00031ペー浜リーリエ2
いらっしゃいませ 波照間島


前回に引き続き、旅行の記録を整理。
今回は波照間島。与那国島が西の端なら、波照間島は南の端(有人島として)。
前回よりはねんどろ、トロ達多めです。頑張って持って行ったからね・・・

さて、波照間島とは?
波照間島(はてるまじま)は、沖縄県の八重山諸島(八重山郡竹富町波照間)にある日本最南端の有人島である。面積12.73km2、人口は489人。
有人島として日本最南端の島であるとともに、民間人が日常的に訪問できる日本最南端の地でもあり、「日本最南端の碑」と「日本最南端平和の碑」が建てられている。
また、島内にある波照間郵便局は「日本最南端の郵便局」である。緯度が低く、日本国内で南十字星を好条件で観測できる数少ない島である。 (Wikipedia抜粋)

で。
今回の旅の目的は「日本最南端の波照間島で、南十字星を観察、撮影する!」です。
日本で南十字星が観察できる場所は沖縄県だけ。沖縄本島でも観察はできるのですが、どうせなら日本最南端でバッチリ観察してやろうと。思い立ったが吉日ってやつです。最南端を踏むっていう、ピークハント的な意味合いももちろんありますが。

さて、今回は目的を果たせたでしょうか・・・以下続きます。


001 出発くもり
出発の那覇空港。今回も安定の曇天

向かう前から目標達成に赤信号。
がしかし。今回は前回(与那国島)の失敗を踏まえて、2泊3日で日程を組んでいるのだ。
わずか一日とは言え、予備日があるのは心強い。

002 第二滑走路
供用開始したばかりの第二滑走路。
いまだコロナ禍のせいで本領発揮に至っていない。

003 上空晴れ
ああ、雲多いなあ。少なくとも今日は星空を期待できそうにない。


004 石垣島
石垣島上空へ。久しぶりだなー。


005 旧石垣空港
旧石垣空港跡地。
前回来島時は、まだ新石垣空港は無かった。着陸時の全力逆噴射が印象的な空港だったなぁ。

006 石垣空港
無事到着。
波照間には石垣島離島ターミナルから船でいきます。
ターミナルへは空港からバスで移動です。

007 離島ターミナル
ターミナル着。ここはなにも変わっていない、と思いきや、なんか愛称がついている。
ユーグレナ、とあるように、ターミナル内にはミドリムシドリンク的なものが売っていた。
健康食品関連の企業が何らかの形で入ったらしい。

008 具志堅
沖縄の至宝、具志堅氏の銅像。金ピカです。
前は無かったはずですが。いつからここにおられたんですかね。

0009 石垣でヤギそば
「やぎそば!うまーい!」
船の時間には間があったので、港近辺を散策。いつも石垣島で立ち寄っていたお店が健在だったので、少し早めのお昼。
山羊そばは多少クセがあるけど(自分は感じない)おいしい。石垣名産の香辛料ピパーチを振ると、より香ばしくいただけます。

009 ぱいじま
波照間島までは高速船でだいたい1時間。
ただし今回は西表島を経由するルートなので、もう少し時間がかかります。

00010 行きのジュン
「波照間航路は船酔い注意ウサ!」
石垣と離島を結ぶ便のなかでも、波照間島行きの「フェリーはてるま」と与那国島行きの「フェリーよなくに」は船酔いしやすいことで有名です。
どちらも石垣島から離れているため、外洋を航行する際にどうしても揺れるからなんですね。
今回は航路は同じでも高速艇に乗っているのでそこまで酔わないはずですが、念のため酔い止め対策はしておきましょう。
自分はアネロン飲んで万全!でした。

0010 行きのトロクロ
「西表島にはヤマピカリャーっていう生き物がいるんだって。怖いニャ」
「・・・捕まえたら見物料でひともうけできそうみャ」

西表島の大原港を経由しますが、特に下船するような時間はありません。一時停車くらいの感覚です。
「ヤマピカリャー」とは、イリオモテヤマネコとは別に西表島の山中に生息していると言い伝えられている、大型のネコ科動物?のようです。いわゆるUMAのたぐい。

