選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

2024 Best Songs

2024年に良かった50曲をまとめてみました。毎年思いますが、今年も良い音楽がたくさん聴けました。

  • 毎月選んでいるベストをベースに選びました。
  • 順位ではないです。流れと雰囲気で曲順を決めました。
  • 全体的に日本の音楽メインです。
  • 簡単に一言コメントを付けています。
  • 基本は1アーティスト1曲にしています(客演除く)。

Playlist of Spotify


YOASOBI「UNDEAD」

ジャケット

今年一番聴いた曲。「アイドル」以降のYOASOBIはどの曲もかなり気に入っているのだが、これはとびきり。言葉の詰め方や展開全てがばっちりハマっている。

Kohei Shimizu,Mashinomi「∀TENSHI +*.」

ジャケット

Kohei Shimizuの出す曲は全部良かった。それでいて、曲ごとのテイストは結構違うのがすごい。この曲はトラックはえぐいことやりながらも、Mashinomiの声質もあってキャッチーな曲に。終盤での転調はシンプルながらそこしかないという一手。
底が全然知れないので、2025年には絶対ライブを観たいアーティストの1人。

PAS TASTA「My Mutant Ride (feat. 柴田聡子 & TAKU INOUE)」

ジャケット

柴田聡子に体重ないんか?というぐらい軽快なフロウに驚愕した。

柴田聡子「Your Favorite Things」

ジャケット

この質感、やっぱり柴田聡子が一番凄いのかもと思わせられた。

adieu「ソウルメイト」

ジャケット

adieuは女優として資質が爆発しているなといつも思うのだが、この曲も然り。
「埋葬して/マイソウル」という最高にダサいパンチラインが、この人が歌えば様になる。

羊文学「Burning」

ジャケット

この重いイントロには流石にやられたな。ここから明るい方角へ進んでいく展開も含めて、シンプルにかっこいい。

宇多田ヒカル「Electricity」

ジャケット

こんなサビ、反則じゃん。誰でもできるけれど、誰にもできないからこそ。やはり王座。

Charli xcx「So I featuring a. g. cook」

ジャケット

「brat」はちゃんと聴き込めてないけれど、これはめちゃ良いなと思った。とにかく心地が良い。

LANA,LEX「ティファニーで朝食を」

ジャケット

ジャケも含めて、この2人にはもはや王者の風格がある。

the bercedes menz「SMAP」

ジャケット

今年一番聴いたアーティスト。ワンマンも、君島大空トリオとの対バンも最高だった。
個人的には曲もバンドのスタンスも非常に"いま"っぽくて、このままハネてほしい。
こんなリリック最高じゃん。

