久しぶりに新しい自作PCを組みました!
今回は久しぶりに自作PCを組んだのでその紹介をしたいと思います。前回の自作PCは2010年12月に組んだものだったので、今回の自作PCは実に約4年半ぶりとなります。あまりにも久しぶりな感じにワクワクして思っていた以上に高性能な構成で組んでしまいました。
前回の記事の読んでいる人はAmazonUSで日本に発送できない商品も日本語で簡単に買える「Xボーダー」がすごい便利!で海外から日本未発売のPCパーツを取り寄せていたのを知っていることと思いますが、今回はそれらを使ってX99でHaswell-E 6コアi7、M.2SSD、メモリ64GBに初めて挑戦してみました。
以前のPC
この度、自作PCを新しくしました!前回のPCは2010年に組んだものです。第一世代のLGA1366 i7(Bloomfield)、Asus Rampage、SSD RAID0、メモリ24GBで組んだおかげで5年近く経ってもそこまで不便を感じさせないレベルで高速でした。特にSSDはPC業界に革新的な進化をもたらしたと言っても過言ではないくらいのすばらしい製品だと思います。今までHDDでは2,3年も使うとPC自体がかなり重くなってイライラしていたものが、SSDのおかげでずいぶん快適に過ごすことができました。そのおかげで今回の自作PCの寿命は2倍くらい伸びています。
メモリも24GBも積んでいるので、5年近く経った今現在でさえ普通に売っているPCではこんなに積んでいるのはあまりないのでかなり満足できるスペックでした。しかし、時代の流れとSSDやHDDの劣化には耐えられず、グラボは最新ゲームが厳しくなり、SSDは書き込み速度がだいぶ落ち込んで、HDDは不良セクタの増加に伴うデータの消失などが多発してきたので、これを機に新しいPCを組むことにしました。これが今回の記事で書いている新しい自作マシンとなります。
新しいマシンの構成
今回新しいPCを組むときに、まず毎回考えるのが実現したいことなんですが、それを考えたときに6コアのi7、M.2SSD、メモリ64GBというのが思い浮かびました。今回はこの3つを元にいろいろなパーツ構成を考えて組みました。どうせ組むならトリプルチャネルのZ97よりクアッドチャネルでハイエンドのX99で組みたいとこともあり今回はX99を選択しました。
結果的にこのチップセットの選択により、メモリが強制的に高額なDDR4になってしまったのも思わぬ事態になった原因の一つでもあります。今現在は円安の時代で自作PCユーザには金銭的に厳しい世の中であり、予想していたよりも非常に高額な予算になってしまいました。
マザーボード
マザーボードは日本未発売だったAsus Sabertooth X99 ATX Intel LGA 2011-v3 Motherboardsです。だったというのは訳があり、私が購入した時点では日本では未発売でわざわざアメリカから輸入して購入したのに、今月の19日から日本でも発売されました。非常にタイミング悪い結果になって悲しいです。
AmazonUSで日本に発送できない商品も日本語で簡単に買える「Xボーダー」がすごい便利!ちなみに海外輸入に興味がある人は上記の記事を参照してください。今回はXボーダーというAmazonUSで日本に発送できない商品も発送してくれるサービスを使って輸入しました。
CPU
CPUはIntel Core i7-5820Kです。LGA2011-V3のHaswell-Eのものです。私にとって初めての6コアCPUということもあり、かなり期待感が強いです。
Memory
メモリはCorsair Vengeance LPX 32GB DDR4 DRAM 2666MHz(CMK32GX4M4A2666C16)を2つで合計64GB購入しました。今回はDDR4で64GBも購入したことで、これだけで9万近くとかなり高額になってしまいました。メモリは今回のパーツのなかで一番予算がかかっています。それなのに購入後に2個合わせて70ドル(9000円相当)も下がっており、めちゃくちゃ凹みました。
GPU
GPUはPalit Microsystems GeForce GTX 970 JetStream (4096MB GDDR5) NE5X970H14G2-2041J [PCIExp 4GB]です。地雷地雷と呼ばれてるGTX970ですが、スペックとコスパを考えたらこれが一番でした。なによりminiDisplayPortが3つ付いているのがうれしいところです。私は前回のグラボからminiDisplayPortに移行しているので、できればケーブル交換の手間がかからないようにしたかったのとGTX970で一番安かったのでこちらを購入しました。
M.2 SSD
現在ではSATAで接続する一般的なSSDは古いので、最新のPCIで接続する超高速SSDのM.2 SSDを選択しました。M.2SSDの中でも現在一番高速と言われているSamsung SM951 256GB AHCI MZHPV256HDGL-00000 M.2SSD 80mm PCIe 3.0x4を購入しました。Samsung SM951 M.2SSDはSamsung XP941シリーズの後継となるM.2SSDで、PCI Express x4(3.0)対応で最大2,260MB/secの読み込み、最大1,600MB/secの書き込みが可能な超高速SSDです。一つ前のシリーズのXP941は日本でも売っているのですが、最新のSM951は日本では発売されていないモデルなのでこちらもわざわざアメリカから輸入しました。購入方法は下記記事をご覧ください。
AmazonUSで日本に発送できない商品も日本語で簡単に買える「Xボーダー」がすごい便利!
