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ブラマヨ・吉田が語る、テレビと漫才のどちらをとるべきか「漫才は土台。土台がダメならテレビ出演もない」

2014.03.09 (Sun)
2014年03月08日放送のテレビ朝日系の番組『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツッ!』(毎週金 23:15 - 24:15)にて、ウーマンラッシュアワーの村本大輔(以下、ウーマン・村本)、中川パラダイスが出演し、そこでウーマン・村本がブラックマヨネーズの吉田敬(以下、ブラマヨ・吉田)と小杉竜一(以下、ブラマヨ・小杉)に、「テレビをとるべきか、漫才をとるべきか」という問題について質問していた。

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ウーマン・村本:「テレビにやりがいって何ですか?」っていうのが、僕らのブラマヨさんへの質問なんです。今回、一番話したかったことなんですけどね。

ブラマヨ・吉田:へぇ。

ウーマン・村本:今まで、TH MANZAIで優勝するために、頑張ってやってきたんですね。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:それこそ、他の漫才師がゲームしている間に、ネタを作ったりして。人がやっていないときに、努力して。売れるっていうのは、寝首をかく作業や、と。

ブラマヨ・吉田:おぉ。

ウーマン・村本:人が遊んでる、コンパに行ってる間に努力を重ねて、俺らは絶対に売れてやるっていう、そういうことなんですよね。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:それで漫才を一生懸命、作ってきて。それで、ブラマヨさんとか、チュートリアルさんをM-1で観た時に、「この人たちが、漫才をやり続けたら、どんなに凄い漫才ができるんだろう?」って、ずっと思ってたんです。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:あの時点で、こんな面白い漫才ができるんだったら、これが40歳とかになったら、とんでもない漫才ができるんやろうなって、ワクワクしてたんです。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:でも、テレビに出始めたら、忙しいじゃないですか。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:たとえば、テレビの打ち合わせもめちゃめちゃ使うし。そうなると、漫才が出来にくくなる。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:他の人に訊いたら、テレビに出たら、漫才を作る時間なくなるよって、よく言われるんですね。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:僕は、THE MANZAIを獲る前は、そんなこともなかったんです。「俺は、どんなに忙しくなっても、『忙しくてネタがでけへん』って人間には、絶対にならへん」って思ってたんですけど、優勝してからは、仕事でマネージャーからアンケートいっぱい送られてきて、「この番組のアンケートに答えてください」っていうのに、時間がとられて、ネタができなくなったんです。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:でも、漫才をやってた頃にウケることって、頑張って作ったものがウケた時に快感って、たまらないんですよね。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:あんなに空気の重いアウェイで、ウケてる。テレビに出てる人たちの中、俺はウケたぞって、生きがいみたいなものがあるんです。

ブラマヨ・吉田:うん。

ウーマン・村本:テレビでウケても嬉しいんですけど、漫才の時とは違うんですよ。

ブラマヨ・吉田:あぁ。

ウーマン・村本:ここが分岐点だと思うんですよ。漫才だけやっていって、漫才で食っていく。もしくは、テレビだけでやっていく。色んな先輩に聞いたら、「漫才を作るのと、テレビでやっていくのは違うから、テレビでやっていくってことは、漫才を捨てなアカンのやで」と聞いたんですね。そうある師匠に聞いたんです。両方やっていくのはムリやから。

ブラマヨ・吉田:あぁ。

ウーマン・村本:でも、そのテレビでのやりがい。ブラマヨさんは、テレビで一線でやってらっしゃるじゃないですか。このテレビと漫才のやりがいの違い、テレビで熱くなれる部分を、僕は欲しいんですよ。

ブラマヨ・吉田:あぁ。

ウーマン・村本:でも、漫才のお陰で、僕はここまでこれた。だから、昔の彼女を捨てる気分なんです。

ブラマヨ・吉田:漫才を捨てるのは、忍びないというか。

ウーマン・村本:でも、そこにテレビってものがある。だから、僕は漫才師って売れたら、漫才と昔の支えてくれた女、両方を捨てるって思ったんです。

ブラマヨ・吉田:あぁ。

ウーマン・村本:漫才も、捨てられていく悲しい運命にあるのかなって思ったんです。テレビと漫才での、やりがいの違いって何なんですか?教えてください。

ブラマヨ・吉田:あぁ、なるほど。…お前、めちゃめちゃ熱いやんけ。

ウーマン・村本:漫才のお陰できてるんで、虚しいんです。営業や、色んな舞台で、同じネタをずっとやるんです。新ネタがないんで。そこでやってウケたところで、気持ち悪いんです。でも、他のテレビ出ていない芸人たちは、新ネタを作ってやっている。何をしてるんだって気持ちがあるんですけど、「僕にはテレビという場所に今からいかなくてはいけないっていう」複雑な気持ちもあるんです。

