今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

一山いくらのプログラマの罠

一山いくらのプログラマを雇うと、仕事を始めるまでに膨大な教育コストがかかる罠。さらに、かけた教育コストも無駄になる罠。優秀な人は知識が豊富で教育コストはほとんどかからない。教育コストをかければコスト以上のメリットを受けられる。
一山いくらのプログラマを雇うと、発注側で膨大なコストをかけて詳細な文書を作成し、こと細かに指示しないと動いてくれないし、しかも目的を達成してくれない罠。優秀な人なら要点へのポインタだけ示せばドキュメントを読み、コードを読み、自分で情報を集めて目的を達成してくれる。
一山いくらのプログラマを雇うと、もし指示ミスがあると指示ミスを盾に居直られてしまう上、改善するには納得のいかない追加料金を取られる罠。優秀な人なら指示ミスを指摘できない自分にも責任があると認識して謝ってくれるし、追加のコストは仕方ないと思える。
一山いくらのプログラマを雇うと、スパゲティコードの山を築き上げられ、将来的に膨大なコストを負担しなければいけない上に、怒りとストレスと残業で体調まで崩す罠。優秀な人のコードは保守しやすく、しかもコードを読めば自分まで勉強になるおまけ付き。
一山いくらのプログラマを雇うと、中にはたまにやる気がある人がいる。でも、周囲の一山いくらの先輩方の妨害で成長が阻害される上、社内のメンバーにも悪影響を与える。優秀な人はお互いに研鑽しあい、社内のメンバーにも前向きな気持ちを与えてくれる。
言うまでもないけど、すべてのプログラマは「一山いくら」からスタートする。そこから抜けるのかどうかはその人次第。
とっても重要な追記
一般的には300万円/月×2人より60万円/月×10人の方が5倍の成果が上がると思われている罠。
かなり個人的な追記
100円の発泡酒が何本あろうと手をつけないが、300円の黒ギネス1本があればそれなりに満足できる現実。