最強の左手デバイスTourBoxのエントリーモデル!TourBox Liteのレビュー!
今回はクリエイター向けの左手デバイスで有名なTourboxの最新モデルであるTourBox Liteについてのレビューを書きたいと思います。TourBox LiteはTourBoxのエントリーモデルとなっており、価格を大幅に下げた代わりに既存モデルのTourBox NeoやTourBox Eliteよりもボタン数が減ったモデルとなっています。
TourBox Liteの販売価格は13,413円です。TourBox Neoが24,980円、TourBox Eliteの価格設定が39,960円ということを考えるとかなり安い価格となっています。
TourBox Liteのレビュー!
TourBox Lite[2024新登場]創作をかっ飛ばせ 漫画 イラスト 原画 アニメ 動画 画像創作を飛ばせ
クリエイターの潜在能力を解放させ、より自由、より直感的に創作できます。板タブ、液タブ、マウスとも相性抜群。マンガやイラスト、原画、アニメ、映像、写真などの創作効率を50%以上アップ。煩わしい操作とおさらば、スピード大飛躍。便利かつ直感的にな操作方法によって、クリエイターは創作だけに専念できます。煩雑なキーボード操作は必要ない、ソフトウェアを簡単にコントロールして、効率を向上させます。
プロクリエイターの軽量型デバイス
軽量化しても機能は強力。プロのスタジオでも個人的な日常創作でも、あらゆるワークフローに対応し、快適な作業を体験できます。豊富なデフォルトプリセットを内蔵し、プロでも初心者でもすぐに使いこなせます。簡潔のインターフェースでもっとも使いやすい操作感を提供。創作が今まで以上に心地よく、面白くなります。
圧倒的なカスタマイズ性能も健在
8つのボタンで50種以上の操作を完成でき、プリセットを30個作成可能。使いやすいインターフェースで思うままにカスタムできます。
多彩な機能互換性
キーボードショートカット、マウス操作、ソフトウェアやシステムのビルトイン機能、マクロコマンド、TourMenuなど、あらゆる機能を自由に設定できます。
全ソフトウェアサポート
Clip Studio Paint、Sai、Photoshop、Live2D、DaVinci Resolve、Final Cut Pro、Premiere、Lightroom、Capture One、After Effect、Camera Raw、AutoCAD、Blender、ZBrushなどほぼすべてのクリエイティブソフトウェアに対応。
操作感と快適さ両方もアップ
TourBox Liteは高頻度操作に最適な部品を採用し、ボタンの操作感を向上させました。新しい曲面デザインと合わせて、長時間操作の疲労軽減に有効です。
仕様
- モデル名
- TourBox Lite
- ボタン数
- 8ボタン
- 接続方式
- USB Type-C
- 重量
- 329g
- サイズ
- 111x106x39mm
- 材質
- PC+ABS
- 製品技術
- 材料射出成型、 レーザー彫刻+マット面(塗装なし)
- モーター
- なし
- 電源
- DC 5V 30mA
箱
パッケージはカラフルな色合いとTourBox Liteに使われているボタンの形で構成された面白いデザインの箱となっています。
箱の裏面です。裏面はモデル名や認証マーク類などが書かれています。
箱を開けるとこのような感じになっています。
説明書を取るとTourBox Liteがこのような感じで入っています。
内容物
内容物は以下のとおりです。
- TourBox Lite
- USBケーブル
- 説明書
- Safety Instructions
説明書
説明書です。
説明書は簡易的な内容となっています。複数言語でかかれています。
USBケーブル
USB Type-Cケーブルです。PCと接続する際に使用します。ナイロンケーブルを使用しており、高品質高耐久のケーブルとなっています。
端子部分はL字になっています。
USB-Aのアダプタも付いています。Type-CがないPCでも使うことができます。ケーブルにはtourboxのロゴも入っています。
TourBox Lite
TourBox Lite本体です。黒を基調としてシンプルなデザインとなっています。特徴的なボタンが6種類と回転系が2種類用意されています。
横からの画像です。
USB Type-C端子があります。
