すの借金生活「2045万円くれ。」(旧「2180万円くれ。」)

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地下室の手記に過ぎないんじゃないか?

どうもすです、

ドストエフスキーの「地下室の手記」が青空文庫で読めるようになっていました

これで無職になった後もひとつ楽しみが増えましたね・・・

www.aozora.gr.jp

さて、小人閑居して不善をなす、といいます。

小さな人間はひきこもるとろくなことをしない、という意味です。

 

地下室の手記はリタイアした40歳の元役人がグチグチと過去の後悔を綴る、というものです。

それを読んで何が楽しいのか・・・というと、主人公の情けなさが、読者に重なるからです。

おそらくどんな人にも潜む心の弱さ、日常では目を背けている自分の弱さが、白日に晒されたように感じるわけですね。

 

誰も見ない手記だから、赤裸々に描けるわけですが、ブログというものは地下室の手記のようなものです。

悪口や、愚痴や、家族にも同僚にも言えないことがつらつらと書いてあり、書いている本人は二度と見返さないのに、ネット上の読者は興味津々で弱い人間のことをウォッチしていたりします。

 

まさに、インターネットには現代版の地下室の手記が溢れかえっていると言えるでしょう・・・

 

「内面を語るのは、つまらない人間だ」と言われています

会話においても、「自分の話しかしない人間は、つまらない」とされて戒められるでしょう。

ただブログなんてどうせ匿名、つまらない人間だと思われようが構うもんか・・・

人のブログを見るとなんてくだらないみみっちいことを考えているのだ、と思いますよね

では自分で書いたブログはどうでしょうか?

 

このブログもまた、ひとつの地下室の手記に過ぎないのだろう

 

最期に、「地下室の手記」より引用

わたしは退屈なのだ。わたしはいつもなんにもしていない。ところが、物を書くということは、本当に仕事らしく感じられる。

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