ブラマヨ・吉田:いったん、漫才を休もうかって気持ちにはならへんの?別れるんじゃないくて。

ウーマン・村本:「一回、漫才を休んだら、もう作れなくなるよ」って、色んな人から聞きまして。漫才を作るのが、難しくなるって。

ブラマヨ・吉田:あぁ…でも、お前はできるんちゃう?

ウーマン・村本:それはどういう根拠で?

ブラマヨ・吉田:俺らも、そういうこと言われるけど、「僕らは出来るんちゃうかな?」って思うけど。

ウーマン・村本:あぁ、なるほど。ブラマヨさんは、漫才はやっていかれるんですか?

ブラマヨ・吉田:お前、凄いな。ちょうど俺ら、そういう話しててん。

ブラマヨ・小杉:ホンマ最近やな。

ブラマヨ・吉田:年末か、もうちょっと前くらいから。

ウーマン・村本:漫才を単独ライブとかでやって?

ブラマヨ・吉田:そう。

ウーマン・村本:そうなんですか。

ブラマヨ・吉田:漫才っていう土台があって、その上にテレビに出させてもらって、2階、3階、4階ってなっていくわけやん。

ウーマン・村本:はい。

ブラマヨ・吉田:「もっと高いビルになるためには、1階の漫才が、グラついてないか?」って話になって。

ウーマン・村本:あぁ。

ブラマヨ・吉田:そこを改めてやらんと、全部崩れてまうんちゃうかって話をちょうどしてて。

ブラマヨ・小杉:最近、吉田が俺に言ったんは…「テレビを頑張る」ってことで、漫才から離れた時期もあったんやな。

ブラマヨ・吉田:まさに、できひんから。

ブラマヨ・小杉:こうしてテレビの仕事をしだして、改めて、自分らが何者かわからんようになったらイヤや、と。「漫才師と胸張って言えへん状況にあるんちゃう?」って。

ブラマヨ・吉田:うん。

ブラマヨ・小杉:「だから、時間作って、ネタ作りたいと思ってんねんけど」って話をして。そらそうやなって。

ウーマン・村本:はい。

ブラマヨ・小杉:胸張って、「『漫才師です』って言えるように、もう一回、ネタ作ろう」って、大阪に一泊早めに行って、会議室とってネタ合わせ始めたところで。

ブラマヨ・吉田:M-1で優勝して、すぐそんな考えに俺ら、ならへんかったもん。そんな考え、持つ暇もなく、仕事ばっかりやってて。追い詰められるかのようにやってて。

ウーマン・村本:そうか…。

ブラマヨ・小杉:それで言ったら、同時進行じゃなくても良いんじゃないかって考え方やねん。

ウーマン・村本:分かりました。1階がグラついてたら、上に建物が建てられへんぞっていうことですね。1階の漫才を、大事にしていくっていう。

ブラマヨ・吉田:リアルな話、ギャラ上がらへんで。カネ欲しいやろ?

ウーマン・村本:めちゃめちゃ欲しいです。

ブラマヨ・小杉:あれ?急にゲスな話になってきた。

ブラマヨ・吉田:同じ10分漫才で、1万円の人もおる、千円の人もおる。もっと上の人やったら、何十万って人もおるで。そうなりたいやろ?そういう人は、みんなテレビ出てたやん。

ウーマン・村本:はい。

ブラマヨ・吉田:そのカネで、女も抱ける。女のためでもある。

ウーマン・村本:アイドルとも付き合いたいです。

ブラマヨ・吉田:カネと女や。俺も付き合いたい。でも、失敗したら怖いから、まだ俺は告白できない。情けない男や。

ウーマン・村本:僕も、三振するのイヤやから、スローボールのファンばっかり狙って打ってます。

ブラマヨ・吉田:分かる…メジャーリーグで1割バッターになりたくないから、独立リーグで4割バッターになろうとしてる。

ウーマン・村本:僕は、商店街の野球大会に、プロで2軍落ちしたから、行ってホームランを打って、プロ野球選手ぶりを見せようとしてます。

ブラマヨ・吉田:そうやろ?

ブラマヨ・小杉:どうしたらエェのこれ(笑)

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