SH Diary.

旅行記、ときどき野球。

ほぼ行ったことがない県・茨城へ行く

10月の頭にまとめて連休を取得したので、久しぶりに東京へ遊びに行くことにした。ただしほとんどノープランで。

今回は「ぷらっとこだま」で東京へ。車中では観たかった動画を片っ端から見ていたら東京まではあっという間。

まず千葉に行きロッテ本拠地最終戦ZOZOマリンスタジアムの雰囲気を味わい(チケットはすでに完売)、都内に戻って新幹線で「内村プロデュース」の復活スペシャルを観た勢いで六本木のテレ朝、そしてQuizKnockのイベント中だった後楽園あたりをふらついて、夜は池袋でクイズに興じた。

ところで今回宿泊先が異常に高騰しており、行くと決めた段階ですでに23区周辺の宿泊施設は満室、もしくはビジネスホテルでも1泊2万台という異様な数字が並んでいたので諦めた。東京都で目を向けてもようやく料金が4桁になるのは東久留米や八王子など、東京のだいぶ西側まで行かなきゃいけない。

で結局、千葉県の柏駅の近くのホテルを取った。

池袋から柏へは日暮里経由でJR線で移動する。そういえば常磐線なんて大して乗ったことなかったな、と思いつつ柏に降り立ち、日付が変わると同時にホテルにチェックイン。この時点でまだ翌日の予定を決めていなかったのだが、ふと柏から常磐線をもう少し進めば茨城県に入れることに気がつく。

茨城県は一度、18きっぷで上野から仙台へ移動したときに一瞬だけかすめたくらいしか足を踏み入れていないので、いい機会ではある。ただこの日も朝早かったので明日起きてから考えよう・・・と思ったら朝6時半に目が覚めた。行ける・・・!

天気も悪くはないので、このまま茨城行きを決め、朝食ビュッフェを慌ただしく片付けてホテルを出発した。
 

柏→取手

朝7時半の柏駅、しかも平日なのでラッシュの混雑がとんでもないことになってそうだなと思っていると、取手行きの電車が割と空いた状態で入ってきた。予定の電車はこのあとだが、とりあえずいったんこれに乗ることにした。ちなみに取手ももうすでに茨城県である。
 

取手→水戸

利根川の大きな橋を越えてすぐに取手に到着。今回は普通にICカードで移動しているので途中下車もせずに、取手からは予定通りの常磐線。結局そこまで満員ではなく、普通に座れる程度の混雑だった。

途中の土浦駅で車両を切り離すためにしばらく停車。ちなみに特急電車に乗っちゃえばもっと早く移動できるのだが、急に決めたことなので節約のため普通列車で移動している。

車窓がやや曇ってきた。実は向かっている場所はきれいに晴れているとすばらしい風景が眺められるのだが、なんとか晴れてくれないかな・・・と願いながら常磐線を北上する。
 

水戸→日立

水戸からさらに乗り換え。いわきを越えて広野まで向かう電車で、乗り放題の切符を持っていればそのままいわきやその先まで行きたいところだが、今回はさすがに手前で降りる。

30分ほど北上して、降りたのは日立駅。実はこの駅には前々から1度行きたかった。

駅の改札を抜けて右へ行くと、目の前に太平洋が広がるとてもすばらしい風景が広がる。これが映えスポットとして人気を博していて、すごく気になっていた。

方角的には海は東側にあたるので、おそらく朝日がものすごくきれいに見えるだろう。平日の午前中だったが、ほとんど人が途切れずにこうして誰もいない瞬間を撮影するのは至難の業だった。どうでもいいが日立駅に行って以降、この日立駅の問題をクイズでよく聞くようになったのは気のせいか*1

駅に併設されているカフェを外から眺めると、これまた不思議な構造をしている。

せっかくここまで来たので日立駅周辺を散策。これは駅前にある「日立シビックセンター」。どっかのテレビ局みたいな建物の形状だが、プラネタリウムを併設した科学館も入っている公共施設である。

茨城は原発も多く、かつ福島第一原発もすぐ近くにあるために原子力発電所の情報を随時流すモニターも設置されていた。

駅の反対側に行けば、海に思いっきりせり出した国道6号を眺めることができる。これはよく作ったな・・・。
 

日立→水戸

1時間半ほどの滞在で日立をあとにする。このあとはまっすぐ都内へ戻るだけなのだが、県庁所在地の水戸にも立ち寄る。

いい時間だったので昼食をとろうとしたが、なかなかいい店が見つからない。「茨城名物」の看板が出ていた店はよもやの夜のみの営業だった。結局水戸での昼食はあきらめ、セブンイレブンでおにぎりを2つ買う。

せめてなんかないか、と思って見つけたのは「茨城県産大葉使用」のおにぎりだった。
 

水戸→土浦→

実は水戸からは高速バスを使って東京へ戻ろうとしていた。のだが、朝の常磐線の車窓でひとつ地理の授業で使えそうな風景が見えたのと、水戸で諦めた昼食のあてが常磐線沿線にあったため、急きょ帰りも常磐線で戻ることにした。

水戸より北側でなにかトラブルがあったらしく、乗った電車は接続待ちで10分ほど遅れて発車。水戸駅から数駅戻るといきなり大量の太陽光パネルが眼前に現れる。この直後に授業したエネルギー問題の単元でこの写真は大いに活用することができた。
 

我孫子

知らない間に遅れは3分ほどになっていた。土浦で品川行きに乗り換えて、都内までそのまま乗り通すと見せかけて我孫子で降りる。ここで遅い昼食、となればピンとくる人も多いはず。

我孫子駅には「弥生軒」という立ち蕎麦の店があるのだが、そこの名物がなんといってもこれ、唐揚げそば。まず唐揚げをそばのトッピングにするのもすごいが、注目すべきはその唐揚げのでかさ。あの一口大の唐揚げを想像すると度肝を抜かれる。

関西にいるとなかなか馴染みがない濃い黒色をしただしも新鮮。ここまで昼食を引っ張ってよかったかもしれない。
 

我孫子→北千住

あとの常磐線で都内へ。

北千住で降りたのは15時、新幹線は20時と5時間ほど時間があまったが、ややもったいなかったものの東京メトロ24時間券を4時間だけ使う形で購入し、このあと渋谷や新宿あたりを散策して最終の「こだま」で関西へ。突発的だったのでほぼ行っただけだったが、いずれ茨城へはゆっくり行きたい。