逆上がりが出来ない

モットーは「誰も得しない」

今年聴いて良かった!やば盤集

こんにちは。お久しぶりです。今年はブログたくさん書くと言ったのに気づけば年末。今年の記事は4本。舐めてる。しょうたです。

 

本題に入る前に、12/28に1st demo「年末決算」をリリースというか公開しました。聴いてくださった方々ありがとうございます。

これを書いてる12/31夜現在、3曲合わせて180再生されています。こんなよく分からん男のよく分からん曲を聴いてくれてありがとうございます。歌詞、ライナーノーツ等はnoteの方に書いてあるのでそちらを見て欲しいです。

→ https://note.com/2005_0166/n/ndf4efcb04f3d

 

そっちの話は後日するとして、このブログでは

「しょうたが今年たくさん聴いた!聴いて良かった!名盤まとめ」をお送りしようと思います。

 

今年も1年様々な音楽に触れました。そんな自分が今年たくさん聴いた音楽を「今年リリースされた新譜枠」と「昔リリースされた最近知ってハマった旧譜枠」の2つに分けて紹介していけたらな、と思います。

 

 

では、「今年リリースされた新譜枠」から紹介していこうと思います。

 

 

1.さよならポエジー / SUNG LEGACY

 

2024年3月5日リリース。さよならポエジーの6年ぶり?のフルアルバムです。

 

まあほんまに良かったです。SHIKEMOKU CITYをもう演りたくないオサキアユが作ったジェネリックシケモクこと「頬」、トレーラーで聴いてびびっときたアユ節ガンガンの「眩しいのは」、言わば今後への宣戦布告「きずかないまま」など、全10曲が収録されています。

 

サブスクの時代になって自分もCDを買うことが減った中ですが、このCDは発売日に買いました。でかくてまるい。のCDと一緒に。

 

旧譜と比べて思ったのは「優しくなったな」でした。そりゃこの盤の曲ももちろんギターぎゃんぎゃんで耳イッてしまいそうな曲ばかりですが、前線に告ぐの頃の曲と聴き比べたら、悪い意味ではなくインパクトに欠けるなと思いました。金輪際とかのとにかく掻き鳴らす演奏では無く、その中に一筋の伝えようとする思い、とかなんて言うかわかんないけどそれを感じました。自分でも何言ってるか分かんなくなってきたけど多分ポエジーファンなら分かってくれると思います。ファンじゃない人に伝えるのが目的のブログなのにそれでいいのか?まあいっか。

 

 

 

2.ANORAK! / Self-actualization and the ignorance and hesitation towards it

 

タイトル長え。2024年8月17日リリース、東京のエモエモクリスタル加藤大好きいつもありがとう4ピースバンドANORAK!の2ndフルです。

 

1stフルにしてセルフタイトルアルバム「ANORAK!」をリリースしているバンドですが、それを初めて聴いた時の衝撃は相当なものでした。確かTwitterで流れてきた京都グローリー?のライブ映像を見てうおお!となり、そこからハマっていった記憶があります。

 

ただ先に言っておくと、1stフルを聴いてA!を好きになった人はこのアルバムを聴くと少しがっかりするひとがいるかもしれないです。明らかに音楽性が変わっている。変わりすぎてそれを誰が聴いても良い変化だと評価してもらえる自信がないです。

 

1stのギタージャキジャキな感じとは打って変わってこのアルバムでは打ち込みの音源、ボイスチェンジャーを多用。先行リリースされていた「canary」と「new grass」が若干浮いてないか?と思ってしまうほどの変わりよう。びっくりしました。ただこの曲調も自分にはどハマり。

リーガルリリーの企画で演奏していた「summertime」の映像を見て名盤ができると確信していましたが、やっぱり正しかったみたいです。ぜひ聴いて欲しい。どんなスルメ盤よりもスルメ盤だとは思うけど、一回ハマったらもう抜け出せなくなると思うので。

 

 

 

3.apes / WANDERS

 

2024年6月11日(今気づいたけど年書く必要なくね?)リリース、apesの1stミニです。

 

言葉で形容するのが難しい(というか自分が苦手なだけ)のですが、こういう音楽性がハイパー好きです。後述するmabutaやhananashiとかがこの感じにすごい似ていると思っています。

 

先行シングル2曲を含む6曲入り。ベタですが「how are you?」がこのアルバムだと一番好きです。サビのメロディとコーラスが全ていい。軽すぎずそれでいて重すぎない曲調で、ずっと聴いていても飽きないです。かと言って聴き流せたりもするので無敵です。このアルバムじゃない曲だと、「hesitate」が好きです。5月くらいにずっと聴いてました。このメロディ生み出せるの天才か?って思ってました。今後必見です。知らんけど。

