【スマ納めの作り方】これはスマブラSP競技シーンの終活だ

こんにちは。DELTAやスマ納めの主催、限界社会人ナナミです。

今回はスマブラ Advent Calendar 2024に、2024年12月21,22日開催予定のスマ納めのコンセプトや開催までの経緯と、意識したことを書いていこうかなと思います。

追記:最後に書いていますが、毎度毎度ギリギリになってすみません...。

コンセプト:これはスマブラSP競技シーンの終活だ

今まで内部のスタッフ向けにしか終活というワードは使ってきませんでした。

それは終活=死を連想させるワードであり、何故終活なのかということを1から説明できる場がないと不要な誤解を生んでしまうことを危惧していたからです。

こういう記事の中であれば十分な経緯と説明を入れることが出来るので、そろそろこのワードを使っても良さそうですね。

新作発売を前提にした希望的観測としての終活

これはきっと新作は出るだろうと個人的に信じているだけで、何の確証もないですが、もしSwitch後継機でスマブラが出ます!となった時に発表されてからでは競技シーンを締めるのに時間が足りないと思っています。

実際にスマブラSP発表は2018年の3月、発売が12月と間が9ヶ月しかありませんでした。同じように1年にも満たない期間で移行するとなったら、それまでに「あれやれば良かった」ということがいくらでも出てくるような気がしています。

それまでにやりたいことを全部やる、スマ納めのキャッチコピーになっている「まだこのゲーム遊び尽くせてなくね?」はここからきています。

キャッチコピーはといはるさん考案

全ての発端:事故で手に入れた2024年末の2日間

元々開催予定日の2024年12月21,22日の2日間を確保したのは2023年の夏頃です。

会場の東京都立産業貿易センター浜松町館は6月に来年度分の会場予約の抽選受付をするのですが、そこでDELTAの2024年分の抽選受付を行うことになります。

この制度を利用するのが始めての僕は抽選受付という字面を見て「抽選落ちる可能性もあるから、それなら多めに申し込んだ方が良いな」と安易に考えたわけです。そして抽選時に選択可能だった5/3と12/21,22を申し込みました。抽選の倍率がよくわかっていない状態で。

8月くらいだったと思いますが施設の方から電話がかかってきます。

「お申し込みの日程は全て確保できました」

「はい?」

いや3日中1日とれれば良いなと思っていたんです。しかし競合がいなければ抽選は発生しないということを失念していました。まさか全部通るとは...。しかも2日連続の日程もあるし...ということでだいぶ困りました。

当時のDELTAの状況で考えるとDELTA#4(256人規模)を終えて、2日開催のDELTA#5(384人規模)が人数埋まってないというような状況でした。この時に浜松町2日間開催なんて到底考えられません。(ただ、今のDELTAの感じだったらやっても良いなと思います)

ということでどうにか別のこと出来ないかと全ての発端となります。

構想と断念の歴史

2023年10月:wawonさんとてんぷらさんに相談、2024年日本国内ツアー大会構想を始める

ということで有識者たちに上記の会場事情を相談したところ、その時考案されていた2024年の国内ツアー大会の最終戦の会場にする案が持ち上がりました。

実はこんなことを密かに考えていたんです。前年にSWT中止もあり、賞金とかは出せないけど非公式で仕組みを応用すればツアーにいけるのでは?という話でした。2024年4月から12月くらいの期間で日本全国の大会にポイントを設定し、ランキング上位24人と最終予選を勝ち上がったTOP8が最終戦のトーナメントで1位を争うようなイメージです。

篝火・ウメブラ・西武撃を始めとして、会話の機会があった他地域のTO何人かとも相談していたのですが...。

2023年12月:ツアー大会構想の断念

何故と思う人もいると思いますが、理由は口外できない事になっています。この言い方で、どの段階でのストップなのか察していただけると助かります...。

これは結構残念でした。期間はまだあったのと、5月のDELTAや篝火の準備も始めなければいけないということで、一旦この話は5月まで打ち止めになります。

2024年5月:他タイトル合同大会の構想を始める

そして再び話し合いが始まります。

この時点でEGSの方でスト6を始めとした他タイトルの配信ノウハウや交流があったこと、スマブラプレイヤーでスト6をやっている人も多いことから、スマブラとスト6の合同大会案が持ち上がりました。イメージはEVOや他の海外大会です。

まあ海外でスマブラと一緒に開かれている大会あるし、これはいけるだろ!...と思っていたんですけどね...。

2024年7月:合同大会の構想の断念

さっきと同じことを繰り返しますが、理由は口外できないですね...。

これまでの期間にスト6のコミュニティ大会運営の人とコンタクトとったりして、運営の目処も付けていたんですが...。

この時点で7月、期間的にも厳しい状況にもなってきました。もちろんここからスマ納めという構想が立ち上がっていくのですが、その前に2ヶ月ほど時間を遡ります。

温めていたもう一つの可能性

2024年5月7日:Switch後継機種の存在が明らかになる

この瞬間を明確に覚えています。篝火#12の片付けをしていた時のことです。

もちろん、この時にスマブラの新作が発表されたわけでもないし、今も出ると決まった訳ではないです。

しかし、この瞬間に明確に「スマブラSPの競技シーンの終わり」を意識することになります。同時に、SP競技シーンが終わるまでに色々やっておいた方が良いことがあるんじゃないかとも。

