早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

2024年度確定申告メモ 還元額454,449円の見通し

 2024年度の確定申告を終えました。

 

 個人事業を廃業し法人を立てたので、社会保険料を気にせずに申告できるようになったのが最大のトピックです。

 

 所得がほとんどなければ、控除枠を目一杯使って譲渡益の源泉徴収分を取り返せます。今後は、毎年240万円ほどの売却益を出して、源泉2割=48万円(所得税15%=36万円+住民税5%=12万円)を取り戻していきます。

 

 年金収入が入ると、たぶんこの手法は使えなくなります。

 あと10年くらい、受給を後ずらしして最大15年くらいかなあ。

 

 含み益 2500万円〜3600万円までは無税で取り崩せる計算です。

 ただ、その前に手持ちの現金が尽きるので、途中で税金を払って特定口座を取り崩す必要が出てくるんでしょうね。

 

 DIE WITH ZERO的にはもっと積極的に取り崩して、お金を経験に変えていくべきなんでしょうけど・・・。家はあるし、ほしい車は今は特にないし、息子は大学に入ったしで、資産を大きく使うイベントはそんなにないんですよね。強いて言えば、子供が独り立ちしたら引っ越ししたいくらい(もう少し広い駐車場のある家に住みたい)。

 

 まあ、資産が余ったらいずれ息子が相続して、彼がうまく運用してくれれば、さらに将来世代へと引き継いでいくことになるので、まるっきり無駄にはならないでしょう。僕の代で終わらずに、将来世代へ資産を引き継いでいくというのは、それなりにロマンがあるお金の使い道(?)かもしれません

 

【2024年度確定申告まとめ】

 

 閑話休題。2024年度の確定申告はこんな具合です。

 

・事業は赤字にして配当所得を一部相殺

・小規模企業共済を最大活用して控除枠を276万円まで拡大

・法人化および法人による投資口座の原資確保のため、投信をそこそこ売却

 →SBI証券の譲渡益を法人の投資原資に活用。こちらは源泉徴収で終え申告せず*1

 →楽天証券における譲渡益のみ申告(控除枠に合わせて265万円の利益が出るよう調整

・源泉所得税15%分=約40万円、配当の源泉徴収分などと合わせてトータルで454,449円の還付に

 

 

【住民税の控除額は少ないので注意】

 控除合計は所得税で276万円ほどありますが、住民税は247万円と30万円弱少ないので注意が必要です。

 

 具体的には、

  →人的控除の合計で▲28万円

   および、生命保険料控除が▲7000円

 

 なので所得税の控除額にぴったり合わせて投信の譲渡益を調整すると、住民税の控除枠で28万7000円足が出て、10%=2万8700円の住民税がかかってくることになります。多少余裕を見て240万円くらいにしないと危ないですね。

 

 追記:配当(30万円くらい)を考慮すると200〜210万円くらいにしといた方が無難そう。ミスったら源泉徴収で処理すればいいけどね。

 

 今回は、個人事業の経費と配当控除を活用して相殺しました。

 所得割はゼロ、均等割のみ(5000円くらい)にできたはずです。

 

 なお、住民税の確認には東京都三鷹市が提供しているシミュレーターを使いました。基本的な控除額は同じはずなので、確認作業に使うとよいでしょう。*2

 

zeisim.e-civion.net

 


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*1:法人における投資資金を捻出した関係で、金額が大きく、こちらを使うと合計所得金額が大きく跳ねて配偶者特別控除額が使えなくなるなどの問題がありました。他方で、SBI証券の譲渡益を使うと定額減税が効くのかトータルの還付額は5000円ほど多くなる結果になりましたが、万が一何かのミスがあると怖いので楽天証券の金額で申告しました。シミュレーションしてるとはいえ、住民税の方になんか悪影響出たら怖いので。

*2:自治体によっては独自の税金を設けているケースがあるので、要確認です。

妻と息子の確定申告・終了 特定口座の譲渡益税を取り戻す

 2024年度の確定申告シーズンですね。

 

 今回は、妻と息子の特定口座の投資信託を、それぞれ売却しました。

 源泉徴収された税金を確定申告で取り戻すとともに、売却資金をNISAに回します。

 

 2024年は、息子の成人に伴いジュニアNISAを解約、これをすべてNISA枠(360万円)に回しました。それでも80万円ほど余ったので、5月に特定口座で投信買付に回しました。*1

 

 息子に関しては、親元にいる間は生活資金の心配がないので、余剰資金を全部リスク資産に回すのが合理的です。

 

 NISA枠が使えれば特定口座に置いておく理由はありません。2025年を目前に、年末ギリギリに特定口座の投信は解約して、翌年のNISA資金として活用します。なお、特定口座にはその後追加で資金を投入したので、トータル120万円ほどが積み上がっています。

 

 基礎控除48万円がまるまる余っていれば、確定申告で取り戻せます。購入した投信はオルカンなので、利回り8%程度と想定すれば、120万円×8%×0.58(7ヶ月分)=5.6万円。基礎控除を大きく下回り、源泉徴収分は確定申告で取り戻せる、すなわち特定口座もNISA的に使えると見込んで資金を入れたわけです。

 

 

 妻に関しては、2024年にパートを退職したため、所得が給与所得控除以下になる=基礎控除48万円がまるまる余ることとなりました。なので、この枠内で益出しし税金を戻すこととしました。