010 波照間着
そうこうしているうちに波照間着。
酔い止めのおかげで元気!すぐに行動できるぞ。

011 ヤギ1

012 ヤギ2
上陸して、さっそくレンタカーで島内を回ります。
与那国島と同じく、波照間島も至るとこにヤギがいます。この子は好奇心強め。

013 サトウキビがん積み
刈り取ったサトウキビをガン積みしたトラックによく遭遇します。
県内ではよく見る風景。また波照間は特に製糖が盛んなことで知られています。

014 耕した後
キビ刈りした後の畑。刈り取った残渣の漉き込み?
トラクターの後をカラスやシロサギがついて歩いてます。地面からとび出たバッタでもつついているのか。

015 キビ工場
日本最南端の製糖工場。
でかいブルドーザーが縦横無尽に動き回って、刈り取ったキビを寄せています。
ここだけをぱっと見ると、製糖というより砕石場とかコンクリ工場とかに様子は近い。
キビを満載したトラックが行き来して、画面中央上の部分から刈り取ったキビが工場内に吸い込まれる。ぼーっと見てるとけっこう飽きないけど、仕事の邪魔になりそうなんで移動。

016 最南端広場駐車場
日本最南端広場に来たぞ。
製糖工場そばにいい感じのビーチ(ニシ浜)があるけど、とりあえず後回し。

017 三つの碑
最南端広場に入ると、すぐに見えてくる3つの石碑。

018 最南端平和の碑
まずは「日本最南端平和の碑」
戦後50年を記念して、竹富町が建てたもの。
※波照間島の住所は沖縄県八重山郡竹富町字波照間

全国にいろいろな理由で建立されている平和の碑のうち、日本最南端のものになる。

019 波照間の碑
続いて「波照間之碑」
こちらは沖縄の本土復帰に際して作られたもの。
地上からではわかりにくいですが、全体にはヘビを模した形状になっているとのこと。
建立に際して日本全国から石を集めて歩道(ヘビの胴体部分)を形作っている。

020 四国の石
四国4県の石もちゃんとあった。
香川産のカンカン石をこんなところで見かけようとは。

021 波照間の碑と最南端
波照間之碑の本体部分。ヘビの頭の手前部分。
とは言っても、地上からではよくわからない。

022 最南端の碑

023 最南端の碑前から
日本最南端の碑と聖寿奉祝の碑
最南端の碑と言うと、たいていはこの2つを指すと思う。
実はこの2つ、セットでもなんでもなく、別々の由来がある碑。

0024 最南端3人3
「日本の端っこに!ついたー!」

やっぱり、これを見るとピークを踏んだ実感がジワーッと湧いてくる。とうとう来たなーって感じ。

海際だから仕方ないけど、ここは風が強い。シーズンオフで人が少ないとはいえ、ぽつぽつ人が来るので、隙を見て撮影。

人目があるところで堂々とオモ写ができる境地に至っていないので、いい感じのシチュエーションがあってもフィギュアを取り出せないことがザラにある・・・永遠の課題。

024 最南端しぶき
島に打ち寄せる波
最南端の碑は海からけっこう離れているので、マップアプリ見ながら徒歩でいける島の最南端付近をめざす。
足元悪いのでコケないように注意。

00025 最南端3人1
「いま日本でイチバン南にいるトロ達なのニャー!」
十中八九間違いなく、この瞬間は日本最南端にいるトロクロジュンだったと思う。

0025 星空観察タワー
広場からは「星空観察タワー」が見えます。
この日はこんな天気でもあるし、開館している様子はありませんでした。

025 マンホール
ここはマンホールのフタにも描かれています。

さて、最南端関係はいったん切り上げて、島内散策に入ります。

026 ニシ浜の天使のはしご
ニシ浜。天使のはしご。

ここ、写真では伝わりにくいけど、ほんとにめちゃくちゃきれいなビーチなんです。白い砂、抜けるような海の色!天気が悪くても、綺麗なものはやはり綺麗なんだと感動。

写真ってただシャッターを切っても、見たものの100分の1も写せないんだなと痛感する。
そこをなんとかするのが腕ってやつなんだろうな。まあ、無いものをねだってもしようがない。
機械の進化を待とう。