「スマブラSPの競技シーンの終活」というコンセプトがここで生まれるわけです。

2024年8月:海外大会を志向したトナメ+イベントの形式の構想

8月、合同大会の大会が難しくなってきたが何とか開催にこぎつけられないかと考えていた中で、wawonさんから現行のスマ納めのプロトタイプのアイデアが出されました。

それまでに僕が考えていた終活的なコンセプトはEVO的なものを志向していました。しかしここでSuperNovaやGenesisといった大会ではトナメ以外のイベントも充実していたこと、それを参考にしたプレイヤー中心のイベント企画が確立すればスマブラ専業の活動をしているプレイヤーが利益を得る場となりうることを話しました。

既存の国内大会は世界と比較して競技的には高い価値を持っていますが、イベントとして見た時にもっとやれることがあるはずと考えています。もちろん日本と海外の文化の違いもあり難しいとは思いますが、海外大会を志向した今までにない大会を作るという未踏に領域に足を踏み入れました。

2024年9月:組閣の開始、スマ納めの開催を告知

ここから急ピッチで動いていきます。この時期はDELTA#8.5やウメブラSP#11の準備もしていましたが、同時進行で組閣を始めていきました。ウメブラにて開催告知をしたかったからです。

中枢スタッフとその協力者、ではなく組織として運営することの必要性を感じていた(詳細は後述)ので、トーナメント統括として西武撃の兼任主催もやっているぽんずさん、企画統括としてウメブラのコンテンツ管理をしていたといはるさんに声をかけました。

デザインの方は前のスマ納めのデザインをしていた流れでくろていさんに統括をお願いしつつ、ウメブラ等でデザイナーをしている人に声をかけていきます。

そして何とか開催告知画像を出すところまでこぎつけました。大変だった...。

2024年10月:DELTAでの第二告知のために急ピッチで概要と企画を固める

3ヶ月。これがスマ納め開催までに残された時間です。

この時点で形式はともかく内容は何も決まっていないものと思ってください。

そこで10/27のDELTA開催日を目処に一定の企画をまとめ、スマ納めはどういうイベントなのか伝える2回目の告知を出すことを目標にしました。

そうして1発目の企画としてコンボコンテスト、同時にスマ納めの概要となるイメージ画像も作成してもらいました。

思えばここまでで一気にプレイヤーに声をかけ、企画をまとめはじめ、スタッフも集め、トナメの詳細も決めて、告知画像を作るという、詰め込み過ぎな1ヶ月でした。

ちなみに僕はそれと並行してDELTA#9の準備を進めています。よくやってたな...。

2024年11月:トナメ、企画、デザイン班フル稼働、告知を打ちまくる

トーナメント参加申請が11月中旬だったので、トナメ班には優先枠選定やstart.ggの整備をやってもらいつつ、申請に合わせて企画告知を出しまくりました。

この告知を出すまでに出演者との打ち合わせを行い、企画の概要を詰めたうえでイメージ画像の用意をしています。告知画像も細かい遊び心が詰まっているので、何度も見てほしいですね。直前に企画系のまとめポストとかしようかな...。

2024年12月上旬:そして、残り7日

先に宣伝だけさせてもらうと、トーナメント参加締め切りが明日の12/15までとなっています。興味を持って参加してもらえたら嬉しいです。

準備はほとんど終わっていて...と言えたら良かったのですが、正直まだやることはいくらでもあるのが現状なので、本来ならこんなん書いてる場合ではありませんが流石に記録はある程度残した方が良いと思っています。

大げさに言えば、日本で今まで誰もやったことがない領域に足を突っ込んでいるイベントなので、正直全然楽しみという気持ちはなくて不安だけが頭にあります。新しいこと始める前はいつもそうなので仕方ないですけどね。

実はまだ表に出ていない催しもあるので今後の告知も楽しみにしておいてください。

あば雀荘、スマブラというコンテンツから離れた意欲的なブースなので運営側視点としても非常に楽しみです。

組織化して臨むということ

さて、ここまでは経緯をざっくり書いたわけですが、実は本質情報かと言われるとそんなことなくて。本当に伝えたいことは僕がどういう運営をしてきたかということになります。

キーワードは「組織化」です。

経緯の項目で書いた通り、スマ納めという形式に決まって4ヶ月、本格的な運営体制となって3ヶ月しか期間がありませんでした。本来なら半年は欲しいです。

今まで僕はDELTAという大会を、言ってしまえば個人の力でぶん回して運営していました。当日の運営は人手がいないと無理だし、デザインは依頼して作っているものですが、大会そのものは僕が全体的にディレクションをして作っています。この運営形式は珍しくないと思っています。

スマ納めもその方法論でいけるかどうか考えた時に即「No」という結論に至りました。多種多様な企画内容と膨大な作業量を1人では捌ききることはほぼ不可能だったでしょう。トナメにも企画にもデザインにもそれぞれに統括を配置し、部門内でコトを進めてもらうようにしました。

バラバラの個性が重なって 折々のアイデアがスマ納めを作った

終活から始まったコンセプトはお祭り的な発想から文化祭というイメージへと変化していきました。

最初に描いた絵とは全く違うものが出来上がりつつありますが、それはスタッフの様々なアイデアや意見が反映されて洗練されていった結果です。

スタッフの出自も様々で、トナメ部門では篝火・DELTAを中心に若いスタッフを登用しつつ、今までにない試みとなった企画部門ではといはるさんやAyuhaさんといった知見のある人に取りまとめを頼み、デザインは西武撃やその他様々な大会のデザイナーの人に集まってもらいました。