 

 

4.TIDAL CLUB / nerdyouth

 

2月27日リリース、仙台のオルタナ4ピースTIDAL CLUBの2nd EPです。聴きすぎて今年リリースされたことをすっかり忘れていました。それくらい聴き倒してます。

 

気怠い中にも一筋の光が差し込んでいて、その光をこじ開けて日常に活路を見出す、そんな感じの4曲です。2曲目の「nod」のサビ、後ろでずっとなっているリードギターのフレーズが大好きすぎます。少し触れたら崩れてしまいそうな、完璧なバランスでずっと音が鳴らされ続けてる感じ。自分がずっと求めてた音楽はこれだったって自信を持って言えます。

 

旧譜だと「sleep」が好きです。「未来はそうじゃねえ」って歌詞に救われました。このバンドの天気はずっと曇り、もしくは雨だと思います。聴けばわかる。元気な時じゃ無くて落ち込んでる時に、勇気づけてくれるんじゃなくて、かと言って寄り添ってくれるわけでもなくて、自分の1mくらい横をずっと並走してくれる感じ。伝わりますかね。他の曲ももっと聴きたいです。

 

5.yonige / empire

 

1月10日リリース。yonigeの独立後初のフルアルバムです。

 

世間では「健全な社会(2020年リリースのアルバム)から音楽性が変わった」とよく言われています。それが良いか悪いかは置いておいて事実だと思います。ただ、自分は音楽性が変わって正解だったと断言できるくらいには今の音楽性が好きです。

 

「アボカド」「さよならアイデンティティ」とかの真っ直ぐなラブソングがウケるのも分かるけど、「11月24日」「健全な朝」とかのそこから少し逸れた曲が好きで、この「empire」はその逸れた道をしっかり一歩も踏み外さずに歩いてくれました。

 

個人的には「神様と僕」「スクールカースト」「exorcist」の流れが大好きです。この分かりやすく良い意味で「アルバム曲」的な3曲、それなのに存在感は死ぬほど発してて、無視できない感じが直感で感じられます。聴いてみて欲しいです。

 

 

6.V.A. / 不便の妙

 

(以下ネタバレを含みます。注意です。)

 

2月29日発売のTHE NINTH APOLLO渡辺旭が企画した盤です。17曲17アーティストが完全に非公開のまま発売されました。

 

デュエル・マスターズ(カードゲーム)が大好きだった自分は、数年に一度発売される収録カードが完全非公開の「ブラックボックスパック」というシリーズが大好きで、このCDはそれに通ずる何かを感じました。買って再生すると、やっぱり多種多様なアーティストが収録されていてびっくりでした。

 

ここでは、収録されていた曲から個人的に大好きな曲を3つ紹介します。

 

1.マタノシタシティー / どうにかなりそう

 

4:43の曲です。コード、メロディ、全部言葉にできないくらい好きでずっっっと聴いています。僕がTwitterでずっと「マタノシタシティーを北海道で見たい」とツイートしているのは間違いなくこの曲のせいです。

 

2.hananashi / セイタカアワダチソウ

 

4:24の曲です。YouTubeで偶然流れてきた「ato」のMVを見てどハマり、このCDにも入っていてもちろんどハマり。さよならポエジーに影響を受けたそうですが、まあそうだろうなと想像のつく、かと言ってパクリではなくオリジナリティもちゃんとあるのがすごい。「セイタカアワダチソウとはなんたるか」を調べてから曲を聴き直すと色々解釈が変わりました。

 

3. mabuta / sore

 

3:28の曲です。詩的な歌詞が自分はずっと好きなのですが、そのツボをこのバンド、この曲はしっかり突いてきました。どうしてもこう言うバンドはさよならポエジーと比較されることが多くなる(というかその要素があるから自分がハマってると言うのもある)と思うのですが、mabutaはポエジーに似てるなとは少し思ってしまってもパクリだとは絶対に思えないくらいのグッドメロディ(ポエジーのメロディが悪いとかではない)でずっと聴けます。良いバンドや。

 

 

 

 

てなかんじで6枚の感想を書きました。長い。もう3700文字。ここからは旧譜で今年になってハマった音源を紹介しようと思います。

 

 

 

 

1.danablu / wensleydale

 

2018年11月7日リリース、3ピースメロコアバンドdanabluの2ndミニです。

 

