IP2:インタープリターは自ら喋らない!?
平成22年3月3日
インタープリテーションのススメ
「インタープリターは自ら喋らない!?」
さて~
前回の記事で、
「インタープリターって何ぞや?」ってことを
長々と書いちゃいました。
簡単に要約すると、
1.インタープリターは、一方通行のメッセージではダメ!
2.対象と対象の相互理解を深めるように!
3.でも、インタープリターと呼ばれている人に、これを出来ている人が少ない!
こんな感じかな?
→にゃんぱち 地球生態園 : 【インタープリターのススメ】・その1
さてさて、
では、今回はインタープリターの仕事を、
もう少し具体的にお話ししていきましょうヽ(≧▽≦)ノ
以前、
とても楽しいインタープリテーションを実践している
知り合いのインタープリターの方が、
次のような事をおっしゃっていました。
「僕の先輩は『優秀なインタープリターほど、自ら喋らない』と言っていた」
さて、「優秀なインタープリターほど、自ら喋らない」・・・。
実は、この一言にインタープリターの立ち回り方の全てが込められているんですが・・・
ここで、ちょっと想像してみてくださいね。
ガイドでも、ツアーでも、自然観察でも、博物館案内でも・・・
何でも良いんですが、目の前にガイドさんが居たとしましょう。
その人が「しゃべらない」ってイメージできますか?
例えば、バスガイドさん。
「右手に見えますのはぁ~ ○○○○です~」
どうですか?
自ら喋らないバスガイドさんなんて想像できませんよね?
ところが・・・
インタープリターは、
優秀なほど自ら喋らないらしいんです!?
では、逆にインタープリターを想像してみましょう。
ここで想像するのは、
「言語を通訳する」本来の意味の通訳者の仕事ですよ。
一般的に想像しやすいのが、
海外映画の宣伝をしにきた海外映画俳優と、
日本リポーターって言うのはどうでしょう?
その光景を想像してみてください。
インタープリターは、
その「海外の映画俳優」と「日本のリポーター」の間に入って、
お互いの言語を通訳し合っています。
こういった現場の場合、
インタープリターが、「自ら話を始めること」はありませんよね?
通常は、「日本のリポーターが質問」し、
「インタープリターが海外の映画俳優に通訳」して、
「海外の映画俳優が、その質問を回答」し、
さらに、「インタープリターが日本のリポーターに通訳」して、
「リポーターは海外の映画俳優の回答を知る」わけです。
んー、
文章にするとわかりづらいですね(・ω・;)ヾ
若干、解りやすくなったかな?
そうなんです。
この例えでいくと、
「日本のリポーター」、または
「海外の映画俳優」から喋り始めることはありますが、
「インタープリター」から喋り始めることはありません。
だって、インタープリターの仕事は通訳!
自ら喋りはじめることは無いはずなんです!
つまり、『優秀なインタープリターほど、自ら喋らない』っていうのは
まさにインタープリターの仕事に徹底すると、そうなるんです。
「ガイド」≠「インタープリター」であることが解りますよね。
しかしながら、「はじめに」の部分でも話しましたけど、
対象を相互に通訳しながらガイドをすれば、
インタープリターガイドとなります!
ただのガイドではなく、相互理解を加えるため、
お客様は楽しく、理解を深めながらガイドに参加できるんです!
さて、「優秀なインタープリターほど、自ら喋らない」・・・。
実は、私のインタープリターの先生も、この言葉に近い事を仰っていました。
「優秀なインタープリターは、自ら知識の引き出しを開けない」
この言葉の意味に関しては、またの機会に少しお話ししたいです♪
さて、次回も
もう少し、「インタープリター」の仕事について語りますよ!
*今のところ・・・ここでは、インタープリターの基礎的な部分しか話せていません。
*面白くなかったらゴメンナサイね(´・人・`)
インタープリターに興味がある方、
質問などなども受け付けていますので、コメントしてくださいね。
私に解る範囲であれば、お返事しますよ―――★
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インタープリテーションのススメ
「インタープリターは自ら喋らない!?」
さて~
前回の記事で、
「インタープリターって何ぞや?」ってことを
長々と書いちゃいました。
簡単に要約すると、
1.インタープリターは、一方通行のメッセージではダメ!