 


【売却詳細】

 

 妻:かなり前に購入した日本株インデックス。NISAに資金を回すため売却

   評価額約23万円

   利益 約13万円

   源泉徴収 所得税 約2万円、住民税約6600円

 

 子:2024年に余剰資金をオルカンに投入、NISAに資金を回すため売却

   評価額約125万円

   利益 約9万円

   源泉徴収 所得税 約1.3万円、住民税約4500円

 

 それぞれ基礎控除48万円分が余っているので、確定申告で譲渡益を分離課税として申告し税額を還付させます。

 

 事前にマイナポータルでe-taxとSBI証券を連携済みなので、e-taxで年間取引報告書の数字が自動的に反映されます。楽ちんです。

 

 確定申告表で還付額が源泉徴収額(所得税分)と一致しているのを確認して送信、これで後日(だいたい2週間後)、所得税分が戻ってきます。住民税分は自治体の確認後になるので、6月半ばに戻ってくるはずです。

 

 妻と息子の確定申告は、特に難しい入力項目もないので10分ほどで終わりました。自分の確定申告は、楽天証券の年間取引報告書のデータ提供(1月14日予定)を待って進めます。


 

【売却に関して】

 

 本来は売却と同時に買付を行いたいところですが、年末年始を挟むこと、NISAの買付タイミングに合わせることなどを勘案して次のようにしました。

 

 妻:12月20日(金)売却→12月26日(木)受け渡し

 子:12月23日(月)売却→12月27日(金)受け渡し

 

 受け渡し日で買付余力に反映される(たぶん)ので、NISAの発注日時点で資金を買付に使えるはず、という考えでスケジューリングしてます。多少ずれてるかもしれませんが、大きくずれなければ影響は軽微でしょう。

 

 妻と息子には年初に110万円を贈与し、それぞれNISAに投資してもらっています。

 

 特に息子に関しては、生前贈与×NISA×10年くらい(結婚するまで?)で資産を無税で引き継いでもらうとともに、投資で増やして、彼の人生に役立ててもらいたいと思っています。

 


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*1:1月〜3月は受験でバタバタし4月も忙しかったので、落ち着いた5月に動きました。本来なら年初に投資した方がいいのは言うまでもありません

ひとり法人・源泉徴収なしの年末調整 4種類の書類を1月下旬までに提出する

 ひとり法人の年末調整メモです。

 若干手こずりましたが、無事提出できました。

【提出書類】

<1月20日まで> ※納期特例承認:年2回

(1)所得税徴収高計算書 → 税務署(e-Tax)  

 

<1月31日まで>

(2)源泉徴収票    → 税務署(eLTAX経由)

(3)給与支払者報告書 → 市町村(eLTAX)

(4)法定調書合計表  → 税務署(eLTAX経由)

※「報酬、料金、契約金および賞金の支払調書」は該当なしなので提出せず

 

【前提】

 ひとり法人・源泉徴収なし

 各種控除は年末調整ではなく確定申告にて実施する

 


 

(1)所得税徴収高計算書の提出

 前回、6月末に提出したのと同じやり方で、7〜12月の所得に関する数字を入れて提出します。12月末に提出しました。

 

shinnox.hatenablog.jp

 

(2)(3)(4)源泉徴収票、給与支払者報告書、法定調書合計表の提出

 eLTAXでまとめて提出できます。

 ただしブラウザではNGで、WindowsパソコンにeLTAXの専用アプリをダウンロードして提出します。Macでできないのは地味に面倒。

 

 こんな画面のアプリ(PCdesk ダウンロード版)です。

 申告メニューの「個人住民税」から作業します。 

 

 eLTAXが稼働する1月4日から作業できるはずですが、最初うまくいかず1月7日に着手、1月8日に提出しました。

 

 

 あらかじめ、必要な書類はフリーウェイ給与計算で作成しておきます。

 PDF出力を横に、データを転記して入力します。

 

【注意すべき点】

・個人住民税メニューがグレーアウトして使えない

→「住民税の普通徴収」だけだとこうなる。該当自治体の「特別徴収」を提出先として入れておくと使えるようになる

 

・給与支払者報告書が「特別徴収」になってしまう

→給報・公的・源泉統一入力画面の右下にある「普通徴収」にチェックを入れる

→摘要欄に「普通徴収:普A 総従業員数が2人以下」を追記する(フリーウェイ給与計算を使っていれば表記されてるのでコピペ)

 

・マイナンバーの入力を忘れがち

→フリーウェイ給与計算で出力した給与支払者報告書にはマイナンバーが記載されない(設定で出るかもしれない)。なので自分と家族のマイナンバー入力を忘れずに

 

・合計表(給与所得の源泉徴収額)の源泉徴収票を提出するものは「0」を入力

→源泉徴収票は作成するものの、源泉徴収票を税務署に提出する必要はないという条件を満たすため(たぶん)

www.nta.go.jp

 


 

 いまいち自信のない部分もありますが、何かあれば税務署ないし自治体から連絡があるでしょう。

 

 あとはシステムの使い勝手をもう少し上げてほしいですね。

 e-TaxもeLTAXも、一部はブラウザから使えるようになりましたが、まだまだWindowsパソコンを前提にしたつくりになっています。Macメインで完結できるようになるには時間がかかりそうです。

 


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