ただのメロコアと言っても周りのバンドを凌駕するメロディの良さ。かと言って何かのパクリには一切感じなく似てるバンドが思いつきません。一癖あるそのメロディは、一度聴くと全く脳から離れません。最高。脳イキ。嗚呼。

 

至高なのはツービートだけでは無く、エイトビートの「june bride」「rigel」もそのメロディの良さが際立っています。アルバムの中で異質な存在の「ankle」は、自分が苫小牧と千歳で生で聴いて完全に虜になった曲です。曲構成がエロすぎる。「alarm clock」は自分の自主企画のタイトルの由来になった歌詞が含まれていたり、今年の自分を構成する1枚と言って差し支えないと思います。最高の23分間を提供してくれるミニアルバムです。今の自分が一番とお勧めするCDです。

 

 

2.Left / 君と紡ぐ世界

 

2016年8月3日リリース、福岡発大阪堺在住の4ピースバンドLeftの移籍後1stフルです。

 

はっきり言いますが知名度の無さとアルバムの完成度の高さが全く比例していません。ここまで売れていない理由がわからない。千歳の客が(誇張なしで)自分だけだったのも、苫小牧がガラガラだったのも嘘かと思うくらいの名盤です。danabluとは違い、こっちは捻くれてない真っ直ぐなメロコアです。その真っ直ぐを貫いた結果、変な癖のない脳にスッと入ってくるメロディになっています。

 

あおいさん(vo.gt。読み方これであってるのかな)が千歳と苫小牧で拳を前に突き上げていたのが印象的な「午前4時」、スカ必須、全てがどうでもよくなるくらいの疾走感「落日」、メロコアが全てじゃないんだぞと言いたげなとにかくグッメロで泣きそうになる「心臓」など、やべえ12曲が収録されています。

 

ほんまにいいバンドです。旭川に行かないといけない理由も最近できたらしいので早めにきて欲しいです。はは。

 

 

3.bacho&LOSTAGE /  hometown e.p.

 

from localを謳う2バンド。姫路のbachoと奈良のLOSTAGEが2019年2月6日にリリースしたEPです。各バンド2曲、計4曲が収録されています。

 

まずbacho。旭川mosquitoで生でライブを見てこのバンドのヤバさに気付かされたわけですが、「sad town」がとにかくやばい。ライブ映像をずっと見てきて、初めて音源を聴きましたがその熱さは音源でも健在でした。すげえや。サブスク停止になったの普通にビビったからCD買いたいけどCDも廃盤でどうしようもないです。殺してください。

 

LOSTAGE。言葉にできないです。YouTubeに上がっているこぼれ落ちたものの動画は100回見ました。オサキアユが札幌の弾き語りでコピーしてたのも最高でしたが、本家がやっぱり良いです。この曲を目当てに買った節があります。が、一緒に収録されている「foolish」がとにかく良いです。最近ライブでやってないっぽいけどライブで聴きたいno.1です。軽い感想しか書けないけど、それくらい衝撃受けてます。LOSTAGE、はよ北海道に。

 

 

 

4.Age Factory / GOLD

 

2018年10月10日リリースのage factoryの2ndフルです。正直最近あんまり聴いてませんが受験勉強の時期にアホほど聴いていたので書いてみます。

 

最近の色んなラッパーとコラボして23時くらいによく街で見かけるヤンキーみたいなビジュになったアゲファクが嫌とは言いませんが、この頃のまだ染まり切ってない曲がすごい好きです。

 

考えたけど10曲全部好きです。特に好きなのは「kicks night」。自転車乗りながら聴いてたら疾走感でサイコー!になれます。てかアゲファクの曲は全部そうです。ぜひ聴いてください。

 

 

5.danablu / sound list

 

2020年9月30日リリースの配信アルバムです。すいません、またdanabluです。

 

前述した「wensleydale」に収録されている「empty」を含め、当時の最新曲「kill me red」から、デモ時代の名曲「may」などが収録されています。その中でも自分が一番おすすめなのが「thaw」。転調後がかっこよすぎる。あと「may」も好きです。自分の暗黒時代こと2024年5〜6月にずっと聴いていた曲です。暗黒時代の曲です。聞こえ悪くなるからやめます。

 

まあとにかく名盤です。てかdanabluが名バンドです。聞いてください。

 

 

 

長くなって眠くなってきたのでここら辺で締めようと思います。今年も一年ありがとうございました。来年こそは彼女作ります。やるぞ!!

 

 

 

 

 

 

2024 12 31

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Â