ペンも剣も銃も/病原菌も鉄も¥も/塵になる/最悪の可能性に期待しようぜ

Age Factory「may (feat. lil soft tennis)」

ジャケット

勢いと熱量がしっかりと、かつ丁寧に込められていて、真っ直ぐに"ここ"まで来る。

Paledusk「PALEHELL」

ジャケット

自然とあまりラウドな音楽は聴かなくなったが、やっぱりカッコよいバンドはカッコよいなと思わせられた1曲。

LIL SOFT TENNIS「Rock Music」

ジャケット

最近のLIL SOFT TENNISは、HIPHOPというよりタイトルにもある通りロックに接近しているが、擦れてないし、真っ直ぐにカッコよいと感じる。

BBY NABE「TYPE BEAT」

ジャケット

BBY NABEのキャッチーな曲作りは、結構無条件で好き。

Daichi Yamamoto「なんとかなるさ」

ジャケット

KMビートもさることながら、Daichi Yamamotoが息つく間もなく畳み掛けるバースの熱量にやられた。

千葉雄喜「チーム友達」

ジャケット

ここまでの現象になるとは流石に思っていなかった。この人の言葉に対する感覚とその強さを改めて思い知る。

KEIJU「backseat (feat. Kvi Baba & tofubeats)」

ジャケット

オートチューンのかかり方が全編良すぎて、心地よい1曲。

Peterparker69,Tennyson「skyskysky」

ジャケット

正直Peterparker69はどこかハマりきっていなかったのだが、今年の楽曲は身体に響く曲が多くてめちゃ良かった。ライブ観たい。

MÖSHI「ISM」

ジャケット

硬いビートに乗せて、小細工なしに実直に紡ぐラップが非常に印象的。

aryy「emotion+ (feat. kegøn & lilbesh ramko)」

ジャケット

三者三様の個性がしっかり出ているマイクリレー。

lilbesh ramko,AssToro「re:kazing」

ジャケット

この勢いよ。lilbesh ramkoはワンマンも観れたが、これが"いま"の音楽かと圧倒されるフロアの熱量と、それをねじ伏せる音圧とステージングだった。

ピーナッツくん「Wha u takin bout (feat. lilbesh ramko & hirihiri)」

ジャケット

この座組で出来る曲が悪いわけないわけだが、この曲はとりわけリリックが良いなぁと思う。

hirihiri,lilbesh ramko「lost woods! - hirihiri remix」

ジャケット

終盤のぶっ壊れ具合がやばすぎる。

KM「Another day, I'm OK」

ジャケット

安心安定のKMビートすぎた。この繊細な機微に痺れるし、無限に聴ける。

uku kasai,tofubeats「製図」

ジャケット

踊れるねぇ、とにかく踊れる。広いところで、でかい音で聴きたい。

Floating Points「Vocoder[Club Mix]」

ジャケット

Floating Pointsっていまだによくはわかっていないんだが、やはり凄いんだなと思った。全ての展開がこれしかないと思える。

tofubeats「I CAN FEEL IT」

ジャケット

tofubeatsの信頼できるところは、ちゃんと時流も抑えて音楽をやっているところ。それで良い曲なんだから、そりゃ信頼する、

Shinichi Osawa,Nao kawamura,二神アンヌ「COPY ME」

ジャケット

不穏な音ながら、ずっと踊れちゃう。

RYUTist「君の胸に、Gunshot」

ジャケット

ついに全員卒業で無期限活動休止かという残念な気持ちもあるが、RYUTistの残した楽曲は本当に名曲揃い。
D.A.N.のフロントマン、櫻木大悟作詞・作編曲のこの曲も、これだけ癖のある曲を受け止め切れるのは、RYUTistぐらいでは。

Shöka「落雷 (feat. 梅井美咲)」

ジャケット

個人的に、君島大空ミックスということもあってか、ボーカルも含めてめちゃくちゃ好きな音像。
この楽曲は、とにかく終盤が圧巻。やりたい放題やるタイプだなというのがよくわかる。ライブ観てみたい。

ずっと真夜中でいいのに。「TAIDADA」

ジャケット

ずとまよもずっと凄いと思うが、こういう曲が特に好き。

松木美定「牙の輝き」

ジャケット

速いねぇ、速い曲好き。カッティングかっこよい。
終盤のメタルっぽいギターソロは、そこまでやるかという感じで、ちょっと笑ってしまった。もちろん大好き。

QUBIT「コンタクト」

ジャケット

年始に初めて観たが、バンドメンバーの個々人の活躍にふさわしい骨太な音楽だった。こういうゆったりとしたグルーヴがある曲が良いバンドは強い。

EASTOKLAB「銀河」

ジャケット

この空間の広いドリーミーさはやっぱりEASTOKLABにしかない気がする。

Bialystocks「Branches」

ジャケット

Bialystocksもずっと凄いな。時折梯子外される感じがありながらも、だからといって突き放されてる気はしない、程よい塩梅。
そういう空気感をずっとやっている。これが"ポップス"ではという気がする。

戦慄かなの「ride my wave」

ジャケット

Kohei Shimizuプロデュース曲。
いまにも壊れそうな緊張感がある繊細な展開の中で、刻むハットが非常に印象的。

ドミコ「あたしぐらいは願うたび」

ジャケット

こういう、真ん中でがっつり展開を変える曲、結構好き。

saccharin「まぐれ幸い」

ジャケット

楽曲というかアーティストの印象が強烈すぎた。
今年のSYNCHRONICITYでたまたま見て、本当にびっくりした。こんなライブやるアーティストがいたのか。

XG「IYKYK」

ジャケット

いつの間にか天下取りそうな勢いがあって、びっくりしている。しかし十分にそのクオリティがあるのがすごい。

ILLIT「Magnetic」

ジャケット

最初はあまり聴いてなかったんだが、なんだかんだ良い曲だなと気づく。
やりすぎなぐらい目立つチープな電子音やこれでもかとキャッチーなサビを作りながら、終始鳴り続ける太い低音に、K-POPの矜持を感じる。

NewJeans「Bubble Gum」

ジャケット

あまりに苦しい。それほどに瞬間瞬間に美しさが溢れている。

ゆnovation「now growing」

ジャケット

ゆnovationのリリックには時代を刺す鋭さがある。

Number_i「INZM - Hyper Band ver.」

ジャケット

Number_i自体にはそこまでハマりきっていないのだが、さすがにこの曲、しかもバンドバージョンはカッコよすぎた。

田中喉笛交響楽団「diaspora!!! (feat. ねぎしのはん)」

ジャケット

低音がカッコよい曲はたくさんあるが、ベースでここまで攻めまくっている曲はそうない気がする。

与謝野「ミヤザワ・ケンジ (feat. safmusic & 浅井杜人)」

ジャケット

後半のボーカルチョップパートが気持ち良い。

said「youth」

ジャケット

曲自体はだいぶ前だと思うがアルバムが出たので。
このバンド名とこの曲名に相応しすぎる1曲。どこを切り取っても青々しくて、良い曲。

iri「Faster than me」

ジャケット

iriのこういう空間広く、伸びやかに歌う曲は本当に好き。さすがのNariaki Obukuroワークス。

SATOH「you hate caffeine」

ジャケット

もうギターリフだけでかっけぇとなるわけだが、フックのシンセの光沢と2番のヴァースの"近さ"でノックアウト。

優河「Petillant」

ジャケット

するっと聴けてしまうほどの心地よさなのだが、頭から最後まで、言葉のはめ方と音の鳴り方が全部抜群だった。
特にサビはメロディの運び方と一つ一つの言葉の音とリズムが心地よく決まっていて、まじでこれじゃんという感じになった。素晴らしい。

君島大空「Lover」

ジャケット

結局今年も、君島大空に始まって、君島大空に終わった。
2024年を包み込む地獄の中で、「Lover」というタイトルに乗せて、ギターをかき鳴らしまくる。一切の文句なし。
この曲を携えて、2025年に進もう。




今年も色々あったが、それでも良い音楽に日々出会えることがありがたい。
来年はいろんなところに足を運んで、直接音楽を聴く・音楽について話す機会を増やしたい。
みなさま、今年もお世話になりました。来年も、引き続きよろしくお願いいたします。