々」みたいな論調になってますけど、
民主主義国家においては政治家が自分の集票を最大化しようとするのは、どの国でもそんなもん。
今日のイギリス大衆紙The Sunを開いたら、「障害給付に数千ポンドを受給しながら、英国全土で活動していたパフォーマンス・ストリッパー [thesun.co.uk]」がトップ記事だった。。
どの国でも結局のところ、庶民の敵は庶民なんすよ。
Re:「エログロナンセンスの取り締まりから戦争が始まった」 (スコア:1)
>毎度そういう「日本は云々」みたいな論調になってますけど、
>民主主義国家においては政治家が自分の集票を最大化しようとするのは、どの国でもそんなもん。
この部分には同意しますけど、それに放送側が報道の形態で加担した。と言うのが結構あるじゃないですか。
特に、在阪メディアはそういう傾向が強くて本当の意味での上級国民ではなく一般国民の中の対立を極端に煽る報道が結構あって、そこに乗っかる形で上級国民の利害利権を最大化したい政治家がのし上がる(名指しはしませんが、大半の方がどこの政党かわかるでしょう)。
生活保護バッシングの場合には、在阪・在京両方のマスコミが競ってそれをやって、片山さつきなんかがそこで出てきて彼女のバックにいる(彼女は、元財務省主計官)財務省が、自民党政権になった途端に嬉々として生活保護受給者への締めあげと生活保護受給基準の切り上にでた。
叩かれた当事者には自民党政権になる前から実害が色々出てる問題なのに(生活保護を受けられる人が受けられない敷居が上げられた事も含めて)、それをBPOに人権侵害だと訴えたら却下した訳ですよ。
そういうことが他の問題でも結構あったのですが、今回はこういう風にエログロ規制を後押ししてる。ひょっとして、純潔思想に凝り固まってる現政権側の意思を忖度してるのではないかと個人的には思ってますが、そういう事が、次に標的にするのはお上の気に入らない言説の取り締まりとか、一般国民同士でいがみ合うことを諌める言説への取り締まりと、世界史的に相場が決まってる訳で…
Re: (スコア:0)
イギリスやフランスの大衆紙って、いつもこんな調子ですよ。
イスラム教を風刺する新聞もあれば、生活保護を風刺する新聞もあり、そして紙面の第一面は水着バストアップ、これが庶民の日常光景。
人権先進国の欧米でも、こんなもんですから、この程度でBPO入りしてたら欧米の新聞はみなアウトになってしまう。
毎度そういう「日本は云々」みたいな論調に帰結させる国のほうが、よっぽど「全体主義」じゃないのかな。
個人的には、欧米のように「誰でも使える無料の公的訴訟支援制度」を整備するのではなく、BPOという密室裁判制度を強化せよという意見のほうが、よほど全体主義になりかねないと思う。