TourBoxのロゴとボタンです。
スクロールです。回転系の操作が可能です。
ノブです。こちらも回転系の操作ができます。
トールとショートボタンです。トールボタンには3つの突起がついています。
C1とC2ボタンです。従来よりもサイズ感が大きくなり、少し窪んで突起がついたことでボタンが押しやすくなりました。押したときの音や感触も向上しています。
トップボタンです。こちらも少し窪んで、中央に突起が追加されました。
背面にはシリコンによる滑り止めがついています。TourBox Eliteのときと同様で、見た目に反して結構しっかりとした重さがあり、滑り止めと合わさってしっかり固定した状態で使うことができます。
TourBoxコンソールについて
TourBoxを使うには、TourBoxコンソールというソフトウェアをインストールして使用します。プロファイルについてはソフトウェアごとに自分で任意に作成することもできますし、既存の公開されているソフトウェアプロファイルをダウンロードしてすぐに使うことも可能です。
TourBoxコンソールを使うとソフトごとにプロファイルを自動的に切り替えて使うことができます。この機能のお陰でアクティブになったソフトウェアごとに自動でプロファイルが切り替わって使えます。ボタンがわからなくなることもあると思うのですが、HUDという機能でボタンと機能をデスクトップに表示しておくこともできます。これなら慣れるまではこれを見ながら使うことができます。
ボタン数が減ったTourBox Liteでも十分に使えると思った要因がもう一つあって、それがTourBox Consoleのソフトウェア側の進化です。TourBox Console 5.3.0では、ソフトウェアでカスタムボタンの作成することができるようになりました。これにより従来設定できなかったボタンの組み合わせやダブルクリックもユーザーの任意で作成可能となり、よりも多くの設定が可能になっています。ボタン+ダイヤル、ボタン+ボタン、ダブルクリックが任意に設定可能です。
実際にイラストを描くときに使用した印象
TourBoxがあると直感的に、ノブでブラシサイズを変えたり、スクロールで画面拡大したりできるのが本当に便利ですね。TourBoxがなかったときに比べると、圧倒的に楽で早くいろいろな操作ができるようになりました。任意でショートカットの設定も可能ですし、ワンボタンで色々とできることの幅が広がります。
以前からTourBox Eliteを使っていて、TourBox Liteを使うとやはりボタン数が減っているので慣れるまでは少し使いにくい部分もありました。ただ、Liteにはないボタンに関しては、カスタムボタンで組み合わせによって同じ操作をすることができます。
TourBoxコンソールのプロファイルは、TourBoxの種類で切り替えはできないので共有プロファイルを使用する形になっています。そのため同一ボタンがあれば同じボタンで同一操作がそのまま可能なので、操作感はそのままでいけました。
Liteではダイヤルがなくなったことで、イラストを描く際に画面の回転を割り振っていたのでちょっと不便だったのですが、「別のボタン+ノブ」に回転を割り振ることで対応しました。使い慣れるまでは違和感がありましたが、慣れてしまえばEliteと同じ様に使えます。
TourBox EliteとTourBox Liteの比較
Liteはボタンが大きく、中心に突起が用意されているなど、従来のTourboxよりもボタンが押しやすいです。Eliteでは上のーボタンがノールックで使用しているとすべる感じがしていたのですが、Liteでは突起のよって場所をしっかり把握できて押しやすいのがとても良いです。
ボタンの押したときの感触に関してもメカニカルキーボードを押したときのようなカチッという気持ちよさがあります。これについてはEliteの時よりも個人的にはLiteの方が好みの感触になっています。
Liteで一番良いなと思った右上のC1とC2ボタンが圧倒的に押しやすくなっている点ですね。左側の縦のスクロールホイールについてもLiteの方が突起があることで指にしっかりくっついてくる感じがします。中央のダイヤルについてはLiteは少しすべる感じがするのでEliteの方がひっかりがあって好きです。
実際にLiteとEliteを使って比べてみると、サイドボタン、ダイヤル、十字ボタンが削られている廉価版であるLiteですが、ボタンなどの押しやすさはかなり進化しているなと言う印象です。
