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【自作ドローンの製作Ⅲ】第5回:ソフトウェアの開発環境構築

はじめに

第4回でハードウェアを完成させました。

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第5回から徐々にソフトのほうへ移っていきます。今回はソフト開発のための環境構築について書いていきます。

開発環境構築

使用するマイコンはTeensy4.1なのでArduinoで開発できます。開発環境としては下記です。

  • エディタ:VS Code
  • 開発環境:Platform IO

Platform IOはArduino IDEよりもビルドが早いと感じているのでこちらを使います。ユニットテストや静的解析もやろうと思えばできる環境です。

右クリックでVS Codeを起動できるようにするためのインストール設定

いまさらVS Codeのインストールを書く必要はないと思いますが、インストール時にやっておいたほうが良い設定があったので覚書として書いておきます。

インストール時に下記赤枠にチェックを入れると便利でした。

何ができるようになるかというとファイルやフォルダを右クリックしたときに「Code で開く」というのが表示されるようになります。これで選択したファイルやフォルダを直接VS Codeで開けるようになります。これが地味に便利です。

Platform IOのインストール

Platform IOはVS Codeの拡張機能から入れることができます。

プロジェクトの作成

Platform IOのHOME画面の「New Project」から作成できます。

自分の環境に合わせて設定します。プロジェクト作成の場所を変えたい場合は「Location」のチェックを外して自分で設定できます。

作成すると下記のようなプロジェクトが作成されます。

書き込むときは左のPlatform IOアイコンをクリックしたときに出てくる画面で「Upload」をクリックします。

Clang-formatの適用

Clang-formatは、設定したルールに基づいてコードを自動整形してくれます。自分好みのルールで整形してくれるので便利です。下記のサイトを参考にしました。

www.kumikomist.com

Clang-formatの設定ファイルは下記のサイトが自動生成してくれるので便利です。

pystyle.info

静的解析の実施

Platform IOは静的解析ができます。CppCheckやClang-Tidyなどが使えるようです。詳しいことは下記参照。

docs.platformio.org

静的解析を実施するのは簡単で「Advanced」の「Check」をクリックすればできます。結果はターミナルに表示されます。

もう1つの方法は「PIO Home」の「Inspect」タブからも解析できます。

こちらから実施したほうが結果は見やすい気がします。

おわりに

ここまでの変更は下記リポジトリのタグ「第5回」を参照してください。

github.com

開発環境を整えたので次からはコードを書けるかな?

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