2.対象と対象の相互理解を深めるように!
3.でも、インタープリターと呼ばれている人に、これを出来ている人が少ない!
こんな感じかな?
→にゃんぱち 地球生態園 : 【インタープリターのススメ】・その1
さてさて、
では、今回はインタープリターの仕事を、
もう少し具体的にお話ししていきましょうヽ(≧▽≦)ノ
以前、
とても楽しいインタープリテーションを実践している
知り合いのインタープリターの方が、
次のような事をおっしゃっていました。
「僕の先輩は『優秀なインタープリターほど、自ら喋らない』と言っていた」
さて、「優秀なインタープリターほど、自ら喋らない」・・・。
実は、この一言にインタープリターの立ち回り方の全てが込められているんですが・・・
ここで、ちょっと想像してみてくださいね。
ガイドでも、ツアーでも、自然観察でも、博物館案内でも・・・
何でも良いんですが、目の前にガイドさんが居たとしましょう。
その人が「しゃべらない」ってイメージできますか?
例えば、バスガイドさん。
「右手に見えますのはぁ~ ○○○○です~」
どうですか?
自ら喋らないバスガイドさんなんて想像できませんよね?
ところが・・・
インタープリターは、
優秀なほど自ら喋らないらしいんです!?
では、逆にインタープリターを想像してみましょう。
ここで想像するのは、
「言語を通訳する」本来の意味の通訳者の仕事ですよ。
一般的に想像しやすいのが、
海外映画の宣伝をしにきた海外映画俳優と、
日本リポーターって言うのはどうでしょう?
その光景を想像してみてください。
インタープリターは、
その「海外の映画俳優」と「日本のリポーター」の間に入って、
お互いの言語を通訳し合っています。
こういった現場の場合、
インタープリターが、「自ら話を始めること」はありませんよね?
通常は、「日本のリポーターが質問」し、
「インタープリターが海外の映画俳優に通訳」して、
「海外の映画俳優が、その質問を回答」し、
さらに、「インタープリターが日本のリポーターに通訳」して、
「リポーターは海外の映画俳優の回答を知る」わけです。
んー、
文章にするとわかりづらいですね(・ω・;)ヾ
日本のリポーターが質問
↓
インタープリターが海外映画俳優に通訳
↓
海外の映画俳優が回答
↓
インタープリターが日本のリポーターに通訳
↓
日本のリピーターが回答を理解。
若干、解りやすくなったかな?
そうなんです。
この例えでいくと、
「日本のリポーター」、または
「海外の映画俳優」から喋り始めることはありますが、
「インタープリター」から喋り始めることはありません。
だって、インタープリターの仕事は通訳!
自ら喋りはじめることは無いはずなんです!
つまり、『優秀なインタープリターほど、自ら喋らない』っていうのは
まさにインタープリターの仕事に徹底すると、そうなるんです。
「ガイド」≠「インタープリター」であることが解りますよね。
しかしながら、「はじめに」の部分でも話しましたけど、
対象を相互に通訳しながらガイドをすれば、
インタープリターガイドとなります!
ただのガイドではなく、相互理解を加えるため、
お客様は楽しく、理解を深めながらガイドに参加できるんです!
さて、「優秀なインタープリターほど、自ら喋らない」・・・。
実は、私のインタープリターの先生も、この言葉に近い事を仰っていました。
「優秀なインタープリターは、自ら知識の引き出しを開けない」
この言葉の意味に関しては、またの機会に少しお話ししたいです♪
さて、次回も
もう少し、「インタープリター」の仕事について語りますよ!
*今のところ・・・ここでは、インタープリターの基礎的な部分しか話せていません。
*面白くなかったらゴメンナサイね(´・人・`)
インタープリターに興味がある方、
質問などなども受け付けていますので、コメントしてくださいね。
私に解る範囲であれば、お返事しますよ―――★
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by mikenekohanten
| 2010-03-09 18:32
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