はじめに
Evernote便利ですよね!でも、やっぱEmacsから使いたいですよね!
そんなEmacs使いの夢を叶えてくれるemacs-evernote-modeを見つけたので、早速使ってみました。
インストール
1. 取ってきて解凍して配置
ダウンロードページからzipファイルを取ってきて解凍し、.emacs.dに配置します。以降は
に配置されている前提で進めていきます。
2. RVM使ってる人はsystem rubyに変更
/usr/bin/ruby以外のRubyを使おうとすると、使うときに"enclient.rbが見つからない"とエラーが出ます。
Emacsのexec-pathをちゃんと設定すればいいような気もしますが、ここはおとなしくsystem rubyを使うことにします。
3. Thriftをインストール
内部でThriftを使用しているようなので、事前にインストールします。
$ sudo gem install -r thrift
4. インストール
5. .emacsに設定を記述
(setq evernote-enml-formatter-command '("w3m" "-dump" "-I" "UTF8" "-O" "UTF8")) ; optional (add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/evernote-mode") (require 'evernote-mode) (global-set-key "\C-cec" 'evernote-create-note) (global-set-key "\C-ceo" 'evernote-open-note) (global-set-key "\C-ces" 'evernote-search-notes) (global-set-key "\C-ceS" 'evernote-do-saved-search) (global-set-key "\C-cew" 'evernote-write-note) (global-set-key "\C-cep" 'evernote-post-region) (global-set-key "\C-ceb" 'evernote-browser)
使ってみる
ノートの新規作成
1. C-c e c(evernote-create-note)でノートを新規作成します。初回のみEvernoteのユーザ名とパスワードを聞かれるので、入力します。
2. 作成するノートのタグを入力します。Tabを押すとタグの候補が出てきて素敵です。
3. ノートの名前を入力します。
4. 編集モード(TEXT or XHTML)を入力します。デフォルトはTEXTです。
5. ノートの編集用バッファが開くので、適当に編集します。普通にC-x C-sで保存すれば、そのままEvernoteに送られます。画像とか入れたいときはどうするんだろう?
Evernote Browserからノートを開く
1. C-c ebでEvernote Browserを起動すると、タグの一覧が表示されます。
2. タグの上でEnterを押すなどして選択すると、そのタグのノートの一覧が表示されます。同じようにノートを選択すると、ノートが開きます。でも画像などは表示してくれないっぽいです。今後に期待。
ページの移動などは以下のキーでできます。
キー | 動作 |
---|---|
b | 前のページに移動します |
f | 次のページに移動します |
t | タグ一覧ページを作成し、表示します。既にタグ一覧ページがある場合はそのページに移動します |
S | 保存された検索一覧ページを作成し、表示します。既に保存された検索一覧ページがある場合はそのページに移動します |
s | 入力された検索クエリから結果を新規ノート一覧ページとして作成し、そのページを表示します |
o | Enter(\C-m) と同じですが、ノート一覧ページの場合は、開いたノートにカーソルを移動しません |
d | 現在のページを Evernote Browser から削除します |
この他、C-c e p(evernote-post-region)で選択したリージョンからノートを作成できたり、C-c e s(evernote-search-notes)でノートを検索できたりと、普通にEvernoteクライアントとして便利な機能がそろっています。詳しい説明はこちらを見てください。