もちろん困ったこともたくさんありましたけどね...組織的に動くことの良さと弊害を同時に味わった3ヶ月でした。

アイコンの話

ちなみにスマ納めのアイコンはご存知でしょうか。

不等辺四辺形のモチーフ

これは僕が不等辺四辺形で作ってくれと頼みました。どの2辺も平行でない四角形のことです。英語では「trapezium」といいます。

ところで、拗らせオタクの人が今年大絶賛した映画があります。

www.youtube.com

www.youtube.com

『トラペジウム』という、とても心が温まる映画なんですけど。

いやそれは本当に思ってますけど、世間的には怪作と称されています。

ざっくり言うとこの物語のモチーフとして不等辺四辺形の形をしたオリオン星雲の中にある4つの重星が使われています。

【322】[feat. 星街すいせい, sakuma.] なんもない / MAISONdes より

www.youtube.com

アイコンどうするか考えた時にあまり思い浮かばなくて、最近見た映画とかからインスピレーションを得られないかと思って振り返ってみたら急にこの怪作を思い出します。

「バラバラの長さで方向も違う辺が合わさって一つの形になっている、これだ!」

こじつけみたいですけど、ちゃんとスマ納めの作り方と合っているなとも思ったので作品のことは触れずに提案してみました。

そんな『トラペジウム』ですが何と来年の2/26にBlu-ray&DVDが発売!買ってねまでは言いませんがレンタルとかで見てみてね!(もうレンタルの時代じゃないんだからサブスクに入れてくれ...)

個人負担を軽減していこう

月並みな話になりますが、運営スタッフは皆で協力して責任感を持ち大会を作っていくのが大事だと思います。

当たり前じゃねーかと思われるかもしれないのですが、賃金のないコミュニティ大会で人を動かすのはモチベーションです。当然スタッフモチベに比例してタスク量も変わってきます。

個人でぶん回す大会もあって良いと思いますし、DELTAもそうだったんですが、最近は考えも変わってきたというか個人でやる限界が見えてきました。30歳を超えて「皆で協力するって大事だなあ」とか思い直すのも大概ですが、それもまたきっかけがあります。

皆さんは『ゼンレスゾーンゼロ』というゲームをご存知でしょうか。

www.youtube.com

今年の7月にリリースされたソシャゲですが、軽い気持ちでやり始めたらドハマリしました。それだけならまだ良かったんです。

皆さんは『崩壊:スターレイル』というゲームをご存知でしょうか。

www.youtube.com

ゼンゼロをプレイするためにHoYoverseのアプリみたいなものを入れるのですが、そこでスタレもインストール出来るんですね。軽い気持ちでやり始めたらいつの間にかガチャを回し始めていました。

これは困りました。元々やっていた『アークナイツ』に加えてやるソシャゲが一気に増えてしまったせいで可処分時間が足りません。まさか他ゲーのせいでスマブラの大会に費やす時間が少なくなるとは...結果として良い方向になっていったと考えてはいます。金はガンガンなくなっていきますが...。

そんな『ゼンレスゾーンゼロ』と『崩壊:スターレイル』ですが、何と今が始めどきです。

ゼンゼロは次のバージョンでS級キャラが無料配布、スタレは次のバージョンで新運命(役職みたいなもん)が追加と新規で入りやすい要素が満載です!『アークナイツ』も含めて僕に聞いてもらえれば全てをアドバイスします。任せといてくださいよ。g〇〇〇〇とかG〇〇〇〇〇〇〇とかは一切信用しないでください。

www.youtube.com

www.youtube.com

終わりに

書き終わった...。もはや何も言うことはないです。スマ納めよろしくお願いします。

アドベントカレンダーに絡めると12/24にデザイナーのくろていさんが恐らくスマ納め関連の記事を投稿されます。

デザイン部門は本当にめちゃくちゃやってもらったので、それに伴う苦労も相当だったろうなと思います。個人的にも楽しみに読ませてもらえればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

adventar.org

色々あったDELTAの1年振り返りと今後の話

正確には2022年12月からですが、ほとんど2023年に開催してきたDELTAを何とか1年続けられました。参加者、関係各所の皆さんありがとうございました。

思えば64人規模からスタートした小さめの休日大会ですが、第4回でSTier大会になったり第5回でPortPriority8の招待枠がかかったり、色々なことがあったなと思います。

で、ちょっと前というか5月くらいは12月のDELTAで終わろうかなと思ってました。(なので赤字覚悟で浜松町館全面を予約しました。ちゃんとしっかり赤字になってます…)

個人的には第4回で満足した気持ちになっていたというのが大きいのですが、大会開催する度に心労が結構溜まってしまっていたという理由もあります。

ただ第5回やったくらいには来年もやろうかなと画策していたんですけどね。第4回もそうだったんですけど、あのGF Reset 2-2の最終決戦見たら、また大会やりたくなってしまうもんです。

そうやって懲りずに11月12月と連続で開いたら案の定また心労が溜まって結構気持ち的にはキツい状態で第7回に臨みました。やっぱ今回で終わろうかと思ったらまたGF Reset 2-2の最終決戦を見て開催モチベがぶち上がってしまっているのが現在です。薬物かな?

とはいえまた同じように神経擦り減らして大会やりたくないな~って感じなので開催頻度を減らして全力で取り組めるようにしていこうと思ってます。

DELTAらしさというか、コンセプトも大事にしたいですね。篝火とかウメブラのレプリカになってしまうんじゃないか?と毎日唱えようと思います。

帰省中の電車で雑にスマホで書いたので、めちゃくちゃ書き殴りって感じになってしまいました。ウメブラ終わりから次回DELTA準備開始までは大会のことを考えずにリフレッシュする期間設けようと思ってます。積みゲーやるぞ~!

