日本の医療の闇

ま、どこの世界にも闇はあるので、産科医療業界だけじゃないとは思うが。政治力のある医師よりも、患者を診るのが楽しい、医療こそが自分の仕事だ、と思ってる医師が多いと思うし、日本の医療はそうやって支えられてきたんだと思う。ただ、国民の皆さんが、政治力のある団体の言うことを信用してしまうのなら、医師にも政治力が必要だなと痛感する。医師には比較的アタマのいい人が多いと思うんだが、これまでそれを政治に使わず医療の向上や医学の進歩に向けてきたと思う。それ自体は、エネルギーの向け方としてかなり正しいと思うが、そのエネルギーが政治(っていうか政治的駆け引き)に使われることが国民にとって幸せか、皆さんにはよく考えて頂きたいと思う。
内診問題の真相 ある町医者の診療日記/ウェブリブログ
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まあ読んでみてくれ。で何か考えてくれ。詳しい解説は、多分明日くらいのYosyan先生のところにも出ると思うし、私の愚かな解説は控えておく。
今後の医療のことを考えるとかなり暗い気持ちになるけど、私みたいに医療や医学研究の分野であまり役に立たない人間ほど、どうやってこの分野で貢献してくか真剣に考えねばならない、とふと思った。でもこの中村嘉孝先生の文章は凄いなぁ。長文ダメな私としては、こういう文章を延々と書く職業はムリだな。小説家と司法系と政治系はもうダメだ。私のWorkは一体なんなんだろう。