園芸はいいですよね。
黙々と庭をいじっていると、ストレスが発散できます。
ただ、仕事があると毎日庭をかまっていられません。
なので、ある程度放っておいても毎日キレイな花を咲かせる植物を植えたいものです。
今回は、庭の手入れが面倒な人におススメの花を紹介します。
マツバボタンがおススメ
マツバボタンは、初夏から秋にかけて咲く花です。
背丈は小さく、伸びてもせいぜい20センチくらいでしょうか。
花色は基本的に赤、ピンク、オレンジ、黄、白の5種類で赤白など複数の色があるものもあります。
花は1日しか咲きませんが、育ってくると毎日のように新しい花が咲き続けます。
庭に植えれば大した世話はいらないので、誰でも簡単に育てられます。
ただ、日当たりの良い場所でないと育ちません。
種より苗を買う
マツバボタンは、苗を買ってきて植えるのがおススメです。
種も売っていますが、種から育てるのは手間がかかりますからね。
苗を買ってくる方が、ずっと楽です。
マツバボタンの苗は、だいたい5月頃から売られています。
値段は、1つの苗ポットでせいぜい200円程度です。
なので、それほど高くありません。
1つの苗ポットに、だいたい2~3株ほど植えられています。
苗を選ぶポイント
苗は、大きくて枝分かれしているものを選ぶと良いですね。
その方が、庭に植えてからもグングン成長します。
花も少し咲き始めている方が良いです。
というのも、花が咲く前のものを買ってくると花の色が分かりませんからね。
植えてから赤だけなかった、ということになりかねません。
なので、実際に咲いている花を見て赤、ピンク、オレンジ、黄、白を揃えましょう。
1株でもあれば、あとで増やせます。
差し芽で増える
マツバボタンは、差し芽で簡単に増やすことができます。
差し芽とは、芽をちょん切って地面に差すことです。
やり方としては、次のような感じです。
- 長く伸びた芽を根元から3センチのところで切る
- 切った芽の根元部分を3センチほど地面に差す
そうすると、地面に差した芽がどんどん成長していきます。
また、切った部分もそこから脇芽が出てまた成長していきます。
もう永遠に、この繰り返しですね。
これで、どんどん株を増やせます。
ただ、地面に差した芽が根付くまでには1~2週間かかります。
なので、差し芽をするのは7月中旬くらいまでにしておきたいですね。
8月以降は、花を満開にしたいので。
庭植えなら水も肥料も少しで良い
マツバボタンは、庭植えの場合は水も肥料も少しで十分です。
元々乾燥に強い植物なので、滅多なことでは枯れません。
カンカン照りの日が何日か続いたら、少しだけ水を与えれば良いでしょう。
肥料もほとんどいりませんが、成長が悪い時は7~8月に1回ずつ与えれば良いと思います。
繁ってきたら刈り込む
マツバボタンは、一旦軌道に乗るとガンガン成長します。
そのうち、花より葉の方が繁ってくることもしばしばです。
そういう時は、思い切って刈り込みをします。
刈り込みの仕方としては、繁っているところをハサミでジョキジョキ切っていくだけです。
花が咲いていようが、蕾があろうが気にしなくてもOKです。
そうすることで、切った部分から脇芽が出て花が増えます。
ただ、脇芽から花が咲くまでは2週間ほどかかります。
なので、それほど頻繁にしなくても良いと思いますが…。
せいぜい1回か2回まででしょう。
背の高い雑草は取る
マツバボタンは、日当たりが悪いと育ちません。
なので、背の高い雑草が生えた場合は取り除いてやります。
まあ、そんなに神経質になる必要もありませんが。
手入れが必要なのは、せいぜいそれくらいですね。
害虫はナメクジとバッタくらい
マツバボタンは、害虫もほとんど付きません。
強いて言えば、ナメクジはマツバボタンの花びらが好きですね。
なので、花びらを食べられてしまうことがあります。
ただ、大量に咲いている分には多少食べられても気になりませんけどね。
気になるなら、ナメトールでも撒けば良いでしょう。
あと、オンブバッタっぽいのも花粉をよく食べに来ますね。
葉も少しかじりますが、マツバボタンはそれくらいでは枯れません。
なので、あまり気にする必要もないでしょう。
そのうちカマキリでも来てくれます。
とりあえず、こんなところでしょうか。