篝火のスタッフ活動を減らして今後やることを絞っている話

リソースを集中させたい

忙しかったGWのスマブラオフ大会シーズンも終わって良い区切りかなと思うので今後やりたいことを雑にまとめます。やりたいこと、というより今やってることの方が正しいかも。

要は時間的に負担になっていることを減らして、DELTAとか色々新しくやり始めたことに専念するって感じですね。やりたいことが出来たから、そっちに集中したいというポジティブな理由です。

2022年11月からのラッシュがキツすぎた

IGNITE#2(11月)→DELTA#1(12月)→ウメブラSP#10(1月)→DELTA#2(1月)→篝火#9(2月)→DELTA#3(3月)→DELTA#4(5月)→篝火#10(5月)

壊れる。

ウメブラはともかく、篝火とIGNITEは結構色々やることがあったのでこのまま続けるのは無理と判断しました。やってきたこととか詳細は後述しようと思いますが、もう半引退状態という感じですね...。

何を減らしているか

①篝火事前準備のマネジメント

僕は篝火からスタッフ活動が始め、第7回あたりから事前準備系のマネジメントを担当していました。要は「これやってください・これ進捗どうすか・これどうしますか」と確認しまくるポジションなのですが、実際に手を動かす作業も結構していたと思います。(勤勉に見えますが本当はあまり良くないやつですね。)

この仕事は第9回までやって、第10回で他の方に任せる運びとなりました。正確には第9回の直前にDELTA#2があったので、篝火#9の直前期にトンズラしたという感じです。

ということで篝火#10は本当に何も準備関連にタッチしなかったので、2日前のDELTA#4の準備に集中することが出来ました。まあ僕1人がいなくとも第10回は他のスタッフ陣で運営しきった訳ですし、もうここでやることは終わったんだなとしみじみとした気持ちになっています。初めてマネジメントを担当した第7回もGWの回だったので、大体10ヶ月くらいやったことになるでしょうか。

本当に大変(特に第8回...)だったけど、この経験があってDELTAの活動が出来ていたりします。貴重な経験を積ませてもらったことに感謝...。

②大会当日の写真撮影

ついでにこれもDELTA#2を最後に休止しています。

これは写真の整理と編集作業に時間がとられるという理由もあるのですが、写真撮影を頑張ろうとすると、肝心のスマブラをあまり見れなくなるんですよね...。

ミラーレス一眼を持っておきながら大会写真を撮らないのは少し惜しい気もしますが、配信の選手カメラとして結構活躍してくれています。写真は好きなので時間があればまたやってみたいなと思ったり。

今後続けること

â‘ DELTA

DELTAに集中したい、というのが一番気持ちとしては大きいので今まで以上にリソースを割こうかなと思います。

今も篝火のスタッフではありますが、気持ちとしては「もっとこういうことがやりたいんだ!」と飛び出してDELTAをやっている感じです。元々は篝火では出来ない色々なことを自分でやりたくて作った大会ですが、参加者の皆さんのおかげで今も続けられているので今よりも良い大会にしていきたいですね。

②役割を限定した範囲でのウメブラと篝火

ウメブラは元から頼まれていることがあるので、それをメインとして続けようかなと思っています。

篝火はどうしようかなといった感じです。今までやってきたことを他の人に任せる流れなので、今回でスタッフ離れようかなと思いましたがサブ配信だけは役割としてあるかも。

何はともあれ

忙しかったとはいえ別に生活の全部の時間を捧げた訳ではないです。

とはいえ昨年の11月から余暇の時間はだいぶ使ってしまっていたので、しばらくゲームしたり映画見に行ったりしたいなとは思っています。久々に時間に余裕のある生活を楽しもうかなと。

じゃ、僕はハイラルに戻るから...。

スタッフ目線で語る篝火#6~8の舞台裏とDELTAが目指すもの

こんにちは、初めましての方は初めまして。有志で運営しているスマブラオフライン大会『篝火』『ウメブラ』のスタッフ、そして最近『DELTA』という大会の主催を始めた限界社会人ナナミと申します。

この記事では僕がスタッフとして篝火#6~8で何をやってきたのかを振り返ることで、新しくやりたいアイデアをどのように形にするかということや、表に出て来ないスタッフ業務はこんな感じという舞台裏をお伝えできればと思います。

※この記事はスマブラ Advent Calendar 2022に参加しています。前回の記事はこちら。

時系列的に『篝火#5』でスタッフになったという話の続編となるので、こちらもご覧いただけると幸いです。また、あくまで自分個人の振り返りとなるので、ここに書かれている内容は篝火スタッフの総意ではないことをご了承ください。

1.篝火#6 本格的なスタッフ参加とサブ配信企画の立ち上げ

『篝火』の配信は元々EGSとVGBCの2つの配信台がありますが、#6においてDay2に限り3台目の配信台を設置するという試みを実施しました。

そもそもサブ配信をやりたかった理由

篝火の会場では配信台外の試合をTwitterでライブ配信する人たち、通称『戦場カメラマン』によるライブ配信が行われています。自分も初めて参加した『篝火#4』でライブ配信をやっていたのですが、その辺りから戦場カメラマンという俗称が浸透していった印象です。

当然ですがトーナメント進行の都合上、配信で拾いきれない対戦カードがいくつもあることが戦場カメラマンという取り組みにつながっています。対戦カードにはよりますが、数千~万単位の視聴者を集めることもザラです。

それだけ注目カードがある現状、運営側でもう1つ配信台を増やせないかというのは自然に生まれてくる考えでした。(これは第4回で自分が戦場カメラマンをやっていた経験からも来ているのかなと思います)

前回の記事で『やってみたい取り組みがある』と書いた内容がこれです。

この記事を書いている時には提案は出しているとは思いますが、1つやってみたい取り組みがあるので粛々と検討と準備を進めていこうと思います。前回よりも篝火に貢献できたら良いなと思う次第です。

Q.篝火で何か新しいことやりたい場合はどうするの?