あ、むしろ動画を撮っておくべきだったか(←努力から徹底して目を背ける姿勢)。

028 シロハラクイナ

029 リュウキュウアサギマダラ
シロハラクイナ(上)とリュウキュウアサギマダラ(下)

シロハラクイナは集落内を除けば島内の至るところで見かける鳥。だけど足が速く警戒心も強いので、まともに写真に収められたのはこれだけ。
珍しく走って逃げず、飛び上がって木の枝にとまったところ。

リュウキュウアサギマダラは島内というか、沖縄だとごくごく普通種でどこにでもいる、きれいなチョウ。

030 ペー浜
ペー浜

ニシ浜はメジャーなビーチで、オフシーズンでもいつも人がいます。
こっちはニシ浜のとなりですが、ほとんど人がいないうえ、ニシ浜以上に綺麗なビーチです。

夕日を見るなら、ニシ浜よりも方角的に向いています。
そんなわけで与那国島で撮れなかった南の島の夕日を狙ってきたんですけどね・・・
まあ結果は見てのとおり。雲が切れることはなかった。

031 ペー浜の天使の階段
天使のはしご ペー浜ver.

結局、夕日はなかったけど、天使のはしごは観察できました。
画像は大げさに加工してみました。

0031 ペー浜リーリエ
リーリエ、ペー浜にて。

ペー浜はほぼ貸し切りビーチだったから、さぞかしオモ写がはかどったか、というと、案外そんなこともなかった。

雨が降ってきたとか、風が強かったとか晴れなかったとか、まあいろいろ理由はあるけども。
とりあえず、下手でもいいから悪いなりに何か撮れるよう、引き出しを増やしたいところ。

0033 底名溜池展望台
「フェネック、あっちに進むのだ!」
「じゃあ、行ってみよーかー」


底名溜池展望台にて。
ここはアクセスルートがわかりにくい。Googleマップだとだまされるので注意。

正解は展望台少し東の牧場まで進み、その横の道を使ってぐるっと回りこむ形でアクセスする。
無題


032 波照間島灯台
波照間島灯台

海際ではなく、島の真ん中でサトウキビ畑に囲まれて建っている。
島は夜になるととても暗いので、この灯台はどこからでも目立つ。

033 波照間警察

034 波照間郵便局
日本最南端の派出所と郵便局。

パトカーは島に船が来るたび巡回に来ているし、しょっちゅう島内を回っているので、ここに赴任した警官はかなり忙しいと思う。郵便局も見ての通り、いつもではないが荷物を送る観光客のおかげで、仕事は多い様子。

035 屋根にくさ
空き家の屋根にはびこるキンチョウ。
外来の雑草で、ほっとくとこうして赤瓦の屋根をつきやぶるのでたいへんやっかい。

島外から来る人にとっては珍しい風景のひとつだけど、住む人にとってはたいへん。

036 バナナの花
集落内で見かけたバナナの花。
沖縄では見慣れた花だけど、あまりにも立派だったので。

037 売店1
038 売店2
島内の共同売店。

営業時間や定休日は店によって全然違うので、事前によく調べておくこと。

おかし、ペットボトルの飲み物くらいはいつでも売っているけど、弁当、総菜のたぐいは、石垣島からの輸送になるため、基本的に船の時間に合わせて販売しているようです。
自分のように、食べ物は適当に確保するスタイルの場合、共同売店にはたいへんにお世話になります。
また、島内の食事処は臨時休業することも多いってことを頭に入れておくべきでしょうね。

波照間島の共同売店でおいしい総菜を確保するポイントは、入荷の時間をあらかじめ店の人に聞いておくことです。他の旅行客や、島に来ている工事関係の方とかと競争になりがちなので。

特にお刺身入荷の有無とその時間は必ずきいておくべき!すぐ無くなるから!

