キングオブ縁側!!タカラ湯!!!と北千住探訪!!!

東京23区には銭湯大国が二つある。

それは、黒湯が出る大田区(品川区)、キングオブ銭湯大黒湯、キングオブ縁側タカラ湯を要する足立区だ。

二つの街の共通点は宿場町という点だろうか?

どちらにしても、23区の中でもこの二つの区は他の地域と比べて銭湯の数もたくさんあるしどちらも下町だからか、やぐらの破風造りの富士山が描いてある昔ながらの東京型銭湯がたくさん残っている。


今回は足立区は北千住。キングオブ縁側のタカラ湯に行って来た。
何故キングオブ縁側かというと、銭湯の王様的外観と内装と広さキングオブ銭湯大黒湯に対してタカラ湯は贅沢で立派な縁側から見える日本庭園があることからその名がつけられている。





tite:駅はイメージとは違い丸井やルミネなどファッションビルが併設されている


駅に着いていろいろ探索。
北千住はグルメな街だ。



title:立ち飲み天七。とてもうまい串揚げ専門店。だけど、僕が印象的だったのはタバコの吸い殻やゴミとか地面にポイポイ捨ててもいいのだ。それもアルコール飲まない人は持ち込みok!普段気まづくて出来ない事が可能な少し変わった名店





title:「かざま」という総菜屋。あいにく僕はお腹がいっぱいだったので何も食べれなかった。それにしても安い。。





title:実に怪くカオスな洋食レストラン。テレビにも紹介されてるようだけど店頭の情報が多過ぎて何をPRしたいのかが分からない。。





さて、寄り道はこれくらいにして宿場町通りを北にタカラ湯へと向かう。

宿場町通りには昔ながらの家々やお店がたくさん残っていてその一つが「かどやの槍かけ団子」。


title:一つ90円かそこらでみたらし団子が食えるんだけどめちゃめちゃおいしい!



何故やりかけ団子なのか?とおばちゃんに聞くと、宿場町をもう少し荒川方面に行くと「槍かけの松」という松があってその昔江戸時代参勤交代で休む際にその「槍かけの松」に槍を立てかける事で地名が出来て、この団子屋はそこからとったらしい。



団子を食いながら、タカラ湯に向かう。実はタカラ湯は駅からかなり遠い。。



タカラ湯もほど近くなってきて、ひっそりとした下町らしいゴミゴミした住宅街に入る。




するとあらま、珍しい!移動おでんやを発見。

豆腐屋、焼き芋屋はよくあるがおでんやは初めて。



title:写真を撮られ馴れてるのか心良く写真に応じてくれた


値段もびっくりするくらい安い!!
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今まで食べたおでんでホントッ一番うまかった!!じゃがいもがホクホク!!!
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そして、目的地タカラ湯に着く!!!


title:タカラ湯外観。駅から歩いて15分くらいか


title:昔のタカラ湯の洗い場


title:玄関先に飾られた七福神の木彫り


まず、玄関先に飾られた七福神の木彫りに目がいく。
とんでもない立派なその七福神の木彫りは当時の価値にすると家が一軒立つの程だという。

こうして、玄関先に立派な木彫りが飾られた銭湯は繁盛している証なのだそうだ。
それもそのはず、終戦直後タカラ湯には一日1500人〜2000人もの客が押し寄せて居たという。




title:玄関先には江戸っ子らしい粋が見られる。


玄関先には他にも江戸っ子ならではの粋な表現が隠されている。さて、このシャレの意味がわかるかな??





title:脱衣場から見える鯉が住む池

title:絶好のロケーションだ



お風呂も脱衣所もとても大きく夕方4時頃、お客さんは僕以外60代以上のじいさん達が10数人入っていた。
タカラ湯の人気はいまでも凄い。


さて、この目玉の日本庭園は期待を裏切らず立派なものだった。
しかも、男湯にしかこの日本庭園は無く女の人にはとても申し訳ない事なのだけど、この特別感がまた僕の銭湯ココロをそそる。



もう少し暖かくなると風呂上がりの身体を冷ましながらコーヒー牛乳を片手に将棋をうつのもいいだろう。

ただ、この素晴らしい銭湯を知る人は近所の人と銭湯好きしかいない。


もっとこの他とは一味違う銭湯タカラ湯をみんなにもあじわってほしい。

タカラ湯ホームページ
http://slowtime.net/takarayu/index.html



作村裕介