A.「やりたい」と言えェ!!!!!

ホントにこんな感じです。

やりたい事を好き勝手やらせていただきました。ありがたい話です。

コンセプトと構想

とはいえ要望を出したからには具体性のある計画に落とし込まなければいけません。サブ配信実施にあたって考えたコンセプトは以下の2つ。

  1. 篝火スタッフのリソースを割かないように配信のオペレーションは自分1人で行う
  2. 配信する対戦カードはウィナーズとルーザーズを問わない

1つ目のコンセプトの理由は、自分の好き勝手でやらせてもらっている企画なので人を回してもらうのも忍びないと思っていたのと、単純に当日人員の余裕がそこまでないと踏んでいたことが理由です。

もちろんこのタスクは1人だけで出来る類のものではなく、配信担当や進行担当の協力を得て進める必要があるので厳密な意味でのワンオペ実施というのは不可能です。とはいえ当日の作業に関しては自分1人でやると決めていたので、必然的に以下のような構想が出来ました。

  • 個別に配信台として設けるのではなく、既存の対戦台に機材を設置して配信する
  • 本配信のように実況はつけず、ゲーム画面と選手カメラ画面のみで配信する

要は対戦台の1個をそのまま配信に使うことで、余計な手間を作らないようにするという考え方です。対戦台の隅の方に配信機材を置かせてもらう以外は通常の対戦台と同じ設備となっています。

2つ目のコンセプトにも関連しますが、普通の対戦台として扱うためウィナーズ中心の本配信とは違って始めからウィナーズとルーザーズの区別なく対戦カードを回してもらいました。結果としては最初から最後までルーザーズの対戦カードを配信しています。

機材の紹介

基本的にほとんど自前の機材です。元から使っているものを流用すれば金もかからないだろうと思っていたのですが「篝火で使うなら…いっそ買っちゃおっかな〜」精神で購入してしまったものもあります。元から自分が欲しかったものを買う動機が増えただけであって無理して購入したわけではないです。念のため。。。

Macbook Air(M1)

Elgado HD60S+

α7Ⅳ

他にはケーブルとか三脚とかちょっとした備品。

流石に持って無くて借りたもの。HDMI分配器はいっそ買っちゃおうテンションで後ほど自分で購入。

プロジェクター

HDMI分配器

EGSのTwitchチャンネル

チャンネルはともかく、モノは最小限でやれていると思います。とはいえ毎回持ってくるの大変なんですけどね。

2.篝火#7 本格的な運営準備マネジメントとサブ配信の完成

#6と#7の間にIGNITE#1があったのですが、流石に書ききれないので省略しています。ただ、IGNITE終了後にTOのてんぷらさんにあることを頼まれました。

「事前準備の通話会議とかの取りまとめをげんしゃかさんにお願いしたいです」

PMに疲れて転職したのにPMみたいなことを頼まれたってばよ

実はこの時期転職していたのですが、元の仕事でPM(プロジェクトマネージャー)をやっていました。同じようなことを趣味の世界でやることになった訳です。ちなみにPMみたいなことをやりたくなくなって転職してます。

今まで大体てんぷらさんがやっていた記憶があるのでそれを引き継いだ形になります。更に言うと...これは勝手に拡大解釈的にやり始めたので、てんぷらさんの意図とは違ってきているかもしれないのですが、回を重ねる毎に全体的な事前準備関連の取りまとめ(いわゆるマネジメント)に携わるようになっていきます。

この時の事前準備というのは主に、

  • トーナメント人数や進め方の検討
  • 募集日程決め
  • Start.ggの作成、設定
  • その他進めている企画や作業のスケジュールを確認

くらいだったかと思います。この他に会場の確保やシーディングなどありますが、そこは流石にやっていないです。上記に挙げたものでも実際の作業は他の人に任せていたりします。

それ以降や現在やっていることも込みだと、

  • 会場の下見
  • 会場図作成
  • 大会ルールの設定
  • Twitter運用
  • タイムスケジュール作成
  • スタッフの人員配置
  • インターネット回線工事の手配

などなど。これらは#8だったりIGNITE#2、そして来る篝火#9の準備でやっていることですね。一回に全てやっている訳ではなくて、少しずつやることを変えて関わっています。(この頃からボンヤリと自分が大会を主催する想定で経験を積んでおこうという意識があったので色々やっておきたかった)

全てを問題なくコントロール出来ているわけでもないし、上手くいかなかったことはいくらでもあるし、「それやっとけば良かった~!」みたいなことも毎回出てきます。特に参加者側に不便をかけるようなことがあると非常に申し訳なくなります。毎度すみません。

1つの完成形を迎えたサブ配信

この辺りから僕個人の篝火の関わり方が『事前準備を頑張るから当日に好きにさせてくれや』方式になっていきます。この時は受付とか雑務を手伝いながら、2日目にサブ配信をやるような感じだった記憶です。

ギャラリー密集による動線塞ぎの解消

IGNITEでも実はサブ配信をやっていたのですが、対戦カードの後ろに人が集まりすぎて動線が塞がれるという問題点が生じました。本配信の方は観客席があるので起こらない問題ですね。

であれば作ろう観客席、ということで会場から大きなボードを借りて試合映像を投影することにしました。そしてそれを見れる位置に椅子を並べることで「見る場所ここです」というアピールをしました。一見分かりづらい配置だったので、それでも後ろに人が集まることはあったのですが効果はかなりあったと思います。後ろから覗くより見やすいですからね単純に。

BraceBracketの導入によるスコアボードの進化

現在色々な大会で使われているBraceBracket、そのベータ版を使用しました。当時はGithubから一式DLして、jsonを編集しながらスコアの更新をやっていましたね。流石に今のBraceBracketが最強すぎて結構大変だなと思うかもしれませんが、比較対象がおかしいだけで神のスコアツールでした。特にMacでも使える点。

これを配信できて良かったと思えた、がくとKENの対戦カード

これはあまり多くを語るのも微妙なのでさらっと。(がくとさんに肩入れしまくりの内容なのでKENさんには申し訳ない...)

