気をつけよう。

<産経新聞>談話無断改変で謝罪 「人体の不思議展」記事で (毎日新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓
新聞の取材は怖いな。受けない、ってのがいいんだろうけど。まあ、私みたいな末端の研究者には取材依頼すら来ませんけど・・・

 執筆した社会部の記者と上司は26日、電話で謝罪し、末永講師はこれを受け入れた。

いくら地理的に遠いとは言っても、電話で謝罪とは横着だな。で、受け入れる先生も人が良すぎ。まあ、これ以上関わりあいになりたくない、ってところかも知れませんが。
元記事が、キャッシュで読めた。コメントは、こんな感じ。

開催は死者冒涜
 ○○大、△△講師の話 「人の死には尊厳があるので、医学研究や教育の自由といえども、遺体を安易に利用することは許されない。標本はすべて中国人ということだが、もしこれが日本人だったらどう思うか。主催者側が説明する遺族の承諾や、標本の由来などは本当なのかという疑問も残る。展示会は遺体の『商品化』という感がぬぐえず、開催自体が死者への冒涜(ぼうとく)なのではないか」

「人間」立証必要
 □□大法医学教室、◇◇教授の話 「『保存』という前提があって初めて『展示』が成り立つ。当然、今回の展示会もどこかの時点で保存行為が存在するはずだ。ただ、違法性を問うには、人体標本が本物の人間かどうか立証することも必要。DNA鑑定が最も望ましい方法だが、特殊加工された標本からDNA型が採取できるかどうか、やってみないと分からない部分もある」

コメント創作、恐るべし。で、後半のコメント、違法性を問うのにそんな手続きが必要だなんて、司法って面倒だな。っていうか、刑事裁判になったとして、被告側が、「いやこれは実は本物の人間ではありません」って主張するってこと? まあ、そういう裁判も見てみたい気もするが。