CPU Cooler
CPUクーラーは簡易水冷のCorsair H60 CW-9060007-WWを購入しました。最新のH80iなどはH60の2倍くらい価格差があるので片落ちの旧モデルを選択しました。海外サイトの水温比較によると3~4℃くらいしか差がなかったので、価格が安さで選びました。
AC Power
電源はCorsair RM650 CP-9020054-JPを購入しました。この電源は負荷がかからなければ電源ファンが回らないという静音仕様というところに引かれてこちらを選択しました。W数は650Wと普通のサイズですが、グラボを複数挿ししなければ500Wもあれば普通に動きます。前のPCで負荷をかけた状態でWチェッカーで計測しても250Wくらいなものでした。
PC Case
PCケースはいつもの安心AntecのAntec Performance One P100を選択しました。P100は価格も安かったのですが、品質はちょっといまいちでした。価格相応と言えばそのとおりなのですが、ケースは少しベコベコするのが残念でした。
スペック
- CPU
- Intel Core i7-5820K 51480円
- CPU Cooler
- CORSAIR H6O CPU Cooler CW-9060007-WW 7480円
- MEM
- Corsair Vengeance LPX DDR4 DRAM 2666MHz 43500円 x 2
- M/B
- Asus Sabertooth X99 51000円
- VGA
- Palit Gefouce GTX970 40480円
- SSD
- Samsung SM951 256GB MZHPV256HDGL-00000 M.2SSD 30000円
- OS
- Windows10 Insider Program 0円
- Case
- Antec P100 9980円
- Power
- Corsair RM650 14980円
- 合計
- 289,400円
ちなみにOSはWindows10が発売されるまでWindows10 Insider Programを使う予定です。正式に発売されれば、発売記念セールで今Windows8を買うよりも安く買えるはずなのでWindows10の発売待ちです。
新しいマシンを実際に組んで見ました!
マザーボードはAsus Sabertooth X99なのでちょっと特殊な感じで基盤が覆われています。
サイドからの写真。
CPU周りの画像。
裏面も背面パネルがついていてかっこいい感じになっています。
別の角度の画像です。
メモリは圧巻の8GBx8の64GBです。
メモリを挿した状態。
奥にも4本刺しています。
右下からの写真。
背面パネルの画像。
Sabertoothには誇り防止のパーツが多数ついています。これを差し込むことでホコリが入らないようにできます。
SATAポートも完全防備です。
USBなどの端子にも用意されています。
PCI周りの画像です。
PCIにもキャップが用意されていてホコリが入りません。
PCIの横のふたを剥がすとM.2ソケットが用意されています。
ここでM.2SSDです。私が思っていた以上に小さいもので驚きました。
こんなに小さいのにめちゃくちゃ高速です。
M.2SSDを刺してみた画像です。
背面パネルのX99のロゴの部分です。
ここはネジで取り外しができます。
中には付属品の小型ファンを取り付けることができます。
続いてCPUを取り付けてみました。
LGA2011-v3はCPU自体がだいぶ大きいものでした。
CPUとメモリを取り付けた状態です。
Geforce GPU970です。黒と金で結構かっこいいです。
接続端子はminiDPx3、miniHDMI、DVIです。
ケースに取り付けてみました。裏配線にしていますし、かなりすっきりしています。
CPUクーラーもかっこいいです。ただ、H60はケーブルが太くて取り回しがしにくいのが難点ですかね。
評価
エクスペリエンスインデックスをやってみました!最低が8.7でCPUとメモリでした。前回のPCでは最低が7.5だったのでだいぶ向上しています。