040 さしみ
夕食はシンプルに。お刺身おいしいんだこれが。
朝食はパンを買い、昼は弁当ですませました。

039 金城かまぼこ
与那国島もそうだったけど、八重山はねりものがおいしい。


000000041 元気クールチャレンジ1

00000041元気クールチャレンジ2

0000041 元気クールチャレンジ3

000041 元気クールチャレンジ4

00041元気リーリエ1
・・・2日ともかなり夜中までねばりましたが、結局、星はまったく見えなかったです。
朝焼け、夕焼けもなく、日の出日の入りも雲の向こうでした・・・全滅です。

それでも、日中は海を眺めたり、島内の観光名所を回ったりと忙しくしていましたが。
夜はひたすらゲンキクールで遊んでましたね。


0043 泡波トロクロ
「ねんがんの 泡波を手に入れたみャ!」
「それフラグ ウサ」


041 泡波醸造所

042 泡波
わたしは一滴も酒は飲めないのですが、それでも波照間で入手したかったのがこちら。
まぼろしの泡盛こと、「泡波」。
家族経営で造られている泡盛なので、もともと生産量が少ない。
そのため、直接ここに来ないとなかなか入手できないのです。
石垣島でもミニチュアボトルは手に入りますが、二合瓶、三合瓶は手に入ってもプレミア価格になります。
波照間島は、あまり形になるお土産の選択肢が多くないので、機会があれば入手しておきたいところ。


043 あさひ
最終日も朝日は拝めませんでした・・・


00044 最南端リーリエ

0044 最南端のふたり
最後、もう一度最南端で写真撮影。
前日は強めの雨が降っていて、朝来られなかったので。

044 帰り ぱいじま2
帰りは双胴船のぱいかじ2に乗ります。

2日間まったく晴れなかったのに、このタイミングで晴れ間が出て草。

000045 ジュン
「双胴船は安定してるから波が高くても安心ウサ!」

00045 帰りのジュン
「って、思ったより揺れるウサね・・・」

0045 帰りの三人
「おろろろろろろろ!おろ!おろろろろ!」

船の性能を過信するのはやめましょう・・・
フェリーほどでなくても、外洋はかなり揺れます。
事前に酔い止めを飲むなりしておけば、船に平行して飛ぶグンカンドリが観察できたり、八重山の島々を観察できたりと、それなりに見どころはあります。

・・・それでも無理なら、とにかく寝ておくのが一番です。

045 さよなら石垣
一路、那覇へ。さようなら石垣島。

というわけで、2泊3日の波照間行きも、あっというまに終わったのでした。
前回の与那国島に引き続き、天候にまったく恵まれない旅行になってしまいました。

これでまたリベンジ案件が増えた。

ちなみに南十字星が観察できるのは、12月から6月の期間。
夏のハイシーズンには見えない星座であることに注意。

併せてもうひとつ。波照間島に限らず沖縄という地域は、夏は日照時間が長い(=晴れが多い)けれども、秋から冬、初春の時期は日照時間が短い(=晴れが少ない)地域であるということ。

自分のように、オフシーズンに天体観測とか朝日夕陽を狙って訪れるのは、そもそもリスクが大きいのです。前回、今回の内容を見てもらってもわかるように(これは3月中頃の訪問です)

0046 はこづめ1

0047 はこづめ
今回、リボトロを持ち歩くにあたって使ったのがこちら。
ミニファミコン用のケースです。これがリボトロ達の顔パーツを入れるのにちょうどよかった。
リボトロの本体はクッション性のあるタブレットホルダーに入れて別に持ち歩いています。

今後、リボトロ、ねんどろを持ち歩いて撮影するのであれば、カメラ含めてどういう形が一番いいか、試行錯誤せねば。

今はスマホがかなり良く撮れるので、オモ写はスマホで撮れば・・・とか思ってみたり。

とりあえず今回はここまで。

とりあえず旅ブログでもないのに旅ネタをするのはもうやめようと思います。つまんないし。
旅先で撮ったにんぎょうだけで1記事できるように精進します。