僕がオフ界隈に関わるきっかけは昨年のスマブラAdventCalendar記事で書きましたが、がくと配信で取り上げられたからです。勝手ながら大会での活躍を、それも大型大会では勝ったことなかったと言っていたKENさん相手の勝利を配信で届けられたのは、サブ配信やり始めて良かったなと心の底から思いました。

www.youtube.com

3.篝火#8 改めてコロナ禍に心を潰されそうになった時

僕の中では最高の体験だった#7から一転、不安しかない状態で臨んだのが篝火#8でした。理由は語るまでもない新型コロナウイルス第7波。開催にあたってスタッフが何となくまとまりきっていない感じはありましたし、相次ぐ選手やスタッフの参加キャンセルでモチベーションもかなり削られていました。

しかし...終わった時に思ったのは「やって良かった」という安堵にも似た気持ちでした。本当に面白くて素晴らしい大会だったと思います。

www.youtube.com

やると決まったからにはちゃんとやろうと踏みとどまって本当に良かったです。今回やってきたことは何一つ無駄ではなかったと思います。

歴代で、1番面白くて最高の篝火だったと強く思っちまったのさ。

久しぶりに本腰を入れた写真撮影

篝火#8 撮影者:限界社会人ナナミ

初日諸々指示出しをしてトナメ進行が始まった後、2日目のサブ配信終了後は写真撮影をしていました。『事前準備を頑張るから当日に好きにさせてくれや』方式が完全に確立した瞬間です。

これはもう写真見てください!としか言いようが無いのですが、特筆すべきは全写真を単焦点レンズで撮ったことでしょうか。ハマった時の解像度とボケ感が抜群でした。1番のお気に入り写真がこちら。

プレイヤー、キャスター、観客の全てが1枚に収まった『オフ大会』という写真

今回で一区切りとした限界社会人式サブ配信

これも特に新しく言うことはないのでアーカイブ見て欲しいです!#7で完成形を迎えたという意味も分かっていただけるような気もします。

ただ#7から後ろの観客席の作り方を変えているので、現地観客目線ではサブ配信をやっていること、配信目線では選手の後ろにギャラリーが集まると様子が分かりやすくなりました。

https://www.twitch.tv/videos/1561724992?filter=highlights&sort=time

ちなみに...#7から感じていたのですが、自分のやるサブ配信は一定の役割を果たしたのでもう良いかな...くらいに思っています。IGNITE#2では『縁』がサブ配信やるということだったので、良いタイミングだと思って何もやらずにいました。

でも最近篝火#9どうしようかなと思ってたり...。これまでサブ配信って実況とかは何も入れずにやっていたのですが...実況あり見たいとかだったら今固まっているやり方もアップデート出来るのでモチベあるな~みたいな...。

4.主催としてDELTAの目指すもの

これまで篝火スタッフ1本でやってきましたが、#8の終わりと同時に新たな大会の立ち上げを目指して動き始めました。それが12月18日に開催した『DELTA』です。

www.youtube.com

この大会のコンセプトは自分ではなくDELTAのアカウントでnoteを書いて発信しているので、そちらをお読みいただけると幸いです。

note.com

数学や物理の世界ではデルタは「差分」や「変化量」を意味します。

篝火の活動でも僕は常に何か新しいことをやらせてもらってきたのですが、ここを飛び出して挑戦したいことが出来たので新しく大会を作りました。挑戦とかDELTAのコンセプトは試せる場とか、いかにもなことを言っていますが、本質は僕がただずっと同じことを続けていると飽きる性分だから毎回何かちょっと変わったことをやりたいだけなんですよね...。

昨今SWTとか色々あったじゃないですか。改めて、

その大会って何のためにやってるの?(≒あなたが大会をやっているモチベーションは何?)

選手目線でその大会に出る理由って何?(≒選手が参加したいと思う、選手ファーストで考えられた大会か?)

...ということを考えなくてはいけないタイミングになってきたように思います。

DELTAはその「?」に真正面から向き合って運営していければなと思っています。

終わりに

スマブラ Advent Calendar 2022、明日はふぁーむさんが投稿されるので是非チェックをお願いします!

最後に、DELTAのデザイナーであるマヲさん制作のDELTA#1の振り返りムービーを紹介して終わりにしたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

www.youtube.com

1人のスマブラ観戦勢がひょんなことから篝火スタッフになった話

f:id:takatou0711:20211211192637p:plain

今日更新の担当なのに当日悠長にEPIを見ながら書いてたのは内緒。

0.はじめに

どうもこんにちは、限界社会人ナナミと申します。寝椅子(@newenwere)様主催のスマブラAdvent Calendar2021にこの度参加させていただきました。

この記事では一スマブラ観戦勢だった僕が、色々な流れに乗った末に篝火(篝火(かがりび)さん (@KAGARIBI_smash) / Twitter)という大型オフ大会のスタッフになった経緯を語らせていただければと思います。

過去記事、そしてこれから掲載される予定の記事は以下のリンクから全て参照できますので、是非ご参照ください。

スマブラ Advent Calendar 2021 - Adventar

f:id:takatou0711:20211211124553p:plain

ちなみに前後に記事についての紹介依頼があるので昨日の記事を紹介していきたいと思います!