Eliteでは十字キーが一番良く使用しているので、個人的にこれがないLiteは使いにくいんじゃないかと思ったのですが、十字キーがないならそれに合わせたボタンの設定を考えればよいだけなので、そこまで問題はありませんでした。
モデル | TourBox Lite | TourBox Neo | TourBox Elite |
---|---|---|---|
ボタン数 | 8 | 14 | 14 |
接続方式 | USB-C | USB-C | USB-CまたはBluetooth |
重量 | 329g | 370g | 376g(電池なし) |
電源 | USB-C | USB-C | USB-Cまたは単三電池×2 |
触覚フィードバック | なし | なし | あり |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック | ブラック/ホワイト/スモークブラック |
価格 | ¥13,413 | ¥24,980 | ¥39,960 |
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LiteとNeo Eliteとの違いについてですが、圧倒的に価格も安いです。Liteはダイヤルと十字キー、サイドボタンがなくなったので、ショートカットが登録できる数が減っています。NeoとEliteはボタン数は同じなので、ショートカットが多く登録できたほうがいい場合はNeoかEliteがおすすめです。Bluetooth接続と触覚フィードバックはEliteのみの搭載です。
押した時の音の違い
押した時の音の違いについて動画を撮影しました。EliteとLiteではだいぶ押した時の音や感触がことなっています。
Liteではボタンの押し易さや押し心地の良さが進化しています。ボタンを押したときのカチっという音と押した感じがとても良いです。そのためノールックではLiteの方が使いやすいです。C1とC2ボタンは圧倒的にLiteが押しやすくなっています。
TourBox Liteのレビュー動画
TourBox Liteのレビュー動画も作成しました。興味のある人はぜひこちらもご覧ください。
今回の個人的感想&まとめ
今回は最強のクリエイター向け左手デバイスであるTourBoxのエントリーモデルTourBox Liteのレビューについてでした。Tourbox自体は結構高めの左手デバイスですが、Liteというエントリーモデルが出たことで、今まで以上に導入しやすくなったのが良いですね。ボタン数が減ってはいますが、ソフトウェアの設定次第では十分に活躍できるデバイスになっています。
TourBox Liteを使ってみて思ったのがボタン系が進化している点が良いです。以前のボタンよりもノールックでの使用がしやすくなっていますし、押したときのカチッという気持ちの良い感じも向上しています。この押したときの感触についてはTourBox EliteよりもLiteの方が好みでした。
ボタン数が減ったことについては、普段からEliteを使っている私からすると少し使い勝手が悪い部分もあったのですが、TourBoxコンソールの進化によってカスタムボタンの組み合わせが増えたので、ボタンの組み合わせで上位機種と同じような動作は可能です。もちろん単体動作できるのであればそっちのほうが楽なのは当然なのですが、入りがLiteからなら問題はなさそうです。
慣れの問題はあるとは思いますが、長期的に使うのであればボタン数が多い上位機種がおすすめですね。Liteを買ってからNeoやEliteにアップグレードすると、かなり高く付きますので。ただ、LiteとNeoでは約2倍、EliteとLiteでは3倍という価格差があり、この差は大きいので予算が少ない場合はLiteという選択肢も十分にありです。
左手デバイスを使うことでかなり時短できるので、クリエイターの人は持っておいて損はないアイテムです。細かい時短が積み重なると大きな時間の差となります。時は金なりという言葉もありますし、時短アイテムを買うことは大事な投資であり、効率を最大化することができるのでおすすめです。ぜひTourbox Liteを購入してみてはいかがでしょうか?
- ボタンを押したときの感触が向上
- ボタンに突起がついたことでノールックで使いやすくなった
- ソフトごとにプロファイルを自動切替可能
- ボタン数がNeoやEliteに比べて少ない