M.2SSDの速度
CrystalDiskMark 4.0.3でベンチマークをとりました。左がSamsung SM951 256GB、右が前PCのSSDx2 RAID0です。SSDx2 RAID0は5年近く経過しているので購入時より半分近く書き込みが遅くなっていますが、それでも雲泥の差がでました。それにしてもM.2SSDなんて恐ろしい子!速過ぎて本当にびっくりです。
今回の個人的感想&まとめ
皆さんお久しぶりです。今月はちょっと忙しくて記事が余りかけていなかったのですが、ちょいちょい記事のネタを貯めているので少しずつでも書いていきたいところです。
今回は久しぶりに自作PCの記事でした。それにしても前のPCから5年近く経っていることに驚きました。本当にSSDは偉大ですね。5年経ってもHDDのように遅くなったことをあまり感じさせません。もちろん多少は遅くなっているのは間違いないのですが、それでもHDDのときと比較して雲泥の差があるといえます。
このPCで不便に感じることはあまりなかったのですが、強いてあげるならメモリを24GBも積んでいるにもかかわらず、メモリ使用量が80%を超えることが多々あったことですかね。メモリに関しては人並み以上にいろいろ起動しているせいでバカみたいにメモリを食っているのが原因なのですが・・・。あとは5年も経過するとグラボが追いつかなくなります。最近購入したGTA5も5年前のグラボでは最高画質では遊べませんでしたし。
今回の新PCのコンセプトもいつも通りで静音で高性能です。実現したかったこととしては、CPUが6core i7、メモリ64GB、M.2SSDです。この3つを実現するためにかなりの金額が吹っ飛びました。特にメモリはDDR4が高額なためメモリだけで10万近く出しています。一つ残念だったのが日本未発売でわざわざ海外から取り寄せたSABERTOOTH X99が今月19日から日本でも発売になったことですかね・・・。日本では売っていないというのに引かれて購入したのになんというタイミングの悪さ。でも、めっちゃかっこいいので後悔はありません。
今回の自作PCの構成は非常に満足しています。特に性能的には大幅な進化をしています。CPUのベンチマークで前のCPUからスコアが2.5倍あがっていますし、メモリの量も2.5倍、SSDの速度も2.5倍とものすごく早くなっています。久しぶりに満足できるPCが組めてよかったです。ただ、環境がぜんぜん整っていないのでしばらくは旧PCで過ごすことになりそうですけどね。
気合はいってますなあーw 2600Kで未だに余裕なんだけどなあ
全く新しいPC作ると今までの環境からの移行が大変かと思いますが、
どのように新環境へ移行されましたか?
>>10594
実はまだ移行期間で新PCを組んだものの旧PCで記事をかいてます。やはりいきなり移行はできないので両方立ち上げて徐々に手動で移行していこうと考えてます。下記記事のように今のままの環境を移行することは可能ですが、今は必要ないものまで引き継いでしまうので、新しいPCでは必要なものだけ入れなおしています。
「EASEUS Partition Master」で今のパソコン環境のままHDDを換装する方法!
http://shopdd.jp/blog-entry-905.html
>>10593
CPUに関しては特に不満はなかったので以前のcore j7-950でも余裕でした。どちらかというとSSDなどCPU以外の部分が厳しくなった感じです
10日ほど前に30万ほどかけて組みましたが、この記事のスペックには負けました…w
M.2SSDちっちゃ!
ここ数年のAntec製ケースのベコベコっぷりにはほんとがっかりします。
使い勝手だったり、デザインだったりが個人的に好みなので使っていますが
そのままではとても使う気にはなれません。
それでカーオーディオのデッドニングに使う制振シートを天板や側板などの弱い部分に貼り付けるのですがまるで別物というくらい剛性感がでてよくなります。