f:id:takatou0711:20211211124720p:plain

v.kuku.lu

無茶言うな。

1.全てのきっかけとなったがくとコロシアム

元々ネスを使っていたこともあって昔からのがくと配信リスナーだったのですが、今年から配信がTwitchメインとなり、サブスク特典として視聴者同士の対戦が行われるようになりました。この対戦企画では最後の1戦だけ視聴者をボイスチャットに入れて話させてから対戦する『がくとコロシアム』というものが行われます。


www.youtube.com

確か最初は声出しでやるつもりもなかったようですが、確か競馬でいうところのパドックみたく参加者の人となりとかスマブラの自信を聞いてみて賭博しようみたいな流れになったのだと記憶しています。(視聴者対戦ではチャンネルポイント予想、通称『賭博』をやっているので視聴者側の賭け要素が強い)

その場のノリで始まったのですが、何とその初回に僕が参加してしまった上に動画にも残ったことで、その時のリスナーや動画視聴者にちょっとだけ名前を覚えてもらいました。思い返したら全てのきっかけはこれだったんですよね。

2.初めての篝火と配信席

篝火#3

6月26,27日に2日制で行われた関東大型大会。初回と第2回は参加人数も少なく上位勢が多くを占めている雰囲気もありましたが、今回は1日目の予選を午前午後ブロックに分けることで参加人数を増やすやり方をしていました。

ということもあり無事申請を勝ち取れたので意気揚々と参加。1勝しか出来なかったですが、現地の雰囲気を感じられて非常に楽しめました。

当初の予定だと予選敗退者は2日目入場は出来なかったのですが、2日目見学枠が追加されたのでがくとさんの応援もしたかったので続けて行くことに。ここの申請を勝ち取れたのも大きかったですね。

トナメ開始前にがくとさんに挨拶をした後は、がくとさんを中心にTwitterライブで配信台以外の対戦を配信する戦場カメラマン活動をやっていたりしました。

この時から「スタッフ大変そうやな」と思い両日とも最後の方まで会場にいて片付けを手伝っていました。そこでがくコロで『限界社会人』という存在が知られていたことが幸いして、EGSの配信スタッフにしてがくと配信を支える偉い人(最近はSSQMの父としても有名)、wawonさんと始めて会話する機会がありました。

この時は普通に挨拶したくらい。ここから時は進んで舞台は10月へ。

西武撃#8

緊急事態宣言が明けた10月10日に行われた、西東京を中心に開かれているオフ大会。篝火からしばらくオフ大会自粛状態になりましたが、久々に規模の大きい大会の開催とあって自分も久々にトーナメントに参加することに。

この前の篝火では1勝したので今回も何とか1勝と思っていたのですが結果は最速負け、Bクラストナメでも良いところなく普通に負けてしまいどんよりとした気持ちで振り向くと何か後ろにがくとさんが座っていました。

(え?もしかして今のボロ負け見られてた?いやでも普通に配信席の対戦見てただけかもな…)といった気持ち。

何も良いところがない対戦内容だったので「見てました?」とか聞くことも出来ず…そもそも完全に落ち込んでいたこともあって何も言葉が出ず…嫌な沈黙がその場を支配していました。

そんな沈黙を破ったきっかけは当日配信をしていたwawonさん。篝火#3以来の再開。がくとさんと少し会話した後に僕にも気づいて軽く挨拶をしたと思ったら。

wawonさん「ちょっとげんしゃかさん、配信、こっち」

僕「ふぁ???」

がくとさん「あ、転職?がんばって」

何かいきなり会場の奥の方に連行されました。

連れてこられたのは実況席の更に奥に用意された配信席。

     ↓wawonさん

f:id:takatou0711:20211211021531p:plain

    ↑EGSスタッフ

wawonさん「じゃあ僕ら飯食べてくるんで、配信よろしく!」(ざっくり意訳)

飯かよ。

人手が薄くなる分の緊急オペレーション要員、割とガチでこんな感じで僕は配信席に座ることになったのです。

流石にスタッフ全員いなくなったとかではなく、かるぴすさん(ぴす. (@karupist) | Twitter)が現場で僕にオペレーションを教えてくれました。Very感謝。

配信はすでに進行しているのでセッティングとか何もいじることはなく、何をやるかというとスイッチングとスコアボードの更新がメインでした。ここは非常に感心した部分なのですが非常にシステマティックにやり方がまとまっていて、ノウハウを覚えればいきなり座らされた僕でも出来る確立された手順が用意されていました。組織として素晴らしい点だと思います。

とはいえスイッチングについては経験が重要だなと思ったのがタイミング。

かるぴす大先生「ちょっと今のは早かったっすね」

僕「あぅ…」

かるぴす大先生「そこはフェードじゃなくて普通の画面切り替えで良いですね」

僕「あぅぅ…」

色々指摘されながらでしたが全員が帰ってくるまで何とかやりきりました。是非見てね。


www.youtube.com

ここまで書いた感じだと無理やりこきつかわれた印象を感じられると思いますが、その実最も配信台に近く、ゲーム画面と選手の表情を見ながら対戦を見れるという、スマブラのオフ大会の観戦が好きな人間にとって配信席は神の空間でした。

当日配信のスタッフとして参加していたてんぷらさん(てんぷら/Tempra (@tempra_chan) | Twitter)やめがちさん(めがちさん (@MEGACHASER__) / Twitter)とも会話しながら、落ち込んでいた気持ちも忘れるくらい楽しくやらせてもらいましたね。

3.必勝法がある

西武撃の後、篝火#5の申請を控えて思い悩む僕。

この時の募集要項は会場の定員との兼ね合いもあり、選手参加する場合は勝ち上がらないと2日目には参加出来ないというものでした。つまり選手特化として行くか観戦勢として行くか選ぶ必要がありました。(これは後に2日目見学枠とか出来たのですが)

そんな時にとあるDMが。

「篝火両日行くための必勝法がある」

ライアーゲームかよ。

DMの主はこの時篝火スタッフとして参加しており、がくと鯖(がくと配信のリスナーが入っているDiscord)の知り合いでもあったマヲさん(マヲ@固定ツイート見て~さん (@maonoe525) / Twitter)。Live2Dモデリングだったり篝火ではデザイナーとして画像とか動画素材とかテロップ作ったをかなり凄い人。

「スタッフ優先権で参加したら初日で負けても2日目行けるじゃん」

その手があったか。

後付っぽく聞こえそうですが、前回の篝火からスタッフ参加への興味はありました。個人的にイベントを運営する側で働くのは好きだったし、また配信の手伝いをしたい気持ちもあったのでwawonさんに頼んでみることに。

僕「西武撃の配信手伝ったやろ、篝火スタッフもやらせて」

wawonさん「いけます」

うおおおお感謝します!わをーんいつもありがとう!わをーんに、告白しようと思っている!

次の篝火まで1ヶ月もない時期でしたが、晴れて篝火スタッフへとなりました。

4.スタッフとして参加した篝火#5

Day1

詳細なところは企業秘密ということであんまり書けない点をご容赦ください。

西武撃での流れもあって、配信の手伝いメインで参加。初日は机出したりモニター出したりしつつ選手兼スタッフでもあったので午前のトナメに出場。無事に最速敗退したけども。

ちなみに来場した人は結構見かけたと思うのですが、受付の先に設置していた篝火バックボードの組み立てもやりました。実は明確に用途が決まっていなくて、当日に撮影スペースに使うのが良いんじゃね?となったやつ。

ちなみにスパイダーマンさんと同じ予選プールでした。

午後からは配信席に移動して配信オペレーションを担当。

写真左端に写り込んでる腕は僕の腕です。

こんな画面と機材でスイッチングとかやってたんだーという視点でアーカイブを見てもらえると嬉しい限りです。個人的に初日一番印象に残ったベストバウトはRaito vs Ly戦。


www.youtube.com

Day2

2日目はスタッフとしてフル参加。が、意外と忙しいことにはなっていなかったのが実情。1日目はEGSスタッフが配信席を離れることが多く、必然的に自分の出番も多くなったのですが2日目はずっと配信要員がいたのでやることが少なくなってしまいました。


www.youtube.com

観客も多く、久しぶりに"大型大会"らしい熱を感じられたこともあり大会自体は非常に良いものだったと思います。ですが個人的には出来ることの幅の狭さという大きな課題を感じる結果となりました。

ただ今回は始めての参加、次は改めて出来ること探して頑張ろうかなという気持ちでもあります。今後のことは次の章にまとめました。

さて、ここまで読んでくれた方の中には篝火スタッフに興味のある方もいらっしゃるかもしれません。実際に篝火アンケートには大会運営に興味ある方の質問もありました。是非そのQAも御覧ください。

Q.大会運営を手伝いしたい、スタッフになりたいという場合はどうしたらいいのでしょうか

A.篝火のtwitterなどにご連絡ください。

Q.スタッフの方に必要な知識、技能などはありますか?

A.特にありません。大会があって欲しいと考え、そのために主体的に行動できる方は向いていると思われます。

「篝火#5」大会運営Q&A - Google ドキュメント から引用

5.今後について

次回の篝火#6にもスタッフとして引き続き参加する予定です!

この記事を書いている時には提案は出しているとは思いますが、1つやってみたい取り組みがあるので粛々と検討と準備を進めていこうと思います。前回よりも篝火に貢献できたら良いなと思う次第です。

まだ申請ページなどは出来ていませんが、今までオフに行ったことない人も好きな選手の試合を直接見てみたいという人も、是非1月の篝火#6への参加をお待ちしております!

篝火スタッフとしてだけでなく、一スマブラ勢としてやりたいことも多々あります。動き出しているのが小規模な宅オフ開催。知り合いレベルから募集かけてみて、うまく軌道に乗れば公募する予定。乞うご期待。

それと最近スマブラ上位勢の配信が活発になっていることで話題のTwitchで配信もしているのでチャンネル登録とサブスクよろしくな!

https://www.twitch.tv/takatou0711

6.終わりの独り言

確か篝火1日目。

配信開始前の配信席で、その時ちょうど僕とマヲさんしかいなかったところに1人の選手が声をかけてきた。どうしたのかなと思ったら「いつも配信ありがとうございます、今日もよろしくお願いします」と、何と挨拶に来てくれたらしい。

僕は「いつも」という言葉をもらうのはふさわしくないなと思いながらも「こちらこそありがとうございます」と返したような気がする。びっくりしてあまり覚えていないというのが本音。

マヲさんと「ありがたいね」みたいなことを言い合ってた気がする。僕は大会への優先参加と配信席で観戦できる以上のリターンは求めていなかったけど、スタッフやってて良かったなと思ったし次のモチベーションにもなる特典をもらえた。

まさかその時挨拶に来てくれた人が約10日前にリリースされたばかりのソラ単騎での篝火優勝をやってのけるとは、この時は全く思っていなかった。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


www.youtube.com

…これあの「FAXの仕組み」を作った人と同じ人が作ったってマジ?